城彩苑は、日本3名城の熊本城の隣りにある観光施設です。江戸時代には、ここは桜の馬場と呼ばれ、馬の稽古の場所でした。コンセプトは、「熊本のシンボルである熊本城から、地域の食文化や歴史、伝統を発信しお城と城下町の魅力を高めたい」。飲食店と物販店で構成される「桜の小路」と、肥後54万石の歴史と文化を体感する新しい感動体験「湧々座(わくわくざ)」の2つの複合施設です。
桜の小路には23店舗があり、熊本特産品や特徴のある飲食店が並んでいます。江戸時代の外装を模した平屋建ての店舗の外観は、落ち着いた雰囲気です。まったく新築であるものの、いいですね。
熊本といえば、「くまモン」。ゆるキャラで圧倒的な、地名度と人気を誇っているのは、今でも変わっていない。もはや、どの観光地にも定着しています。
<くまモンは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/23244415.html
現代建築であるにもかかわらず、クラシカルな意匠を踏襲することは、決して悪いことではない。
個人的に、すごく良かったのが、歴史文化体験施設「湧々座」です。ここでは、江戸時代の熊本城の姿を完全再現したコンピューターグラフィックを観る映像シアターです。考え抜かれた清正公の城造りを新しい視点から紹介。最新鋭の映像技術を駆使したバーチャルリアリティ映像により、楽しく分かり易いコンテンツで熊本城下の歴史と文化が学べます。「不落の名城」と呼ばれた熊本城(実際に、西南戦争で天守は焼け落ちたものの、谷干城の活躍で落城しなかった)。その天下の名城熊本城を築いた加藤清正の城造りを、解説付で約20分、じっくりと堪能。外国人向けに英語のキャプションもありました。
熊本大震災発生直後の熊本城の被災状況の映像展示が、凄かった。下の写真は熊本城大天守ですが、屋根瓦ののほとんどが落ちていて、部材が剥き出しになっているのがわかります。
天守閣だけでなく、場所によっては櫓そのものが、全壊・倒壊している。
熊本城北側に位置する戌亥櫓は、建物自体の外観には大きな影響がないように見えますが、その基礎である石垣部分が内部から崩落しています。これでは建物がその重みでたわんでしまいます。いずれ崩落の危険性があるのは、素人が見てもわかります。
悲惨な被災状況ですが、いくつか被災に遭ったことでの発見もありました。これは石垣裏面に掘られた、人の形をしたポンチ絵。石工のちょっとした遊び心でしょうか。
その他にも、石垣が崩落したことで、西南戦争の際に使われた物品が、再発掘されたそうです。
熊本城天守閣再建のための、「一口城主」の募集。一口一万円で熊本城の「城主」になれます。浄財はきちんと連番管理され、端末からご自分の城主ナンバーを確認することができます。ちなみにこの一口城主の寄附をすると、熊本市長から感謝状がいただけるとともに、市内の公共施設や提携飲食店で、割引が受けられる「城主手形」が発行されます。
熊本が輩出した偉人の業績に対するクイズが、偉人との対局というシチュエーションで設定されていて、興味深かった。
5問中4問以上正解だと認定され、臣下に加わることが許されるお言葉をいただけます。おもしろい。
今昔散歩では、熊本の城下町の現在と江戸時代とを比較します。同じ床に、現代の航空写真と、江戸時代の絵図を重ねることで、地形や歴史スポットをみます。
時代衣装のコスプレ!で無料のなりきり体験です。外国人に特に人気のようで、これを着て館内を歩いたり、撮影したりするのは自由。香港人カップルもやっていました。お姫様お殿様・町娘や忍者などいろんな職種が用意されています。ぞうり等の小物も充実していたのが印象的でした。
城彩苑の外には、ペットボトルで汲上げた熊本城天守閣がありました。被災を受けて、市内の生徒さんが熊本城の再建を願って作り上げたそうです。熊本城は、市内の人達の心の心棒・シンボルなのだなあと、あらためて感じました。
桜の小路には23店舗があり、熊本特産品や特徴のある飲食店が並んでいます。江戸時代の外装を模した平屋建ての店舗の外観は、落ち着いた雰囲気です。まったく新築であるものの、いいですね。
熊本といえば、「くまモン」。ゆるキャラで圧倒的な、地名度と人気を誇っているのは、今でも変わっていない。もはや、どの観光地にも定着しています。
<くまモンは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/23244415.html
現代建築であるにもかかわらず、クラシカルな意匠を踏襲することは、決して悪いことではない。
個人的に、すごく良かったのが、歴史文化体験施設「湧々座」です。ここでは、江戸時代の熊本城の姿を完全再現したコンピューターグラフィックを観る映像シアターです。考え抜かれた清正公の城造りを新しい視点から紹介。最新鋭の映像技術を駆使したバーチャルリアリティ映像により、楽しく分かり易いコンテンツで熊本城下の歴史と文化が学べます。「不落の名城」と呼ばれた熊本城(実際に、西南戦争で天守は焼け落ちたものの、谷干城の活躍で落城しなかった)。その天下の名城熊本城を築いた加藤清正の城造りを、解説付で約20分、じっくりと堪能。外国人向けに英語のキャプションもありました。
熊本大震災発生直後の熊本城の被災状況の映像展示が、凄かった。下の写真は熊本城大天守ですが、屋根瓦ののほとんどが落ちていて、部材が剥き出しになっているのがわかります。
天守閣だけでなく、場所によっては櫓そのものが、全壊・倒壊している。
熊本城北側に位置する戌亥櫓は、建物自体の外観には大きな影響がないように見えますが、その基礎である石垣部分が内部から崩落しています。これでは建物がその重みでたわんでしまいます。いずれ崩落の危険性があるのは、素人が見てもわかります。
もはや遺跡?のレベルまで、完全に崩壊してしまった櫓も多数。マスコミ報道では、特徴的な天守部分ばかりが報道されますが、城全体がめちゃめちゃになっていました。
悲惨な被災状況ですが、いくつか被災に遭ったことでの発見もありました。これは石垣裏面に掘られた、人の形をしたポンチ絵。石工のちょっとした遊び心でしょうか。
その他にも、石垣が崩落したことで、西南戦争の際に使われた物品が、再発掘されたそうです。
熊本城天守閣再建のための、「一口城主」の募集。一口一万円で熊本城の「城主」になれます。浄財はきちんと連番管理され、端末からご自分の城主ナンバーを確認することができます。ちなみにこの一口城主の寄附をすると、熊本市長から感謝状がいただけるとともに、市内の公共施設や提携飲食店で、割引が受けられる「城主手形」が発行されます。
熊本が輩出した偉人の業績に対するクイズが、偉人との対局というシチュエーションで設定されていて、興味深かった。
5問中4問以上正解だと認定され、臣下に加わることが許されるお言葉をいただけます。おもしろい。
今昔散歩では、熊本の城下町の現在と江戸時代とを比較します。同じ床に、現代の航空写真と、江戸時代の絵図を重ねることで、地形や歴史スポットをみます。
時代衣装のコスプレ!で無料のなりきり体験です。外国人に特に人気のようで、これを着て館内を歩いたり、撮影したりするのは自由。香港人カップルもやっていました。お姫様お殿様・町娘や忍者などいろんな職種が用意されています。ぞうり等の小物も充実していたのが印象的でした。
城彩苑の外には、ペットボトルで汲上げた熊本城天守閣がありました。被災を受けて、市内の生徒さんが熊本城の再建を願って作り上げたそうです。熊本城は、市内の人達の心の心棒・シンボルなのだなあと、あらためて感じました。