吉田みきと ほぼ毎日ブログ

「死して不朽の見込みあらばいつでも死ぬべし。 生きて大業の見込みあらばいつでも生くべし。」 吉田松陰・高杉晋作語録   「金もいらぬ、名誉もいらぬ、命もいらぬ人は始末に困るが、そのような人でなければ天下の偉業は成し遂げられない。」 西郷隆盛・山岡鉄舟語録

2016年02月

インジェクション加工肉 ステーキ宮

基本的に、人工的な「加工肉」は口にしないポリシーです。どんな加工がされているかわからないからです。外食ステーキ宮はよく入るお店ですがその加工肉が、白昼堂々とランチでインジェクション加工肉が提供されていました。「インジェクション加工肉」、「インジェクション肉」もしくは「脂肪注入加工肉」等と呼ばれる、肉です。おっかなびっくり食べて見ました。

加工牛肉であることを明記しなければ、「食品偽装」となりますが、きちんと明記すれば、コストパフォーマンスが良いこともあり、実は、外食産業ではかなり普及しているようです。牛肉ステーキ3切れと、牛肉のデミグラソースの2種類のおかず+スープバー+ライスがついて、1,180円です。

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こちらが現物。焼き方はミディアムで注文すると、かなりレアな状態で運ばれてきます。これを備え付けの熱い鉄板で自分でお好みに焼いて食べます。見た目は、かなり美味しそうです。実際、食べて見ると・・・かなり美味しい。脂身の少ない赤身に、適度に牛脂を差入れていることで、柔らかいし、脂身の甘さもよい。たった3切れなので、味わう間もなく食べきってしまいましたが、これくらいの量ならOKかも。

聞くと、本来、適度のサシがはいった霜降りの肉は、赤身の肉の5倍くらいの値段がするらしい。食感としても、硬い繊維状組織が柔らかくなるので、加工前に比べて味わいが増すそうです。

心配は、どんな脂がどの程度、追加されているかわからないことです。ただ、通常、和牛の牛脂は廃棄される運命にあるので、それを使うことで、脂の材料コストはそれほどでもないはず。また、脂の追加によるカロリー増は避けられないけれど、それは霜降り肉でも同じ。

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聞くところによると、フランス料理では子牛肉などの淡泊な牛肉にコクを加えるため、ピケ針で脂肪を差し込む「ピケ」という技法があるそうです。また、料理人は、肉を軟らかくするために調味液につけ込んだり、調味料を塗り込んだりすることもあります。ハムやソーセージではさまざまなエキス、調味料、安定剤、増粘多糖類、ph調整剤等が入れられています。そう考えると、他の牛の脂を、他の牛の赤身に差し込むことが、そんなに「悪」ではないような気がしていきます。少なくとも、どこまでが良くてどこからがダメか、線引きが難しい。

いっそ、「インジェクション加工肉」という一般名称をやめて、(仮称)「ゴールデンビーフ」とか「スーパービーフ」とかの名称を付して、抜群の味と食感の良さで、売り出したらどうでしょう。究極に研究すれば、そこらへんの出来損ないのブランド和牛よりもおいしい肉として、ブランドを確立することができるのではないか。そこまでにいたるには、相当の研究開発と、安全性の確保、消費者認知の浸透等の高い、極めて高いハードルはあるのでしょうけれども。


明治神宮のパワースポット 清正井

明治神宮の御苑の中に都会では珍しい湧水の井戸があります。東京都の調査では水温は四季を通じて15℃、毎分60リットルの水量があるらしい、「清正井(きよまさのいど)」です。加藤清正が自ら掘ったという伝説があります。これがいま、パワースポットとして注目されています。

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加藤清正は名高い武将であると同時に城造り・治水・干拓の技術にも優れていて「築城の名人」(熊本城・名古屋城)、「土木の神様」とも称されていました。「清正井」のあるこの地は江戸時代、加藤家の下屋敷があり加藤清正の子・忠広が住んでいました。まもなく加藤家が絶え、その後井伊家の下屋敷となりました。 

その後、神宮御苑となり、明治天皇と皇后がこよなく愛した美しい庭園となりました。「清正の井戸」は毎分60リットルといわれていますが、とてもそんな水量とは思えない。現在は、その数分の一の水量でしょう。
 
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このパワースポットにあやかるために、連日たくさんの方が訪れています。庭園の最も奥に位置しているのもかかわらず、ここを目指して来るのです。清正井の前では、警備員が立つほどの行列。

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基本的に清正井に、手を入れたり、飲んだりすることは禁じられています。許されているのは、警備員の方が配布している紙片を井戸に浸けて、それを持ち帰ることだけです。これが御利益があるとされていて、私もやって見ました。財布に入れて常時携帯していますが、確かに御利益あり、です。

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明治天皇が皇后のために植えたとされる花菖蒲園の先に、「清正の井戸」はあります。明治神宮御造営当時は、江戸系の48種があったと伝えられており、その後、増えて現在では約150種1500株が咲くそうです。冬期は一面枯れていて、何の散策路?という感じですが。
 
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こんなに大きい池が?!と感じる南池。これを隔雲亭という和室から、加藤清正も眺めたのでしょうか。

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清正井・南池・隔雲亭に入場するには、協力金500円をおさめる必要があります。無料の明治神宮内は喧騒があっても、こちらは静寂が流れています。一度、散策されることをオススメします。

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いつ行っても混雑している明治神宮。初詣では例年日本一の参拝者数です。現在の都心の広大な神域は、自然豊かな森となっていますが、そんなに古いものではなく、大正9年の鎮座時に植樹されたものです。祭神は、明治天皇と昭憲皇太后ででから、日本人のルーツである天照大神、皇室敬愛を色濃く感じる場所です。
 
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相馬中村城 相馬中村神社

相馬神社は相馬中村城跡(馬陵公園)にある神社です。祭神として天之御中主大神(あめのみなかぬしのかみ)が祀られています。ちなみに、天之御中主大神は、『古事記』の冒頭、天地のはじめのとき、高天原で最初に出現する神です。地味ですが、日本人オリジナルの価値観の元です。高天原にも、この現実の物質社会にも、目に見えない天之御中主神は、いるとされ、どんなに小さいものでも、どんなに汚いもののなかにも、空気にも地上にも、地下にも、石や動物にもあらゆるものの中に、天之御中主神がいるというものです。大宇宙のありとあらゆるものを創り、命を与える創り主に日本の古代人は、「天之御中主神」という絶妙の名前をつけました。この感覚は、キリスト教をはじめとする宗教以前の、日本人オリジナルの価値観です。

<絵で読む日本の神話 出雲井晶著は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/46452260.html
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奉納されている各種ののぼり旗も立派ですが、参道脇の神楽殿も、能舞台かと思うほど、しっかりした建物です。保存状態も良い。

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参拝の仕方が、明記されていて親切です。あらためて、神拝詞(となえことば)、祓え給え 浄め給え 守り給え 幸わえ給え(はらえたまえ きよめたまえ まもりたまえ さちわえたまえ)を、唱えます。

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のぼり旗の奉納には、大きい旗が4万円。小さめの旗が5千円。、明朗会計で、しっかりしています。

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地元の多数の方々が、神社の寄進に名を連ねているのがよくわかります。いかに地元の方々に愛されているところなのかを実感します。

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相馬中村城内には、地元高校?のグラウンドがあり、日常的に高校生が城趾で遊んでいるようでした。普段から先人達の即席にダイレクトに触れる機会は、自分たちのルーツを確認する上で、郷土愛を醸成する上で、とても大事なことだと思います。

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相馬中村城は、天守閣や塀が何も残されていません。それでも内堀、外堀が、当時のまま残されており、往事を忍ぶことができます。相馬市では、「中心市街地公共建築デザインコード」を市の要領として策定しています。これば、相馬市の約400年にわたる歴史・文化を踏まえ、旧相馬中村藩の城下町としての歴史的まちなみ形成を図るべく、公共建築物のデザインを統一したものにしようと、決めたものです。地域の誇りを持つため、一体感を持つため、きれいな街並みとするため、良い取組みだと思います。

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大國魂神社の大和舞

大國魂神社大和舞伝承会の方々による、 大國魂神社の大和舞を見る機会がありました。
大和舞は、いわき市平菅波の延喜式内大國魂神社に伝わる出雲流神楽で、一般には大和舞(やまとまい)と呼ばれています。その伝来は明らかではありませんが、江戸時代中期、享保年間にはすでにこの地で演じられていたといわれます。1952年以後、一時中断しますが、1985年に、30数年ぶりで奉納され、復活しました。舞は、「三番叟」「三本剣」「猿田彦舞」「恵比寿舞」「大黒舞」「天の岩戸舞」「天宇受売(あめのうずめ)」の7座が今に伝えられており、いわきで最も古い歴史を持つ芸能とされています。

以下、恵比寿舞の様子です。笛、太鼓、舞の様子は、素人目には雅楽に似ていると思いました。

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どうやらエビス様が、鯛を釣るお話しのようです(間違っていたら、すみません)。

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大和舞に使用される能面を、もくもくと製作・奉納されていらっしゃる方がおります。

<大和舞面と能面習作集は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/23389076.html

2016.2.28には、NHKホールで「地域伝統芸能まつり」にも出演するそうで、地域の誇りです。

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平商業高校 租税教室

平商業高校で、税理士会による租税教室が行われました。膨れあがる国の歳出に対して、どうやって歳入を確保するか?税金を上げるのか、支出を減らすのか。税金を上げるとすれば、どの税にするか。はたまた新税を作るか???高校生にグループごとに考えてもらって、最後に全体発表してもらいます。

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税理士会いわき支部からは、重鎮から若手まで総勢12名が参加協力しました。3月15日の確定申告期限の直前でご多忙のところ、税理士所長自らが、ボランティア参加です。

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今回参加したのは高校1年生全員で約200名です。ほとんどの生徒が、入学後1年以内に簿記3級に合格するそうです。利益概念が知っているのと知らないのとでは、理解度が違います。税金という、ちょっと難しいテーマでも、真剣に議論していました。

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女子比率が7割近い平商業高校ですが、男子も健闘中。一般的な話ですが、中高生の時期は女子のほうが議論や諸活動は活発な傾向があります。

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平商業高校も、吹奏楽が強い。全日本吹奏楽コンクール東北大会で3年連続金賞とはスゴイです。

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地元産品の商品開発にもチカラを入れていて、先日は「フラムーネ」という、高校生プロデュースのラムネ飲料を飲んで、美味しかった。今度は、「マカジキ ロコモコ丼」「マカジキステーキ定食」を新規開発したらしい。常磐自動車道の四倉PAで食べれるらしい。ぜひ、機会を作って試食したい。

<フラムーネ 平商生がプロデュースしたラムネ>
http://www.mikito.biz/archives/46043864.html
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丸の内タニタ食堂で、ボディチェック

丸の内タニタ食堂で、ボディチェックしました。丸の内タニタ食堂は、体重計・体脂肪計メーカーの「タニタ」が、提案する、健康のための食事サービスです。丸の内のど真ん中にあるため、丸の内の女子の定番ですが、観光スポットにもなっていて、ランチタイムは大人気です。

ちょっと時間を外して行きましたので、併設の健康相談コーナーで、体重・体脂肪・筋肉量・左右のバランス等を計測してもらいました。結果は、標準値の中の標準でした。

<丸の内タニタ食堂でランチは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/37887678.html
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シンプルな外観は好感度UP。食券を買って、セルフサービスで、ご飯の量を自分でよそって、主菜・副菜を自分でトレーに載せる。どこかの大学の学生食堂に来たみたいです。

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店内は、年齢問わず、ほとんど女子!女子比率90%を超えています。いかに女子が健康志向(ダイエット?)なのかが実感できます。もっと男子も食事に気を遣った方がいい。

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本日のランチは、鶏のトマト煮、830円。415キロカロリー、塩分2.4g、野菜量260g。カロリーと塩分表示は、最近珍しくなくなりましたが、野菜量表示は新鮮です。一日で、約500gの野菜を取るのが目安だそうです。
 
いわき市の給食センターで、中学生のランチを試食したときの塩分量は、2.7gでした。いずれも感じたことは、出汁をきっちり取ることで、塩分量を抑えても、味気が出るということ。洋食ではこうはいかないので、和食はその点、有利だと思います。

<常磐給食調理センター 310円で試食しましたは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/45447841.html 
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食堂の各テーブルには、ご飯の量(グラム数と、カロリーを同時に計測)を図る測定器と、タイマーが設置してあります。このタイマーは、あまり早くご飯を食べないように、自分で時間をコントロールするためのもの。早飯は良くない。

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広域通信制高校サポート校 いわき専科学園 フリースクール

広域通信制高校サポート校いわき専科学園にお邪魔しました。2013年4月に開校した高卒資格を取得したい学生のために学習支援する教育機関、いわゆるフリースクールです。

高校資格を取得するには、3年間高校に通学する以外にも方法があるのです。
①3年間で74単位以上を取得する全日課程の高校に、毎日通学して学習する
②4年間で、定時制高校に通学する
③年間1-2週間の面接授業(スクーリング)と毎月のレポートを自学し、単位認定試験を合格する
  
③を満たすべく、通信制高校サポート校は、自学が難しい学生に対して学習支援をし、無事高卒資格が取れるように面倒みる学習塾のような教育機関なのです。そして学生は、提携先である「つくば開成高等学校」に所属し、その卒業資格を得られる仕組みです。

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夕方にお邪魔してみると、すでに学生が2人、事務室の片隅の共用デスクに座って、イヤホンで音楽を聴きながら、ドリルをやっていました。基本的に自学なので、ここに来るも来ないのも自由。ドリルをやるのもやらないのも
自由です。そもそもこの機関に通う子どもたちは、何らかの、そしていろいろな背景で、高校を辞め、もしくは最初から行かなかった子どもたちです。まずは、通う、そして人と話すという習慣からはじめて行き、居場所づくりかは始めるようです。そして、次のステップとして、学習する習慣をつけていくとのこと。それを見守っていく機能が必要とされていました。

学生は、ドリルが終わると、休憩室で談笑していました。一般の学生生活・社会生活等に適応できずに、高校をあきらめた彼らも、だんだん社会性等を身につけていき、卒業・就職していけるようになっていくことを願っています。
 

いわき准看護学校で白血病と骨髄バンクのお勉強

いわき准看護学校で学生と机を並べて、学習しています。白血病と骨髄バンクについて、2時間みっちりやりました。准看護学校は2年で資格が取れます。1学年の定員は100名ですが、本日の出席者76名のうち、男子学生は7名でした。年齢は、もちろん高卒で入学した20歳前後が多いですが、30代、40代も見受けられ、幅広い層が学んでいます。

<いわき准看護学校は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/37023537.html
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准看護師試験のテキスト。実技だけでなく、座学も中途半端な気持ちではできない学習量なんですね。
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実は、いわき准看護学校は、2017年夏を目処に、中央台への新築での移転が決定しています。当面は准看護師の定員100名を維持するそうですが、将来的には卒業後に、さらに2年間で正看護師になれる「進学コース」が30名程度、設けられる予定だそうです。今の一年生は二年次の夏に新校舎へ引っ越すことになります。

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ちょうど今は、平成28年4月入学者の入学試験の真っ最中です。第一期と第二期、そして推薦で3回のチャンスがあるわけです。全国的には医療職は安定した手に職を持てる職業として人気ですが、いわきでは必ずしも高倍率の入学試験とはならないようです。やはり、近隣に正看護師資格が取れる、磐城共立高等看護学院があるからでしょうか。それとも現在のいわき市内の労働環境が逼迫している(超売り手市場)だからでしょうか。個人的には、いまこそ、市内で引っ張りだこの医療職こそ、魅力ある職業として、将来キャリアの選択枝としてもよいのではないかと思うのですが。

<磐城共立高等看護学院は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/36469006.html
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そば処 紀の国屋 挽き立て・打ち立て・ゆで立て

紀の国屋のそばは、つなぎを一切使わず、信州戸隠のそばの実をその日使う分だけ自家で皮むきし、製粉し、挽きたてのうちに生粉打ちにし、数秒だけ熱湯でゆでるそうです。注文受けてから蕎麦を打つから時間がかかるとのこと。 近所ではあるのでが、とても敷居が高いので、はじめての入店でした。

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お昼過ぎに入店しましたが、人の気配がない。引き返そうかとすると、女将さんが出てきて、奥のこたつに通されました。メニューをみると、ソバ1300円~。入ってはいけない店だったかと後悔しているうちに、しばらくすると常連?と思しきお客が数名入ってきました。

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女将に相談すると、盛りそば(小)1300円は量が余りに少ないので、盛りそば(中)1600円がオススメとのことなので、それを注文。しばらく待ちます。その間、蕎麦豆腐とお総菜?が「お通し」のように提供されました。蕎麦豆腐は、モッチリネットリしていて、ワサビ醤油でいただきました。
 
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焼きソバ300円。ソバ粉をモチ状に固めて焼いたもの。信州戸隠の豆が入っていて、アクセントになっています。

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蕎麦はかなり細めです。十割そばなのに、ブツブツ切れず、ツルツルとのどごしがいいです。まちがいなく、非常にクオリティが高く、美味しいお蕎麦です。量もちょうどよかった。
 
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ざるそば1600円は、ちょっと高いかも?と思っていましたが、新そばに薬用大根おろしと、けんちん汁、通常のそばつゆの3種類の味が楽しめて、かつ蕎麦豆腐やお総菜も付いて、ボリュームがあるので、1600円は意外にお得かもしれません。
 
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実際に、蕎麦を石臼で挽いているのを見せて頂きました。店舗の入口、入ってすぐにどーんとした存在感で置かれています。注文が入るたびに、この石臼が動き始めるわけです。

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蕎麦の実が石臼に少しずつ投入され、挽かれて粉になっていくのが、わかります。少しでも香りを失わないよう、熱の発生を抑えるために、石臼の回転速度を1分間16回にとどめるというこだわり。

<石臼の動画は、コチラ>
https://youtu.be/IJTkwO73XC4
https://youtu.be/u8RS5ybCRJ0
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蕎麦を美味しくいただくために、「挽き立て・打ち立て・ゆで立て」で提供する。店主のこだわりが、この店のクオリティを支えています。そのこだわりが、新規顧客に敷居を高く感じさせてもいるのですが。

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愛谷町地域ケア会議

第一回愛谷町地域ケア会議に参加しました。少子高齢化が急速に進行する中、いわゆる「団塊の世代」の方々が75歳を迎える平成37年には、全国で約3人に1人が高齢者になるとともに、認知症の方が700万人にのぼるという推計が出されるなど、我が国の高齢化がピークを迎えるといわれています。

こうした超高齢社会の到来に対応するため、高齢者などが住み慣れた地域で、自分らしく自立した生活を営むことができるよう、医療・介護・予防・住まい・生活支援を一体的に提供する「地域包括ケアシステム」を構築することが求められています。

これまでは区長さん等をはじめとする、いわゆる「偉い人」らを集めて会議を開催して、住民からの声としてきました。しかし、これでは生の声が集まっていないのではないかという疑問があり、実際に住民から直接、声を拾うために、平地区保健福祉センターと地域包括支援センターとが、区内の世帯全員に声をかけて集まってもらったものです。
 
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社会福祉士・民生委員らの指導を得ながら、参加者全員で高齢者のみ世帯と独居老人のマップを作成しました。これによって、役所の持っている住民登録情報と現実は必ずしも一致していないことがわかりました。例えば、役所では単独の世帯主として独居老人として把握していても、実際には、2世帯住宅なので独居ではない等。

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お隣が何をしているかわからない世帯が増えています。その理由として、主なものは、アパート等の住民と長期避難者は、既存の持ち家一戸建ての住民を関わりを持っていないし、隣組に加入していない方が多いということです。

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丁目ごとに、高齢者世帯や独居老人の調査結果の分析と、その特徴を発表し、情報を共有しました。今回は1回目ですが、これを1年間かけて計5回開催し、最終的には、高齢者見守り帯や子ども見守り隊等が自主的に結成され、孤独死等を含む住民の安全を守る活動につながればと思います。

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水戸の弘道館 大日本史 徳川斉昭公

水戸の弘道館(こうどうかん)に行きました。弘道館は、江戸後期に水戸藩の藩主の徳川斉昭によって作られた藩校です。水戸藩は徳川御三家のひとつですが、尾張・紀州に比べると財政規模が小さく、また江戸定府といって、藩主が常に江戸住まい(ということは参勤交代しなくてよく、そのコストが不要)という特殊な藩でした。

水戸藩では、第2代水戸藩主の徳川光圀が編纂を始めた大日本史の影響を受けた、朱子学から発展した水戸学(強硬な攘夷論)が生まれ、藤田東湖らの幕末の思想家を輩出しました。藤田東湖は、吉田松陰ら倒幕の志士らの思想に強い影響を与えたといわれており、安政の地震で圧死しなければ、もっと功績を残したかも知れません。

明治維新の際、水戸藩では改革派(天狗党)と保守派(諸生党)が激しく争い、分裂抗争になりました。戊辰戦争時には会津で敗走した諸生党が水戸に舞い戻って弘道館に立てこもり、多くの建物が銃砲撃により焼失してしまい、その後は公園になったという経緯があります。現在、弘道館は残されていますが(大幅に規模は縮小)、水戸城の本丸・二の丸等はなく、その敷地は学校用地等に転用されてしまっています。 
 
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正門は本瓦葺四脚門で、「弘道館戦争」の折に被弾した弾痕が正門の柱などに残っているそうです。

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正庁(学校御殿)は弘道館の管理棟である。正庁の北と南にそれぞれ文館(居学・講習・句読・寄宿の四寮と、教職詰所などからなる)と武館(北側の撃剣場、間の槍術道場、南の居合・柔術・長刀などの稽古場、計三棟からなる)を、南庭に武術訓練のための対試場を配している。
正庁の北東に位置する四室は至善堂と呼ばれ、藩主の控室、その子弟の学習の場として使用された。襖や壁面には、和歌の扇面を掲げたと言われる。現在、襖には要石歌碑の碑文を記した掛け軸が掲げられている。弘道館では、藩学出席強制日数という形式的な基準を設定していた。
 
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徳川 斉昭は、とにかく桁外れの偉業の人です。
・幕末の徳川家の中では、圧倒的なカリスマ性と行動力を持っていた
・江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜の実父
・藩校・弘道館を設立
・下士層から広く人材を登用(藤田東湖もそのひとり)し、藩政改革を実施
・西洋近代兵器の国産化を推進。
・蝦夷地開拓や大船建造の解禁なども幕府に提言(自身で描いた、潜水艦のラフデザイン図が残されている)
・強制隠居と謹慎処分を命じられるが、その後解除され、幕府の海防参与・となる
・強硬な攘夷論者で、開国派の井伊直弼と対立
・家定の将軍継嗣問題では一橋派で(自分の実子が慶喜なので当然)、 南紀派の井伊直弼らと対立
・諡号(しごう、おくりな)は、「烈公」。幕末を荒々しい気性で生き抜いてきた人物。

江戸時代の便所や湯殿の現物を見れるのは、嬉しい。
 
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2畳の畳の個室が、便所。小便は別室があるので、こちらは大便専用だったようです。

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湯殿。サウナのように湯煙で汗を流し、傾斜のある板で排水する仕組みだったようです。

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「大日本史」の原本(写本)が展示されていました、徳川光圀によって開始され、光圀死後も水戸藩の事業として200年間継続し、明治時代に完成したという、歴史本です。神武天皇から100代の天皇の治世を書かれているらしい。本紀73巻、列伝170巻、志・表154巻、全397巻226冊という壮大なものです。

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古文体で、私には理解することは難しいですが、漢字自体は現代のものと変わらないし、楷書体なので、意味を想像することくらいはできます。これほどきちんとした形で現存していることに、驚きです。

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弘道館・水戸城跡周辺地区の街並みを保存、修復しようとする市民運動がありました。水戸市では、本地区の個性と魅力を磨き上げ、来て、見て楽しめる交流拠点の形成を目指し、在りし日の水戸城歴史的建造物のうち、大手門・二の丸角櫓・塀の整備を進めているそうです。

ついては、水戸城大手門等の復元整備寄付金「一枚瓦城主」を創設し、平成27年から市民への寄付協力の呼びかけを開始しています。瓦に、自分の名前を「芳名帳」に記載し、永年保存残せるそうです。目標額1億円以上とのこと、市民の意識がどの程度あるのか、注目しています。
 
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いわき市のパワースポット レイライン講演会

いわき市のパワースポット レイライン講演会の会場は超満員でした。レイラインプロジェクト代表の内田一成氏から、レイラインとは?の導入説明。LEY LINEとは、日の光が整地を直線上に結ぶ現象であることです。またLEYには、光という意味意外にも、禁足地という意味もあるそうです。TBSプロデューサーの澤田智幸氏からは、その地に生きて住んでいる人が気付く、知る、伝えたくなることこそが、一番正しい観光だとの説明。

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レイライン≠霊ライン(笑)。古来、日本人は、すべてのものに命があるとして尊び、また太陽の光を崇めてきました。レイラインが、特定の日の光が聖地を結ぶ現象として、大事にするのは、自然なことだと思います。それが結果的に、風水や陰陽道とも一致していても不思議はありません。

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古代ローマにも「ゲニウス・ロキ」、地霊が信じられており、土地固有の雰囲気を大事にしたらしい。それが具体化した言葉が「建物の形状は、ゲニウス・ロキに聞け」。そういえば、古代ローマ浴場の映画『テルマエ・ロマエ』でも、主人公の風呂設計者(阿部寛)が、同じようなことをいっていましたね。

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日本のレイラインで一番有名なのは、伊吹山・伊勢神宮・熊野神社・淡路島等を結んだ、五芒星です。その交差点には、平安京が位置し、五芒星のど真ん中には平城京がある。そして五芒星の上端を結ぶ東西の延長線上には、出雲大社と富士山があるという不思議な位置関係です。

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レイラインを探すには、まず現地を歩き回ること。事前に資料や文献を読み込んだ上で、ここぞ!という場所に赴き、方位た距離等を測定します。そのツールが、GPSやデジタルマップ。

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また磁力計や高度計、仰角計も、最近のスマホのアプリ等で計測するそうです。伝説による単なるスピリチュアルだけでなく、それをファクトで補強するためです。

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東急電鉄の長谷川光氏からは、自ら手がけている別所温泉での実例を紹介。自らの定義づけ、己は何者かの「ブランド」、そしてこうありたい、見られたいとの「ビジョン」作り。そしてそれを伝わりやすい魅力的な言葉とする「コンセプト」作りの説明がありました。

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翻って、いわきのレイライン。レイラインプロジェクト代表の内田一成氏は、いわき市観光ビューローからの依頼を受けて、3ヶ月間、いわきに調査に入り、レイラインの可能性を探ってきたことの一部を報告。ひとつは、磐城平城周辺に配置された、お寺・神社の配置について、見方によっては、あえて渦巻き状に配置していたと見ることができます。

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例えば、小名浜の鹿島神社では冬至の日の出が、ちょうど参道の先からのぼり、日の光が、まっすぐ参道に沿って降り注ぐとのこと。これは神々しい。
 
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いわきの7つの延喜式神社がありますが、その配置関係はは、ほぼ北斗七星のひしゃくに似ています。

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別所温泉のケースでは、それらレイラインの考え方をベースに、地域力向上と観光に利用しています。まず、地域の方々に、ディカッションをしてもらい、情報の共有とアイデア出しをしてもらう。これを複数回、根気よく繰り返すことで、余計なものがそぎ落とされ、その地域の本質が見えてくるといいます。

ターゲット:首都圏で働く30-40代の活動的な女性
ブランドとビジョン:この場所ならではの価値である「七苦難」をデトックス、「大地と太陽のチカラ」をチャージ、を軸にした非日常体験を通じて、明日の活力を提供することで、心身ともにリフレッシュしてもらえる日本の中でも希有な”聖地温泉”です。
コンセプト:「デトックス&チャージ」 太陽と大地の聖地

これは、「言うは安し、行うは難し」だと思います。対象地区をどう設定するか、どういった関係者を呼ぶか、何回会合をするか、ゴールをいつに設定するか、ファシリテータは誰が行うか、そして何といっても、明確なブランド・ビジョン・コンセプトが作って共通理解として共有できるか、です。

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上記、ブランドとビジョンから出されたコンセプトを基礎として、1泊2日の体験プランのイメージ。出来上がったものを批判することは容易ですが、ここまで作り上げて実行するのは大変な労力が要る作業でしょう。

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ここまで出来上がれば、JRの駅設置のパンフレットに、「別所温泉」単独で取り上げられ、ある意味、手を離れてブランドが拡散していくことになります。

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時間を大幅超過してのトークセッションで、納得の内容でした。これまでなんと、地域の名前さえ変えれば、どの地域でもあてはまりそうな商品・キャッチコピー等があふれていたことか。はじめはスピリチュアルな怪しい話かと思っていましたが、アプローチの仕方は特徴的ですが、これこそ地に足の付いたそれぞれの地域に目指した独自の「正しい観光」だと確信しました。
明日2/20(土)18:30-19:00、BS-TBSでレイラインのドキュメンタリー放送があるそうです。必ず見なくては。
 

相馬市 公共建築物の和風デザインコード

相馬市では「中心市街地公共建築物デザインコード」を、昨年平成27年末に策定しています。これは相馬市の約400年にわたる歴史・文化を踏まえ、旧相馬中村藩の城下町としての歴史的まちなみ形成を図るべく、策定されたもので、今後、この和風デザインコードを基に、中心市街地の公共建築物が建築されていくそうです。

これまで、スポーツアリーナそうま(平成10年)や、相馬市立中村第一小学校(平成22年)を「和風のデザイン」で建築してきましたが、それを以下の通りに形式知としてまとめました。
 
<基本>外観の基本は木造様式とする。使用する材料はできる限り自然素材。
<屋根>勾配屋根とし、傾斜角度は 4 寸~6 寸勾配。素材:・瓦を基本。色調:瓦の色は、黒系、灰銀色。
<壁面>外壁の仕上げは漆喰仕上げ若しくは漆喰をイメージした仕上げで白系。素材は自然素材若しくはこれに類するもの、自然色仕上げ、古色仕上げ
<開口部>玄関扉は引き戸。和を感じさせる
<意匠>格子等の伝統的なデザイン
 <囲障>室外機等の設備機器については、目隠しを施したり、外壁とのバランスに配慮。照明のデザインについては、城下町の景観に配慮。設備類や止め金具等の色彩についても、光沢のあるものは使用せず、全体の調和に配慮したものを使用する。自動販売機の設置にあたっても同様に機器そのものの色から建築物に調和したものとする。
<歴史的要素>相馬中村城跡等の石積みや御仕法住宅の建築様式については参考とする。
<その他>照明類や案内板、標識などのデザイン、色彩も城下町の景観に配慮したものとする。

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災害公営住宅のひとつ、相馬井戸端長屋も、このデザインコードで建設されました。20年経っても飽きない平屋・和風の秀逸な意匠だと思います。

<相馬井戸端長屋は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/46738545.html
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戸建てタイプの災害公営住宅も、和風デザインコードを遵守しています。統一性がとれていて、(平屋で、比較的敷地規模が小さいということを除けば)、新規分譲の郊外型ニュータウンのよう、美しい。

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二階建の災害公営住宅も、和風デザインコードを遵守しています。上記の平屋以上に、新規分譲の郊外型ニュータウンのようです。

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現在、震災で影響を受けた市役所庁舎の建替えを建設中です。和風デザインコードに沿って、なるたけ低層で和風な建築意匠となるようです。

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ブルボン まちなかの名店(迷店?)喫茶

ブルボンといえば、いわき新舞子の県道沿いに海を見ながらコーヒーが飲める喫茶店。まちから離れたロケーション、独特の世界を構築している仏像や絵画に囲まれた独特の雰囲気で、一部のコアなファンがいました。東日本大震災の津波を直接かぶったため、店舗は当然閉鎖されました。

そしてその支店(本店?)が平のまちなかにあります。こちらは、「ブルボンじいちゃん」というオーナーが店を切り盛りしていたのですが、事情で休業が続いていました。それが、曜日と時間と期間限定で営業を開始しました。それも火曜だけ、夜だけ、3月までの期間限定という、極めてレアな機会に訪問しました。

ちなみに、いわき発の奇妙なバンド「十中八九」歌う、ブルボンじいちゃんとは、まさにこの店のオーナーのことです。

<いわき発の奇妙なバンド「十中八九」>
http://www.mikito.biz/archives/45863839.html
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カオスな店内は怪しさ満点。仏像(とそれに類するもの)多すぎて、オブジェに囲まれてコーヒーを飲む!メニューもユニークでした。

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東日本大震災でも、仏像の倒壊等があったはずですが、それも元通りに直したそうです。

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新舞子ブルボンで飲んだ記憶がある、相馬大堀焼のコーヒーカップからも、店の長い歴史を感じます!

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小川にかつて存在した「岡田牛乳」。確か、小学校の時分、いわき市の給食に納入していたのは、岡田牛乳でした。そのロゴマークが、いまここに。

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子供にツケを回さない! 納税者保護誓約書にサイン

子供にツケを回さない! 納税者保護誓約書にサインしました。かつて、サインしたことがあるのですが、今年選挙もありますので、心機一転、改めて「子供にツケを回さない!」を再認識するために、あえて立会人のもとで、サインさせて頂きました。

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こちらが「納税者保護誓約書」です。立会人は、和光市長の松本武洋氏と、自治体財政研究会の代表 吉田寛氏と豪華メンバーです。これは、裏切れない。 

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「子供にツケを回さない」は、いつも辻立ち演説で、目立つカラーなのでノボリに使わせていただいています。

<朝、辻立ち。朝立ちではありません。はコチラ>
http://www.mikito.biz/archives/45646759.html
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ふるさといわきに戻って議員になったのも、復興予算の使い方、将来役に立つものにしなければならないと誓ったから。「子供にツケを回さない!」と根っこは同じです。思いを忘れずに、これからも活動していきたい。

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いわき謎解き発見ウォーキング

いわき謎解き発見ウォーキングに参加中。謎解きは、主催者から渡される謎を解読し、答えの場所へ移動します。謎解きを正解したり、途中で与えられるミッションをクリアすろと、班ごとにポイントを獲得。累計ポイントが多い班の勝ち、というルール。フェイスブックで参加者を募り、ラインのグループで当日のゲーム進行をするという、誠にいまどきの遊びでした。その過程で、リアルにまちなかを徒歩で歩き回り、途中、いわきの産品や名所を写真に収めたり、指定された特定の通行人にいわきの良いところをインタビューする等、いろんな仕掛けがあって面白いです。

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謎解きをしながら、指定の場所を探し当て、そこで自撮りした写真を指定されたLINEグループに送ると、ポイント獲得。他のチームが先に取ってしまうと、後のチームはポイントなしなので、早いもの勝ちです。

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ゲーム進行中に、LINEでゲーム管理者から、「東京都出身の通行人にいわきの良いところをインタビューする」という指示が出されました。偶然、東京出身の方を見つけ、インタビューするところを、自撮り。これでポイント獲得。

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なぞなぞに近い問題もあります。30分近く考え込んでも、答えがでない問題もありました。先に進めない。

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参加者・運営者と記念撮影。まるまる半日、まちなかを徒歩で歩き詰めたことになります。良い運動になるだけでなく、初対面の方を仲良くなれるし、なによりもまちなかの面白いお店や、風景、さらには歴史なども再発見できました。これ、まちなかの魅力再発見に良いかも。

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公立病院の建設費がなぜ民間の2倍になるのか ―コスト高でも文句が出にくいことが最大の問題―

JBpress(日本ビジネスプレス)に記事掲載されました。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/46009

自治体病院のハコモノ建設費は、民間よりも圧倒的に高いといわれています。どうして高くなるのでしょうか。それは、将来どのように影響を及ぼすのでしょうか。自治体病院が経営不安に陥ったとき、誰が助けてくれるのでしょうか。すべての結果に最終責任を持つのは、地域住民なのです。

過去に自治体病院共済会が調査したところによると、公立病院は民間病院に比べて、建設費が2倍になるといわれています。自治体病院を指導監督する総務省でも、自治体病院の建設コスト増について気にかけており、平成27年3月に公表した新公立病院改革ガイドラインでは、病院施設・設備整備費を抑制すべきとしています。以下、引用です。「建築単価の抑制を図るとともに、近年の建設費上昇の動向を踏まえた整備時期の検討、民間病院・公的病院の状況も踏まえた整備面積の精査等により整備費の抑制に取り組むべきである。また、病院施設・整備に際しては、整備費のみならず供用開始後の維持管理費の抑制を図ることも重要」とされています。平成27年10月には同Q&Aで、建築単価の上限単価を36 万円/㎡とすべきと公表しました。
しかし、最近では、北茨城市民病院が2014年末に建替・再オープンし、その建設コストは3,820万円/床と、自治体病院共済会調査の民間病院平均1,600万円/床・公立病院平均3,300万円/床を、いずれも超えるものでした。総務省の定める上限36万円/㎡さえも、はるかに超える51万円/㎡でした。今後も、松戸市立病院やいわき市立総合磐城共立病院の建替工事が進行中です。松戸市立病院は、4,467万円/床、57万円/㎡で、いわき市立総合磐城共立病院は、5,743万円/床、62万円/㎡で、いずれの建設工事も異次元のコスト増になるようです。
総務省は自治体病院の建設費を「民間病院並みの水準」とするよう指示しているのに、どうしてこんなことになるでしょうか。なぜ公立は民間に比べ圧倒的なコスト増となるのか、なぜ歯止めがきかないのでしょうか。

<総合磐城共立病院 驚愕の建替えコスト増は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/46264217.html
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自治体病院の建築コストが高くなる理由・背景を、それぞれの関係者の立場から整理してみました。

住民健康と安心のために、多くの診療科を持つ高度な医療サービスと救命救急が欲しい。
医療従事者建替えを機に、目指す診療に必要な医療機器・設備を一新したい。勤務環境を快適にしたい。市長任期中に、実績として評価されるきちんとした市民病院を作り、市民の期待に応えたい。新築になることで、医療スタッフに喜んで欲しい。
議会:きちんとした建物・たくさんの機能を持つ病院こそ、住民のためになるという感覚を持っています。一方、議場での討論は、定性的で感情的なものとなりがちです。
外部委員会意見の対立のない委員会が運営上、望ましい。市長の意向を汲んだ結論を出したい。
自治体国・県からの補助金があるならば、市のお財布が傷まないので、作りたい。
建設業界公共工事なので、民間より高い建築費単価での発注・落札を期待します。
金融機関自治体病院には焦げ付きのおそれはないので、ぜひ融資したい。

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民間であれば、将来倒産しないよう、借入返済を減らすため建設コストを下げようとします※4。しかし自治体病院は、最終赤字でもオカネが足りなくなっても、最終的には自治体本体が面倒を見てくれるため、倒産・破綻することはありません※5。また、自治体病院の借入金の一定割合が、国から自治体に税金投入される※6という、甘い罠があります。不思議な仕組みですが、借入金が多ければ多いほど、国から自治体への補助金が増えるのです。自治体から見ると、高額な建物が、国からの補助金を使って、より安くお買い得に、手に入るように見えるのです。

要約すると、関係者のほとんどが高コストであっても、多機能で高いレベルの医療サービスを望んでおり、少なくともこれに反対しにくいということです。建設を進めたいサイドは、「寄らしむべし、知らしむべからず」を続けることで、望む建設を進めることができます。今の住民は、耳を閉じ、目つむり、対立しないことで、当面の望む医療サービスを実現することができるでしょう。関係者らは悪意を持っているわけではなく、自らの希望に正直なだけです。しかし、正直者の判断や行動が正しいとは限りません。自治体病院の将来経営を考えずに、高コストの建設費を受容すれば、借金返済と運営費用が増え、それが病院経営の赤字とキャッシュ不足につながります。前述のとおり、最終的には自治体本体が、自治体病院の面倒を見ることとなり、本体の重いお荷物になります。

全国の民間病院を見回すと明らかですが、医療サービス水準が高い医療機関の多くは、経営状態が良好です。これは医療サービス水準が高いから経営が良好なのではなく、経営状態が良好だから、医療スタッフへの処遇改善や、設備投資を継続的に行うことができるため、その果実として医療サービス水準が良好に維持できるのです。悪い経営状態では、必要なタイミングで適切な設備投資ができず、さまざまなコストカットせざるをえない等の悪循環を呼び、最終的に医療スタッフのモラルにも悪影響を及ぼします。「医は仁術」のとおり、魅力がない病院から医療スタッフが立ち去ってしまえば、診療自体が継続できなくなるおそれがあります。次世代の子どもたちは、高額な自治体病院建設によるこれらのリスクを覚悟する必要があります。しかし、判断するための情報が適切に届いているとは思えませんし、子どもたちには止める力もありません。

自治体が整備する病院等のインフラ投資は、今後50年間利用するもので、さらに運用コストは建設コストの数倍かかるといわれています。そしてすべての結果は、地方自治体の住民が負うことになります。このような極めて重要な投資意思決定は、政局のムードや定性的で感情的な判断に左右されてはなりません。定量的なデータとロジックに基づき、良識的に判断することが必要です。そして、民主主義の根本に立ち返り、違う立場からの意見を互いに戦わせ、最終責任を持つ住民がそれをチェックしていくこと、そういう住民意識となれるかどうかが、自治体病院を高額で建替えるかどうかの判断のターニングポイントなのです。

※1 出典:病院建設費と健全経営 「自治体病院共済会」調査
※2 出典:総務省 新公立病院改革ガイドラインQ&A(平成27年10月16日)
※3 建設コストの他、医療機器のリース料やエネルギーサービスプロバイダーの初期コスト約40億円が含まれていませんが、ここでは公表額402億円を使用しました。
※4 民間では、建設コスト増による建物減価償却費の増加や借金の元利償還金額の増加を嫌い、病院建設による収支とキャッシュフローを考えて、生き残りをかけて建設コストを下げる強力なインセンティブが働きます。
※5 自治体病院は、最終赤字になっても市の本体から一般会計繰入により補填されます。自治体病院の経営の一義的な責任は病院事業管理者(地方公営企業法全部適用の場合)にありますが、最終的な責任は、地方自治体本体にあります。
※6 基本的には、病院債の毎年の元利償還金額の1/2が、自治体の基準財政需要額に算入され、普通地方交付税の算定根拠となります。


田んぼの中のとうふ屋 大楽

田んぼの中のとうふ屋 大楽さんにお邪魔しました。平菅波、大国魂神社の前に広がる田んぼの中に、一軒の小屋が、そこ。水は特殊なろ過を通した活性水を使い、機械に頼らず手作業で一つ一つていねいに作るそう。市内の飲食店に、プレミアムな豆腐として卸していますが、この本社工場?でも一般向けに販売しています。
代表の大楽睦さんの経歴は異色。実家が豆腐屋だったわけではなく、仕事は、新聞記者・出版社勤務されていたそうです。ふとしたきっかけで、精神障害者の授産施設の責任者になったのがきっかけ。授産施設が、自立できる商品を作ろうということで、豆腐に着目し、商品化したそうです。現在では、それをさらに発展させ、自らが独立して開業し、ここで障害者の方を雇用しているそうです。

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本当に田んぼのなかの一軒屋、というか小屋。大楽さんは、いわき駅から車でたった10数分の場所に、こんな田園風景があり、その風景を眺めながら仕事をすることに、喜びを感じるそうです。

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「子どもたちに本物の味を伝えたい」というメッセージが、建物の側面いっぱいに書かれていました。

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店内は、いたって普通の店舗です。豆腐屋のベーシックな商品、絹豆腐・綿豆腐・おぼろ豆腐・生湯葉・厚揚げ・おから・豆乳は、すべて揃っています。

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特筆すべきは、地元の他業種と共同開発した、新商品です。まず、木下醸造元と共同開発した「とうふの味噌漬け」840円、長久保製麺所と一緒につくった「豆乳麺」150円、かまぼこの貴千とコラボレーションした「豆腐かまぼこ」7個入り700円等。その中でもいちおしは、豆腐かまぼこです!柔らかい触感を出すために、50回以上試作を繰り返したそうです。ご主人の思いが、パッケージからも伝わってきます。
 
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店内の裏手は、豆腐工場になっています。スタッフは朝5:00に出勤し、まずは前日に浸けておいた国産大豆をすり下ろすところから始まります。それをお湯で溶かして濾すことで、おからと豆乳に分離。豆乳ににがりを加えることで、20分ほどで凝固するとのこと。そしてそれを切ることで、豆腐完成。完成するころには、お昼近くになるそうです。当日できたての豆腐・豆乳を買いたければ、お昼前後が、最も新鮮で最も商品の種類が並んでいるそうなので、オススメです。

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いわきサンシャインマラソン2016 ランフォト無料サービスに驚愕

いわきサンシャインマラソン2016、終わりました。昨年に引き続いての4回目、フルへのエントリーです。荒天の中、ボランティア・運営スタッフ・沿道からの応援の方々、ありがとうございました!

<いわきサンシャインマラソン2015は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/42688489.html


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今回、ランフォト(RunPhoto2.0)という無料サービスを利用しました。このサービスは、ランネットが提供するレース中の自分の写真がダウンロードできるというサービスです。特徴は、ランフォトが契約しているカメラスタッフが、レース中に無数のランナーが走っている写真を撮影し、大会終了とほぼ同時に自分が写っている写真を見ることができるというもの。ゼッケン番号を文字認識して、大量の写真を自動整理して通知するのだと思います。そして(事前に登録しておけば)自動!で、自分のFacebookに投稿までしてくれるという、お手軽さです。もちろん、気に入った写真のダウンロードも可能。上記写真も、そのサービスでいただいたものです。写真撮影というローテクと、文字自動認識・自動フォルダ仕分・SNSとの連動というハイテクの組み合わせは、驚愕するくらい便利なサービスでした。これは更なる進化を遂げること、間違いないと確信します。
 
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スタート地点の総合体育館前は、荒天。雨と風がたたきつける中での、寒いスタートでしたが、走り始めるにしたがって、どんどん天気がよくなり、気温もぐんぐん上がりました。最終的には半袖で走りきったランナーが多かったのでは。

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ゴール地点の小名浜マリンパークでは、ランナーに無料で「サンマのつみれ汁」と「カジキメンチ or カジキ饅」が振る舞われました。作っている大鍋、どこかで見たことあるぞ!と思ったら、ツールドいわき2015の湯本エイドステーションで振る舞われたカニ汁を作った大鍋でした。いろんな大会に引っ張り出されるんですね。

<ツールドいわき2015は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/45881002.html
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とうふ屋大楽さんの店舗には、ダイニングレストラン・soupeの菅原シェフの手による肉豆腐が提供されていました。大楽さんの豆腐を使って、菅原シェフが料理する、、、美味しくないはずがありません。

<とうふ屋大楽は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/46807958.html
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第一生命さんのブースが面白かった。ゴールに見立てた疑似のゴールシーンを再現し、記念撮影させてくれるというもの。ゴール時間も任意で設定できるので、ジョークでありえないタイムをお願いしたところ、快諾!冗談が通じる担当の方々ばかりでした。

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今年のキャッチフレーズは、「走るたびに新しい」。実際、毎年、運営が進化しているのを肌で感じますね。

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いわきサンシャインマラソン2016 前夜祭

いわきサンシャインマラソン前夜祭。いわきワシントンホテル椿山荘で行なわれました。大会会長である清水市長の挨拶や、来賓挨拶とともに、フラガールやアイくるガールズのダンスが披露されました。ふくしまの復興を応援するために、全国のマラソン大会に参加し続け、大きな旗に応援メッセージを集めている方です。私もひとことメッセージを記入させて頂きました。

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相撲芸人アカツさんも、登場。半裸にもかかわらず、なぜか汗だくなのが不思議でした。アカツさんは、2014年に総合体育館で開催された「いわき市復興祈願土俵入り」でも、関取の仕草の物まねをした相撲芸を披露していただいた人です。
 
<いわき市復興祈願土俵入り> 
http://www.mikito.biz/archives/39524146.html
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てるてる坊主も天気を祈っています。2014年は大雪のために大会開催中止、2015年は途中から降雨になりました。今年こそは良いコンディションで開催しようと、10日前から市役所前に設置されていたそうです。さて現時点での、明日の天気予報は、「雨と強風」。さて、てるてる坊主がどこまで、効果を発揮するかみものです。

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エリック・ワイナイナ選手は大人気でした。1996年のアトランタオリンピックで銅メダル、さらに2000年のシドニーオリンピックで銀メダルを獲得した、ケニアの英雄です。昨年と同様にいわき、本番フルマラソンに加え、前夜祭にも参加いただいています。

<いわきサンシャインマラソン2015 前夜祭は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/42675463.html
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前夜祭といっても、あまりアルコールは飲めませんので、いわき「親バカトマトジュース」で乾杯です^_^濃厚で美味しかったです。さて、明日はフルマラソン、どこまで走れるか?がんばろう。

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健康で文化的な最低限度の生活 柏木ハルコ著

生活保護って、一般のサラリーマン生活には縁遠い話ですが、それをマンガコミックという形で、リアルにバーチャル体験することができる本です。生活困窮者に支給される生活保護費(いわゆる、セイホ)は、日本国憲法第25条に規定する「すべての国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」が根拠です。

そして、困窮者に寄り添って話を聞き、伴走して解決していくのが、自治体の職員であるケースワーカーの役割です。一方、その財源は国民の血税なので、それらの給付が正しく使われているか、他に生活を自立させる方法はないのか、不正受給がないかどうかをチェックするのもケースワーカーの一面です。基本的には困窮者を支援する立場ですが、不正受給が発覚した場合等によっては困窮者と厳しく対立することもあるわけです。
 
生活保護のマンガは、「神様の背中」を読みましたが、援助する側が、される側に回ることがある複雑な、ケース側からの視点でした。今回は、ケースワーカーの仕事そのものに焦点を充てたものです。

<神様の背中 ー貧困の中の子どもたちー さいきまこ著は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/45613440.html 
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<あらすじ>
新卒公務員の義経えみるが配属されたのは福祉事務所。主人公は、ケースワーカーという生活保護に関わる仕事に就くことになります。大卒のまっさらな人間が、生活に困窮した人々の暮らしを目の当たりにすると、どうなるか?彼らの葛藤は?本来、生活保護の制度は何のために存在し、どういった役割を果たすべきなのか?

マンガだからこそ、リアルな生活保護業務を、受給者(ケース)の部屋の中なども、細かく描かれていて、勉強になります。頑張っている受給者、怠惰な受給者、親身に相談に乗るケースワーカー、上から目線のケースワーカー。困窮している方々がどういう経緯・事情を抱えていて、それにどう向き合って解決していくかが、ケースワーカーの本質なのでしょう。
  
セイホの家庭の高校生がアルバイトをして得た賃金は、本来、福祉事務所に申告しなければなりません。そしてほとんどの場合、それは家庭の収入としてカウントされ、生活扶助費からアルバイト収入が減額されて、支給されます。そもそもセイホの制度趣旨が、家計内の誰かが働くのが前提で、それでも足りない分を国が補填しましょう、という建て付けだからです。それは一面、正しい。しかしセイホの家庭の高校生本人にしてみれば、自分が時間を使ってアルバイトした金額が、そっくりそのまま家庭の生活費から減額されてしまうのは、納得がいかない。普通の家庭であれば、部活の時間を削って、アルバイトしたら、その分は、余暇の活動に使えるのに・・・なぜ、自分はセイホの家庭に生まれてきてしまったのか???人生の将来に絶望してしまうかもしれません。

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どうしても生活保護の議論をすると、A.セイホは最後の砦なのだから、このセーフティネットを拡充しなければならない!B. 国民の税金で働かないで、最低賃金を上回る給付を受けるのはおかしい!という、二元論になることが多い。その中で、作者は生活保護というテーマを、可能な限り、どちらの視点もいれて、公平に描こうとしているように感じました。実際の現場ではどんなケースがあるのかを、バーチャル体験できると思います。
 

大國魂神社 遷座祭

岩城(いわき)の国が形作られてから、約1300年。平の菅波地区にある大国魂神社が330年ぶりの延喜式の姿、色づかいに再建され、遷座祭が行われました。1200年前この付近は、根岸官衙という、浜通りを司る地方役所の中心部だったそうです。そしてその総鎮守として、 大国魂神社が機能してきたらしい。

<大國魂神社の本殿建替えは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/46513575.html
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雅楽奉奏に続き、大和舞伝承会による猿田彦の大和舞を間近で見ることができました。この大和舞のお面はすべて、崇敬者である草野明彦氏が制作・寄贈したもので、13面を奉納しているそうです。

<大和舞面と能面習作集は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/23389076.html
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建替え前に、ご神体が移された本殿の内部を見せて頂く機会がありました。ご神体は、仮本殿に移られているので、いないわけですが、小さなお宮には何か圧倒するようなオーラがありました。

<大國魂神社のご神体は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/34893149.html
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セデッテかしまのドッグラン 無料のフン回収箱

セデッテかしまのドッグラン。大型犬と小型犬が分別、ウッドチップで、フンのゴミ箱も設置されていて、無料。足洗い場もあって充実していました。セデッテかしまは、地元の方言で「連れていって」と言う意味で、地元の高校生がネーミングされたそうです。ここでは、南相馬サービスエリアと呼びますが、正確には、NEXCOの管理するサービスエリアは、トイレ・ガソリンスタンド・駐車場のみ。隣接して建っているセデッテかしまは、高速道路敷地外の「南相馬鹿島サービスエリア隣接の利活用拠点施設」で、南相馬市所有の建物です。施設管理を、指定管理者制度で外部に委託して運営されています。

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市が委託している指定管理のサービスのひとつが、無料のドッグランです。通常、高速道路併設のドッグランは、NEXCOが管理しますが、ここは直接、南相馬市が管理していて、かなり踏み込んだ取組みです。高速道路だけでなく、一般道からも入って利用することができます。

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ドッグラン内は、ウッドチップ敷きです。まだ開設して1年なので、ぴかぴかですが、今後経年劣化がどのように影響してくるか、管理がどうなるか、注目しています。

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小型犬用と中・大型犬用に仕切られています。非常に良い施設だと思いますが、積雪のある平日昼間ということもあって利用者はありませんでした。

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犬用の足洗い場も無料。

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フンは備え付けのゴミ箱に捨てることができます。フンを車内に持ち込まなくて良いのは、本当に便利。これも南相馬市が委託してやっています。いたれりつくせりです。つい予算額とか気になりますが、定期清掃の一貫でフン回収すれば、そんなに多額のコスト増にはならないのかもしれません。

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定番、相馬野馬追いの実物大レプリカ(蝋人形?)が、入口正面にこれでもか!という迫力で鎮座しています。地元の方々の誇りであることが、伺えます。

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南相馬市は、小高町・鹿島町・原町市が合併してできた市なので、フードコートには、はらまち、おだか、かしまって名前がついているお店があります。
 
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地元B級グルメ「なみえ焼きそば」が有名ですが、地元で知られる「今畜メンチ」が食べれるのでは、ここと、「道の駅 南相馬」だけです。

<今野畜産 原町のソウルフード 今畜メンチは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/46671348.html
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コミュニティ広場には、つるし雛が飾られていました。

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お土産屋だけでなく。地元産の野菜も売っています。地元客の利用もあるようです。

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指定管理者のもとで、サービスエリア内でフリーハンドで地元の野菜を売ったり、イベントを開催することができます。NEXCO管理だと、なかなかこうはいきません。聞けば、南相馬市に合併になる前から、NEXCOと協議して、地元要望・地元負担で実現したものらしい。このようにサービスエリア開設を好機と捉えて、地元主導で商業店舗開発するのも、新しいアイデアです。

高速道路等に概ね50kmおきにSAが設置されることになっていますが、常磐高速自動道には、友部SAから南相馬SAまで183kmの間に、サービスエリアがありません。その中間地点は、いわき市のいわき湯本IC付近です。もし、そのあたりにドライバーが休憩するための、新規サービスエリアを作るようなことがあれば、このセデッテかしまのような、南相馬方式での整備手法はとても参考になります。

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相馬井戸端長屋 デザインとコンセプトが秀逸!

南相馬市では、いわき市と同様、津波被災者のための、災害公営住宅が各地で建設されています。そのいくつかが、「相馬井戸端長屋」と呼ばれる高齢者向けの共同住宅です。そのデザインとコンセプトが秀逸でした。

まず外観。和風でクラシカルな見た目は、実は、「相馬市 中心市街地公共建築物デザインコード」に則ったものです。このデザインコードは、公共建築物について、旧中村藩の城下町としての風情ある街並みとなるよう、屋根の形状や外壁の色等の視覚的な約束事です。具体的には、瓦・白壁・腰壁・引き戸等です。

すでに震災前から、相馬城前の中村第一小学校が、このデザインコードに従って建築されており、この相馬井戸端長屋、そして現在建築中の市庁舎も、このデザインになるので、かなり街なかは意匠の統一感がでてくると思います。

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そして財源。平時の公営住宅の建設費用に対する国の費用負担は、平常時なら建設費の半分程度ですが、大規模な災害(激甚災害)が発生した場合は「4分の3」に引き上げられます。しかし、東日本大震災では国の負担割合を「8分の7」まで引き上げました。これにより自治体(いわき市や相馬市)の財政負担は、建設費の8分の1ですみます。一方、国の関与が強いことから、入居要件や建設コスト、デザイン等も、国の意向に従わねばなりません。

にも関わらず、独創的なデザインと、高齢者介護を前提とした設計思想を取り込んだ集合住宅を実現したことは、賞賛すべきと思います。聞くところによると、立谷市長が震災前から思索していた、デザイン・設計とのこと。それにしても、震災後の時間やスタッフの余裕がない中で、国を説得して、思いを実現したことは素晴らしいと思います。さらに、その自治体1/8負担について、直接、台湾赤十字をコンタクトをとり、ダイレクトのその支援を受け、この相馬井戸端長屋の建設に使ったと言うことも、震災直後の、適時の対外アピールと、しなやかな対応、迅速な判断があってのことです。実際、相馬井戸端長屋の一棟は、100%民間の支援で建設されたそうです。

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看板も「市営狐穴団地(きつねあなだんち) 相馬井戸端長屋」になっています。入居者12名のほとんどが共用スペースに出てきて頂き、ヒアリングに参加して下さいました。当初、相馬市役所住宅課様からのご案内と聞いていましたが、実際には、定期的に巡回して下さっている相馬中央病院の森田医師、南相馬中央病院で初期研修中の医師、そして入居者様らと、和やかに懇談させていただきました。

入居者は、すべて近隣地区での津波被災者です。特筆すべきは平均年齢80歳です。いつ地域包括ケアのお世話になるかわからない世代です。毎日、この共用スペースで、ラジオ体操・掃除・朝食・昼食を、みんなで一緒にやるそうです。もちろん参加するかどうかは自由ですが、参加しないと「今日はどうした?」と、気に掛けてもらえる。

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小上がりの和室もあります。広い共用スペースがですが、いざというときは高齢者用の避難所としての機能も持っているとのこと。

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ほとんどのことは自室でできるのですが、唯一外に出なければならないのが、洗濯です。個室には洗濯パンをあえて設置しています。その心は、洗濯に必ず外出しなければならない、しかも洗濯機は6個しかないので、必ず時間帯のシェアが必要。そこに会話や交渉が生まれ、人と人とのつながりができるという仕組みです。江戸時代は、井戸端で共同で洗濯していました。そこからのネーミングが、「相馬井戸端長屋」というわけです。

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市営住宅ですから、基本は個室 2DK(6畳・4.5畳)です。エアコンやIHクッキングヒータも、当初から附属しているので、ほとんどを自分の部屋で過ごすことができます。後付けのスプリンクラーは、モリタ宮田工業株式会社様からの寄贈だそうです。聞けば、この取組みの視察に、安倍首相や麻生副総理も来ているそうです。当然プレス発表になりますから、それを見て、相馬井戸端長屋の取組みに賛同した会社が寄附するのが後をたたない。

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高齢者用に、もう一室は和室。高齢者・車椅子利用者のために完璧な設備かというと、やや難点もありますが、総じて段差のない使い安い、ユニバーサル設計思想を感じます。

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ユニットバス。洗い場はつかまり棒もあるし、車椅子利用も考えて広めにとってあります。

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視察の最後に記念撮影。通常、視察させて頂く場合は、こちらの勉強なので菓子折等を持参していくのが通例なのかもしれませんが、今回は、逆に、自家製梅ジュース等をご馳走になってしまい、恐縮でした。 

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寿泉堂綜合病院 24階建ての複合高層マンション

寿泉堂綜合病院は、ベッド数305の郡山市第6位の医療機関です。開業120年の歴史を持つこの病院は、郡山駅前中心市街地に、新・寿泉堂綜合病院として、2011年2月に開業しました。見た目はタワーマンションそのものです。

旧・寿泉堂綜合病院は、病院本体が建築から丸40年を経て老朽化・狭隘化し、郡山市の駅前再開発事業に指定されたことで、駅前再開発のシンボルとして再生しました。地下1階-11階までが新・寿泉堂綜合病院、12階-24階までが民間分譲マンションという、全国でも珍しい病院とマンションが一体化された複合ビルです。住友不動産が分譲する「シティタワー郡山」は78戸、建物の高さは、分譲マンションとして福島県内で1位となる約95mだそうです。ちなみに間取りは1~4LDK、専有面積は55-105㎡。販売価格2,500万~6,200万円程度とのこと。
 
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マンションの入居者は、健康診断や人間ドックの割引、専門家のアドバイス、一般用医薬品の宅配および処方箋による医薬品の受取り呼び出しなど、多様なメディカルサポートを受けられるそうです。また、マンション内に設けられたコミュニティラウンジでは、同病院の医師や看護師による健康にかかわるセミナーが開かれるとのこと。
 
住まいの階下が総合病院という「安心感」のある全国的にもほとんど例がないでしょう。極めて野心的なプロジェクトだったと思います。特に医療機関側がよくぞ決断したと思います。

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寿泉堂綜合病院の許可病床数は旧病院と同様の305床ですが、診療科目は増えたそうです。

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病院の入口には、初代院長、創業者の湯浅為之進氏の胸像が鎮座しています。病院の職員には、日頃より「縁の下の力持ちたるを厭うべからず」、「医者は一生が修行だ。死ぬまで勉強を怠ってはならぬ。ちょっとでも怠ると日進月歩の医学に取り残される。ヤブ医者になってはならぬ」と説き、晩年、持病の胃潰瘍が悪化し数日間吐血が続いた時にも、「医者というものは自分が死ぬまで患者を診るものだ。自分が動ける間は患者のために尽くすものだ」と平常通りの勤務につき、身をもって「患者第一主義」を貫いたそうです。

創業者の思いを敬い顕彰することが、現在の医療者の診療姿勢に対する矜持となるのでしょう。

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鷹匠の技見学会@磐城平城本丸跡

磐城平城本丸跡で、鷹匠さんによる鷹匠の技見学会がありました。鷹に空中で鳩を捕獲させるパフォーマンスもあり、迫力がありました。江戸時代には調教された鷹も将軍への献上品だったらしい。鷹匠さんにグローブをお借りして、鷹を腕にとまらせてもらいました。意外と軽い。鳩2羽ぶんくらいの感触です。

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鷹匠さんは、建築業、歯科医師、造園業を営んでいらっしゃる方々で、すべて市外(東北)の方です。いわき市内では「鷹匠町」という地名が残っているだけで、人としての鷹匠はいないのです。オオタカを雛から育て訓練し狩りを行う鷹匠。タカに訓練用の用具などをつける準備の段階から、タカを小屋の外の環境に慣れさせる訓練までの様子や、実猟に向けての最終訓練の様子と、実猟を行う姿が動画になっています。

<鷹匠の生活は、コチラ>
http://bit.ly/1PIc2c0
http://bit.ly/1Ptlc8N
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奥羽愛鷹(みちのくはしたか)の会では、2006年に夏井川河川敷で実施しましたが、震災後、途絶えていたのが復活しました。

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磐城平城本丸跡には、鷹匠の晴れ姿を一目見ようと、100名近い方が、寒空の中、参加されました。あらためて、日本の伝統文化の素晴らしさに触れるとともに、それを継続・維持することがいかに大変かを痛感しました。こういう活動は公的機関の支援対象として不向きな面がありますが、われわれの先達のやってきたルーツとして大切にしていきたい。

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富山国際会議場 地方コンベンション施設で数少ない成功例?

富山国際会議場は富山市の中心部にあるコンベンションセンターです。富山駅から徒歩で約15分、市内路面電車で約7分「国際会議場前」すぐの場所にあります。愛称は「大手町フォーラム」。1999年完成した、地上4階・地下1階の建物です。

MICEの心臓部として、通りを挟んでお隣の「ANAクラウンプラザホテル富山」と地下通路で結ばれています。ここは、358名が収容できる客室を持ち、800名収容可能なレセプションや小人数の中・小宴会まで対応可能なバンケット機能もあります。よって、会議場、大手モール、そしてホテルを一体として複合的に利用する事ができます。近隣には、富山県民会館や富山商工会議所、富山第一ホテル、ホテルグランテラス富山、富山エクセルホテル東急などがあり、富山市役所や富山県庁などのある官公庁街や中心商店街、飲食・繁華街にも近いということが、コンベンションにとって、魅力です。
 
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地方のコンベンションセンターは稼働率が低く、運営赤字が心配ですが、建設費は約70億円、年間の運営経費は約3億円程度。建築面積が13000㎡程度なので、建築費は170万円/坪程度です。使用料収入から運営経費を差し引いた、毎年の運営赤字は、富山県と富山市で負担しているそうです。利用率はメーンホールで50%程度、多目的ホールで80%くらいらしい。コンベンション施設は全国的にも飽和状態といわれ、地方に作られた巨大な施設は総じて苦戦していますが、富山国際会議場は、立地が良く、座席数も比較的コンパクトなので、それなりの高い稼働率を維持しているので、数少ない成功例かもしれません。訪問当日も、平日にもかかわらずメインホール、会議室とも予約が入っていました。
 
1階:エントランスホール、アトリウム、交流ギャラリー、アートサロン、オープンカフェ等
 
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2階:多目的大会議室、 特別会議室、 小会議室 

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3-4階:メインホールで、3階 431席、4階 394席 計825席。同時通訳ブース、300インチ大型映像装置。 

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3階ホワイエからは、ガラスカーテンウォール越しに、富山城が、目前に広がっていました。郊外の殺風景な立地よりも、都心で会議をし、夜は街の中で懇親会。そしてその前後に街歩きを楽しむことができれば、外部の方々にきていただくことができます。これこそ、MICEの意図するところなのではないか。
 
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相馬中央病院 立谷病院の秘密

相馬中央病院に、森田知宏医師、越智小枝医師を訪ねました。震災後にそれぞれ、千葉とイギリスから相馬に常勤医師として来た方たちです。お二人とも昼は診療、夜は調査研究、論文執筆、宿直とモーレツな生活ですが、毎日を充実して過ごされているのをひしひしと感じました。地方だからこそ面白いことができる、そのヒントがここにありました。

森田知宏医師には、2014年にいわきで「いわきの医療・まちづくり公開シンポジウム」を開催した際に、パネリストとして登壇いただきました。

<いわきの医療・まちづくり公開シンポジウム 提言集は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/40760128.html 
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相馬中央病院は、地元 相馬市の立谷秀清市長のご実家です。 さすがに現役市長が臨床医師として、医療現場に立つことはないそうですが、今でも医療法人の理事長職は兼務されています。2009年に現在の名称になりましたが、地元では、今でも「立谷病院」で通っています。一般病棟 49床、療養病棟 48床、常勤医師13名を要する、地域密着型病院です。

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早朝から診療のために列をなす患者のために、玄関を6:30にオープンするとのこと、患者さんが8:30の診療開始までストーブで暖をとると聞きました。本当かと思い、翌朝7:00に来て見ると、2時間以上診療開始まであるにも関わらず、本当に患者さんが既に来院されていました!まさに、地元密着の病院です。

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常勤医師はともかく、福島県立医大・東北大学・仙台厚生病院等の応援医師の枠が多く設けられていました。地方の病院の医療現場にとっては、不足している診療科の充実が第一であり、それぞれの大学の勢力争い等は病院にとっては関係ありません。

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看護基準10:1のもとで、ベッドは高稼働しているようでした。医師・看護師らがみんな朝夕の挨拶をしていて、風通しの良さを感じました。病院食は自前で調理していて、美味しいらしい。患者・職員食堂がないので、医師への食事提供も病院食と一緒にやっているそうです。昨今、何でもコスト圧縮の観点から本業以外の作業は専門業者に外注する風潮がありますが、同じ職員間での食事供給ですから、自ずと調理に心もこもるでしょうね。小規模だからできる、温かさかを感じました。

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劇団四季 人間になりたがった猫 市内小学校6年生を無料招待

劇団四季ミュージカル『人間になりたがった猫』が、いわき市内小学校6年生(約3000人)を対象に無料招待されています。この招待公演は、劇団四季と一般財団法人舞台芸術センターが2008年から実施している「こころの劇場」というプロジェクトで、全国各地の企業および教育・行政機関のご支援・ご協力をいただきながら、日本全国の子どもたちを無料で劇場に招待し、演劇の感動を届けています。2014年度は159都市、462公演、56万人を招待したそうです。

いわきにおいても、4年連続でいわきアリオス大ホールで、「こころの劇場」を実施して頂き、いわき市内小学校6年生が無料招待され、各回1,500人×2公演で、四季の生のミュージカル舞台を鑑賞しました。他都市まで出かけずに、特に出かけるきっかけや、そんな家庭環境にないこどもたちにも広く、その機会を与えてくれることに感謝です。

<2014年のこころの劇場は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/35568714.html
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今回の演目、『人間になりたがった猫』は、「人間になりたい」と願うネコ・ライオネルの物語です。魔法で2日間だけ人間の姿になったライオネルが、旅の途中ですてきな仲間とであって「恋」や「涙」を経験し、大切なことを学んでいきます。ここから命を大事にしよう、他人を思いやる気持ち、生きる勇気等をダイレクトに感じることができるのではないか。

<劇団四季 プロモーションビデオはコチラ>
https://www.youtube.com/watch?v=5wWxkLrMdWQ 

演劇終了後には、役者の方々ホールに出て手を振ってさようならをしてくれます。実際に自分の目で見て、同じ場所に立ち、さらに実際に触れたこどもたちは、ものすごい経験をさせていただいたと思います。私も末席で鑑賞させていただきましたが、開始1分前までは、大きくざわついていた館内が、開始直後からしーんとなり、小学生全員が真剣に劇に見入っているのを肌で感じました。途中退席もなく、素晴らしい経験、人生の財産になったと思います。
 
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実は、この劇の設営には、企業ボランティアの方も多数、裏方を支えていらっしゃいます。企業スポンサーである三菱重工様からは金額のみならず、企業ボランティア派遣を5名いただき、舞台装置の設営・撤収等を、正に汗をかいてやってくださいました。

ちょっとだけアリオス楽屋口を拝見させていただいたのですが、幕や衣装、舞台セット、小道具、専用台車、さらには衣装を洗うための洗濯機まで!とんでもない量の荷物が、11トントラックに満載されます。それを役者も含めて四季スタッフが、どんどん詰めていきます。舞台終了後からトラック搬入完了まで、たった2時間あまり。その驚異的な手際の良さに感服しました。

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3時間前までは、この舞台を役者がところせましと演技し、ほぼ満員の聴衆がそれに見入っていたのがウソのような静寂。アリオスの舞台もこのように活用していただくと、管理者冥利につきるのではないでしょうか。

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蕎麦さくらいの鴨南蛮カレー 1.5盛もできます。

今日のいわき地方は、みぞれまじりの天候。かなり冷えてきてます。午後は雪かも。こんなときは、あったかい蕎麦。シンプルなザルが一番美味しい、さくらいさんです。ランチのかき揚げザルは、定番です。

<SOBAダイニングさくらいの限定ランチは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/41395113.html 
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ザルで美味しいソバですが、これに鴨出汁を入れ、さらにはカレー風味にしてしまうという、ある意味もったいない、ぜいたくなのが、鴨南蛮カレー。1.5盛りもできます。

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決して安くはありません。丁寧な仕事ぶりに足繁く通われるファンも多いと思います。

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江戸時代は、ソバ屋がそのまま飲み屋になっていました。その意味で、ソバを〆で食べる前の、酒のつまみを用意するのが、本来あるべき姿なのでしょう。本流を地で行っているお店だと思います。

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龍馬プロジェクト東北ブロック 視察とキャラバン

2016/1/28(木)-1/29(金)の2日間で、龍馬プロジェクト東北ブロックが開催されました。今回は、初日に東京第一原子力発電所の視察とキャラバン、2日目に津波被災地ツアーです。参加いただいたのは、龍馬プロジェクトのメンバー12名です(新規希望者も含む)。北は山形、西は石川・大阪から集まっていただきました。

<龍馬プロジェクトは、コチラ>
http://ryouma-project.com/

神谷会長は、当日始発でいわき入りし、フラガールを事前調査するほどの気合いの入れよう。専用バスでJヴィレッジに向い、そこで現在の福島第一原発の廃炉作業の進捗と、汚染水の現状等の説明を受けました。私の1F視察は3回目、前回はちょうど1年前です。

<福島第一原発 1-6号機を視察は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/43137576.html
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福島第一原子力発電所内は、原則として安全保障の観点から撮影禁止です。一方、1Fから約20km離れたJヴィレッジ内は特に指定がなければ、原則OKだそうです。基本的に1Fの作業員はすべてJヴィレッジにバスか自家用車で集合し、ここからJヴィレッジに移動します。現在、Jヴィレッジと1Fの間には、早朝3:30-20:30までの間、130本もの専用シャトルバスが運行し、作業員の方々を運んでいるそうです。

以前は、Jヴィレッジに入構したときから、東電職員・作業員らから、ぴりぴりとした緊張感を、ビンビンに感じたのですが、今回は、作業環境が良くなったせいか、そういった異常な緊張感は緩和されたように感じました。実際に、1F内の、とある屋外通路では、タイベックやマスク装着なしに、歩いて移動している作業員の方がほとんどでした。もちろん1-4号機付近では、まだまだ空間放射線量は高く、300μSv/hを超える場所もありますし、汚染水問題の完全解決にいたっていません。さらには燃料デブリの取り出しには新たな技術開発が必要で、まだまだ全体として予断を許しません。

<東京電力 東京電力福島復興本社@Jヴィレッジ再訪問は、こちら>
http://www.mikito.biz/archives/42233395.html
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東電としては、廃炉の作業過程を、多くの方々に知って理解してもらうため、実際に見学にきてほしいと考えているそうです。そして見てきたことを外部に発信して欲しいとのこと。実際には、受入れ人数のキャパシティの課題があるので、数ヶ月先まで予約が一杯だそうですが。

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前回の視察から、いろいろな作業環境の改善がありました。
・大熊町に給食センターが完成し、毎日1200食のランチが供給できるようになった。380円均一でランチ2種類、メン、カレーから選べるそうです。
・1F構内に、コンクリートで完全に遮蔽された作業員の休憩所が完成し、この中では完全に普段着で、休憩し、また食事を取ることができる。
・1F構内に、コンクリートで完全に遮蔽された事務所等ができ、この中では完全に普通のオフィス環境。

たまたま視察当日は、作業環境の改善デーだったらしく、東電の常務と1F所長の連名で、作業員にメッセージ付でお菓子が配られていましたので、私達もそのおこぼれに預かりました。

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いわき駅に戻ってからは、龍馬プロジェクトの新規加入希望者に対して、龍馬プロジェクトの設立経緯、普段の活動、目指すところ等を、神谷会長自らお話し頂きました。私も改めて会長の話を聞いて、背筋が伸びました。

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会場を変えて、龍馬の既存メンバーと新規加入希望者を交えての懇親会です。メンバーの近況報告や、新規加入希望者の活動等の情報交換をすることができました。

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翌日は、津波被災地ツアーです。いわきの沿岸部は、ほぼ全域で5-10m程度の高さの津波が押し寄せました。集落によっては建物が全て流されました。多くの集落は高台に集団移転し、跡地は防災緑地として残されますが、津波・高潮を防ぐための防潮堤を作った上で、住宅用地として整備する場所もあります。

総延長28km、高さ7.2mの防潮堤を作るために、300億円ともいわれる公費が投入されるといわれています。2年前に防潮堤の必要性についての議論がありましたが、当時は「人の命にはかえられない」といった定性的で感情的な意思決定がされたと記憶しています。定量的な判断を期待する層があまりに小さくて、議論になりませんでした。

日本の政治を地方から変えていく!龍馬プロジェクトの活動を通じて、仲間と一緒に地方、そして日本をあるべき形に持っていきたいです。

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注)東電敷地内の写真の撮影は、東電様の許可を受けております。

塩屋埼灯台てっぺんからの眺望から、人類の営みを考える

塩屋埼灯台に来ました。いわき市民であれば、一度は灯台のふもとの山六観光に来ているはず。実は「日本の灯台50選」にも選ばれています。北に薄磯海岸、南に豊間海岸があり、震災前は、まさに海水浴の適地でした。

地理的には、この一帯は潮の流れが激しく暗礁も多いですが、ここを通らないと東回りの船が進めないので、海上交通の要所のひとつでした。そのため早い時期に灯台が設置されましたが、人力でミラーを回転させる等、いまでは信じられない、過酷な労働環境でした。太平洋戦争時には米軍の標的となり、飛行機や潜水艦からの攻撃を受けて破壊され、灯台職員の殉職もあったそうです。
 
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その灯台のてっぺん、海抜73メートルの断崖+搭の高さ24メートル=海抜97メートル!からの眺めは、絶景!です。小名浜のマリンタワーもいいですが、こちらは海岸波打ち際に立っていますので、海の臨場感が圧倒的です。土木工事が進む薄磯地区が一望できます。福島県が進めている防潮堤の建設も一目瞭然。自然の力に対し、人間がそれに抗う(生命を守るための)防潮堤です。地上からみると8m近い防潮堤は、海が見えなくなってしまうくらい巨大なものですが、上空から見ると、非常に小さいものに見えます。津波が7mであれば防げるかも知れないが、10mだったら、ほとんど減災の役割を果たせないかも知れません。人間が自然に抗うことに、無常さを感じます。この鳥の視点は大事だと思います。

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人間の知恵や技術が、自然を(我々が便利なように)変えてきたということを、上空から考えてしまいました。一度、この灯台のてっぺんで、数分間、自問自答することをオススメします。薄磯地区の防潮堤工事・土地区画整理事業の進捗が一望できます。もっと早く来ていれば、進捗の進み具合が定点観測できてよかったかも。

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灯台の横には、参観施設が一般公開されており、有料200円で灯台資料展示室も見学できます。一代前に実際に使われていた灯台設備が展示されており、臨場感あります。15秒に1閃光させるので、電動となる以前は、手動でバネを回してその重力で回転させていたそうです。その光は22海里(約40km)まで届くので、海の安全に大きく貢献してきたのでしょう。一度、この灯台てっぺんに登ることを強くオススメします。

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塩屋埼灯台の歴史がわかる資料館。以前は、灯台番として10名以上が常駐していたとのこと。

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濃霧等で視界が悪いときは、ラッパで海上に向かって警笛をならしていたとのこと。どんな大音量でも届く距離は、数キロメートルのはず。いまならGPSとレーダーで一目で位置把握ができますが、ちょっと前までは海上交通の安全は、目と耳でやっていたんですね。技術の進歩の有用性がいろんな産業に大きな影響を与えていることにも、あたらめて感じ入りました。

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森林の仕事ガイダンス 緑の研修生

森林の仕事ガイダンスに参加。林野庁補助事業「緑の雇用」現場技能者育成対策事業の催事です。木材単価が低迷するなか、林業家の経営は補助金無しには成り立たないのが現実です。具体的にいうと、伐採をはじとする運営コストが、木材売却収入を上回っている限り、森林経営は成り立ちませんし、森林作業者の待遇は低いままになってしまいます。さらには森林に人の手が入らなければ、いわゆる森林が荒廃してしまいます。

今回は、林野庁補助事業「緑の雇用」を活用して、他業種から新規に林業作業者となり、森林の担い手となるための研修プログラムを受講している「緑の研修生」、2-5年目の若手が3名登場しました。一人は、女性です。前職は、それぞれ内装業・印刷業・医療と、まったく別業種からの転職だそうです。

<平木材市場は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/43649810.html
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一人前になるのに3~5年はかかるという森林の仕事。以下が、一連の生産・出荷の流れですが、森林の仕事は、伐採に目が行きがちです。トークショーの中で、林業の機械化が進んだ結果、もっとも重労働なのが「地ごしらえ」ということを初めて知りました。
 
1. 地ごしらえ 
伐採した森林に次の苗木を植えるため、整地をする作業。

2. 植え付け
地ごしらえを終えた場所に、苗木を一本ずつ植付け。

3. 下草刈り 
植付けされた苗木の成長を妨げる植物を、年に2回程度除去する作業。

3. 除伐
形質の悪い木を除去する作業。

4. 枝打ち
無節な良質材の生産のため、枯れ枝やある高さまでの生き枝をその付け根付近から除去する作業。
 
5. 間伐
混みすぎた森林を、適切な密度にするための、間引き作業。

6. 主伐
伐採時期を迎えた木を伐り収穫。すべて伐採する「皆伐」だけでなく、部分的に伐採する場合もある。

7. 集材・運材
材地に散在している伐倒木や造材した丸太を林道端などの1ヵ所に集める作業。運材は、集材された木材をトラックなどに積み込み、木材市場や貯木場に運ぶ作業。

<いわきの林業 伐採現場コスト削減の救世主ハーベスターは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/45860897.html 
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森林の仕事の魅力を、いろいろ話してもらいました。
・現場仕事が刺激的だ(重機を自由自在に扱うし、伐採はダイナミックだ)
・山を守っていくことにやりがいを感じる(苗木の成長を見守るのは楽しい)
・山で食べるごはんがうまい(イノシシをさばいて、食べることも)
・逞しくなり、健康になった(腰痛がなくなった)
・前職のスキルや経験を活かせる
・四季の移り変わりを肌で感じることが出来る
・都会では見られない自然の姿や景色に出会える
・仕事とプライベートのバランスが取りやすい(作業は、ほぼ毎日8:00スタート、16:00の定時終了)

一方、つらいことも、、、
・夏の暑さ(地ごしらえは木陰がなく、1リットルの水を飲み干してしまう)
・苦手な動物・虫がいる(スズメバチに刺された経験が複数ある)
・コンビニまでが遠い(現場から30分くらいかかる)
・常に危険と隣り合わせ(チェーンソーの取扱いや、伐倒)
・冬の作業がつらい(雪や寒さ)
・座学が眠い(複数の資格取得には、一定の座学の時間が求められる)

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林業に従事するには、森林組合の現場職員になるか、もしくは民間の林業事業体に就職するかのどちらかです。採用規模が大きいのは、前者で全国には約700の森林組合があります。福島県内には17の森林組合があり、いわき市にも「いわき市森林組合」があり、主に組合員(民間)の森林所有者から委託を受けて、林業の作業をします。森林組合は、お役所・公的機関ではなく、森林所有者(組合員)が出資して利用する、森林組合法に基づく協同組合です。農業でいうところの農協・漁業でいうところの漁協にあたる組織。

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福島県森林組合連合会の方にお話しを伺うことができました。福島県としての認定事業体(経営主体)は、80近くあり、いわき市だけでも14事業体があります(いわき市森林組合を含む)。そのうち、いくつかの事業体が集まって、磐城林業協同組合(磐林協、ばんりんきょう)を作り、国有林の管理等を受託しているそうです。

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作業服・安全靴・ヘルメット等の展示。最近の作業服には特殊な繊維が使われており、仮にチェーンソー事故が起きても、作業服の繊維がチェーンに絡みついて最低限の回転で停止するようになっているそうです。

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チェーンソーの実物展示。実際に持たせて頂きましたが、(意外に)軽い。女性でも作業できるという説明に納得しました(もちろん、軽作業レベルではないことは事実ですが)。

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森林作業者の給与は、一般に比べて低いと言われています。また月給制でなく日給制がほとんど。初任者で7000-8000円、ベテランで1万円/日といわれています。林業作業者に新規就業してもらうには、この待遇をどこまで魅力的な水準にできるかも大きな課題です。

<参考>福島県の県内総生産(GDP)は、6兆4000億円で、うち林業のGDPは63億円で、約5%強を占めています。それに対して福島県全体の一般会計予算規模は1兆7000億円で、うち林業関係予算は約20億円で、約1%。

 
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吉田みきと プロフィール

ふるさとの福島県いわき市で、市議会議員として活動を開始しました! いわき市は、今、複層的な問題が山積しています。公認会計士としてのキャリアを生かし、フレッシュな視点で問題点を洗い出します。



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