吉田みきと ほぼ毎日ブログ

「死して不朽の見込みあらばいつでも死ぬべし。 生きて大業の見込みあらばいつでも生くべし。」 吉田松陰・高杉晋作語録   「金もいらぬ、名誉もいらぬ、命もいらぬ人は始末に困るが、そのような人でなければ天下の偉業は成し遂げられない。」 西郷隆盛・山岡鉄舟語録

2014年12月

東京ブラックアウト 若杉冽著

原発事故テロ時のシミュレーションを行なった「原発ホワイトアウト」の続編、です。今回は、福島第一の事故を踏まえた上で、それでも原発再稼働が規定路線のように進む日本が舞台。現実社会そのままです。

「発送電分離」を極端に嫌がる既存の電力会社が、「電力モンスターシステム」「毒まんじゅう」を使って、政治家や地方公共団体の誘導・洗脳をする。その結果、原発事故再発防止策はお題目だけになり、大晦日・正月にかけて原発の重大事故が発生。そして大都市の住民が放射能汚染から逃げられず、実質的に殺された・・・元財務省・嘉悦大学教授の高橋洋一氏のコメントによれば「この小説は95%ノンフィクションだ!日本中枢で進行中の陰謀を見事に描写している。。驚愕の結末は元官僚の私にも想像できなかった!」

事故発生時の避難計画を策定した官僚のコメント、「とにかく、そんなの事故が起こってみないと、どうなるかなんてわかんないんですから、ありあわせの条件のなかで、強引でもなんでも、一定の仮定を置いて、辻褄の合った絵を描いちまえばいいんですよ」。

前作「原発ホワイトアウト」を興奮を持って読みましたが、今回はさらに危機感と脱力感、そして義憤を持ちつつ読破しました。原発事故が非日常でなくなり、放射能汚染からの退避が日々の生活に溶けこみつつある、日本人にとって知っておいたほうが良い情報が満載でした。

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前提として著者が、現役の霞が関官僚、それも東京大学法学部卒業の国家公務員Ⅰ種試験合格者という点。すなわち、官僚の行動様式をつぶさに知る人ということです。
・(かつての)官吏と呼ばれるのは国家公務員のみ。地方公務員と同列ではない
・国家Ⅰ種でも、総務省、財務省、経産省らが一級、次いで国土交通省等、そしてそれ以外
・内閣官房と内閣府では仕事の中身が全く異なる
・内閣に出向している公務員の原理は、出向元の人事に向いている。国家のためという題目はあるが、現実は省益のために行動している

日本には、「請願」という仕組みが日本国憲法第16条に規定されており、具体的には、請願法があり、国民が天皇に対する請願の方法も規定されていることを、今回初めて知りました。
  
請願法 第3条 請願書は、請願の事項を所管する官公署にこれを提出しなければならない。天皇に対する請願書は、内閣にこれを提出しなければならない。

これにしたがって、国民が現在の天皇(今上陛下)への請願することができます。担当は、内閣官房です。
送付先: 内閣官房内閣総務官室
〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1 TEL.03-5253-2111(代表)

2013年11月で山本太郎参院議員が、秋の園遊会で天皇陛下に手紙を手渡して問題になったという報道がありましたが、天皇陛下に対する請願は、請願法で認められています。誤っていたのは、内閣官房に請願書を提出するという手続きだったようです。当時の報道は、「けしからん」「前例がない」等のムードでバッシングがされていたように記憶しています。きちんと請願法を紹介した上で、どのような方法で請願すべきであったかを含めて報道して欲しかった。

昭和21年の平市の官庁街 航空写真

昭和21年6月1日のいわき民報に掲載された、昭和21年の平市の官庁街です。現在の区画割りとほとんど同じなのですが、建物がすべて置き換わっていて、興味深いです。

①新川堤→新川緑道(暗渠)
②市役所→市文化センター
③平保健所→市立美術館
④石城農業会館→市役所東分庁舎
⑤平職安所→合同庁舎ハローワーク
⑥平商→中央公園・アリオス 
⑦平工→いわき市役所
⑧大阪造船→水道局 
⑨専売公社平出張所→マルト尼子店
⑩古川→新川
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豊間の復興商店 とよマルシェ

豊間の復興商店 とよマルシェにお邪魔しました。2014年12月20日に仮設商店街がプレオープンしました。豊間地区は、震災で80人以上が津波の犠牲になり、住宅・店舗も流されましたが、津波で流された商店、ラーメン店らの再起です。B&Bきゅういちのオーナー遠藤氏に、コーヒーをご馳走様になりました。

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とよマルシェには飲食店2店舗、鮮魚店、野菜・総菜店の計4店舗が入居。来年1月15日のグランドオープンでは、テープカットなどのセレモニーを行う予定だそうです。
1. 中華はまや:ラーメン・中華
2. ウロコジュウ:鮮魚・仕出し・浜みやげ
3. ベジタブルShiGa:野菜・牛乳・惣菜・漬物など
4. B&Bきゅういち:軽食・和食

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敷地内駐車場には、宿泊ができるトレーラーハウス4室が設置されています。確かに移動可能なようにタイヤが付いていますが、電気・ガス・水道管が接続されているので、半固定的です。建築確認を取得した上で設置したそうです。よく見ないとトレーラーハウスには見えない、アーリーアメリカン風な建物。

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1室2-3人が宿泊可能。朝食付で、1泊4,000円(3人一部屋)、もしくは1泊5,000円(2人一部屋)。内装は豪華ではありませんが、きれいです。浴室はユニットバス3点セット。どんな層が泊まるんでしょう。

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オリジナルの秋刀魚ポーポー焼バーガー400円が販売されていました。サンマの魚肉100%。伝統的かつ素朴なポーポー焼をグリルサンドで洋風にアレンジ。いいアイディアだと思います。

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被災した商店主らが仮設店舗で再起するのは、久之浜の「浜風商店街」、楢葉町の「ここなら商店街」が先行しています。共通しているのは、店舗再開に向けて公的支援を受け、新規投資の商店主の負担がほとんどないこと、また家賃負担もないので損益分岐点が著しく低いことです。これにより、新たな借金をしなくとも、また(当初は)お客が少なくても、商店を始めることができました。

ただ不安な点がひとつ。先行した2つと、とよマルシェが異なるのは外部環境です。久之浜の「浜風商店街」は、復興した商店街の一番目としてひろく媒体に紹介されたこと(震災の記憶等をビデオで流す等の工夫も)、楢葉町の「ここなら商店街」は原発作業員が通勤する国道6号線沿いに位置し、原発からもっとも近い商店(弁当・総菜だけでなく生鮮食料品も買える)という点で、両者とも広く訪問者を集めることができました。それに対してとよマルシェは、幹線道路から遠く、また復興商店街としては2番手以降になってしまうため、オンリーワンになりきれません。グランドオープン以降に将来性が見えてくるとは思いますが、楽観視できる環境にはないと思います。豊間中が震災遺構として保存・、関連資料が公開等されるようになり、地域の拠点となるようなことがあれば、市内外の教育旅行等のウォンツを取り込むことが可能なのですが、仮に豊間中が単純に取り壊されるようだと、区域外の人が豊間を訪問する大きな目的のひとつが消滅してしまうことになります。区域内の住民が継続して住める環境を維持するためにも、豊間中は残すべきなのではないか。

<震災遺構・防災教育は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/30148007.html

そんなとよマルシェが担うべき役割のひとつが、地域に密着した住民のための、日用雑貨・生鮮食料品販売です。徒歩5分程度の場所には、災害公営住宅 豊間団地192戸の入居が始まっていることです。入居者の多くが元からの地元住民であることと、高齢者割合が高いことから、徒歩で買い物を済ませたいというニーズをどれだけ取り込めるか、満足させることができるかが、継続して店舗運営ができサービスを提供できるかのキーとなりそうです。

<楢葉町 ここなら商店街は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/39442170.html
<浜風商店街は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/37554483.html

注)上記写真は許可を取って撮影しております。
 

ロッテリア×fate/staynightコラボ企画

池袋西武前店のロッテリアで、fate/staynightコラボ企画、やっています。いわゆる店舗ラッピング、フロアジャックです。同人誌から始まった『Fate/stay night』は、2004年にTYPE-MOONの商業デビュー作品として発売された伝奇活劇ビジュアルノベル・アニメ・漫画・ゲーム・映画作品の総称だそうです。主人公・ヒロインは、セイバー(下の写真)。それがロッテリアに特大ポスターとなって、「お越しをお待ちしております」。

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ポスターに釣られてロッテリア店舗の地下フロアに入ってみると、fate一色!「Welcometo Lotteria!!」がコラボ企画であることを示していますが、これがなかったら、いったい何がロッテリアに起きたのか?ここはコミックマーケットか?虎の穴か?と錯覚してしまいそう。

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私が滞在した10分ほどの間に、スマホで写真撮影していた顧客は10人以上。明らかにコラボ企画に釣られて入店した人達です(私もです・・・)。

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とにかく集中投資。壁だけでなく、座席にもキャラクター達がいます。なんだかキャラクターに見つめられているようで、落ち着かない。

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階段のステップごとにキャラがいます。これはやりすぎ?感がいいですねえ。

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ちょうどコミックマーケットが、東京ビッグサイトにて2014年12月28日(日)~30日(火)で開催されるので、それに併せて実施した企画と思われます。それもオタク?の集まる池袋で実施するところが、ロッテリアさんよくわかっていらっしゃる。ジャパニーズアニメは、「サブカルチャー」からもはや「カルチャー」に格上げになっていますが、このような同人系キャラこそ「サブカル」の本領発揮。(大衆・マスには受けなくても)こういうニッチな企画は、どんどんやってみたら、いいと思う。
 

山野美容専門学校 山野愛子美容博物館

東京の南新宿にある、山野美容専門学校を視察させていただきました。いわき市ヘアメイクアカデミーの役員と一緒です。理美容の世界で「山野」ブランドは第一級です。なぜなら、日本の美容の草分け的存在で、美容技術の発展に尽力した、あの「山野愛子」先生が設立・運営された学校だからです。送り出した卒業生は21万人、今でも多数の卒業生を美容業界に送り出している経営実態を視察させて頂きました。

1階~9階までが学校として経営、10階~26階を賃貸マンションとして、営業外収入を得ています。地下には学生向けのカフェテリア・山野ホール・ライブラリー等があります。学生定員800名が、16クラス35人学級で学んでいます。

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カット実習室では、数十人の学生が一斉にカット技術を学んでいました。単なる教室にあらず。手許が見やすくなるよう間接照明を施しているほか、大型モニターを設置してハサミの動かし方やコームの使い方など、先生の手元の動きまでが詳細に理解できるようになっているそうです。

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シャンプー実習室は、バックシャンプーとサイドシャンプーの両方がありました。お客様の心を掴む第一歩となるシャンプー技術は実際のサロンワークでもとても重要な部分なので、学生相互にシャンプーを実際にして、感想等を交換し、技術のレベルアップにつなげています。

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地下2階には、山野愛子美容博物館が設置されています。創始者である初代校長・山野愛子の生涯や山野美容専門学校の変遷、美道五大原則などを展示物や映像とパネルで紹介するヒストリーギャラリー。国内外の美容業界の発展向上と後進の育成に尽力した山野愛子の生涯を通じて、日本の美容文化を学ぶことができます。創立者の故山野愛子先生と、その孫にあたる現理事長・校長の山野愛子ジェーン先生の2ショットです。

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「山野愛子は美容界の太陽であった」。自分の学校なので多少の脚色は入っているのでしょうが、「髪・顔・装い・精神美・健康美」のトータルビューティを目指し、間違いなく日本の美容業界の発展に尽力された方であり、真実だと思います。

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山野愛子先生が実際に使っていらっしゃったパーマの機械の実展示。晩年は後進の指導の傍ら、現場に立ち続けたそうです。人数を制限するために愛子先生の施術は通常料金の10倍くらいで設定していたにもかかわらず、それでもご指名での施術も引きも切らなかったそうです。

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地下3階には、約800人を収容の山野ホールがあります。式典をはじめ学苑祭やビューティーショー等がおこなわれるそうです。ハイビジョンカメラや350インチの大スクリーン、最新の音響・照明設備を完備。学苑祭やショーなどの際は、学生がこのステージの上で自分の作品を発表することができます。これだけの大規模なホールで舞台に立てるチャンスを提供できる専門学校はそうそうないでしょう。消防法の関係で有料講演はできないそうですが、設備・規模とも十分、新宿のビルの地下にあるとは思えない、とても素晴らしい施設でした。

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最上階27階は、ゲストフロアです。われわれは最高のゲストとして、洗練された「おもてなし」を受けました。山野が目指す「「髪・顔・装い・精神美・健康美」のトータルビューティは、対応頂いたスタッフの仕草にそのまま現れていました。

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近くには新宿南口の高島屋が、遠くには国立競技場の建て替え工事(まずは現施設の取壊し)がみえました。

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下荒川の龍門寺 いわき百景

下荒川にある曹洞宗の龍門寺を訪ねました。八ツ坂のメガネトンネルの上にある、いわき百景のお寺といったほうが、通りが良いかもしれません。こちらにはかつて、平市の養老院(現在の養護老人ホーム 徳風園)があった場所です。龍門寺の山門は江戸時代中期に建てられた寺院楼門建築の遺構として、いわき市指定有形文化財に指定されています。これに指定されると、萱の葺替えする際に、市から一定の補助があるそうです。

<徳風園は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/41866134.html

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案内板によると「竜門寺は岩城領主岩城家の菩提寺で、初代朝義氏公が施主で建造に着手して間もなく亡くなり、二代目常朝公が意志を継ぎましたが工事半ばで死亡、三代目清胤公が完成させて応永17年頃(1409年)に青岑珠鷹禅師を開山主に迎え開創されたといわれる。寛保元年(1741年)に本堂が焼けて第29世周山和尚の時、二度目の火災で七堂伽藍が焼け、同和尚が10年かけて復興しています。桜門(山門)は安永4年(1775年)9月に再建されました。慶長7年(1602年)岩城貞隆の時、徳川方に領地を没収されて龍門寺も衰退しますが、その後徳川幕府から御朱印70石の寺領を受けました。元和年間(1615~1623)に岩城義隆は出羽国亀田(秋田県)にお国替えになり、磐城の龍門寺から住職を招いて、亀田に龍門寺を開いて新しい菩提寺になりました。明治維新の廃仏希釈により後は傷みました、昭和21年に第50世の博明和尚が曹洞宗菅長の拝命により龍門寺に招かれて復興されています。そして、第51世明法和尚代の昭和59年に壇信徒のご協力により庫裏、慈光殿(檀信徒会館)、水屋をつくり伽藍を整備致しました。平成9年には山門茅葺を葺き替えを行いました。・・・(後略)」だそうです。

昭和27年に当時の平市が、龍門寺に隣接して建設した平市養老園は、山門の南東方に長屋形式だったそうです。当時の新聞に掲載されたの写真(住職のご提供)によると、当初は身寄りがいない、犯罪歴がある、お金がなく暮らしていけない等の境遇の方のためのものでした。境内地600坪に工費440万円、収容室8室、病室、浴場、洗濯場など210坪、定員50名の規模でスタートし、順次拡大していったそうです。平市から委託を受けて、龍門寺の前住職が園長を兼務されておられました。住職によると、昭和38年4月1日付けの「養老園長事務を嘱託する 月手当20,000円を給する 平市諸橋久太郎」という辞令書があったそうです。

入居者の毎日は、朝6:30起床、各自部屋を掃除し7:00に朝のお茶、7:30に本堂で勤行、8:00朝食、9:00-11:30と13:00-15:30が軽作業(雑巾作りや野菜栽培)、17:00夕食、21:00消灯の生活だったそうです。土日には碁、将棋をやり、月に一度のお話会などの娯楽も提供されました。

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山腹には、見渡す限りのお墓が並んでいました。当然ですが、曹洞宗の宗派の方のお墓のみです。現在は、すべての区画が埋まっており、新規募集はないとのこと。南傾斜の墓地は、日当たりがよく、また眺めがよいので、バイパス方面がよく望めます。

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お寺への入口は、メガネトンネル手前の坂です。普段よく通る道ですが、いわき百景のひとつがここにあるなんて、気付かない方も多いのではないでしょうか。

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養護老人ホーム 徳風園で輪投げ

養護老人ホームいわき市徳風園を視察しました。現在の施設は、平成17年に作られたモノですが、歴史的には60年以上前に遡ります。現在は、いわき市の直営ではあるものの、指定管理者制度を使って、管理運営は社会福祉法人松濤会が行なっています。新舞子ハイツや防風林にほどちかいこの建物は、南欧風のレストランか研修施設、もしくはファッションホテルか?と見間違うようなオシャレな外観です。
 
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「養護老人ホーム」と「特別養護老人ホーム」(いわゆる、特養)は、名前は似ていますが、根拠法令も、内容も全く異なる別物です。養護老人ホームは、心身の衰え又は生活環境上の事情及び経済的な理由で、居宅での生活が困難なおおむね65歳以上の人たちが、必要な養護のもとに生活する施設です。雑駁に言ってしまうと、特養が介護が必要な方向けの施設で、こちらは、生活保護が必要な方向けの措置施設です。この「措置」という言葉がキーです。措置は、一種の強制力をともなった行政処分行為ともいえ、入居者の意志による任意のものだけではないものも含まれるということです。例えば、特養は施設と利用者の契約で入所しますが、こちらは行政の入所判定委員会が判断し、市長が入所措置を決定します。

全国にはこのような施設が961施設あるそうです(2013年10月29日現在、公益社団法人全国老人福祉施設協議会資料による)。この数は全国に1800自治体のうち約半数にあたり、いわき市には、養護老人ホームとして、徳風園のほか、千寿荘という2つの施設があるので、その意味では、この分野では相当手厚い市民サービスが準備されているといえます(その分だけ、行政のコスト負担が重いとも言えます)。

高齢者が生活する施設ですので、全館バリアフリーです。築10年あまりの建物は、経年劣化を感じさせず、非常によく管理されていました。市の直営施設ですが、現在は社会福祉法人松濤会が指定管理者として養護として24名、特定介護として6名、合計30名の職員を配置し、100名の入居者を預かっています。

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部屋はすべて個室。畳敷きのベッドがあり、大きな押し入れ、クローゼットが備え付け。2戸で1つのトイレ、洗面所があります。入居者には自己負担額がありますが、年収(≒年金)40万円で、約1万円の自己負担。年収150万円で8万円の自己負担です。これで衣食住のうち、食と住が完全に充足できるのであれば、格安といってよいと思います。当然ですが、収入から自己負担額を差し引いた残額の使い道は自由です。特養であれば、重い介護が必要な老人なので、歩行することが困難な入居者ばかりですが、こちらは介護の要件がないため、しっかり歩行できる方も多く、路線バスや施設の定期バスに乗車して、通院や買い物等に出かけられる入居者も多くいらっしゃるとのこと。入居者の平均年齢は約80才とのことですが、当然若く健康な方もいるので、特養と、雰囲気が全く違います。

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基本的に100%稼働とのことですが、たまたま空きが出たので、お部屋を拝見することができました。各戸には、住所?が振られ、まるで団地で共同生活しているようです。実際、入居者とお話しさせていただいて感じたのは、皆さん共同生活なので、ほとんどが顔見知り・お友達だということ。(例外もあるのでしょうが)ほんわかした雰囲気が流れていました。

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原則、行動は自由ですが、個室は飲酒禁止、TVもありません。共同スペースに大型テレビが設置してあり、10人あまりに時代劇?をご覧になっていました。

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内庭には、広い運動場があります。こちらは季節ごとに、高久地区の方にも開放してお祭りをやるそうです。その際には、屋台等も出て賑わうのだそうです。この施設は新舞子ハイツ北方の、高久の農用地のど真ん中に忽然と存在しています。このような大規模な農用地地域で、よくぞ農地転用ができたものだと、先人達の活動に驚かされます。

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施設の空きスペースでは、入居者による自主的な野菜作りが行なわれています。大根やいちご?が植えられていました。土に触れるということは、五感を働かすとともに、いろいろ考え、体も動かすので、生きがいという面でも、精神衛生上も良い効果があります。

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収穫した野菜は、施設内の調理室に持ち込んで、入居者が食べる食材として利用させて頂きます。

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入浴施設も見学させていただきました。10人程度が同時入れる設備です。ただ施設の性格上、24時間いつでも提供されているわけではなく、隔日の一定時間を区切っての提供だそうです。

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介護が必要な方向けに、車椅子のまま湯船に浸かれる機会がありました。いろいろなところで伺うのは、介護入浴が介護者にとって重労働だということ。このような機械があれば、相当程度それが軽減されます。すべからく新しい介護施設は、このような労働を軽減するような機械を入れるべきだということは、パライソごしきを訪問したときも強く感じたことです。

<パライソごしきは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/41218837.html

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施設では、入居者の生きがいのための簡単な作業のお手伝いを用意し、またレクリエーションのためホールでさまざまな遊具も用意されていました。その一つが輪投げ。私もやらせていただきました(写真は、私です)。なかなか難しい・・・クラブ活動としては、輪投げの他、華道・園芸・カラオケ・音楽・書道・壁画等があり、定期的に入居者が集まって活動します。

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要はわっかを投げて、9つの棒のどこかに入れれば良いのですが、それぞれ点数があり、縦横斜めに3つ並ぶと「ビンゴ」等のルールもあって、大会もあるんだそうです。ある意味ダーツに似た要素も含まれてて、なかなか輪投げも奥が深い。

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食事は、朝昼晩、大食堂で一斉に提供されます。5名の専属調理員が各個人ごとに配膳を行なってくれています。100名が一斉に並ぶ姿は壮観でしょう。

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ある週の献立表。メインだけでなく付け合わせもあり、充実しています。ある意味、こちらは非常に特殊な「3食昼寝付」施設という言い方もできる。

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これまでの歴史を確認。この施設は、当時「養老院」として、身寄りがいない、犯罪歴がある、お金がなく暮らしていけない等の境遇の方のためのものでした。歴史的変遷を経て今の形になっていることが奇跡的なことだと思っています。当時の養老院の開設時の写真が残っていました(龍門寺住職様からのご提供)。

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昭和27年:当時の平市が、いわき市平下荒川字諏訪下(八ツ阪のメガネトンネル)の龍門寺に隣接して建設。生活保護法に適合する収容施設として、平市養老園(定員50名)を開園。その後、徳風園に改称。
昭和41年の市合併、
昭和46年に高久へ移転。定員100名。
平成17年に現在の下高久への新築移転。
 
<南白土の龍門寺は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/41967206.html

注)上記写真は、施設長の許可を得て撮影しております。 

日本の偉人100 <下> 寺子屋モデル著

子供も大人も日本人なら一度は読んでおきたい、世界が称賛する日本をつくった偉人たち50人の紹介です。偉人伝が元来、両親や祖父母から口伝えに次の世代へ語り継がれ、聞く人の心を揺さぶり、その生き様が身の振り方に大きく影響を与えてきました。。著者は、企業向け、幼稚園向けなど、大人にも子供にも偉人伝を語る寺小屋講演事業を展開している、株式会社寺子屋モデル。「日本人として生きる」を書かれている山口秀範氏らのグループです。偉人の生き様を紹介していた江戸時代の「寺小屋」機能を復活させるべく、その先生養成講座には、全国各地から希望者が集まっているそうです。

<日本人として生きるは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/37165821.html 

紹介されている人物は、有名な方ばかりとは限らず、生き方が美しい(と著者が判断した)無名の方も紹介されており、同時に名言・格言を収録した「偉人を偲ぶ言葉」も載せられています。

<第3章 維新を起こす>
ジョン万次郎、横井小楠、真木保臣、野村望東尼、高杉晋作、 吉田松陰、孝明天皇、島津斉彬、橋本左内 
<第4章 江戸に咲く>
二宮尊徳、塙保己一、間宮林蔵、良寛、伊能忠敬、高山彦九郎、 上杉鷹山、杉田玄白、本居宣長、大石内蔵助、契沖、松尾芭蕉、中江藤樹
<第5章 時代を動かす>
徳川家康、豊臣秀吉、織田信長、後奈良天皇、武田信玄、世阿弥、 北畠親房、楠木正成、北条時宗、親鸞、源義経、源頼朝、平清盛、 紫式部、清少納言、菅原道真、空海
<第6章 国礎を築く>
坂上田村麻呂、和気清麻呂、光明皇后、大伴家持、柿本人麻呂、 聖徳太子、山背大兄王、大伴部博麻、倭建命、神武天皇、須佐之男命

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文章は平易ですが、特筆すべきは偉人の成果だけでなく、彼らの社会背景や生い立ち、影響を受けた師や学問など、本人がどのようにして「志」を立てたかがが説明されていることです。人は生まれながらに偉人であったわけではなく、どのような物・者から影響を受けて、どう行動したのかが分ります。単に歴史好きなうんちくではなく、日本人としての教養、ひいてはこれから日本の将来を担う子どもたちが、いかに生きるべきか参考になると思います。「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」「過去を知らずして、未来を見つめられない」を地でいっている本でした。

遠野地区 まちづくり懇談会

遠野地区まちづくり懇談会が、2014.12.18に上遠野公民館で開催されました。テーマは、「ほっとする遠野を目指して」。まちづくり懇談会の目的は市民と行政と共同で知恵を出し合う会です。定期的に地区ごとに開催されていますが、地区ごとのローテーションとなるため、数年に一度、チャンスがまわってくる事になります。地区住民にとっては、自分の声を直接、市長あるいは執行部の各部長に届け、また直接回答を得ることができる数少ない機会です。

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質問は、4つの大項目でした。
 
1. 遠野地区における諸課題について
①イノシシ捕獲を業者等に委託し、計画的に駆除することについて
イノシシ被害に対する報奨金制度はあるものの、被害は減っていない。被害拡大を防ぐためにも、新たな対策はあるのか。市外への委託は可能か。
(回答:生活環境部)
国によるイノシシ肉の出荷制限があり、捕獲意欲は低下している。平成24年2月から1万円/頭の報奨金交付制度が始まった。平成24年度、25年度とも県保護管理計画では1,500頭を捕獲することとなっている。それに加えて平成26年度は900頭追加し、2,400頭を交付対象とした。
委託先についての根拠規定はない。県は外部委託可能としている。市も検討していきたい。

②給水区域の拡大について
これまで給水区域外として、沢水や井戸水を使用してきた地区がある。震災後、地震の影響からか、涸渇したり赤水が発生し、飲料水として使えない地区がある。上水道の給水区域の拡大について伺いたい。
(回答:市民協働部)
給水区域外については、①小規模給水設備補助制度、②市水道事業の区域拡大の2つの対応が考えられるが、いずれについても地区での一定の負担が発生するため、事業の積算作業が必要となる。いずれにせよ地域の実情を踏まえて、検討していきたい。

③中山間地域の様々な対策を専門的に担当する部署について
中山間地域においては、企業立地がないことから就職先もなく、若者流出が続き、限界集落となりつつある。中山間地域専門の担当部署を設置し、課題に取り組んではどうか。
(回答:総務部)
国は今後、地方創生に取組みとしており、これを受けて各支所に担当員を配置しえちる。遠野地区においては、農業集落や遠野和紙対策等に取り組んでおり、今後、あり方を検討中である。

④集落支援員を他の中山間地区に配置することについて
川前や三和地区においては、集落支援員が配置されており、遠野地区への配置はあるのか。
(回答:総務部)
集落支援員は、人口減少・少子高齢化の効果的対策として、地区の巡回・点検や状況把握等を行なう、国の制度である。平成22年に三和、平成23年に川前地区をモデル地区として開始した。一人暮らし高齢者の見守りや自宅訪問の仕組みを検討している。今後、地区内独身男性の出会いの場や交流イベント、集落の活性化を担う行政と地区をつなぐパイプ役として、他地区への配置を検討していきたい。

2. 鮫川河川敷整備と検討いわき・石川線改良工事後の土地利用について
①滝河原児童遊園の一体的整備について
鮫川堤防の完成に伴い、児童公園が河川敷の一部となってしまった。ここを遊水公園として、トイレ等を一体整備してほしい。
(回答:都市建設部)
滝河原児童遊園は、地域のレクリエーション・憩いの場として、地区振興協議会らに維持管理していただいている。河川管理者の県によれば、河川敷内に恒久的施設を設置することは困難との回答を得ており、トイレを設置することは困難と考えている。しかし、引き続き検討して参りたい。

②遠野地区内に多目的広場を備えた道の駅を設置することについて
道の駅は、市内には北の玄関口である四倉に1カ所あるのみ。南西の玄関口であるこの地区に、大型駐車場・トイレ・多目的広場・特産物の販売を併設した、道の駅を設置する考えはあるか。
(回答:土木部)
道の駅は、ドライバーの快適な休息や地域情報の提供、地域物産の販売等の役割があり、また災害時には物資受入の災害拠点としての役割があり、遠野地区も道の駅設置の候補地のひとつである。道の駅開設には、地域が運営し、また一定の資金負担が必要である。まずは地域で物販をし、その実績を作っていくことが第一歩と考えている。

3. 遠野町大平地区の水道給水区域編入について
①大平地区の水道給水区域編入に係る進捗状況について
大平地区はこれまで給水区域外として、沢水や井戸水を使用してきた。震災後、地震の影響からか、涸渇したり赤水が発生し、飲料水として使えない。現在は支所まで上水を汲みにいっている状況である。大平地区の水道給水区域編入について、7年前から要望中であり、その進捗を伺いたい。
(回答:市民協働部)
平成20年度から要望を受けていることは承知している。本管が完成した場合において、本管から各戸までの接続費用が発生し、その負担のための組合が77世帯で、平成26年7月に設立されたと聞いている。

②大平地区の水道給水区域編入への可否等について
大平地区の水道給水区域編入できるのか。
(回答:市民協働部)
まずは費用負担について、地区の合意形成が必要である。そのためにも総事業費を積算し、その影響、課題、実現可能性等を検討していきたい。

③水道給水区域編入事務に係る市の体勢について
どうして水道事業にかかわる課題なのに、担当部署が水道局でなく、市民生活課なのか。採算性の検討や、接続にかかる技術的相談を直接、水道局とやりとりしたい。
(回答:市民協働部)
編入の費用負担は、本管敷設は市でやるとしても、本管から世帯までの敷設は個人負担となる。どのように地区負担するか、条件設定はどうするか等については、水道局の協力を得ながら進めていく。
(要望)
住民の意思統一を明示化するために組合を設立した。どのくらいの資金負担が必要なのか知りたい。

4. 遠野地区の若年層を取り巻く環境について
①市営住宅整備の考え方について
遠野地区にある市営住宅は2カ所であり、いずれも老朽化している。現在の住民が退去後は取壊しと聞いている。市営住宅整備はどのような考えで進めているか。
(回答:土木部)
住宅マスタープランや、市公営住宅ストック総合活用計画等に基づいて、市営住宅を整備している。震災後、これらを見直し、改訂しているところであり、この中で検討していく。

②遠野地区における市営住宅建設計画について
新たな建設計画はあるのか。
(回答:土木部)
現在ある2団地は、1カ所に集約予定であった。先ほどの回答の通り、今後、改めて検討していく予定である。

③民間アパート等に対する建設補助制度等の構築について
民間アパート等に対する建設補助制度等を行なう考えはあるか。
(回答:土木部)
住宅ストックの量は、需要と供給のバランスが重要と考えている。民間アパートが建設される前提として、働く場所や店舗等の利便施設が近隣にあることが必要である。民間アパート等に対する建設補助という、国の制度はないため、補助は困難である。しかし、今後とも調査・研究して参りたい。

④遠野市民運動場の拡張整備について
市民運動場は体育大会や消防団の訓練等に用いられているが、収容台数が少ないという問題がある。拡張することはできないか。
(回答:教育委員会)
現在の駐車場台数は、約50台である。不足するときは、民間用地を臨時駐車場として貸していただいてしのいでいる。今後、県所有の隣地である未舗装空地の利活用について、検討して参りたい。

⑤遠野市民運動場内に体育館を設置することについて
市民運動場内に、休憩・避難所・室内競技のための体育館を設置する考えはあるか。
(回答:教育委員会)
現在でも小学校は休日夜間開放、中学校は夜間開放しているが、利用状況は少ない。小学校はスポーツ少年団とソフトボールのみ、中学校も週半分くらいの利用率である。高校については年1回のみの利用である。今後、利用状況をみて必要性を検討していきたい。

⑥遠野市民運動場周辺に公園を設置することについて
市民運動場周辺に公園を設置し、こども達が遊べる芝生を設置する考えはあるか。
(回答:都市建設部)
今後、幅広く検討して参りたい。

⑦遠野地区内の小中学校の今後の方向性について
現在、遠野地区には小学校2校、中学校2校があるが児童生徒数が減少している。小学校と中学校を統合して一貫教育とする考えはあるか。
(回答:教育委員会)
 現在、児童生徒数の減少により、学級が小規模化し集団生活を学ぶことが困難になっている。平成24年9月に「学校のあり方の基本方針」を策定し、オーダーメイドで学校をつくることとした。田人地区が先行し、次いで平成27年4月から三和地区で再編が始まる。田人地区においては平成19年に期成同盟会が発足し、地域主体で】検討が行なわれていると伺っている。今後民生児童員協議会等でさらに議論を深めるべきと考える。市としても地域とともに検討していきたい。
 
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当初予定された質問終了後も、数人の方が挙手され、いくつかの質問をされました。最後に清水市長が、全体の総括をして、2時間が終了。

遠野には、八潮見城、満月祭、遠野和紙、野鍛冶等、特徴的なものがたくさんあります。これら地域資源を磨き上げていくことによって、地域の特徴が出て、地域を大事にしていこうというムードになるのではないでしょうか。さらにはそのような特徴に引かれて、地域外の人や、市外の方との交流が生まれてくるのではないでしょうか。

注)上記は、当方のメモをもとに当方が把握できた内容ですので、実際と異なるおそれがあります。正確な情報は、市の公式発表をご参照下さい。

ひら多 小名浜の名店 あんこう鍋

小名浜の名店、ひら多さんで「あんこう鍋」を食べました。最後の雑炊が絶品でした。何が他の店と異なるかというと、その出汁です。あん肝をすべて出汁に使っているので、濃厚なスープなんです。このスープは非常にオススメ。

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あんこう鍋だけでなく、刺身や焼き物も出ます。どれも良い艶をしています。

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冬の季節しかあんこう鍋はメニューに載りません。アンコウの身も大きく出されるので、もうしばらくアンコウは食べなくてもいい、というくらい満足でした。

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チェーン店のようなリーズナブルな価格では、決してありません。ホール係も、ぴちぴちの若いスタッフでなく、妙齢というゾーンを飛び越えた女性がやっています。それがまた良い雰囲気を出しています。頻繁に来れるお店ではありませんが、大切な方との接待もしくは、季節の節目の懇親会等に使いたい名店です。

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湯本の和菓子店 久つみ(クツミ)のジャンボどら

JR湯本駅前にある、小さな和菓子屋さんが『久つみ』さん。 こちらで有名なのが、ジャンボどら焼き 1400円。直径およそ25cm、通常のどら焼き15個分。あんこだけでも1kgあります。いわきでは「好間のジャンボメニュー」があるけれど、こちらもその仲間に入れてあげたい。
 
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1912年創業の老舗です。温泉地・湯本で最初に温泉まんじゅうを売り出したお店だそうです。「久つみ(くつみ)」という店名は、オーナーさん御一家の名字「久頭見(くつみ)」が由来、とても珍しい名字ですね。

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一番の売れ筋は、オーソドックスなまんじゅうだそうです。皮がやわらかいのと、あんこのやさしい甘さが、甘党に受けています。大手チェーン店では、なかなか出せない、鄙びた雰囲気と匂いが、温泉街湯本のイメージと一致していると感じます。

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中部衛生センター し尿処理はこのように行なわれている

し尿処理は、簡単にいうと、「くみとり式トイレのし尿」と「浄化槽の汚泥」を浄化するする施設です。いわき市には、南部衛生センター・中部衛生センター・北部衛生センターの3つのし尿処理があります。その中で、最も新しいのが19億円をかけて作られた、平成元年開設の中部衛生センター。それでも築20年以上経過している施設です。建設した浄化処理施設大手の栗田工業が、運営も受託しており、市の直営ですが市職員は常駐は3名のみです。

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場所は、常磐藤原町滝沢。いわき石川バイパス沿いにあるのですが、奥まって建てられているので、(一般人には用がないですし)、訪れた方は少ないと思います。1年間でバキュームカー受入台数は、約6,000台で16,000kl。一日あたり25台くらい(66,000㍑)が搬入されてことになります。

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し尿・汚泥は、市内全地区を許可業者がバキュームカーで収集してきます。多い日には数台のバキュームカーがやってきます。「積み荷」の荷下ろしをする場所がこの部屋。臭い対策のため、負圧(空気を外に出さない)がかかっています。なおこの空気は酸処理・アルカリ処理を経てさらに活性炭脱臭処理を経てから、外部に放出されます。実際、内部ではほんの少し臭気を感じましたが、思っていたのとでは1/10もないくらいのレベル。建物の外ではまったく臭気を感じませんでした。

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「積み荷」を、し尿と汚泥を別の受入口からホースで投入し、別の受入槽に入れます。圧縮空気で圧送させるので、2,000-5,000㍑のバキュームカーでも、数分で投入が終了するそうです。

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処理は、全て地下に埋設されたタンクの中で処理されます。まず砂等が取り除かれた後、受入槽に入ります。そこから前処理機に送られ、ビニール・紙・布等を除去します。そこからは、酸化分解・バクテリアによる活動を経て、沈殿をさせた後の水は、高度処理設備に送られます。

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処理水は、凝集沈殿処理・オゾン処理・ろ過処理・消毒処理を経て放流されます。放流水は定期的に検査されますが、ほとんど無色透明、水道水と同じくらいのレベルといってもいいくらいだそうです(実際に飲んだことはないそうですが)。

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われわれのし尿が、さまざまな処理過程を経て、最終的に廃棄される固形物がこれ。最後に残る汚泥は、脱水され外部(南部清掃センター)にて焼却処理されます。江戸時代には糞尿が肥料として利用され、ある意味、究極のリサイクルだったわけですが、現代では、そうもいかないようです。

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磐城共立病院 臨時駐車場とのシャトルバスを利用してみました

磐城共立病院の建替え工事の開始に伴って、2014.12.11から敷地内駐車場が、原則使用禁止になりました。他の方に玄関ロータリーまで送迎をお願いできる方はよいのですが、身体障害者等用の思いやり駐車場を除いて、一般の外来通院者は、自家用車を総合福祉保健センター横の臨時駐車場に駐車しなければなりません。

そこからは臨時駐車場→磐城共立病院まで往復の無料シャトルバスを利用することになります。運行開始して約1週間目ですが、早速利用してみました。あいにく本日は、みぞれ交じりの雪模様。9:30発のバスは定員20名のほぼ満席で運行開始、約5分間の乗車時間です。

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最終バスは19:40。その時間まで病院にいることはないと思いますが。

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シャトルバスは、病院のロータリーに横付けします。屋根がかけられているので小雨は防げます。横殴りの雨、風雪は避けられません・・・

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午前7:00から運行していますが、7時台の乗客は数名。診療開始にあわせて日中は5分間隔でバスが発車します。私の見たところ、積み残しはないようでしたが、今後定期的な運行計画の見直しをしていくそうです。

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臨時駐車場の待合室。簡易なプレハブ建物ですが、防風室があって、その中には8畳ほどの待合室があります。

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待合室の中には2台の再診受付外来機が備え付け。ここで外来カードを挿入して、外来受付手続きができるそうです。これは便利かも。

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いずれにせよ、この臨時駐車場とシャトルバスは、まだ運用して1週間。今後、市民からの建設的な提案を受入れて、(以前よりは不便ですが)より不便が解消に向かうよう、期待しています。
 

坪倉正治先生のよくわかる放射線教室

南相馬市で、震災直後から現地入し、地域医療の実践とともに、放射線の調査研究・教育をされている坪倉正治先生のセミナーに参加しました。これは、総合磐城共立病院の第2回「市民公開講座」として開催です。
 
日時:平成26年12月17日(水)18:30~20:10
場所:いわき市総合保健福祉センター1階 多目的ホール 
内容:「暮らしに身近な放射線の正しい知識~南相馬発被ばくの現状~」

坪倉先生は、東京大学医科学研究所 先端医療社会コミュニケーションシステム所属の医師で、白血病等の専門だそうです。震災直後に東京大学に籍を置きながら、毎週現地入りし、地域医療を助けるとともに、放射線の現状の調査・把握・発信に努めてこられた方です。後からいろいろコメントすることはできるけれど、当時情報が少ない中で、安全な東京を飛び出して南相馬市に継続的に行く決断をされたことは、シンプルに称えられるべきことだと思います。

またなにより、現地の放射線の現状を「内部被曝通信 福島・浜通りから」として、医療学会のメールマガジンに継続して投稿し、科学的見地からデータ開示と、それの放射線専門外の医師としての見方を、示し続けてきました。
 
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今回お話しいただいた内容は、「福島県南相馬発 坪倉正治先生のよくわかる放射線教室」(発行・ベテランママの会  監修・早野龍五東大教授)という小冊子に掲載された内容を、さらにかみくだいて市民に説明いただきました。
https://dl.dropboxusercontent.com/u/110501447/tubokura.pdf
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当方が理解したのは以下のような内容です。
・もともと放射線は周囲に存在しています
・食べ物にもカリウム40という放射性物質が含まれています
・放射性物質は人口のものも自然のものも影響は一緒です
・被ばくには外部被ばくと内部被ばくがあります
・内部被ばくはWBC、 外部被ばくはガラスバッジで測ります
・南相馬で体内から検出する人はほとんどいません
・内部被ばくの原因のほとんどは食材由来です
・流通している食品を食べて内部被ばくが増えている人はいません
・水道水は除去できているので安全です
・南相馬市、相馬市の市街地の空間線量は西日本と変わりありません
・現在の南相馬市、相馬市のガラスバッジの検査結果がそのことを示しています
 
繰り返しておっしゃっていたのは、「市民を安心させることを目的に説明会をしているのではない」こと。実際のデータを公開し、市民が判断出来る素材を提示することで、地元に住むことを選択した方々が前向きに生活できることを応援したいとのこと。市民向けに容易な言葉で説明しているだけに、(危険だと決めつけている方にとって)言葉尻を捉えて反駁することは容易でしょう。しかし、実際に現地に半常駐し、地元の大人や子どもを診療し、FastScanやBabyScanを設置・運用し、さらにその調査データを解析・分析し、既存の医療知識をベースに仮説を立て、検証するという方による、市民への説得力は絶大だったと思います。
 
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総合磐城共立病院も、市民病院として活動していくのであれば、このような市民公開講座を通じて、単に医療行為の役割だけでなく、市民へ情報提供し、一緒に市民の健康・生活を守るというスタンスを常に持っていなければならないと思うし、それを市民は職業的専門家の行動としてリスペクトしていかなければならないと思います。

 

いわき健康センターのアカスリ

いわき健康センターにはじめてお邪魔しました。バイパスの小浜港交差点から高台に見えるので、いつも気になっていました。会議&懇親会が目的だったのですが、せっかくですからお風呂も堪能。そしてついでにやってみた、おばちゃんがやってくれるアカスリが絶品!30分アカスリ+30分オイルマッサージをトライしたのですが、垢がみるみるうちに、ボロボロ落ちてびっくり。流石、アカスリのプロのおばちゃんだ。

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昔ながらの大宴会場。良い湯だなーの後は、宴会!夕方早い時間だったので、まだお客さんはいませんが、昭和の香りが漂う、楽しそうな雰囲気ですね。ここで、旧知の知人に会いました。市内には他にも健康センターちっくな施設はありますが、ここは相対的にのんびりできるから好き、とのこと。

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これまた昔ながらのゲームコーナー。あえて昔風の雰囲気を大事に残すぞ!という意気込みを感じます。

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現在、改装中で女湯はピカピカになっています。男湯も今年中に改装するとのこと、改装後の劇的な変化が、非常に楽しみです。ビフォーアフターの違いを感じるためにもぜひ改装前に訪問されることをオススメします。
 

北部浄化センター 公共下水処理場

いわき市平下神谷にある北部浄化センターで、公共下水処理の現場を見せていただきました。し尿や生活雑排水・雨水等をまとめてキレイにして川に放出する施設です。

<下水処理の種類>
1. 公共下水道(国土交通省所管)
2. 地域汚水処理施設(ニュータウン等の大規模合併処理浄化槽、環境省所管)
3. 農業集落排水施設(農業集落の大規模合併処理浄化槽、農林水産省所管)
4. 合併処理浄化槽(各家庭の敷地内に埋設されており、トイレ・台所・風呂・洗面台からの全ての生活雑排水を処理・雨水は処理せず放流)

<下水道以外>
5. 単独浄化槽(トイレの排水だけを処理。台所や風呂の排水は未処理のまま放流)
6. くみ取り方式(し尿だけを地下に貯めておき、バキュームカーをくみ取る。台所や風呂の排水は未処理のまま放流)
5と6は、河川の水質悪化の原因になるので、余り望ましくありません。

数字の順に処理の管理レベルが低くなるため、(コストを度外視すれば)、市域全域を公共下水道にすればよい。しかし公共下水道とするには、雨水管・汚水管の新規埋設・その後の何十年もの管理が必要で、人口集積地区の適用が望ましく、少なくとも人口減少下での新規拡大は現実的ではない。

ということで、4.の合併処理浄化槽が推奨されています。適切に管理をすれば、公共下水道とほぼ同レベルの浄化ができるそうです。

なお現状は、人口割合で公共下水道区域が51%、農業集落排水施設1%、地域汚水処理施設3%、合併処理浄化槽等が24%、未整備(くみ取りや単独浄化槽)が20%です。

無題

いわき市の下水道は、公共下水道が昭和30年代に合併前の平市と磐城市(小名浜)ではじまり、市街地のみで整備されました。それ以外の地区では、単独浄化槽が普及しました。ただこれだと台所や風呂などの生活雑排水が処理されないまま、川に流されてしまいます。そのため、単独浄化槽の新設は禁止となっており、現在の新築住宅は、(公共下水処理区域を除いて)原則、合併処理浄化槽になっています。

地下の巨大な埋設管の自然流下(地球の引力で流れること)で運ばれてきた汚水・雨水はここで混合されて処理します。大雨のときだけは、ちんたら下水処理なんていっていられないので、雨水・汚水まとめて河川放出してしまいます。大雨時の雨水量に比べたら、汚水なんて豆粒のような量なので、問題にならないそうです。

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大雨時に自然流下されてきて巨大な地下タンクに溜まる汚水・雨水は、大至急くみ出して河川へ放出しなければなりません。そのための巨大なディーゼルポンプがこれ。雨天時以外はまったく稼働しませんが、いざというときには轟音を成り立てて排水を開始します。

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通常時の汚水・雨水はゆっくり汲み上げられ、最初沈殿池でゴミや土砂を取り除きます。基本的に匂いを出さないために、最初の方の工程は密閉されています。

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試しに点検口を開けてもらって、匂いをかいでみました。正直・・・あまり臭くない。し尿も含まれているはずですが、風呂等を含む生活雑俳水の割合の方が圧倒的に多いらしく、(良い意味で)期待外れでした。

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メインの処理工程である、反応タンクで、バクテリアを用いて有機成分を分解させます。空気を送り込むことで分解の速度を速めています。

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最終沈殿池で、汚れをもう一度沈殿させ、きれいな上澄み水にします。

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最後は水質試験をして、放流できる基準に適合していることを確認して夏井川に放流します。放流地点の夏井川の色を見ると明らかに、色が違います。放流水の方の透明度が高く、夏井川の水の方がかえって濁って見えます。

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コントロールセンターでは、包括的民間委託の受託者である、水ingさんが施設全体の運営管理しています。どの部分の流量がどの程度かを把握して、処理速度の調整の指示を出します。

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顕微鏡で、バクテリアの活動を見せて頂きました。「ツリガネムシ」というバクテリアが、尾っぽを使って移動しているのが見て取れます。浄化活動はバクテリアの役割、基本的に化学的な薬剤は使用しないとのこと。自然の力は偉大です。

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北部浄化センターは、公共下水の処理だけでなく、浄化槽に溜まった沈殿物(浄化槽内でし尿はバクテリアで完全分解されますが、その死骸やゴミ等)も処理しています。1年に一度、浄化槽のメンテナンス時に、バキュームカー等がそれらを吸引して持ち帰り、この北部浄化センターに持ち込みます。

泥状で持ち込まれますが、処理しやすくするため汚泥脱水機でケーキ状にします。最終的な廃棄物は、建設資材の材料として、セメント会社で使って頂くそうです。

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その製品を手にとって嗅いでみました。バクテリアで分解されているとはいえ、やはり(若干ですが)し尿の匂いがありました。大腸菌が残っている可能性があるため、触れた手は、石けん手洗い&アルコール消毒が必須です。このケーキ状の物体が、われわれ人間が輩出するし尿を処理した最終固形物です。感慨深いものがあります。

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選挙萌えキャラ 2014年 福島希望(のぞみ) 浮体式洋上風力発電

本日、2014年12月14日は、衆議院議員選挙投票日です。私は、期日前投票してきました。今年の選挙萌えキャラは、2012年に引き続き、福島希望(のぞみ)さんです。制服も前回、前々回と同じだ^_^彼女の呼びかけにもかかわらず、残念ながら投票率は、年々下落傾向にあります・・・

<2012年 冬服の福島希望さんは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/21086065.html
<2013年 夏服の福島希望さんは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/29640948.html
 
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 ちなみに、福島希望(のぞみ)さんのお姉さんは、福島未来(みらい)さん。2011年の県議会選挙の萌えキャラでした。

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「ふくしまみらい」と言えば、福島県沖で実証実験中の浮体式洋上風力発電、第1号機と同じ名前。偶然だとは思いますが、福島県の将来のあり方を占う重要な試金石の一つであることは、全く同じ。何かの縁を感じてしまいます。

<ふくしま未来 発電開始は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/33972577.html

春画のからくり 田中優子著 「隠す・見せる」「覗き」江戸のエロティシズム

春画は、江戸時代に流行した性風俗を描いた絵画で、浮世絵の一種です。先日お会いした、法政大学初の女性総長、田中優子教授は、江戸研究、なかでも春画の研究の第一人者です。そもそも春画はワイセツ物ではないかという見方もあり、学者の研究が進んでいなかった分野です。
 
著者の分析によれば、春画の描写は必ずしも写実的でなく、性器がデフォルメされ大きく描かれることが多い。春画では、女性の裸体だけが描かれることはなく、男女の絡みが描かれます。男性のための女性ヌードではなく、男女が共にそそられ、時に笑いながら楽しむものだったと考えられるそうです。

なんといってもその特徴は、性交場面を際立たせるために、直接的・写実的な表現でなく、顔と性器以外は、衣装で隠されることが多い。江戸のエロティシズムの極意は、「隠す・見せる」「覗き」だそうです。これは他の国では見られない風俗といえます。欧州の企画展で春画が少なからず開催されているのも、浮世絵が発展した江戸文化の神髄の一つの証左かもしれません。

<東京六大学で初の女性トップ 法政大学の田中優子総長は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/41202600.html
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安藤家御家流茶会(あんどうけおいえりゅうちゃかい)

安藤家御家流茶会(あんどうけおいえりゅうちゃかい)。見事なお手前でした。この茶の湯の一種である「式正の茶の湯」の一派である御家流(おいえりゅう)、旧磐城平藩安藤家に伝わる武家の茶の湯です。

式正とは儀礼のことで、足利将軍時代の故実礼法に則り、武術のしぐさなどを取り入れた茶の湯だそうです。その中でも御家流は、江戸時代に将軍や諸大名同士が儀礼として、またはおもてなしとして用いられた作法とのこと。

<式正の湯 安藤家御家流(おいえりゅう)のお茶は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/34873398.html
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武藤宗安氏による指導、お弟子の有賀行秀氏によるお手前で、来賓の方々に茶が振る舞われました。経済界・行政・大学等からそれぞれお越しいただきました。

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有賀氏は、お茶のお稽古を何年もやっているベテラン。紋付袴の着こなしといい、仕草といい、迷いがありません。平成25年4月にいわき市美術館で開催された安藤信正展でも、お手前を披露されていました。

<安藤信正展は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/25913168.html
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今回の企画は、いわき経済同友会の経営者管理者研修会の一環として開催されました。研修委員会委員長、小松氏のアレンジに感謝です。経営者たるもの、郷土の歴史を知り、またその礼節・作法に通じていることは重要です。

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大和魂に火をつけよう 日本のスイッチを入れるⅡ 神谷宗幣著

私は昨年から、グロービス経営大学院大学が主催するG1東松龍盛塾に定期的に参加しています。これは「志とビジネスマインドを持つ政治家、パブリックリーダーを育てる」ことを目的とする勉強会です。塾の名前は幕末の維新の志士、藤田東湖、吉田松陰、坂本龍馬、西郷隆盛からとっています。私の政治信条も、相当程度、このの勉強会から影響を受けています。その勉強会の塾頭、神谷宗幣氏の新著です。

吹田市市議会議員を務めた後、衆議院議員選挙に出馬し落選。その後も精力的に政治活動を続けており、龍馬プロジェクトや東松龍盛塾のような、勉強会・研修会を主催されています。著者にとっての幸せとは、自分が社会や人の役に立っていると感じられること。なせなら社会や人のために立っていれば、人にありがとうといってもらえ、良い仲間ができ、その結果として良い仕事やお金にも恵まれる人生になると考えるからだそうです。

そのバックグラウンドは、優等生、家業の倒産、司法試験への挑戦、海外放浪、失恋、大阪府教師等と多彩です。一貫しているのは、リアルな実体験に基づく強固な価値観を持っているということ。

<G1東松龍盛塾は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/33521639.html
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神谷氏とは、G1東松龍盛塾で一緒に学び、また何度か合宿させていただいたこともあり、神谷さんと呼ばせて頂いています。かつて「原大本徹 4箇条」すなわち、政治家としての芯の強さをガチンコで議論したことがあります。その際に改めて、なぜ自分が政治を目指すのか強く再認識することができました。

原点(危機感は?何のため、誰のために生きるのか?そのきっかけは何か?)
大局(どこまで我が事と思えるか?放っておけない範囲は?アイデンティティと舞台)
本気(志すことは何か?どんなことに集中していくか?)
徹底(どう広げるか?いかにして続けるか?どこを工夫するか?)

著者曰く、戦前や戦後に持っていた大和魂は、現代にないように思える。その大和魂を思い出すことが「スイッチを入れる」ということ。その大和魂の精神性を、吉田松陰や西郷隆盛に求め、5つの能力にまとめています。この能力を高めたいと努力することが、「大和魂に火が付いた」「日本人スイッチが入った」状態。
<大和魂>
大和魂1 公平でよき人間関係を築き、人を助けることができる
大和魂2 損得を超える正義感と正直さを持ち、人や社会への貢献を考えて働くことができる
大和魂3 自然や郷里を愛し、先祖や目に見えない尊いものを大切にできる
大和魂4 思考停止せず、独立した心と健全な身体を維持できる
大和魂5 誇りと使命感を持ち、「今」に焦点を当て、命を燃やして生きることができる

では、なぜ大和魂が社会に一般的に普及しないのか。その阻害要因を著者は5つに分析します。
<バリア>
バリア1 個人主義の誤った解釈、過度な権利主張、日本語の興廃
バリア2 道徳教育の衰退、拝金主義の横行
バリア3 近代科学万能論、過度な都市化
バリア4 テレビ、ゲーム、受験教育、食事、医療
バリア5 安全や物質的豊かさへの甘え、歴史教育や偉人教育の欠如

バリア1-5に囲まれると、コミュニケーションがとれず、自己中心的で、目に見えるものやお金しか信じられない。思考は止まっていて、人やメディアの流す情報を鵜呑みにし、不健康な生活を送っている。そして自分に誇りがなく、「○○になればいいのに」と現実逃避しながら、行動を起こせない。これらバリアができた遠因は、戦後の占領政策、特に教育の問題、歴史教育や偉人教育の欠如は、見逃せない。今、日本人が自立するため、国力を維持するためには何をすべきかの5つの提言です。

日本人の自立1 経済規模の維持、通貨発行権の死守
著者が東南アジア等を放浪して感じたのは、日本がある程度海外の国からリスペクトされるのは、強い経済力のおかげだということ。経済力が弱い国ほど、外国に出稼ぎに行く必要性がでてくる。そのためにも単純な経済のグローバル化や、大量の外国人移民をしてはならない。

日本人の自立2 軍事の自立
戦後、米国の軍事力の下で幸運にも平和が維持できたから、「言葉だけ」の平和主義が実現できた。それをいつの間にか勘違いし、平和主義を「掲げた」から平和が維持できたと錯覚し、一部ではそれを金科玉条のごとく盲信してしまった。永世中立国であるスイスにも、徴兵制や軍隊はある。戦争が起こる原因は、①食料・エネルギーを手に入れるため、②外交上・宗教上の課題の決着を付けるため、③戦争が起こると儲かる人がいるため、のいずれかです。まず、現実を直視し、国民理解を得るための国防教育が必要。

日本人の自立3 食料・水・エネルギーの確保
過去を振り返れば、太平洋戦争の主要因は、石油の対日輸出を禁止されたこと。食料・水・エネルギー調達の最悪のケースを常に想定しておかなければならない。

日本人の自立4 精神の自立
日本人の特徴は、勤勉性とチームワークにあるといわれますが、その根本は江戸時代の教育、「読み書きそろばん」と「人間教育」ではないか。もしくは明治の教育勅語にあるのではないか。

<教育勅語・修身教育は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/40945384.html

日本が今後目指すべき国家像として、「道義国家」「課題先進解決国」があります。著者の主張する「大和魂に火が付いた」「日本人スイッチが入った」状態ならば、実現できそうな気がしています。
 

ジュニアエコノミーカレッジ in いわき プレゼンテーション

ジュニアエコノミーカレッジ(以下、ジュニエコ)は、商売体験を通して、「自ら決めて行動できる人材の育成」プログラムです。小学校5、6年生が1チーム5名で模擬株式会社を設立し、計画、仕入れ、製造、販売、決算、納税までの一連のサイクルを体験するプログラムです。資本金10,000円、必要であれば10,000円の借入をし、最大20,000円の元手で会社を経営します。

本日は、その決算・納税の作業をしてもらい、計画、仕入れ、製造、販売、決算までのプロセスで、どこがどう良かったか、反省すべきだったのかを、プレゼンテーションしてもらいます。そして、どのチームが総合的に優れていたかのグランプリを発表しました。

<昨年のジュニエコは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/30050288.html
<販売実演@いわき駅前>
http://www.mikito.biz/archives/33300102.html
<結果報告会&授賞式>
http://www.mikito.biz/archives/34153969.html
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参加者はそれぞれ会社名・役職名・名前を入れた名刺を作成し、銀行借入・商品仕入の際に使いました。名刺の使い方も実践で習います。

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決算作業においては、おこづかい帳形式で仕入と売上、支払利息等の帳簿を付けてもらい、それに基づいて、利益がいくらだったのか、役員報酬はいくらになるか、株主にいくら配当できるかを、自ら計算します。

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計算が終わったら、5人(自分たち)の役員報酬や、株主(親達等10人の株主がいます)への配当金額を、それぞれ封筒に現金封入します。

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現金を目にし、手にしたときの小学生の反応がすごい。「狂喜乱舞」という表現が適切か。やはりバーチャルでなく、日本円現金でゲームをするのは、真剣みが格別です。あわてて現金をなくさないよう、現金は必ずパレットの中で扱うように指導します。それでも10円だけ、現金残高が合わなくなったチームも出てしまったのですが。

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利益の計算をしたら、その10%を「納税」します(法的には「寄附」になります)。みんなの納めた税金が、救急車や警察等、公共的な活動に使われることを説明しました。清水市長には会場にお越し頂き、納税額2万円あまりを直接、小学生から市長に手渡してもらいました。来賓には、いわき市長の清水敏男氏、ひまわり信金理事長の臺正昭氏、いわき商工会議所会頭の小野栄重氏の3名でした。

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グランプリは、株式会社reika(中央台東小学校)、準グランプリは、株式会社ベストフレンド(平第五小学校)、ひまわり信金賞は、株式会社おかし研究所(勿来第一小学校)でした。優勝チームには優勝トロフィーと、副賞の印鑑が贈られました。この印鑑で、いつかビジネスがはじめられるといいね。

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参加者の感想で多かったのは、「お金を稼ぐことの大変さ」です。そこから、両親が大変な苦労をして生活費を稼いでいる事への感謝の念が起きたようです。また「早く社会に出てみたい」というコメントも多かった。こういう前向きな次世代が育っていることに、力強さを感じました。
 
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リスクを取らないリスク 堀古英司著 リスクを取れる仕組みが資本主義、そして競争

著者は、ニューヨークウォール街の投資顧問会社を創業し、ヘッジファンドを運用しているファンドマネージャーです。またテレビ東京の「ニュースモーニングサテライト」「ワールドビジネスサテライト」等にも出演している方です。政治でも経済でも新しいことをはじめるのにとてつもなく時間がかかる国、日本。何もしないことこそリスク回避だと考えていはしまいか。「リスクの考え方」「お金との向き合い方」「お金で買えないものの話」等、お金、キャリア、人生、日本で生きていくためのアドバイスをいただきました。

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「リスクを取らないリスク」とは何か。リーマンショック後、米国は中央銀行が債券を購入する量的金融緩和を2008年11月から開始し、2014年まで断続的に実施した結果、一時10%まで上昇した失業率を2014年6月に6%まで低下させることができた。リーマンショック後、4半期連続でマイナスだった経済成長率を、2013年後半には3%台に回復させた。

それに対して日本は2008年に米国同様の4半期連続でマイナスの経済成長率の後、有効な手を打てないまま、プラスとマイナスをさまよう状況が2010年からずっと続けてきた。早くから積極的な量的金融緩和を実施した米国と、量的緩和を躊躇し続けた日本とで大きな差が付いてしまった。当時日本で躊躇していた理由は、貨幣価値の下落にともなうインフレリスクや、貨幣の信頼度を失うリスクといわれていたのを記憶しています。それらを「みんなでよく議論して」いるうちに、意思決定・実行ができず、時間が無為に過ぎてしまった。

2013年4月からは黒田日銀総裁の下で積極的な量的緩和策が実施され、2012年末から2013年末までに90%近く株価が上昇、問題だった円高の外国為替も、80円から105円まで円安にすることができました。結果として正しい金融政策がとられたことになりましたが、だからといって問題がないわけではありません。

正しい金融政策がとられるまでに、まる3年間、日本経済は停滞し、多くの国民が厳しい状況となりました。その間に、もしかしたら経済問題を苦にして命を絶ってしまった方もいるかもしれません。この3年間の間に、さらに財政赤字は進行してしまいました。失ったモノはあまりに大きい。「リスクを取らないリスク」はこれほど大きい。実行したときのリスクと、実行しなかった場合のリスクを比較分析することは極めて重要です。これは意志決定論では完全に明らかになっていることなのですが、現実社会になかなか適用されていないことが残念です。

本来、人間は「弱いもの」「リスクを回避したがるもの」なので、リスクをとってもらうための仕組みがなければ、世の中は成長しません。そのために人類が編み出した仕組みが「資本主義」、そしてそれがもたらす「競争」です。財政状態が悪い日本において、社会主義的な平等を求める余裕がなくなってきますので、今後はさらに資本主義的になっていくことが(選択肢が限定されるので)予想されます。

その場合、資本主義経済において格差問題をどうすべきかについて2つの立場があります。
1. 格差は大きな問題であり、所得や資本に対して累進課税を強化すべきだ
2. そもそも資本が経済成長、ひいては所得を生むのであり、それを阻害するのは本末転倒だ

現実社会の世界各国で行なわれているのは、2であり、大企業や富裕層を引きつけるための減税競争になっています。なぜならこれだけ資本移動が自由で、どこで生産活動しても最終消費地にモノを移動ができる現代において、ある国だけ累進課税を強化することがナンセンスであること。そして企業や富裕層を優遇してでも誘致し、財政赤字削減に貢献してもらうことのほうが、財政的に合理的であるからです。税金を納める企業や人がいなくては、財政赤字の削減など夢物語だからです。発展途上国の社会保障水準が低いのは、経済成長がなく、財政に余裕がないからです。

現在、先進国の中で最悪の累積国債残高を持つ日本、そして少子高齢化と人口減少を迎える日本。そして巨額の財政赤字と、高齢化に伴う年金・社会保障費負担をどう乗り切るのか。答えは中長期的な経済成長に求めるしかありません。その場合、所得格差という副作用が発生するのも事実。

よくアメリカは所得格差があり、日本は格差が少ないといわれます。実際に、米国の高額所得者上位1%の所得が全体に占める割合は約20%。それに対し日本は半分以下の9%です。しかし日本でも戦前(1910-1940年)は、その割合が15-20%だったという事実も忘れてはならないと思います。長期的にはそれくらいの水準まで所得格差が生じる可能性は高いと思います。

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<出典:リスクを取らないリスク 128ページの図>

「リスクを取らないリスク」は人生のキャリアプランについてもあてはまります。極端な例としては、マイクロソフトのビル・ゲイツ氏や、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ氏、アップルのスティーブ・ジョブズ氏。いずれも当時、有名大学を中退して(将来の安定したバラ色のサラリーマン生活を捨てて)起業するという大きなリスクを取りました。今になって振り替えれば、「リスクを取らないリスク」が巨大だったということになります。これは極端な例ですが、自分の現在のキャリアが、自分の能力に見合ったリターンが用意されているかについて自分で検証してみることが大事でしょう。

著者は、クレバーはリスクテイカーになることを勧めています。その条件として
・事前に徹底的に分析すること
・短期勝負に出ないこと
・絶対に失敗しない(あきらめない)という心構えを持つこと
・いざというときに再挑戦できる措置を持つこと
・失敗を過剰に悲観視しないこと

これらを備えた後は実行のみ。そうであっても残念ながら大多数の人間はこのハードルを乗り越えられられないでしょう。でもその分、成功できるチャンスが横たわっているという意味でもあります。 流石、現役ファンドマネージャー、投資データと経験に裏打ちされた説明には納得させられました。

いわき清苑 火葬場 いわき市インフラの懐の広さと上質のサービス

いわき市には、「いわき清苑」及び「勿来火葬場」という2つ火葬場を市営で持っています。通常、嫌悪施設という火葬場を市内に2つも運営している基礎自治体は、そう多くありません。過去に広域合併をした大きなメリットの一つです。その主力が、平成20年に開設したいわき清苑です。火葬炉数9基、待合室数9室を持つ、市のほぼ中心に位置し、国道6号常磐バイパス直結の非常に便利な施設です。

こちらの施設の一日の処理数は、最大16体。これに(ちょっと老朽化していますが)勿来火葬場の火葬炉数 3基、一日の処理数は最大5体を加えると、一日の処理数は20体を超えます。年間に換算すると7000体近く。団塊の世代の寿命や長期避難者等の定住人口増加に伴うお葬式の数も増えていますが、それをも楽々と許容できる、いわき市の懐の広さにあらためて驚かされます。

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1体につきだいたい1時間半くらいの処理時間です。いわき清苑の炉数は9基ですが、時間差を置いて、一日約10数体を処理します。処理手順としては、
1. 自宅を霊柩車で出棺
2. いわき清苑に到着
3. ストレッチャーに乗せられた棺桶は、そのまま炉の入口へ移動。遺族はここでお別れ(下の写真)

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専用ストレッチャーは電動です。

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4. 処理時間は約1.5時間。その間、遺族はホールか、控室で待機します。

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5. こんなときでもなければ顔を会わさない親族も多数。アルコールもいただきながら、昔物語などで歓談。

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6. ストレッチャーで、焼き上がって骨だけになった故人を、遺族全員で箸で拾い上げ、骨壺に移して終了。
 
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総じて言えば、非常に清潔でかつ落ち着いた雰囲気の火葬場です。火葬料金は市民であれば、1万円ぽっきりです。市の市民福祉メニューの中でも、他市に抜きんでた上質なインフラサービスのひとつです。過去の先人達が築いてくれた、先を見通した計画と、その遺産に大きく感謝したい。

第4回巣鴨コレクション ぜひ「ガモコレ in いわき」を実現したい

お婆ちゃんの原宿「巣鴨」を舞台にスタートした巣鴨コレクション。40歳以上の女性をターゲットにした地元密着型ファッションイベント、通称「ガモコレ」の目指すところは、シニア版の「東京ガールズコレクション」!会場の、巣鴨信用金庫3Fのホールでは、モデルが登場するたびに大きな声援と拍手が。在京TVキー局等の取材が入っていました。

<巣鴨信用金庫本店 おもてなし処は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/35689041.html 
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登場するモデルはの多くは一般からの公募。オーディションも実施して約20名のレディがランウェイをモデルウォークで闊歩しました。見たところ平均年齢は60-70才のおばあちゃんに紛れて、40才くらいの女性も参加。奇抜だったり、ややあでやかすぎてなかなか着る機会のなかったドレスのご披露です。一般モデルは自らがコーディネートした「カジュアル」「フォーマル」の2種類のファッションを披露しました。


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一般女性モデルだけではなく、一般男性、プロの女性モデルも参加。プロのモデルは巣鴨商店会の店舗(「サンまつみや様」「マーキュリーレディース様」)から提供されたファッションで、それぞれショーに登場しました。

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巣鴨で始まった「ガモコレ」ですが、2013年7月には「ガモコレ・イン 会津若松+大熊 2013 SUMMER」として、会津若松市で開催されましたた。会津若松市民と+原発事故の影響で同市に避難している大熊町民による20数名のモデルがランウェイをウォーキングし、150人を超える観客が集まったそうです。

いつの時代の女性も、何歳になっても「美しく見られたい」という欲求が根底にあります。「ガモコレ」は、それを健康的に実現する場でした。一般モデルは、衣装や化粧は自分持ち、されに参加料約1万円を支払って参加しています。観客を見回すと、モデルの家族(娘や孫ら)が応援しているのが多い。おばあちゃんの晴れ姿を一目見ようと駆けつけて、スマホで写真を撮りまくっています。モデルは美しいと褒められ喜ぶ、その家族もおばあちゃんを誇らしく思う、商店街は賑やかになる、運営者も地域が活性化され、やりがいを感じる。という好循環を生み出しています。

「ガモコレ」は、今後、東京銀座や海外でも開催を企画中だそうです。巣鴨の地蔵通りは江戸時代の旧中山道ですが、いわきの平にも、旧陸前浜街道が本町通り商店街として、毎年夏に平七夕祭りのイベントが開かれています。今回、ガモコレ実行委員会・代表の小堀 義光氏とお会いし、お話しさせて頂きました。地元の熱意とお手伝いがあれば可能性はあるそうです。ぜひいわきでも「ガモコレ in いわき」を開催したい。 

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幕の間の余興では、おやじバンド「都電沿線」による、ベンチャーズのダイヤモンド・ヘッドの演奏で盛り上がりました。区民ひろば等で定期的に演奏しており、高齢者施設からの演奏依頼で引っ張りだこだそうです。


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SOBAダイニングさくらいの限定ランチ

SOBAダイニングさくらいは、いわき市平作町の蕎麦居酒屋。 茨城県北産の「常陸秋蕎麦」 ヘルシーな豆腐料理のお店です。そのランチに出す蕎麦を限定しているので、売れ切れ次第、昼の部の営業を終了してしまいます。このご時世なんという、こだわり商売なのでしょう。

12:40にお邪魔したときは、ラスト一食分!というタイミングでした。いただいたのは、「けんちんそば」ランチ。豆腐大樂さんの 豆腐のデザート(ババロア風)が付きます。けんちんといえば、うどんを連想しますが、ご主人の郷里である茨城県では、けんちんは、そばなんだそうです。頂いてみると、まったく違和感なく、美味しい。

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小さなお店なので、お隣の方が何を召し上がっているか、すぐ分ってしまいます。ランチ終了後に、上品なご婦人3名が来店されました。地元の方ではなさそうで、どなたかの紹介、もしくは紹介記事等を見てこちらのお店に来店されたようでした。「せっかくだから!」ということで、そばがき、ゆば刺し、だし巻き玉子をいただきつつ、祝杯をあげていました。良い雰囲気だなあ。

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飯切・縄・豆腐 いわきのお葬式の風習

お葬式等の慣習は各地の特徴があり、いわきのお葬式にも一定の特徴があります。そのいくつかを紹介。

1. 飯切(はんぎり)
いわきのお葬式のお通夜では、「飯切」というものが、葬儀台に鎮座することがあります。これはあまり他の地域に見られない独特のもの。特定の個人が香典とは別に、寄附をする一種です。飯切とは、高さが半分の桶という意味で、寿司を盛り付ける桶です。また、寿司屋や家庭で酢飯を調理するときや、ちらしずしの盛りつけの際に用いられ、飯台(はんだい)または飯切、半切とも書かれるものです。

いわきではこの飯切を、お通夜の葬儀台に飾ることがあります。これは、お葬式を出すのに必要な人手には、おのずと「口がついてまわる」ので、食事が必要です。昔は喪家は火を使っていけないとされ、周りの手伝いが炊事し持参して葬儀前後の食事に使ったらしい。これを今日では、費用負担を、特定の個人が寄附するというものです。もっとも今日では、葬儀式場に寄附の金額だけ伝えれば、式場の方で献花や供物の一種として、割り振って頂けるようですが・・・

飯切

2. 魔よけの縄
いわきでは、入棺・納棺の時は、死者に引きずられないように腰縄を結うことがあります。本来は、本物の縄を腰など身につけるべきですが、今日では短い藁なわを身につける(ポケットに入れておけばよい)ことになっていあす。

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3, お清めの豆腐
故人と面会した後には、お清めの意味で豆腐を食べることがあります。醤油はなし、鰹節だけをかけて一丁の豆腐を会葬者数十人が、ひとかけらずつわけて食べます。穢れに負けないように清めるということらしいのですが、なぜ豆腐なのか・・・これも慣習の一種です。

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地域ではあたりまえの慣習として今日でも実行されている行為がありますが、あらためて何の意味があってやっているか知らずにやっていることが大半だと感じています。その行為が定着しているには、それなりの理由があるはず。その本意を知った上で(単に形式をコピーするのではなく)、儀式や行為を執り行うことこそが先祖・先人たちが積み重ねてきた知恵・経験を継承することになるのではないでしょうか。

国民性調査 「努力しても報われない」「わずらわしいことはなるべく避けて、平穏無事に暮らしたい」

文部科学省 統計数理研究所では、5年ごとに「日本人の国民性調査」という社会調査を継続実施しています。日本人のものの見方や考え方とその変化を、社会調査によってとらえようとするものです。調査は、20歳以上85歳未満の男女個人を調査対象としたサンプル標本調査です。無作為抽出により数千名のサンプル標本を抽出し、個別面接聴取法等で実施されています。

そこでわかったこと、若者の「努力しても報われない」社会。自分の目標に向かって努力することについて、「努力しても報われない」という人は、全体では1988年の17%から2013年には26%へと10ポイント近く激増しています。特に20歳代・30歳代の若い男性ほど、報われないと感じていることがわかります。若者の3割以上が、将来に悲観的というのは健康的な社会とはいえないのではないか。

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<出典:文部科学省 統計数理研究所 国民調査、赤線:2013年調査、緑棒:1988年調査>

別の質問項目では、「わずらわしいことはなるべく避けて、平穏無事に暮らしたい」という項目も。今回2013年には、"平穏無事"を望む20歳代は19%から31%へ増加、30歳代は25%から35%へといずれも10ポイント以上増加しており、このような若年層では、多様な経験よりも安定した暮らしを願うという傾向にあります。これは、上記の「努力しても報われない」社会と関係が深そうです。

 「自分の可能性をためすためにできるだけ多くの経験をしたい」のか、もしくは「わずらわしいことはなるべく避けて平穏無事に暮らしたい」か、自分の気持ちがいずれが近い方を選択した結果。

30年前の1983年には20歳代の80%は「多くの経験をしたい」と考えていたが、現在は68%に低下。同様に30年前は19%が「平穏無事に暮らしたい」と考えていたが、現在は31%に増加。

一方、30年前の1983年には70歳以上の37%は「多くの経験をしたい」と考えていたが、現在は51%に増加。同様に30年前は56%が「平穏無事に暮らしたい」と考えていたが、現在は46%に低下。

これからは、若者の守りに入る姿勢、シルバー層のアクティブな活動というトレンドが見えてきます。


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四倉食処 くさの根

四倉でランチするときは、たいてい道の駅よつくらが多いのですが、くさの根さんの噂は聞いていたのではじめて立ち寄ってみました。くさの根の名前の由来は、草の根活動からきているそうです。被災地になってみて改めてフェアトレード、すなわちお互いにフェアな関係でものごとが動いて行くことを目指してを考えているそうです。「やってあげる・やってもらう」の関係でなく、対等にやっていこうという精神です。

震災後も変わらない海や空の景観の美しさや住む人たちの素晴らしさなどの「空気」を感じてもらいながら、代々継がれてきた水産加工技術を大事にし、四倉がよみがえることを願っているそうです。

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お店は1Fが主に野菜などを扱っている販売所で、中央の階段を昇った2Fが食堂です。安くてボリューム満点!おかわりもできるし、味も良い。写真はお刺身定食1000円。居酒屋だったら、小さな舟盛り並み(エビ・ホタテ・カツオ・ヒラメ・エンガワ等)に刺身が並んで豪勢!
 
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サラダ・漬物・惣菜が置いてあるので自由にとって、お代わりもできるのでご飯が進みます。見渡すと、防潮堤の工事関係者?と思しき作業服を着たグループも見られました。単品の「いかポーポー焼き」が気になるメニュー。
 
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食堂内からテラス席に出ることができます。ここからは太平洋を望むことができ、潮風に吹かれながらランチするのは最高の気分です。これからは市外の方を四倉にご案内するときの、ランチの候補にしたいと思いました。

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巣鴨 大鳥神社 酉の市の熊手

巣鴨の大鳥神社の一年で最も賑わう11月の酉の市開催日には、道なりの飲食店も(テキ屋さんだけでなく、自らも)露店を出してお客を呼び寄せており、商店街周辺は多くの参詣客で賑わいます。

巣鴨大鳥神社は、貞享5年(1688年)に巣鴨村新左衛門なる者の勧請により、巣鴨稲荷社として創設されたそうです。そして初めて「酉の市」が立ったのは、元治元年(1864年)らしいので、150年くらいの歴史があります。

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酉の市の当日は、夜を徹して市が立ち、熊手を求める参詣客で賑わいます。境内は多数の熊手で囲われ、まるで熊手のトンネル。冗談みたいです。大きな熊手を購入すると、「商売繁盛!繁盛!繁盛!」と威勢のよい手締めをやってくれ、いやがおうにも盛り上がります。

<商売繁盛!繁盛!繁盛!」の手締め動画は、コチラ>
https://youtu.be/B48EHFQlQxU
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境内前の通りには、やきそばやお好み焼き、射的などの露天商が隙間なく立ち並びます。
新宿や浅草の酉の市とは規模が違いますが、地元に愛されている市です。
 
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これが1000円の熊手。大きい熊手は10万円を超えるものもあり、著名人が直接買付けにくるそうです。それがまた一般人の懐をくすぐって、大きな熊手を買わせる動機付けになるそうです。なお、一度大きな熊手を買うと、翌年、なかなかグレードダウンする決断ができないので、背伸びをしないことが秘訣だと思います。

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新公会計 東京都江戸川区(2015年4月から実施予定) 大阪府吹田市(2014年4月から実施済) 東京都町田市(2013年4月から実施済)

公会計制度改革シンポジウムに参加しました。現在の関係法令に遵守した公会計制度は、運用上、多くの課題・問題を抱えつつ、放置されてきました。この問題は10年来、議論されてきたのですが、ための議論に陥っていた部分もありスタックしていましたが、この1-2年でそれを改革しようという動きがあります。具体的には、東京都や大阪府をはじめとする先進自治体が、(総務省の指導を待たずに)独自であるべき公会計の仕組みを作り、運用を開始したことです。

今回は先進自治体の東京都・大阪府吹田市・江戸川区・町田市らの財政課や企画部の担当者から、その具体的な取組み事例を紹介していただけました。

1. 東京都江戸川区(2015年4月から実施予定)
2. 大阪府吹田市(2014年4月から実施済)
3. 東京都町田市(2013年4月から実施済)

特に町田市は導入後、2会計期間を経過しているため、作成した財務諸表をはじめとするアウトプットがモニタリングツールとして機能しはじめています。すなわち2期間比較ができるようになり、前年度より改善したかどうかが測定できるようになったということです。それにとどまらずさまざまな施策のコストが集計できるようになり(そのように設計したので)、その効果に対する検討が、抽象的でなく具体的・明示的・客観的にできるようになりました。またそれと相まって、公的施設の管理レベルも向上しているそうです。

現在の官庁会計である「款・項・目・節」を踏まえ、「一課一目」の一対一対応させることで、評価の事業単位が明らかになり、人件費の配賦等のプロセスを経て責任会計を実現することもできます。これにより本当の意味での決算審議が可能となるのではないでしょうか。また開示しただけにとどまらず、PDCAサイクルにより次年度の予算編成に活かすことも可能になってくるのではないかと思います。

<公会計に管理会計の発想が起きない要因は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/30294005.html
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先進自治体の中でも抜群の存在感を持つのは、東京都です。職員総計16万人、年間予算規模6兆円の自治体のトップが本気で取組むと何でもできるということを示してくれました。今回のセミナーは東京都の会計管理局長から直接、「複式簿記」「固定資産台帳の整備」「日々仕訳」の重要性と有用性についてお話し頂きました。また10年以上も公会計の改革にあたっている、あずか監査法人の中川 美雪公認会計士から、コメントをいただきました。

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総じて言えば、新公会計により、政策が財務データで議論できる部分が多くなり、客観性/説得力が増したということがいえそうです。経営トップ(政治家)にとっては、住民から預かっている税金(予算)を。わかりやすくディスクロージャーする義務があるわけですから、そのためにも新公会計は不可避と思います。これからは、既存のような経済成長は見込めないので、痛みを伴う行政経営になります。それを納得・説得するためにも、導入すべきであることは明白です。
 
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吉田みきと プロフィール

ふるさとの福島県いわき市で、市議会議員として活動を開始しました! いわき市は、今、複層的な問題が山積しています。公認会計士としてのキャリアを生かし、フレッシュな視点で問題点を洗い出します。



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