吉田みきと ほぼ毎日ブログ

「死して不朽の見込みあらばいつでも死ぬべし。 生きて大業の見込みあらばいつでも生くべし。」 吉田松陰・高杉晋作語録   「金もいらぬ、名誉もいらぬ、命もいらぬ人は始末に困るが、そのような人でなければ天下の偉業は成し遂げられない。」 西郷隆盛・山岡鉄舟語録

2015年01月

スイーツパラダイス スイパラ

全国に30店舗近くを展開中の、スイーツパラダイス(略して、スイパラ)に行ってみました。90分制限時間1480円で、主食(パスタ・ピザ・チキン)とドリンクバーが付いていて、なんといってもここの売りは、「スイーツ食べ放題」。ショートケーキ、チーズケーキ、ナッツのケーキ等等、20種類近いケーキが、セルフで取り放題です。

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店内はイタリアンテイストですが、非常に簡素。いくつかポスターも飾ってありますが、内装にオカネをかけず、中身で勝負!ということなのでしょう。顧客のターゲットは、ずばり若い女性グループ。実際、店内の半分以上が女性グループ、2割がカップルといったところ。全体では入店客の8割以上が女性でしょう。平日はオフィス勤めのランチ需要、夜はその女子会利用でしょう。

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パスタを注文してみると、生パスタが出てきました。びっくりするほど美味しいかというと、まあ議論の余地はありますが、とにかく生のもっちり感は、生パスタならではのものがありました。ドリンクメニューはけっこう豊富で、コーヒー、ジュース、特にお茶の種類が充実していました。

どれも「感動的ななほど、美味しい!」というわけではないけれど、少しずついろいろなケーキが食べれるのは楽しいね。
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よく見ると、壁紙のクロスが、「スイーツパラダイス」のオリジナル柄でした。ここらへんはチェーン店ならではの、規模の経済の特色です。

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ワイングラスに照明をあてて、インテリアにしていました。一定のクオリティを維持しながら、オカネをかけずにローコストオペレーションを同時達成しているところに、店舗が流行っている要因があるのではないでしょうか。

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磐城平城 本丸跡地を市民開放したい

江戸時代、いわき市平には、安藤家が治める磐城平藩があり、その居城が磐城平城でした。現在のいわき駅北口広場の北側にある小山一帯がお城跡です。現在の住所でいうと、旧城跡、六間門、杉平、桜町あたりが城の中心部分でした。戊辰戦争時に、本丸や櫓は焼け落ちてしまい、一部は民間に売却されました。城の跡地も民間に切り売りされ、ほとんどが個人の住宅地に変貌してしまいました。現在の常磐線の線路敷地は、磐城平城の外堀を明治時代に埋立られたもので、その場所に開通しました。

実は磐城平城の本丸部分には、最後の藩主であり、磐城平藩知事であった安藤信勇の子孫が起居した建物が、改築を重ねて、現在に残されています。駅そば、徒歩2分という絶好のポジションにもかかわらず、宅地開発・マンション開発の波に乗らず、民間によって維持・保存されてきたことは、奇跡に近い。そして、これまでこの建物は個人所有であることから、20年間以上も非公開でした。

<磐城平藩 安藤信勇(のぶたけ) 最後の藩主>
http://www.mikito.biz/archives/36153045.html

この建物は、建物を使い続けるために、内部は相当な近代化リニューアル工事をしています。にもかかわらず明治時代の面影が、かなり残っています。安藤家の方々がここで起居していたかと思うと、先人の足跡をさらに知りたくなります。

<磐城平城 本丸・旧平藩庁跡地の建物>
http://www.mikito.biz/archives/36497002.html
平城募集要項2
敷地には、白蛇堀(はくじゃぼり)という内堀も残されています。敷地外から見えないので、その存在自体を知らない方がほとんどではないかと思います。ここもわびさびの趣があります。

<磐城平城 白蛇堀(はくじゃぼり)>
http://www.mikito.biz/archives/36496876.html
 
現代にいわき市平に住んでいる方、勤務されている方、飲みに来られる方らには、ぜひこの敷地を訪れ、建物を見て欲しいと思っています。そして先人達の足跡に触れ、自分たちのルーツを感じて欲しい。現在は、個人所有なので勝手に敷地内に立入ることはできませんが、なんとかして一般市民に開放してもらえる機会を作っていきたいと思っています。敷地内には桜の木もありますので、お花を愛で、本丸跡からいわきの町を見下ろすのも面白いはず。

 

いわき市内の小学校・中学校の学級数

いわき市には71校の小学校、42校の中学校があります。昨今、少子化に伴って学級数の減少が深刻です。一般的には、1学年の学級数が1個だけになってしまうと、クラスの入替えがなくなり、友達の交流機会の減少、入替えによる気持ちの刷新等がなくなり、マンネリ化してしまう面があります。なお、私の母校である平第三小学校は、当時、1学年5クラス(特殊学級も入れれば6クラス)で1クラス40人だったので、クラス替えは新たな友達ができる楽しみでもあり、親友とクラスが分かれる悲しさもあって、それはそれで良い経験になったのではないかという個人的感想があります。

いったい市内で、どのくらいの学校が1学年の学級数が、クラス替えがない「1学年1クラスだけ」(1校6学級以下)なのかを調べてみました。すると、31校、全体の4割以上の小学校が「1学年1クラスだけ」(1校6学級以下)でした。さらにその内15校は5学級以下、すなわち複式学級といって、2つ以上の学年をひとつにした学級で授業をしています。これは学年による学習進度の違いもあり、あまり教育上良くないといわれています(もちろん、少人数による良い面もあるのでしょうが)。

先日、訪問した田人第二小学校は、複式学級でしたが、少人数教育の良いところを最大限活用して、生徒ひとりひとりに目が届く、のびのびとした環境でした。しかしながら、児童の友達との関わり等の教育上の観点及び財政上の制約から、田人地区において統廃合となりました。

<田人第二小学校 閉校予定>
http://www.mikito.biz/archives/35989695.html

逆にすべての学年が2クラス以上ある(すなわち12学級以上)学校は、半分に満たないということもわかりました。当面、入学する児童数の減少傾向は不変ですので、この割合が減ることがあっても増えることはなさそうです。

文部科学省が公表した手引案によれば、6学級以下の小学校、3学級以下の中学校は教育上の課題があるとして「統廃合などの速やかな検討」を求めています。その基準によればいわき市内で検討対象となるのは、全体の16%にあたる18校。
 
<小学校15校>大野一・大野二・久之浜二・川前・桶売・小白井・好間三・好間四・白水・田人・沢渡・三坂・差塩・永戸・永井
<中学校3校>川前・小白井・差塩
 
なお上記のうち、沢渡小・三坂小・差塩小・永戸小・永井小と差塩中は、公式な説明会だけでも10回の地区説明会を経て、平成27年4月からの三和地区学校統廃合に向けて準備が始まっています。残りの12校を今後どうしていくか、各地区で話し合いが始まることになりそうです(すでに進行中もあり)。こどもの教育上の課題だけでなく、地域の精神的つながりや、財政上の制約等、複数の論点があるので、目が離せない。
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参考までに中学校も調べてみました。1学年の学級数が1クラスだけ(1校3学級以下)は15校、4割弱でした。さすがに、中学校になると複式学級を実施している学校は少ないですが、それでも3校が複式学級です。さまざまな背景や理由で複式学級になっていると推測しますが、児童の教育機会は可能な限り均等になってほしいと思います。
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東北の祭り 入込み客数ランキング

国土交通省東北運輸局調べの「主なお祭り(平成24年)」に、東北各地のお祭りの入込み客数が公表されています。それといわき市のいわき海水浴場及びいわき夏まつり入込み客数を併せて、ランキング表を作ってみました。入込み客数のカウント方法には疑問もあります(ダブルカウントやヒアリングベースのカウント等)が、おおまかに過去の推移と他の祭りとを比較をするには、ある程度、有用と思います。

圧倒的な第一位は、青森ねぶた祭りの300万人。青森市の人口は30万人なので、その期間だけで市の人口の10倍近い入込み客数があることになります。ねぶたに参加したことがありますが、地元の踊る人「ハネト」が自ら大いに楽しんでいます。そして地元以外にも「ハネト」の役を広く開放し、市外の方にも踊って楽しんでもらえるしかけが、多大な入込み客数を実現しているのではないか。

2位、3位、4位が拮抗していて、仙台光のページェント、弘前さくらまつり、仙台七夕祭りです。以下、続きますが、驚いたのが福島県のお祭りが20位以内にほとんど登場してこないことです。これには、風土や文化を壊してきた歴史や、重要視してこなかった姿勢が遠因なのではないかと推測します。

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<国土交通省東北運輸局調べの「主なお祭り(平成24年)」といわき市のいわき海水浴場及びいわき夏まつり入込み客数から作成 単位:千人>
http://wwwtb.mlit.go.jp/tohoku/zudemiru/51.zu-d13.pdf

その中でなんとか19位にいわき港まつり、20位に平七夕まつりがランクイン。前者は小名浜アクアマリンパークで開催される花火大会がメインコンテンツで、音楽と花火の融合がテーマです。後者は平まちなかの本町通り(旧陸前浜街道)付近で開催される七夕と、最終日に駅前大通りで開催される「いわき踊り」の2つがメインコンテンツです。

私も2年連続で、いわき踊りに参加しましたが、参加すること自体が非常に楽しい。サンシャインマラソンでも同じ事がいえるのですが、地元の参加者とともに運営側もどう楽しめるか、やりがいがあるかがキーだと思います。そうすれば次のステップとして、市外の方も参加したい=入込み客数の増加につながるのではないか。

<平七夕まつりの開催意義は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/28089450.html

地方消滅 - 東京一極集中が招く人口急減 増田寛也著 人口集積と労働生産性の正の相関

平成26年5月に発表された「日本創成会議」の報告書、いわゆる増田レポートは、出産年齢である20-39歳の女性の減少に着目して、2040年には896の自治体が消滅しかねないというショッキングな内容で各方面の注目を集めました。著者の増田寛也氏は、元岩手知事、元総務相。人口減少が明らかなのに有効な手を打たない行政にもの申すべく、確かな資料から増田レポートが作られました。本書はその増田レポートをベースに、各地での取り組みや、日本総研の藻谷浩介氏や宮城県女川腸脳の須田善明氏らとの対談などをまとめたものです。

<藻谷浩介氏からいわきへの提案は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/30993813.html

「自治体消滅」という言葉はショッキングなものですが、分析されたデータそのものは、決して目新しいものではありません。すなわち、国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25年3月推計)」であり、データや推計結果は、は誰にでも公開されています。大事なのは、データはずっと目の前に置いてあり、問題は明らかだったのですが、誰も関心を示してきませんでした。有効な手立てがない難しい問題に手を付けなかっただけという言い方もあるかもしれません。問題を直視したくない人にも、問題を見えるようにした功績は大きいと思います。年金破綻の問題と似てるなあ。

東京の人口一極集中、地方の若年女性人口の減少、東京の本社機能一極集中、企業の雇用形態の変化、結婚希望者の低減、結婚希望者の既婚率の悪化、良くない子育て環境による既婚者夫婦の出産率の低下、核家族化の増加、年金受給者の増加、故郷に戻れない・戻らない若者の増加。

多くの地方で、若者に適切な職業がないから「仕方なく」都会への流出を余儀なくされている。これは、地方の経済雇用基盤そのものが崩壊しつつある事を意味しており、地方が「消滅」プロセスに入りつつあるといっていい。やがて高齢者すら減り始め、高齢者を含めた「人口減少」による消費の低迷が進んでいくであろう。 

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女川町長の須田氏が、町の復興にあたり、町内で150回以上の説明会を開いて、町の規模縮小に向けた住民合意を取り付けていったそうです。そこで話したことは3点。これには激しく賛同しました。
1. 復興財源の多くは国費だが、1000億円かかれば一人800円、2000億円かかれば1600円、全国民からの負担で成り立つ復興であり、それを踏まえれば、復興のための国費だからこの際何をやってもいい、という考えはありえない。
2. 安全な宅地を作れば復興、ではない。それを通じて将来世代が引き継げる街を創れるかが問われている。今だけをとらえるのではなく、将来像を見据え、今を乗り越えることが重要。
3. 復興は当事者である我々一人ひとりが皆で取り組むものであり、自ら立ち上がる姿勢がなければ、支援の手さえ離れる。

人口減少社会では、とりわけ人材への投資が重要になってきます。一方、生活のための必要な公共サービスは維持していかなければなりません。これから1.2億人のサイズに合わせて作ってきた公共施設が老朽化し、道路・橋梁の建て替え・改修時期を迎えます。はたしてすべての施設でそれが財政的に可能なのか、今後の人口動態を考えた場合、必要なのかを検証しなければなりません。

<朽ちるインフラについては、コチラ>
 
その際のキーワードは、まちの集約化と多機能化です。しばしば地方都市はコンパクトシティを目指すべき、ということが叫ばれますが、効率的、効果的にサービスを提供するための「守りのコンパクト」だけでなく、新たな価値を生み出す「攻めのコンパクト」です。都市集中の効果は、経済学的に立証されていますし、日本でも内閣府が実証研究を公表しています。その統計分析結果によれば、人口集中度が高い地域の方が労働生産性は高まる。特にサービス業はその集積による生産性向上効果が大きいとされています。また、事業所密度の上昇、すなわち事業所の集積度の上昇は労働生産性を高める傾向にあることがわかっています。仮にある県の事業所密度が2倍になれば、労働生産性は約12%上昇するとのこと。企業間の地理的な近接性は、フェイス・ツウ・フェイス・コミュニケーションによるアイデアや情報、技術知識の交換を通じて、研究開発やイノベーションを容易にすることにより、都市全体の生産性を高めると考えられます。規模の経済とともに、多種多様な業種とのこうした相互交流を通じて獲得された多くのアイデアやビジネス機会等のメリットをもたらす集積の経済が、労働生産性を押し上げます。いわきにおいても廃炉研究をはじめとする新たな産業が興りつつあります。これからは行政・医療・福祉・商業が新たに集積することによって人・モノ・情報が活発に行きかうことによる、新たな価値創造・イノベーションを期待したい。

<内閣府 地域の経済2012>
http://www5.cao.go.jp/j-j/cr/cr12/chr120302.html
 
それには地方にある地方中枢拠点都市に人口の「ダム機能」を持たせることです。これから当面引き潮を迎える地方圏が踏みとどまるための、人口流出を食い止めるアンカーの役割です。地方の持続可能性は、若者にとって魅力がある地域かどうかにかかっています。もうほぼ答えは見えています。若者に魅力のある地方中核都市を軸として、新たな集積構造を構築できるかどうかが、地方生き残りの最後の策でしょう。まちがいなく地方の人口減少は避けられないし、予算等も年々縮小していきます。国からの地方交付税も縮小方向にあるでしょう。その条件下で限られた地域資源を再配置し、地域間の機能分担と連携を深めていくこと(地方中枢拠点都市を拠点としつつ、それに接する各地域の生活経済圏が有機的に結びつく状態)、いわゆる選択と集中が求められることになるでしょう。仮にそれができたら、東京圏に比べて住環境や子育て環境が恵まれているので、若者世代の定住が進み出生率も上がるかもしれません。


等身大のガンダムRX-78@お台場

お台場のダイバーシティに、等身大ガンダムが出現しています。遠くからも、ガンダムの勇姿が確認できます。木陰の奥に、あのガンダムRX-78を発見!全長18m、配色もそのまま、夜にはライトアップされ、胸の排気口からは時折風が出る演出、コクピットも原作通り再現されていて乗り込み可能とのこと、動力機関を内蔵していないこと以外はほぼ本物のガンダムといっていいでしょう。

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これまで実物大ガンダムは2009年夏に期間限定でお台場の潮風公園で公開されていました。その後2010年に静岡市葵区の「静岡ホビーフェア」で公開されていました。そして2012年4月、新たに開業した「ダイバーシティ東京」に出店したガンダムフロント東京の目玉として再びお台場に帰ってきました身長18メートル。思ったより大きいと感じるか、小さいと感じるかは人によるかも。個人的には、このコアブースターには(狭そうで)乗りたくないなあとおもいましたが。

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真下から見上げると、迫力あります。「アムロ、行きマース!」という台詞が、聞こえてきそう。実際には、外国人観光客が半分くらいいて、中国語とマレー語に囲まれて、ガンダムを見上げるというシュールな雰囲気に飲まれてました。

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お隣のダイバーシティでは、「ガンダムフロント東京」があり、有料でディープなガンダム世界を堪能できるようです。今回は時間がなくて、行けませんでした。

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18メートルの実物大ガンダムを動かすという、ガンダム40周年に向けたプロジェクト『ガンダム GLOBAL CHALLENGE』という企画も動き始めているようです。ガンダム人気、おそるべし。
 

富士宮焼きそば B級グルメ

お台場の日本科学未来館前で「富士宮やきそば」の屋台で食べました。富士宮焼きそばは、B級グルメの人気を決めるB-1グランプリで、第1回と第2回は第1位、第3回は特別賞となった焼きそばです。富士宮市が地域おこしとして1999年からはじめたもので、ご当地ものとして、地域おこしの成功例のひとつといえるでしょう。浜通りの「なみえ焼きそば」の源流も、富士宮焼きそばにあるといって過言ではありません。

 「富士宮やきそば」の名称自体も商標登録されており、名称を使用して販売するためには特定の製麺会社から仕入れる、調理法も規定に従う、商標使用料を支払うなど、いろいろ内部ルールがあるそうです。

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何が普通のやきそばと違うのか?具体的には製法や調理法、使う食品が異なります。
1. 富士宮やきそば専用の麺を使用する
2. 油かすを使用する
3. 仕上げに削り粉をふりかける
 
具を炒めた後に蒸し麺を入れ、すぐ少量の水を注ぎ、炒める。水分がなくなったところでやきそばソースを入れてかきまぜる。具・トッピングは、油かす、キャベツ などで、完成後にサバやイワシの削り粉を振り掛けます。

この店ではオムやきそばを出していて、上記富士宮やきそばをオムレツでくるんだモノを提供していました。こればこれで、広島のオムそば風で美味しい。
 
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焼きそばだけど、それなりに手間と工数がかかるので、調理に一皿1分ちかくかかります。特にトッピングに時間がかかっているようでした。かなり待たされたけれど、丁寧な仕事ということで、納得。

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オムそばは、こんな感じ。濃いめの味付けでした。人気があるB級グルメには、その味だけでなく、見た目のインパクトや作りやすいさ、そして開発ストーリー性等が総合的に求められる気がします。B級グルメとしては福島県には「浪江やきそば」があるし、いわき市にも「カジキメンチ」なんていうSea級グルメもあるけれど、それぞれ切磋琢磨して、独自の地位を築いていって欲しいなあ。

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磐城高箸の挑戦

「磐城高箸の挑戦」と題した、高橋正行社長の会社紹介をお聞きしました。磐城高箸は、林業と地域を間伐材を使用した高級割り箸で再生させようという会社です。具体的には、純いわき産のスギの間伐材で、非常にオリジナリティの高い割箸製造・販売しています。この割り箸は、2013年グッドデザイン賞、2014年「新しい東北」復興ビジネスコンテスト大賞等の各種賞を受賞しています。

人と環境にやさしい割り箸作りということで、1.森林環境保全のための間伐材の利用、2.熱エネルギーの再利用、3.障がい者施設への業務委託等に取り組んでおり、日本の林業の再生ということも相まって、各種受賞にとながったようです。

<磐城高箸は、コチラ>
http://iwaki-takahashi.biz/index.html
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今回は、製品化までの流れを説明いただきました。
1. 山林での丸太の仕入れ(いわき市南部のスギ山林で買付)
2. 皮むき・玉刈り(現場でスギの皮をむいて、50cm程度に切ってしまう)
3. 丸太割・帯ノコ(スギ目に沿って縦に割って、一定の厚さに切る)
4. 乾燥(天日乾燥し、その後機械乾燥)
5. 横切り(箸の長さである24cmに切る)
6. ギャングソー(1膳分の箸に切る)
7. 製造機・検品(割り箸にして、ヤスリをかける)
8. 最終製品へ(パッケージング)

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実際に商品を見せていただきました。代表的な商品名は「希望のかけ箸」、3膳セットで540円です。中国産の汎用割り箸が1本1円程度だとすると、ものすごい高級品ということがわかります。なぜなら、パッケージが美しいのみでなく、スギの文様が美しい。間伐材からたくさんの箸ができますが、スギ目が美しいものだけを検品して製品にするので、原材料の約2割程度しか最終割り箸商品にはさせず、残りは他の用途に転用したり、燃料として再利用するそうです。

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製品の過程で発生するおがくずなどもリサイクル、乾燥に使う燃料も余剰のスギ材等、徹底的に環境にやさしい。これからは、企業ノベルティとしての箸袋入れや、スギの精油の抽出、スギ材の鉛筆、スギ材の枕など、いくつもの商品開発中だそうです。まだまだ手さぐりの状態とのことですが、可能性は目の前に広がる青い海のようだと感じました。

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注)上記は、産業創造館で開催された「磐城高箸の挑戦」-東北復興ビジネスコンテスト大賞受賞講演講演会-で見聞したものを、当方の所感でまとめたものです。

いわきサンシャインマラソン ゼッケン到着

2015.2.8開催予定の「第6回 いわきサンシャインマラソン」。ついに、ゼッケンが郵送で送られてきました。大会まであと2週間あまり。10km程度のジョギングはできるものの、それ以上の距離での練習不足が否めません。ゴールまでたどりつくことができるか、非常にあせっています。

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いわきサンシャインマラソン実行委員会では、第6回大会を御支援いただける企業を募集しています。今回の特別協賛企業(協賛金額300万円以上)は、アルパイン、クリナップ、東北電力、アサヒビール、丸紅、マルト、ときわ会、東邦銀行の8社(順不同、敬称略)。協賛企業(協賛金額150万円以上)は、ハニーズ、常磐興産、いわきららみゅう、タウンマガジンいわきの4社。この大会の運営費の半分近くが、企業側の協賛金等でまかなわれておりますので、本当に、これら企業群には感謝しております。

<第4回いわきサンシャインマラソンの大会結果分析は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/23495678.html

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サポートメンバー用の缶バッジを、別途、入手しました。ピンクでカワイイです。

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いわきにサイクリングロード・遊歩道を作る

かねて提言していた、サイクリングロード・遊歩道をいわき市の海岸線沿いに作ることが決まりました。これは、昨年2月に発案し、9月の市議会で提案していたもの。市には約60キロの海岸線がありますが、うち約53キロを信号待ちなしのノンストップで走れることを企図しています。なんといっても特徴は、震災を受けて新設する高さ7.2mの防潮堤の上を海を見ながら走れることです。太平洋の水際のすぐそばを、海風を受けながらノンストップで10km以上の防潮堤の上を走れるコースは全国にもありません。太平洋を見ながらのシニアの散歩や、若者のデート、子どもの自転車冒険旅行にも最適。

実は、防潮堤や県道を建設・管理する福島県、国道を管理する国、市道を管理するいわき市と複数の関係者がいるので、行政的には事業をスピード感をもって進めるのが難しいのです。今回は、何度も当局に足を運び、市民に親しまれる公共施設(特に、「コンクリートの塊」と揶揄されがちな防潮堤)でなければならないと、訴えてきて実現したものです。ご理解・ご協力・ご英断いただきました、いわき市長、土木部、県土木管理事務所、県港湾管理事務所、国土交通省らの担当の方々に感謝です。

<防潮堤をサイクリングロード・ジョギングロードにしたいは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/36255981.html

<議会一般質問 防潮堤をサイクリングロードしたい、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/40131729.html

いわき市の海岸線沿いの薄磯や豊間地区では、復旧・復興事業で防災緑地なども併せて整備しつつあります。そちらにトイレや自動販売機・駐車場なども設置し、利用者のアメニティとしたい。こういった施設により、海岸線近隣の方だけでなく、市内各地から自動車で来て、海岸線で、いろいろなスタイルで遊ぶ、楽しめるようにしたい。まずは市民で楽しむことが第一ですが、それができたら市外からもいわきに来て、見て、学んで、遊んでもらえるようなものになればと思います。

次の課題は、現在建設が進行形の防潮堤や関連施設を、完全に完成する前に、なるだけ使い易いように市民が知恵を出していくことです。参考とすべきは、愛媛県の「しまなみ街道」や、東京都の「多摩サイクリングロード」。「しまなみ街道」は瀬戸内海の景色と、周辺の観光・利便施設との連携が参考になります。「多摩サイクリングロード」は、自転車と歩行者との共存、地域に溶け込んだ利用の仕方、遊び方が参考になります。引き続き、提案・提言をしていきたいと思っています。

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<福島民報2015年1月21日版は、コチラ>
http://qq4q.biz/m0DL

経済は世界史から学べ! 茂木誠著

高校で習った世界史・日本史レベルの知識を用いて、人類は如何に似たようなことを繰り返すのかを、平易に読み解いています。筆者自身の思い込み?の部分もありますが、それも含めてそういう見方もあるなと捉えれば、いいのではないか。さすが、予備校の世界史の人気講師だけあって、多少強引な分析?であっても、とにかく分りやすいことに重きを置いているだけに、読みやすい。

筆者の結論は、 「『消費増税は正しいか誤りか。TPP参加は正しいか誤りか。』経済理論上はどちらも論証可能なのです。…成熟した民主主義国家において、最終的に国の方向性を決めるのは主権者たる国民であり、選挙を通じて国民が選んだ政治家です。愚衆政治に陥らないためには、国民の意識改革が必要です。」、けだし、同感です。

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筆者の基本的スタンスは、自由貿易・資本主義の立場。例えば、国際収支・通貨に関しては、ある国で貿易黒字が続くと、その国の通貨が値上がりするので通貨高になって輸出にブレーキが掛かり、競合国の製品が相対的に安くなって売れ始める。その結果、その「ある国」の貿易収支が悪化していき通貨が下落、やがて国際競争力を回復する。自然に任せておけばシーソーバランス的な調整力が働いて上手くいく、という例です。

著者の、(やや独断か?と思われる)仮説・主張の例。
「国の借金とも言える国債を引き受けたことが、中央銀行設立の動機だった。」
「全米12箇所に置かれた連邦準備銀行の出資者はすべて民間の金融機関である。」
「第一次世界大戦では、欧州各国は軍事費を捻出するため国債を発行した。その多くが、アメリカの証券市場で発行された。当時アメリカは、軍需物資の輸出で潤っていた。一方で、連合国の勝利が揺らぐと、国債が紙くずになるのを恐れて、参戦を決意した。」
「ドイツがユーロ導入に熱心だったのは、マルクを捨てて統一通貨に加われば、マルク高不況にならずに済むから。」
「ポルトガルやオランダが競って日本に来航し、長崎出島にオランダ商館を建設した最大の目的は日本銀を手に入れるためだった。そして、江戸幕府が鎖国に踏み切ったのは銀の流出を恐れたからだ。」
「ドイツ、アメリカ、日本の発展の歴史を見れば、発展途上国が先進工業国に転換する過程において、保護主義の採用が効果的であることが歴史的に証明できる。」
「米韓FTAは、金融危機後の雇用確保のためにアメリカが輸出倍増計画の一環として韓国に締結を迫ったものだ。ISD条項も米韓FTAに含まれている。」
「日本の地方では、商店街の多くがシャッター街となってしまったのは、日米構造協議による大店法の改正がきっかけである。」
「その後の、建築基準法の改正、裁判員制度の導入、労働者派遣法の改正、郵便貯金の改革などは、いずれもアメリカの年次改革要望書の要求の結果である。」
「20年以上続いた構造改革の仕上げが、TPPである。」
「日本の廃藩置県がうまくいったのは、中央政府が藩の借金をすべて肩代わりするとしたから。」
「日本の輸出攻勢を抑えるためなされたプラザ合意の円高誘導後、円高不況となり、内需活性化のための低金利がバブルを誘発。アジア各国にも飛び火し、ドルペッグのアジアNIESが急成長したが、その後の『強いドル』政策によって、アジア通貨危機が引き起こされる。」
「その後、ヘッジファンドの円買いによって、急速に進んだ円高を阻止するため、大量に日本政府はアメリカ国債を購入。アメリカ政府は日本に国債を売った金で軍事費を調達。さらに、余剰資金は不動産バブルを引き起こす。これが、サブプライムローンの引き金となった。」

同意する点も多いし、知らなかった(検証できない)点も多い。そういう意味で、歴史をモチーフにした、著者の主張は、非常に新鮮でした。

新春賀詞交換会 史上初 内堀知事・双相地区首長が出席

いわき市の新春賀詞交換会に出席しました。来賓が、いわき史上初めてつくしでした(いちおう、私も来賓の末席です)。第一に、福島県知事がいわき市の新春賀詞交換会に出席したことが初めてであること。新任の内堀知事が、会の冒頭から出席され、10分近くのスピーチをされました。ノー原稿で、福島にかけるご自分の思いを語られました。要所に、いわき市及びいわき市長への賛辞、ヨイショもちりばめられ、スピーチのお手本にしたいと思わせる内容でした。

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内堀知事は、スピーチの内容もさりながら、アクションや素振りにも非常に気をまわしていらっしゃる方です。いわき市は、福島県庁からは、距離的にも精神的にも遠く離れた地です。これまで佐藤雄平知事に仕える副知事として、福島各地への理解はあるとはいえ、いわきというアウェーの地で、臆せずに話されたことは、肝っ玉深いなあと感じました。

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特筆すべき第二点は、双相地区8町村のうち、7町村の首長(町長・村長)が、同時にいわき市のイベントに参加していただけたことです。
広野町 遠藤智町長 人口5000人
楢葉町 松本幸英町長 人口7000人
富岡町 宮本皓一町長 人口14000人
大熊町 渡辺利綱町長 人口10000人
双葉町 伊澤史朗町長 人口6000人
浪江町 馬場有町長(欠席) 人口18000人
川内村 遠藤雄幸村長 人口2500人
葛尾村 松本允秀村長 人口1400人

それぞれの町村では、町村外への長期避難者を多数抱え、多忙なはずです。一方、その長期避難者の相当割合がいわき市へ定住しつつあります。事実上、いわき市との共存をせざるを得ない自治体。基礎自治体としても存立基盤や、住民の帰還希望、地域愛等について、それぞれが思いが微妙に異なるイシューなだけに、クリアカットに答えがでるようなものではないです。

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天田愚庵 111回忌法要

昨年に引き続き、天田愚庵の法要@松ヶ丘公園に参加しました。1月11日に行なわる111回忌法要ということで語呂がいいです。

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<天田愚庵 110回忌は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/35688480.html

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前回は法要へ初めて参加したので、建物についてじっくり観察できませんでしたが、今回は余裕を持って会場に到着できたので、愚庵が設計したという、京都清水寺そばにあったという居宅をつぶさに見ることができました。愚庵の居宅は3DK(6畳・4.5畳・2畳)の平屋建て。どういうわけか1階の床が1mくらい高くつくられていて、おそらく湿気や通風のために高くしたんだろうと推測します。

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6畳のメイン居室。本当にシンプルです。ここでどう終日過ごし、客人を迎え、思索を練っていたか、故人に思いを寄せました。

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メイン居室からの眺め。この庭も京都の庭を模しており、池に映った月を愛でたと言われています。

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数少ない、額縁。愚庵は何を思ってこの額をかけたのでしょうねえ。

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福島県八重洲観光交流館

福島県八重洲観光交流館を訪問しました。東京駅八重洲南口を出て、八重洲ブックセンターの傍に歩いて3分の場所です。福島県の物産品アンテナショップであり、かつ観光情報の発信基地の位置づけです。ゆるキャラと民芸品を並べて、そして統一感がない色使いは、意図的なのでしょうか、お役所的匂いがプンプンします。日本橋にふくしま館ミデッテが完成したので、福島八重洲観光交流館は閉鎖するという案もありましたが、東京駅前という好立地から存続することになったんだそうです。東京駅が旅の起点であるという地位は、東海道新幹線のリニア開業(品川駅が起点)までは続きそうです。

<日本橋ふくしま館 MIDETTEは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/42332948.html
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外に面した店舗のショーウインドーでは福島県内の伝統工芸品などが展示されています。外には「赤べこ」。通行人から、かなり目を引いています。ゆるキャラよりこちらのほうが、個人的には好き。

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明るくてきれいな印象の店内では、県内の物産品や伝統工芸品がところ狭しと置かれています。小ぶりな店舗ですので、すぐにざっと見渡せるくらいです。やや狭いか?という印象。
 
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この店の一番の売れ筋は、なんといっても三万石の「ままどおる」だそうです。うんちくですが、ままどおるはスペイン語で「お乳を飲む人」という意味です。おかあさんの人形ではありません。

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店舗奥には、地元イベント情報の掲示など観光情報の充実していました。

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たくさんの都道府県が、アンテナショップを東京に出店しています。その目的は物産の販売と観光情報の提供ということでは共通しています。その手法が各都道府県で微妙に異なるところがおもしろい。具体的には店舗の商品構成や、規模、総合デザイン等です。これについては、各都道府県アンテナショップ回りをしたいと思っています。
 

日本橋ふくしま館 MIDETTE 金山町の赤カボチャカレー

平成26年4月に東京・日本橋にオープンした「日本橋ふくしま館 MIDETTE(ミデッテ)」を訪ねました。中央通り沿いには、複数の県のアンテナショップが立ちならんでいますが、日本橋高島屋からやや北に離れた場所にあります。福島県のアンテナショップとしては、東京駅前に福島県八重洲観光交流館がありますが、こちらの方が新しいし、規模も大きいです。いわき市から来たことをスタッフに伝えたら、大歓迎していただけました。
 
<福島県八重洲観光交流館は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/42333337.html 
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福島県の首都圏情報発信拠点として誕生した、日本橋ふくしま館 MIDETTE(ミデッテ)は、福島の日本酒や果物、工芸品などの特産品を販売し、また観光情報や、食の安全・安心を確保する取組みなど、「ふくしまの今」を発信する場でもあります。愛称の「MIDETTE(ミデッテ)」とは福島県の方言で「見てね、来てみてね」といったお誘いの気持ちを表した、おもてなしの言葉です。

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もともとは、東京都江戸川区のイトーヨーカドー葛西店内にあった、「ふくしま市場」が、福島県のアンテナショップの役割を果たしていましたが、それが発展的に解消して、日本橋ふくしま館MIDETTE(ミデッテ)として生まれ変わったそうです。
 
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いわきからは、「おのざきの厚揚げソフトかまぼこ」が平場のショーケースに大きなスペースで展示されていました。実際、良く売れているようです。

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酒コーナーが一番充実していたかも。
 
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日本酒の試飲もできます。500円で三種類。色々と飲み比べて自分好みのお酒を見つけることができそうです。

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お酒コーナーの奥にはイートインコーナーがありました。ここでは週替わりで、「浪江焼きそば」や「会津 牛乳屋ラーメン」など福島の色々な名物が登場します。私が訪問したときには、会津金山町の「赤カボチャ」の日でした。金山町は奥会津に区分され、いわゆる豪雪地帯です。数年前に町で独自に「赤カボチャ」を品種改良・開発し、売り出していこうとしています。その付加価値を付けるために商品化を模索中です。そのプロトタイプの商品として赤カボチャカレーと赤カボチャ塩ラーメンが出品されていました。
 
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金山町では、赤カボチャ宣伝のためのハッピもつくっており、本気度を感じます。今回の出品においても、カレーやラーメンの美味しさ度アンケートだけでなく、アンケートで以下のような情報をとっており、真剣さを感じるとともに、応援したくなりました。
・ポタージュや、ケーキへの可能性
・金山町の認知度
・金山町へのふるだと納税の希望 等

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これが赤カボチャカレー。素直に美味しい。カレー・ラーメンだけでなく、ポタージュスープ、シフォンケーキなども試作中とのことですので、これから世に出てくるかもしれません。

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付け合わせには、「べこの乳」と「ベコの乳ヨーグルト」。この飲むヨーグルトは、甘くなくて、自然な味わいで好きです。食材が福島県一色というのも、一興です。

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日本橋には他県のアンテナショップが複数設置されており、食べ歩きも可能です。その中でも MIDETTEは、やや人通りの少ない場所にあるので、他のアンテナショップと比べると、やや集客に苦戦が見られるようでした。生鮮食料品・お弁当・お酒・お菓子・嗜好品・各種観光情報等のコンテンツは、他にひけをとらない、というより充実しているところもあります。あえて注文をつけるとすれば、総花的で、ある分野に「突き抜けていない」ことかも。今回、島根県のアンテナショップにもお邪魔しましたが、大盛況でした。立地のせいにするのでなく、来客の多寡には必ず原因があるはず。

楢葉の天神岬スポーツ公園 浮体式洋上風力発電

楢葉町にある天神岬スポーツ公園に行きました。目的は浮体式洋上風力発電を見るためです。ここの展望台には、無料の双眼鏡が設置されており、肉眼で浮体式洋上風力発電の施設を確認することができます。小名浜港から曳航された、ふくしま未来の風車が回っているのを自分の目で確認できるのは、かなり感動しました。

<ふくしま未来は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/33972577.html
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平成23年3月11日に発生した東日本大震災及び東京電力(株)福島第一原子力発電所の事故により楢葉町全町民が避難してから2年が経過致しました。現在は2013年8月に避難指示解除準備区域に再編されています。現実にはまだ町民の帰還が実現していないため、温泉やテニスコート等の諸設備が完備されたこのスポーツ公園には、ひとっこひとりいませんでした。そんなスポーツ公園の突端に展望台があり、浮体式洋上風力発電の説明と双眼鏡が設置されていました。

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昭和50年代のスポーツ公園整備の際に、天神原遺跡が発掘されたそうです。弥生時代中期後半の集団墓地が現れ、東日本の弥生時代の墓地としては最大級の遺跡だそうです。

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高台からは東京電力広野火力発電所を望むことができました。ここで勤務されている運転作業員のほとんどが、現在はいわき市から通勤してらっしゃるそうです。東京電力だけでなく、関連協力企業を併せれば、400-500人規模の方々です。

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大館城跡 飯野平城

早朝ジョギングで足を延ばして、いわき市好間町にある大館城(おおだてじょう)に行ってみました。飯野平城(いいのたいらじょう)とも呼ばれた城です。国道49号の御台境交差点からほんの数分のところにある城址入口から、徒歩ですぐ城址丘陵の頂上に着くことができます。

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この大館城趾は、現在、湯殿山神社となっています。

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石碑に書かれている内容によると、、、
室町時代、磐城地方は豪族たちが互いに力を競い合っていた。その中で、岩城隆忠は統一支配を目指して、岩崎氏(島倉城主)を滅ぼした。さらに岩城氏は北進して楢葉郡(双葉郡南部)を治めた。文明15年(1483)磐城・磐前両群の郡境に飯野平城(大館)を築き、居城を白土城から移した。

さらに岩城氏は常陸国(茨城県)に進攻し、守護佐竹家を服従させて、常陸の北部(北茨城・高萩市・里美村)を領有した。次いで永正7年(1510)白河郡の領主白川家を攻略した。ここに岩城氏は陸奥・下野・常陸の三国に強大な勢力図を築き、戦国大名の居城として「飯野平城」はその中心となった。同11年、陸奥・関東第一の覇者たらんと下野国宇都宮に侵攻したが、勝機を逸した。

岩城氏はまた神仏を崇拝し、古典籍や和歌・連歌などの文芸を好み、猪苗代兼載や雪村等を招き、当地方の文化の振興につとめた。しかし、慶長3年(1600)の関が原の戦いで徳川方に加担しなかったため、岩城氏は徳川家康に所領を没収された。その後、旧岩城領を与えられた鳥居忠政は新たに城の北東、物見ヶ岡(平)に居城を(磐城平城)築いた。そのため飯野平城(大館)は廃された。

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天守閣跡には、戦没者慰霊碑が建っています。

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不明の碑もありました。

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石垣の材料?と思われる大きな礎石や、比較的大きな石が置いてありました。現在、除染作業中のようで表土がはぎ取られています。

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忠魂の碑は、倒壊したまま。

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天守閣から一段低い場所に、湯殿山神社がありました。寛永の時代に、月山寺を開かれ湯殿山権現を祀ったそうです。その後明治初年の神仏習合廃止によって社号を湯殿山神社となりました。
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山腹からの平方面への眺めは良いです。城壁や土塁、石垣などの遺構らしきものは目につきませんでしたが、素人目にも過去の城とわかる、大館城でした。

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山野芸術美容短期大学  裏千家今日庵

東京の八王子にある、山野芸術美容短期大学を視察してきました。八王子といっても、JR横浜線の八王子みなみ野駅から、スクールバスで約10分の山の上にあります。

<山野愛子美容博物館は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/41726322.html
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美容学校はヘアメイクの技術だけでなく、和装の着付けの稽古もあります。100畳!の和室では、複数の先生が数十人の生徒を受け持ち、同時の着付けの練習が行なわれていました。

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数人一組となって、マネキンに訪問着?を着せる練習です。美容サロンでは、カットやシャンプーだけでなく、ネイルや着付けのニーズもあることから、生徒は真剣です。

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校庭の一角には、和室「愛治庵」があり、茶道の練習に使われています。この建物・茶室は、茶道裏千家の裏千家の関東の拠点であった「今日庵東京道場」(昭和32年開設)を譲り受けて復元したものです。東京都千代田区二番町にあった東京道場を移築しています。約100坪、8つの茶室があり、学生が茶道を学ぶとともに、賓客の接待等にも使われています。
 
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このような建物は移築よりも、新築の方がはるかにリーズナブルにできるはず。それにも関わらず、ホンモノへのこだわりから、あえて裏千家が実際に使用していた道場を移築するという選択をしました。歴史や文化への理解と、ある程度の資金的な余裕がなければ、なかなかできないことです。山野学園の懐の広さを感じます。

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福島第一原子力発電所の免震重要棟を視察 最大124μSv/h

東京電力 福島第一原子力発電所の免震重要棟を、商工会議所青年部の幹部の方々と一緒に視察しました。吉田所長が現地の指揮を執った、あの緊急時対策室が置かれている建物です。30人近くが会議できる大テーブルのそばの壁には、200インチの大型TVが備え付けられ、画面は9分割されて東電本社・2F・柏崎原発・福島復興本社等と同時にTV会議ができるようになっていました。柏崎刈羽原子力発電所の免震重要棟のHPを見ましたが、そのままほとんど同じもののようです。非常用自家発電機(ガスタービン発電機)も設置され、万が一外部からの電源が喪失しても、緊急時対策室をはじめとする建物内の重要設備に、少なくとも72時間以上、電源を供給できるそうです。

<柏崎刈羽原子力発電所の免震重要棟は、コチラ>

核物質防護の観点からセキュリティは、非常に厳重です。一般の視察は限定的であり、これまで約1万人を受けて入れてきましたが、チェック体制を十分する必要があることから、身元が保証された団体に限り、かつ一日数十人に制限されています。事前登録し、本人確認をした上で、1F用の「一時立入証」を発行して頂きました。今回視察させていただき、非常に重要な施設であり、国家安全上の観点からも、一般人が軽い気持ちで視察するようなものではないということを改めて認識しました。

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今回、視察したのは、以下の建物・設備です。
1. 免震重要棟
2. 事務本館
3. 高性能多核種除去装置(ALPS)
4. 乾式キャスク仮保管設備
5. サブドレン浄化設備
6. 貯留タンク
7. 地下水バイパス揚水井
8. 1-4号機、5-6号機外観
9. 共用プール
10. 4号機原子炉建屋
11. 凍土遮水壁工事現場
12. 夜ノ森線鉄塔倒壊現場
13. 非常用ディーゼル発電機
14. 海側設備
15. 海側遮水壁
16. 入退域管理施設

 <1F敷地地図(東京電力HP提供)>
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/roadmap/images/1f_decommissioning_plan_map-j.pdf
 
敷地内はエリアや風向き?によって、大きく空間放射線量が異なり、手持ちの線量計で測ったところ、最小で1μSv/h程度でしたが、感覚的には2-3μSv/h程度でした。最大は、4号機原子炉建屋裏の土手で、124μSv/hでした。いわき平の平常値が0.1μSv/h、国の基準値が0.23μSv/hであることを考えると、収束はまだまだ道半ばであることを再認識しました。

注)上記写真は、許可を得て撮影しております。線量計の値は、検定された機械で計測したものではないので、数倍の測定誤差の可能性があるかもしれません。
 

不道徳教育講座 三島由紀夫著

ノーベル文学賞候補でもあった、日本の純文学の大文豪、三島由紀夫の著作です。著作には「金閣寺」「潮騒」ななどが代表作ですが、なんといっても三島事件が有名です。1970年に、三島由紀夫が、憲法改正のため自衛隊の決起(クーデター)を呼びかけた後に割腹自殺をした事件です。

そんな著者が、軽薄な文章で、シニカルに世の中を風刺した小論が約70も集まったエッセイ集です。昭和42年当時の「週刊明星」という女性向き大衆週刊誌に連載されていたものを再編したものですが、まったく現代にも通じる内容です。

大いにウソをつくべし、人の恩は忘れるべし、死後に悪口を言うべし、人の失敗を笑うべし、人の不幸を喜ぶべし
人のふりみてわがふり直すな、友人を裏切るべし等の、「不道徳のすすめ」。これは、井原西鶴作の浮世草子「本朝二十不孝」をもじって、70編もの小論を集めたと思われます。「本朝二十不孝」それ自身は、中国で古来有名な孝子24人の称二十四孝をもじって、日本での親不孝を題材とした20話を集めたものです。いうなればパロディの再パロディです。

著者がいいたいことは、不道徳を重ねることが(逆説的に)道徳になるのだ、ということ。99%道徳的1%不道徳という状態が最も危険。70%道徳的、30%不道徳なくらいがちょうど良い。1%不道徳氏のほうが30%不道徳氏よりもずっと犯罪に近くにいる。不道徳と道徳のバランスをとるのがよいとの立場です。現代のホイチョイ・プロダクションズが作った『気まぐれコンセプト』にも似た匂いを感じます。

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映画ふるさとがえり ふるさととは何か?つながりとは何か?を考える

「ふるさとがえり」という映画を見ました。この映画は、岐阜県恵那市民全員参加の制作プロジェクトで作られたものです。昭和・平成の大合併を経て13 のまちがひとつになった岐阜県恵那市。しかし、形の上では一つになっても地域や心の交流はなかなか進みませんでした。そこで市民グループを中心に、人々の融和を目指した「映画制作によるまちづくりプロジェクト」が始まったそうです。「土地はつながったけど、みんなの心は繋がっていない」ということで、行政がたちあがって作られた映画。テーマは、「心の合併」、いわき市も他人事とは思えません。

市民参加型の自主制作で、エキストラ出演・小道具の制作・各種許可手続き等をすべて手弁当の市民参加でやったそうです。したがって、通常2-3億円かかる邦画業界の数分の一の制作費で完成できたそうです。それでも資金計画の変更や紆余曲折をへて、企画から完成までに6年間を要したそうです。

<ふるさとがえり公式HPは、コチラ>
http://hurusatogaeri.com/

~あらすじ~
1990 年、ある夏の日に、亀を助けた四人の少年。2010 年、映画の助監督を辞め、帰郷することになった主人公・勘治。ふるさとを舞台に、二つの時代・物語が交差しながら進行していく。消防団活動に巻き込まれる勘治は、少年時代の仲間たちが「地域の平和」のために生きている姿を目の当たりにする。
 一方、少年カンジは、仲間たちと「ふるさとの平和を守る亀の子団」を結成。ただただ遊び呆ける日々の中、夢中で描いた「竜宮伝説」という冒険物語のスケッチブックや、お寺の映画上映会の体験などを通じて、「映画監督」になる夢を抱く。
 志半ばとなった「少年時代の夢」、今まで振り返りもしなかった「田舎の現実」。20 年の時を超えて、ふるさとへの愛情と葛藤が交錯していく。
 

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この映画の配給は東宝や東映等といった大手映画配給会社に乗せていません。すなわち、自主上映会で開催し、その開催実績はこれまで日本全国で1090回を超えるそうです。自主上映会とは、地域の団体や組織が、「ふるさとがえり」の上映会を自主的に企画・主催することです。これにより観賞者へメッセージを届け、様々な社会課題を考える場が提供されます。 

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常に問いかけられているのが、「あなたにとって、ふるさととはなんですか?」ということ。
そもそも、よく行政のお題目等に頻繁に使われる言葉、「豊かな地域社会」とは、一体どのようなものか? その問いに、答えはありません。映画「ふるさとがえり」は、現代の地域社会が抱える、様々な矛盾や葛藤の物語だと思います。その特徴的な例として、映画では消防団の存在意義をとりあげています。市民の生命財産を守る必須の地域活動と捉えるか、もしくは仕事や家庭を(多少)犠牲にしても消防団の訓練・つながり・飲みニケーションを優先されるのか。

「つながりとは何か?」も、各人によってそれぞれ捉え方が微妙に異なるし、各人が人生の中でかなえたいことも、異なる。主人公は、「私たちは、どこで生きるべきなのかでなく、誰と何をしていくのか」と、訴えかけたのが印象的でした。メッセージ性のある映画であるものの、ラストシーンは、思いもかけない大どんでん返しもあり、涙なくしては見れない、映画として非常に完成されたものでした。感動。
 
映画終了後には、脚本を務めた栗山宗大氏と主催者の植木秀子さんによるトークショーがありました。映画制作の裏話等も聞けて、大変おもしろかった。いわきアリオス小劇場では、演劇だけでなくこうした小さな映画上映会もできるんですね。音響もイイし、一日だけの上映会の会場としてとても良い使い方だと思います。

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東京電力 東京電力福島復興本社@Jヴィレッジ再訪問

昨年2013年4月に、Jヴィレッジに置かれた東京電力福島復興本社を視察しましたが、昨日、商工会議所青年部の幹部と一緒に、再度Jヴィレッジを訪問し、廃炉作業の状況を見てきました。

<東京電力福島復興本社 訪問は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/25831733.html

前回は、 Jヴィレッジ内に1F作業員の入退避管理棟があり、原則としてすべての1F作業員のタイベック装着がJヴィレッジ内で行なわれ、ここが前線基地としての役割でした。しかし、その後、新たな入退避管理棟が1Fに設置されたため、Jヴィレッジ内でタイベック服を着た作業者を見かけなくなったのが、最大の違いでした。

現在は、1F作業員は普段着でJヴィレッジに来て、ここで東電の専用バスに乗り換えて1Fに行き、そこでタイベック・マスク・手袋・靴カバー装着となっています。Jヴィレッジと1Fとの間では、東電の手配だけで作業員用に1日200往復のバスを走らせているそうです。

目下の課題は、汚染水処理対策だそうです。すでに1F敷地内に1000基もの汚染水関連のタンクが設置されていますが、1日400トンの地下水の流入があるため、1000トンタンクが2.5日で一杯になってしまい、2.5日に1基のペースで増設を続けなくてはならない。そのために、凍土遮水壁・サブドレン汲上げ・ALPSによる浄化等を同時並行で取り組んでいます。まさに、「まだ鎮火していない災害現場」であるということを再認識しました。

<現状と廃炉に向けた取組み>
http://www.tepco.co.jp/decommision/images/decommissioning_materials01-j.pdf
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サムライブルーの料理人 サッカー日本代表専属シェフ 西 芳照氏の調理によるお弁当をいただきました。1000円の実費でしたが、シメジ・エビの天ぷら・焼き鮭・卵約・オクラ・煮物・もずくの三杯酢等のメニューでボリュームもありました。
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しかし今でも、Jヴィレッジは1F作業員の駐車場としての機能は重要で、元のサッカーグラウンド11面は今でも3,000台の駐車場となっていました。

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見送ル ある臨床医の告白 里見清一著

見送ル、本書は国立がんセンターでの事例をメインに、末期の老人が死に行く瞬間を医療現場の医師の視点から感じたことまとめたものです。いちおう「小説」ということになっていますが、主人公は著者自身であることは明らかです。喘息や肺がん治療の最前線で闘ってきた著者だけにリアリティがあります。現実に目の前にあるいくつもの生や死が描かれ、患者本人、家族、治療に当たる医師の微妙な関係に心が震えます。

癌治療に当たる医師のによる医療判断は、限られた情報の中で最善の決断を迫られます。余談ですが、さまざまな治療法や内科・外科の関係など癌治療の実例を読み、がん治療そのものに関する知識も深まり、改めて癌治療は現在の医学・科学では、絶対的な答えのない世界であるのを実感しました。

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サブタイトルが、本書の内容を的確に表しています。「輝く笑顔で退院する患者を、見送る。どんなに力を尽くしても見送る。小説でしか書けない現役医師だけが知る病院の現実」。逆説的ですが、医業従事者以外が、現実をきちんと知る機会は小説でしかない(他の媒体は正確に情報を提供していない)ということに、薄ら寒いものを感じました。
 

野口雨情記念・いわき湯本温泉童謡館 「紙芝居プロジェクト」

いわき湯本温泉童謡館7周年を記念して、紙芝居大会が開かれ6本の読み聞かせが披露されました。童謡館は、いわき湯本温泉郷において童謡を通じて、地域住民や観光客・来街者との人と人とのこころの交流を図り、
童謡が流れる商店街、温泉街を目指すこと等を目的として運営されています。

この建物はもともと銀行の支店として使用されていましたが使用廃止になり、その歴史的価値からいわき市が買取り保存したものです。その運営管理を、童謡の町づくり市民会議(九頭見淑子会長)が市の無償委託を受けて行なっています。建物内部に補完されている資料は、古滝屋旅館社長の里見庫男氏(故人)が寄贈した、雨情の童話集やレコード、直筆の楽譜など希少価値の高い資料を展示されています。場所は古滝屋や温泉神社入り口のある交差点で「さはこの湯」へ入る道路の角で。湯本温泉街入口の一等地です。

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九頭見淑子会長による冒頭ご挨拶の後に、紙芝居開始。九頭見氏は、湯本駅前の老舗和菓子店の女将さんでもあります。
<湯本の和菓子店 久つみ(クツミ)のジャンボどらは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/41888220.html
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読み聞かせ紙芝居の筆頭は、「湯本温泉はじまり物語」でした。これら紙芝居の多くが、震災後、広島の慈善団体が心の復興支援のために、制作してくださったものです。先日、小学校で読み聞かせをした「星一物語」もそのひとつです。

<星一物語 読み聞かせは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/41570741.html
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童謡館には、臨時のパイプ椅子が置かれ、多くの方々が読み聞かせの演技に聞き入っていました。

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当日のパンフレットはこちら。

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妖怪ウォッチ フレーム切手2015

額面52円切手×10枚=520円+αのセットを、3,900円で、絶賛販売中。切手としては520円の価値しかないけれど(ある意味、ぼったくり?)、コレクター目線では、3,900円は十分あり、でしょう。株式会社ゆうちょ銀行の目の付け所がイイ。

<ネットショップからの注文は、コチラ>
http://goo.gl/IoF3mM

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中郷サービスエリア 野口雨情

晩年をいわき湯本温泉で過ごした、童謡詩人の野口雨情さんの詩碑が、常磐高速道、中郷サービスエリアにありました。代表作は『十五夜お月さん』『赤い靴』『証城寺の狸囃子』など、多数の有名人です。

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「詩碑」となって刻まれている童謡は、「一五夜お月さん」等の六つ。この「詩碑」は、中郷サービスエリアを建設する際に掘り出された「石」に、地元にゆかりある人々の手によって刻まれたもので、当時、高速道路の建設を担当した人達も、この「詩碑」が地元の皆さんの財産となり、高速道路の旅をより楽しいものに出来たらと願って作られたものだそうです。
 
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金パイプによる「赤い靴」の童謡演奏も体験することが出来ます。こういう施設は、ドライバーの休息や癒やしとなるという本来の目的を達成するだけでなく、地元の方々の誇りともなって一石二鳥だと思います。

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いよいよ、日本の時代がやって来た! 日下公人著

著者は経済評論家の日下公人(くさかきみんど)氏。東京大学経済学部を卒業後、日本長期信用銀行で取締役まで務められた教養人です。その後、社団法人ソフト化経済センターに移籍され、大胆な視点から執筆・評論・提案活動をされてこられた方です。当時、社会人なりたての私(20年以上も前ですが)が、長銀グループの大先輩が、銀行の利害を離れて日本経済のための大胆な提言をされている活動を、雲の上の人のやることだと思っていました。自分が社会の一翼を担う年齢になって改めて、この方の視点の広さには驚かされます。
 
曰く、世界の中で日本を仰ぎ見る国がどんどん増えている。日本人は世界最高のカネと暇と教養がある。日本経済の成長戦略のヒントは、日本の若者・新中流の遊びの中にある。

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・対日友好感情を築くための知日派工作
かつて氏は大平正芳首相に、米国の小学校の先生を10%ずつ、毎年夏休みに一ヶ月ずつ日本に無料招待することを提案したそうです。旅費・宿泊費すべて日本持ちで10年続ければ、先生方はすべて知日派になり、その先生が教える小学生も日本を知ることになる。対日友好感情を築く上で、毎年1000億円の支出(当時)は、もっとも安い工作費ではないか。

・日本の敗戦の原因は、小田原評定
ゼロ戦の分析も一刀両断でおもしろい。ゼロ戦が活躍した時代のライバルは、グラマンF4F。ゼロ戦の制式採用は1940年、F4Fの設計は1938年。開発の先行性だけでゼロ戦は優位に立てた。だから1941年にはゼロ戦の後継機の試作が2種類か3種類進行していなければならないはずだった。しかし高翼面荷重の高速戦闘機か、それとも低翼面荷重でドッグファイトをする戦闘機かの議論で小田原評定をし、ベストチョイスを求めて延々と議論し、時間を空費した。何のことはない、最初に決断して2種類を試作開始すれば済んだのだが、この時間の空費が日本の敗戦を決定づけてしまった。ベストチョイスを求めての小田原評定は、いまも日本の特徴である。

・役人に頼らない
文部科学省が、新設大学の学長を集めて講演を行なった際のエピソード。
文科省「みなさん、せっかく新しい大学を作られたけれど、これから子どもの数は減るのです。大学の将来は暗い。倒産する危険性が大きい。そうならないためには、このように、このようにXXXしなさい」
多摩大学学長「いま、たくさんのご注意をいただきましたが、それを全部守ったら倒産しないで済みますか?」
文科省「それでも倒産する可能性はあると思うが、そのときは相談に来なさい」
多摩大学学長「では、相談に行ったら何をくれますか」
文科省「・・・・」
多摩大学学長「文科省がくれるものは天下りとカネしかないでしょ。文科省が知恵を下さるはずがない。人間とカネをくれるだけなら、やっぱり倒産しますよ」
文科省「・・・」
多摩大学学長「多摩大学は黙って自分で倒産します。頼りに行かないからご安心下さい」

・ソ連崩壊時に日本に天才を連れてくる画策
ソ連崩壊時には、エリートとして遇されていた優秀な科学者、研究者が一斉に米国に引き抜かれた。日下氏は日本にこそ招聘すべきと考え行動を起こした。ソ連の科学者達は前向きだったが、受入側の日本企業が、どこも先頭になりたがらず、条件提示できなかった。唯一、国際企業の日本IBMだけが研究者の受入条件提示をし、優秀な研究者をたくさん採用して、米国に連れて帰ってしまった。

・平和を訴える国際舞台の演説に、日本のアニメを引き合いに出せ
日本のマンガの多くは最後はみんな仲良しになり、手を取り合って泣いたり笑ったりするハッピーエンドだから、世界平和を訴えるにはもってこいである。例えば、週刊少年ジャンプに掲載中のワンピース。ワンピースのスト-リーは海賊と戦って勝った後には頼もしい仲間が一人増えるという設定で、大変日本的。日本人には、桃太郎でおなじみなので当然のように受入れられるストーリーだが、西洋では征服して略奪するのが普通だから、これは非常に新鮮。

全般的に、氏のアイデアは極めて独創的かつ主観の強いと感じます。日本人の特性を踏まえた上で、新たなことを切り拓く力は、こうした大胆なアイデアから生まれるのではないか。

いわき市消防出初式 井上賞・関内賞 梯子乗り

2015.1.4(日)に、いわき芸術文化交流館アリオスで、いわき市消防出初式がありました。市内各地から消防団員が結集し、年賀を受けるとともに各種表彰式が行われました。午後からは、第1支団の消防出初式がありました。郷土を愛するからこそ、身をなげうって生命・財産を守る活動に改めて敬意を持ちます。生業を持ちながら、消防訓練活動、実際の消火活動にあたるご苦労に、改めて感謝です。

功績賞182名、精勤賞197名、永年勤続賞191名、ラッパ隊員表彰5名の合計575名が表彰されました。また、新成人消防職員・団員6名に記念の金杯を授与されました。支団出初では特別褒章の井上賞・関内賞の表彰がありました。

井上賞というのは、消防の「組」時代の第4・6代平組頭の井上茂作氏の功績を残すために1960年に設けられたものです。関内賞というのは、第7代平組頭の関内正一氏の功績、すなわち空襲時における火中に身を挺しての神業のごとき勇猛果敢な働きかつ指揮ぶりを称えるものです。それぞれ受賞者1名ずつには、記念として匕首のレプリカが贈られました。

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いわき市が1966年に14市町村の合併で生まれた際には、1市14消防団のいわき市連合消防団としてスタートし6000名近い団員でしたが、今は7支団、4000名弱の団員数に減っています。

屋外のいわき中央公園では、はしご乗りが披露されました。第1支団(平方面)から2台、第5支団(内郷・好間方面)から1台、計3台の梯子乗りが集まりました。楽しみにしていた市民が公園に集まり、芸を見せて戴きました。梯子乗りをする太夫は、毎週平日夜に集まって稽古を重ねたそうです。これまた仕事が終わってからの稽古ですから、苦労の賜物です。素晴らしい芸でした。

<昨年の梯子乗りの様子は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/21969911.html
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多くの市民も見学にやってきますが、いつもながら、見事です。平中央公園をスタートして、市内40カ所で披露して回るそうです。ちなみに、梯子乗りする団員は、太夫と呼ばれ、大変な練習と危険を顧みない演技は、尊敬されます。梯子を押さえる団員の役割も重要です。支える梯子が安定しないと、太夫が思うような演技ができず、また危険が伴うためです。団員それぞれが、それぞれの役割をしっかり果たすことで、はじめて梯子乗りが完成できるわけで、その鍛錬と協調行動に敬服しました。

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リスク 神々への反逆  ピーター バーンスタイン著

リスクとは何か?をひたすら考察した、投資顧問会社の創始者による著作です。いわく、リスクの歴史を知らずには、現代というわれわれが生きている時代を理解できない、とのこと。振り替えれば、人類は将来の不確実性に挑み、科学やビジネスの手法を進化させてきました。古代ギリシャの人々の思考様式、パチョーリ・パスカルらのパズル解明、ルネッサンス・宗教改革による思考の自由化、保険の仕組みの考案など、「リスク」の謎に挑み、未来を変えようとした天才たちを、大河ドラマのように紹介しています。

サブタイトルにある「神々への反逆」とは、人類の不確実な未来に関する壮大な知恵の戦いの歴史の意味でしょう。不確実な未来をいかにして、予見可能な範囲に帰着させるのか?リスクは、二つの概念で包括されます。

①最善の意思決定は計量的手法と数字に裏付けられた過去から敷衍できる
→確率のような計量的方法論に基づいた意思決定を信じる人々
②未来への意思決定は、不確実性に対する主観的な信念で行う
→未来について自らのガッツ(やる気)を信じる人々

この両者はリスクが持つ歴史的科学的側面と人間的な側面とも言えます。著者の属性はもちろん前者なのですが、その目指す到達点は、哲学、数学、確率論、統計学、ポートフォリオ理論、分散投資理論、デリバティブや行動ファイナンス等を理解した上で、前者と後者を総括することにあるようです。
  
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 アポロ計画による第一次月面探査隊のサターン5型ロケットを開発した科学者は、次のように述べたそうです。「漏れのないバルブが必要になって、そんなバルブを開発するためにあらゆる努力をしても、現実にはどうしても漏れのあるバルブしか手に入らない。そんなときは、どの程度の漏れなら許容できるかを決定しなければならない」(ニューヨーク・タイムズ紙、1996年1月3日付)。

リスクマネジメント、リスク管理は、リスクを意識し、管理すること。リスクを無くすことではなく、リスクを認識し、リスクとどのように付き合っていくかを管理することです。リスクは無くならない、という前提に立って、リスクを管理とすること。そのためには、確率を考えなくてはいけないということです。特に、金融や経済学に直接関わっていない方々でも、リスクリテラシーが声高に言われている今日、リスクに関わる人類の長く壮絶な歴史を知っていることは重要なことだと思います。

経済学者ケインズは、確率法則と不確実性の計量化を機械的に応用することに反対の立場でした、確率の重要性は、それを手引きに行動するのが合理的だとする判断からのみ派生するものであって、それに実際に依存するのが正当化されるのは、現実行動において確率を考慮して行動すべきであるという判断によってのみです。この理由ゆえにこそ、確率はわれわれ人類にとって「人生の手引き」となりえます。

リスクは測定可能な不確実性のことであり、実際には少しも不確実ではありません。その意味で測定不可能な不確実性とは全く異なります。リスクという言葉は、イタリア語のrisicareという言葉に由来するそうです。この言葉は「勇気を持って試みる」という意味。この観点からすると、リスクは運命というよりは選択を意味します。われわれが勇気を持って取る行動は、われわれが自由に選択を行えるかどうかに依存しており、それがリスクの本質ではないか。 

アクアマリンふくしま 調理体験 命の教育

アクアマリンふくしまの「アクアマリン えっぐ」で調理体験をしました。これは釣り体験とセットになったもので、自分が釣ったお魚を、自分でさばいて、命の大切さを実体験しようというものです。

<アクアマリンふくしま 釣り体験は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/26547572.html 

まず釣り堀で魚を釣ります。釣り体験は貸し竿800円、釣った魚1匹につき100円。そして調理体験コーナーで、まな板、包丁、軍手を借ります。調理体験の参加費は無料。アクアマリンふくしまのスタッフから、魚の裁き方のレクチャーを受けてから開始。

まず、食事の前の「いただきます」の意味を教えられます。「私の命のために動植物の命を頂きます」の意味です。人間は自然の恵み、いうなれば他の動植物の生命をもらうって生きてきました。「多くの生き物を犠牲にして生きている」こと、偉大な自然への感謝の気持ちを表す言葉です。どうも外国にはこの挨拶に相当するものが(宗教儀式を除いて)ないようです。日本の食文化の素敵な一面だと思います。

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1. たわしで、ウロコをとる
2. 包丁で頭を切り落とし、腹を割く
3. 素手で内臓を取り除く

1-3をスタッフに教えられながら、自分の魚をさばいていきます。1はともかく、魚をさばくのがはじめての小学生らは、2でなかなか勇気が出ない。また頭を落とせば血がどっと出て、その瞬間から、生きた魚は自らの手で絶命します。「気持ち悪いー」「うわー」等等、奇声が上がります。そして、3はさらにハードルが高い。初めて見る内臓、そして腸には、釣りのえさであるオキアミが入っていることを確認します。スタッフに魚の心臓の場所等を教えられ、理科の解剖実験ちっくな面もありました。内臓を素手で掴み、とりだす経験は、「私の命のために動植物の命を頂きます」を、いやでも実感します。

この写真だけみたら、魚を食べない国々の人々からは、「魚を生きたまま切り刻み、まだ動いているのを刺身にして食べる日本人は残酷だ」、「そしてそれを子どものうちから教えるのは、さらに惨い」等のご批判もありそうです。ご意見もっともですし、人間が「多くの生き物を犠牲にして生きている」ことは事実なので、それをありがたいことと認識できるような人間であって欲しいと思います。

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アクアマリンふくしまは、子どもたちに「命の教育」の場を提供し、環境に優しい次世代の育成を目指す環境水族館を標榜しています。自分で釣った魚を食べることができる釣り堀では、命をいただく意味、命の尊さを実感できる、素晴らしい企画だと思います。惜しむらくは、スタッフによるレクチャーがきちんとしている反面として、参加人数がどうしても限定されてしまうこと。参加されたい方は、午前中の早い時間帯が良いようです。

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老年期の性 大工原秀子著

1979年に書かれた、セックスの枯れについての名作です。老人の性について初めて明らかにされた老年の性の実態調査です。著者は、慶應義塾大学医学部付属厚生女子学院出身の東京都職員(当時)。ベテラン保健師として、日頃から老人と接する経験から、セックスの切実な悩みにぶつかります。それまで無視されてきた老年の性の真実をあらゆる非難と拒絶を乗り超え、根気よく聞き取り調査を実施しました。北海道・東京・愛知の60才以上の老人510人のあるのままの性の姿をじっくり聞いた生の声です。老人の性の現実を、性的欲求・性生理・性機能・性行為の回数・性行為の満足度・異性との交際等について実態・実数調査し、その統計処理を経て、地域差・職業差・家族構成・収入差・病気別に関連性があるかどうかをまとめています。

その一例を紹介すると、性的欲求があると回答したのは男性56%、女性8%。対照的な結果ですが、著者はその背景には、今なお残る封建社会における女性観、極端にいえば男尊女卑の道徳観が横たわっているのではないかと推論しています。著者が現地調査をしているときに、おじいちゃんから「ばあさんがさわらせないどころか、寄せ付けもしないから、何とかしてくれ」と相談されることが何度もあったそうです。それに対して「あなたが勝手に求めて、自分の欲求の満足を果たすだけにしてはいませんか?」と聞くとそのとおりのことが多かったとのこと。明治時代という性の抑圧社会で、よろこびを与え合うという人間的な性の営みを夫婦間で重ねてこなかったことが推測されるとの分析です。60才を超えて独り身になると、男性の過半数が女友達を求める傾向のに対し、女性のほとんどがそれを望まない・関心がない等と回答しているのが印象的です。

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人間が年をとり、社会活動との疎遠になって友達も減り、子供達は巣立ってだんだん寂しくなり、ついには、嫌でも死と向き合わねばならない孤独のときがくる。それまでにたとえ、性的機能の衰えがあったとしても、仲良く毎晩夫婦で肌を合わせて心地良い眠りにつくことができれば、素晴らしいはず。

貝原益軒の養生訓の老人の性に対する研究が紹介されていました。そこには唐の時代の名医、孫思ばくの『千金方』を引用して、「男女交接の周期について、「人、年二十の者は四日に一たび泄らす。三十の者は八日に一たび泄らす。四十の者は十六日に一たび泄らす。五十の者は二十日に一たび泄らす。六十の者は精をとじて泄らさず。もし体力さかんならば、一月に一たび泄らす。気力すぐれて盛んなる人、欲念を抑え、こらえて、久しく泄らさざれば、腫物を生ず。六十を過ぎて欲念おこらずは、とじて泄らすべからず。若く盛んなる人も、もしよく忍んで、一月に二度泄らして、欲念起こらずは、長生なるべし。」とあるそうです。すなわち精力の強い人が性欲を抑制しすぎるとよくないので、定期的に泄らすことが推奨されているように読めます。

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また40年近く前の著作にもかかわらず、介護の問題点をすでに把握していて、デイケアサービスの必要性に延べられおり驚きました。著者いわく、自分の身の回りができていて、体が丈夫、病院で終日面倒を見てもらわなくても昼間だけみてもらうところが欲しい。ちょうど共働きで、子育てのとき、保育に欠ける子供用の「保育所」が必要だったように、老人保護に欠ける老人用の「保老所」が必要。「保育所」で育った子供が成人したら、その親を「保老所」に預けて仕事をする。これは身寄りのない単身老人にとっても、夜だけ付き添いを頼むだけで済むので、手持ちの貯蓄をできるだけ延ばして使えることにもなる。慧眼です。

人間には集団欲がありますが、年を取っていくことで職場という社会集団を失い、子どもの巣立ちや親類らの死亡で家族集団も細っていきます。この剥奪されていく本能欲を、どう充足していくのかが老人対策のキモです。老人が「食べる」ための対策はこれまで進んできたけれど、この心の対策をすべきとの著者の提言には敬服しました。
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吉田みきと プロフィール

ふるさとの福島県いわき市で、市議会議員として活動しています。いわき市は、震災後、複層的な問題が山積しています。公認会計士・一般社団法人日本アンガーマネジメント協会 認定 アンガーマネジメントファリシテーターとしてのキャリアを生かし、フレッシュな視点で問題点を洗い出し、解決策を提案していきます。

ギャラリー
  • 任期満了に伴い、市議会議員の職を卒業
  • 令和2年7月議会 一般質問⑤(医師不足解消)
  • 令和2年7月議会 一般質問④(骨髄バンクドナー)
  • 令和2年7月議会 一般質問③(いわきの先人たちの顕彰)
  • 令和2年7月議会 一般質問②(仮称)磐城平城・城跡公園
  • 令和2年7月議会 一般質問①(いわき七浜海道)
  • 医者が教えるサウナの教科書
  • QVBとは
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  • 人生が楽になる達人サウナ術
  • 成城学園前駅 空中庭園
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  • 人生を変えるサウナ術 なぜ、一流の経営者はサウナに行くのか?
  • いわき平競輪 場外食堂
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  • 社長が入社式で鉋をかける理由 アキュラホーム宮沢俊哉氏
  • 言ってはいけない中国の真実 橘玲著
  • エクササイズコーチ パーソナルトレーニングジム
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