現在、常磐線は、原発事故の影響で、竜田駅 - 原ノ町駅間および相馬駅 - 浜吉田駅間の二区間が運行休止しています。以下の区間が正常運転していますが、原発事故により、相馬地区が分断され、南相馬-相馬が、文字通り、陸の孤島となっています。
まさに無人駅。レールは錆果てていました。直接的な津波被害を受けた富岡駅と比べれば、思ったよりは朽廃は進んでいなかった。
<富岡駅は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/39441989.html
無人の駅には、3.11当日のまま残された、通勤・通学用自転車がそのまま残されています。もっとも、持ち出したくても、線量チェックが必要なので、自分の自転車であっても、勝手に持ち出せません。
駅前の空間線量は、1.17μSv/h。基準値の0.23μSv/hを大幅に上回っていますが、町の基本的方針は、住民の早期帰還に向け、まずは避難指示解除準備区域として、当面の間、引き続き避難指示が継続されるが、復旧・復興のための支援策を迅速に実施し、住民が帰還できるよう環境整備を目指すことになるようです。