「超高速!参勤交代」の封切りが絶好調らしい。いわきの小藩がこれほどまでに、取り上げられたことはないし、このような映画がヒットすることは、いわき市民として素直に嬉しい。もし映画の由来に興味をもち、いわきにいらっしゃる方がいるかもしれないし、超高速!参勤交代グッズが販売され、いわきの認知度がそれで高まればそれはそれで良い。
<超高速!参勤交代 磐城国の湯長谷藩の物語 全国での封切りは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/34737297.html
一方、苦言というか、思うところがあります。当方が、超高速!参勤交代の映画の存在を知ったのは、昨年末。ほとんどのいわき市民(いわき市役所の幹部も含めて)がそれまで、このような映画が制作中であったことを知りませんでした。実際には、いわき市内でロケハンが行われておらず、脚本家や監督がいわき湯本を訪問し、館跡(磐崎中)を視察しただけだと聞きました。実際の撮影は、京都の太秦や山形市霞ヶ城で行われました。出演した俳優も試写会で初めていわきを訪問したらしい。
現在いわき市は公金である市予算を投じて映画の販促に相乗りしています、完成済みのものに相乗りするのは、映画の制作リスクをとらなくてすみ、その成果だけとれるので安全という見方ができます。一方、本来であれば、いわき市なり、いわき市のフィルムコミッションなりが、映画の制作企画を事前に察知し、ロケハン誘致活動をし、ロケハン(の一部でも)をいわき市内でやってもらうのが、あるべき姿なのではないでしょうか。そういった労苦やリスクをとらず、できあがったものだけに後から乗る、というのはいささかズルイ気がします。制作側もそう感じるはずですし、あえて市のオファーに乗るのは販促費の肩代りをしてもらえるからでしょう。
いわき市常磐地区の西郷に金山(かなやま)という地名があるそうです。映画ではそれを、幕府が金山を隠していると誤解したことによるフィクションです。当時、磐城の諸藩は、江戸と磐城間は、通常の参勤交代は4泊5日、もしくは5泊6日で参勤していたそうです。主人公である、内藤政醇(まさあつ)の時代は、湯長谷藩は、参勤交代をしない定府(じょうふ)、すなわち常時江戸詰めの譜代大名家で参勤交代はなかったそうです。史実を完全に無視したフィクションなんです。素直に地元素材のエンタメとして楽しみたいと思います。
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http://www.mikito.biz/archives/34737297.html
一方、苦言というか、思うところがあります。当方が、超高速!参勤交代の映画の存在を知ったのは、昨年末。ほとんどのいわき市民(いわき市役所の幹部も含めて)がそれまで、このような映画が制作中であったことを知りませんでした。実際には、いわき市内でロケハンが行われておらず、脚本家や監督がいわき湯本を訪問し、館跡(磐崎中)を視察しただけだと聞きました。実際の撮影は、京都の太秦や山形市霞ヶ城で行われました。出演した俳優も試写会で初めていわきを訪問したらしい。
現在いわき市は公金である市予算を投じて映画の販促に相乗りしています、完成済みのものに相乗りするのは、映画の制作リスクをとらなくてすみ、その成果だけとれるので安全という見方ができます。一方、本来であれば、いわき市なり、いわき市のフィルムコミッションなりが、映画の制作企画を事前に察知し、ロケハン誘致活動をし、ロケハン(の一部でも)をいわき市内でやってもらうのが、あるべき姿なのではないでしょうか。そういった労苦やリスクをとらず、できあがったものだけに後から乗る、というのはいささかズルイ気がします。制作側もそう感じるはずですし、あえて市のオファーに乗るのは販促費の肩代りをしてもらえるからでしょう。
いわき市常磐地区の西郷に金山(かなやま)という地名があるそうです。映画ではそれを、幕府が金山を隠していると誤解したことによるフィクションです。当時、磐城の諸藩は、江戸と磐城間は、通常の参勤交代は4泊5日、もしくは5泊6日で参勤していたそうです。主人公である、内藤政醇(まさあつ)の時代は、湯長谷藩は、参勤交代をしない定府(じょうふ)、すなわち常時江戸詰めの譜代大名家で参勤交代はなかったそうです。史実を完全に無視したフィクションなんです。素直に地元素材のエンタメとして楽しみたいと思います。