吉田みきと ほぼ毎日ブログ

「死して不朽の見込みあらばいつでも死ぬべし。 生きて大業の見込みあらばいつでも生くべし。」 吉田松陰・高杉晋作語録   「金もいらぬ、名誉もいらぬ、命もいらぬ人は始末に困るが、そのような人でなければ天下の偉業は成し遂げられない。」 西郷隆盛・山岡鉄舟語録

2014年04月

「医学部誘致に関する請願書」反対理由に対する反論

医療崩壊寸前のいわきの医療事情を改善するために、日本政府が認めている医学部新設にぜひ、いわき市も応募して欲しい。残念ながら市民が提出した医学部誘致に関する請願書に対し、志師会・つつじの会・公明党の3会派が、3/12開催の市議会本会議で反対票を投じました。反対派は、討論の中で反対の理由として以下7点を挙げています。それに対する当方の反論を述べます。
 
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(以下、1-7の番号を振っているのが先方の反対理由7つ。その下のクロポツが当方の反論)
 
反対理由1. 医学部を誘致する大学が明確でない
  • 上記請願は、市民が議会に対して、この絶好の機会にいわき市が医学部を誘致する「姿勢」を表明して欲しいというものです。姿勢を示すことについて、大学名は必要ありません。
  • 関東や関西、東北を含む複数の大学が医大新設の意向を有しており、今後、設置の準備状況等の中から、候補が絞られていきます。誘致を希望するいわき市市民から特定の大学を指名すべき性質のものではありません。
  • 大学を特定するとしても、それは市執行部・議会の役割であり、その役割まで請願を出した市民に求めるのは、筋が通りません。

反対理由2. 全国医学部長会議をはじめ、被災3県に医学部を設置している福島県立医科大学、東北大学医学部、岩手医科大学が医学部新設に反対を表明している
  • そもそも全国組織である日本医師会は、医大の新設そのものに反対しており、いわきに限らず、医学部新設には反対の立場です。一方、安倍首相は医大新設を認可するとしています。国の公募に、いわき市も応募して欲しいということです。
  • 反対の立場の団体は、医大新設により自らが経済的に不利益を受ける可能性のある団体であり、いわきの医療改善ために反対しているのか、疑問です。
  • 反対の団体の意見を聞き入れていわき市が医大新設の候補から降りたとしても、医大新設を認可するのは、首相の指示を受けた文部科学大臣であり、他の被災地に医大新設が認可されることは明白です。その場合、いわき市は指をくわえて見ていることになります。

反対理由3. 現在本市内の病院では、県立医科大学や東北大学から多くの医師の派遣を受けている状況を考慮すると、医学部の新設について積極的に関与することは困難である
  • 県立医科大学や東北大学からの医師派遣等を含めて現在の仕組みによって、共立病院の医師不足が発生しています。両大学とも傘下の医師数に余裕があるわけではなく、共立病院に多くの医師を供給できる余力はないと思えます。医師供給源を県立医科大学や東北大学のみに頼るだけでは、現在の医師不足は解消できません。
  • 市内の私立病院の多くは、それぞれの医師供給源を開拓し、関東圏等から医師派遣を受けています。医学部の新設はそのルートの拡大を意味し、医師確保に寄与します。
  • 地方医科大学の卒業生の一定程度が、地元に留まることは他地区で証明されており、医大卒業後も数十名単位の医師が初期研修生等として地元残留することが期待できます。

反対理由4. 共立病院では、県立医科大学、東北大学と信頼関係を結び、医師の派遣を受けているが、それを失う恐れがあり、地域医療の崩壊につながりかねない状況になる
  • 現在の信頼関係は、医大新設と直接関係ありません。現在派遣を受け、いわきで地域医療に携わっている医師の多くが地域医療に誇りを持って臨床にあたっており、自らが選択していわきにいらしている医師も多い。倫理に反する医師引き上げに賛成するとは考えにくいです。
  • 仮に医大誘致活動により、県立医大や東北大学から現在派遣されている医師の引き上げ等が発生したならば、県立医科大学、東北大学の倫理性が問われます。そんなことは絶対に無いと、固く信じます。
  • 本来、病院経営は自らが医師に対して魅力有る勤務場所を提供することによって医師招聘を実現するものであって、お願いして派遣してもらうものなのか疑問に思います。本質的な解決になっていません。

反対理由5. 医学部の新設は、病院勤務医師約200名を医学部教員に振り替える必要があり、病院勤務医師が引き抜かれる可能性が増し、さらなる医師不足を招く可能性がある
  • 医学部教員は全国から広く募集予定です。それは文部科学省が公表している医学部新設の要件にも記載されています。
  • 医師は「西高東低」といわれており、西日本に多く配置されています。それは歴史的に国立大学が西日本に重点的に配分されてきたという事実から発生している事象です。例えば京都府には、京都大学と京都府立医大があり、人口あたりの医師数は、いわき市の約2倍です。
  • 全国の医学部大学院には論文の準備のため、臨床を行わずに基礎研究を行っている研究医が多数所属しています。彼らを新設医大の教員に招聘する場合においては、病院勤務医師が引き抜かれることはありません。
  • 全国医学部の医局には、退官直前のベテラン教授や、上がつかえて教授ポストや准教授ポストが与えられない若手研究者がたくさんいると聞きます。彼らの新任ポストとして、今までにない開かれた大学の教授ポストがあれば、これに応募する研究者は少なからずいると考えます。
  • 一般的に医大の教員となるには、博士号取得や、論文を書き大学院を修了している医師になります。いわき市の臨床医の多くがその要件を満たしているわけではなく、その場合教員候補となりえません。

反対理由6. 医学部の新設には病床数600床以上の付属病院の設置が必要とされ、本市で該当するのは共立病院だけであり、共立病院が付属病院となる可能性がある
  • 新設医大において、共立病院とは別に新設の付属病院を建設することが考えられ、市民が受ける医療サービスの量の向上が期待できます。その場合、共立病院は付属病院とはなりません。
  • 私立病院の目的は市民の医療向上であり、運営主体がどこであるかどうかは、副次的な論点です。

反対理由7. 市当局においても、誘致活動は地域医療の崩壊を招きかねないので反対である
  • 市当局の医療政策において、過去10年間で市内の医師数が100名近く流出させてしまっています。市当局の立場と、市民の総意は異なっていると考えます。請願は議会に対して提出したものであり、市民を代表する議会の意思が市当局の意向に左右されることは、議員の独立性を自ら放棄したとみなしかねません。
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「自治体財政研究会」 in 丸の内 子供にツケをまわさない!

「自治体財政研究会」 in 丸の内に参加しました。いかめしいタイトルですが、誤解をおそれずいうと、公会計をきちんとすることで、「子供にツケをまわさない!」というシンプルな理念です。

主催されている吉田寛氏は、元大手監査法人(PricewaterhouseCoopers)出身の公認会計士で、現在は大学教授の職にある方です。ずっと公会計のあるべき姿を研究し、「住民のための自治体バランスシート」、「公会計の理論」「新公会計制度のための複式簿記入門」等の著書があります。それらの活動が認められ、公会計の研究成果につき、公認会計士協会学術賞受賞を受賞しています。ざっと斜め読みさせて頂きましたが、いままでの公会計学者の神学論争とはまったく別の、「何のため、誰のために会計をするのか?」という基本スタンスがぶれないところ(これがけっこう曖昧になりがち)に共感しました。

そもそも我が日本の政治・行政は、何をもって成果を評価されているのか。答えがインフラ整備?とすれば財政規律はそもそも守られない。政治家や公務員は、何をもって能力を評価されているのか。答えが遵法性と公平性?とすれば効果的な施策はそもそも期待してはいけない。本来の会計は、「仕事を任せた人に〝会〟って、その功績を〝計〟る」というものです。それが機能していないから、機能するようにしようというところが出発点です。

現在の公会計は、総務省が進める方式で、単式簿記・現金主義会計で作った財務書類を、事後に組み替えて作成するものです。これには、取引を遡及して調べられ内という点や、迅速性に欠ける点、また何のために、誰のために組み替え作業をするのかという視点が脱落していると言われています。本来それらを解決するのが、複式簿記・発生主義会計なのですが、それはともかく、現在ある財務書類から、経営を任されている首長のB/Sと、納税者のB/Sを分離することで、首長の経営の巧拙の結果を図るという試みをされているのが、画期的でした。実際に、とある地方自治体の財務書類をケーススタディとして、講義中に私も手を動かして、首長のB/Sを3期比較で作成し、その推移を分析することで、首長の経営の巧拙を把握することが出来ました。これは画期的なことと感じる一方、不具合を感じる首長もいるだろうなあと邪推しました。

吉田教授は、「税を預けるに足る能力のある者を見出すことができなければ、子どもにツケが回ります」「税の仕組みを簡単で、わかりやすく、納税者に説明しなければなりません」と主張しています。講演内容は、テクニカルな内容に終始せず、『自由』や『民主主義』、『税』の本質から、経済学者のケインズ・フリードマン、哲学者ハイエクに及びます。気づきの材料をたくさんいただいたので、自分なりに咀嚼し昇華したいです。

福嶋浩彦氏は、消費者庁長官、千葉県我孫子市長(3期)、我孫子市議会議員(3期)を務めた、物腰が柔らかい、教養ある方です。我孫子市長在任中は、「市民自治」を提唱し、「市民の自立した活動と市民がコントロールする行政による市民自治」を目標に掲げていました。
 
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当時の市政の運営に際しては議会に対する根回しを(従前のしきたりに従わず)最重要視しなかったため、我孫子市議会にて条例案の否決や修正が頻発したそうです。実際にお話を伺う限り、当時の市議会のしきたり重視が目に付き、「議会軽視」というより、議員の勉強不足やメンツ重視が原因との印象を受けました。

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生存率 あと何年、生き延びることができるか

国立社会保障・人口問題研究所が、「日本の地域別将来推計人口」を公表しています。この推計は、将来の人口を都道府県別・市区町村別に求めることを目的としたもので、平成22(2010)年の国勢調査を基に、平成52(2040)年までの30年間(5年ごと)について、将来人口を推計しています。
http://www.ipss.go.jp/pp-shicyoson/j/shicyoson13/t-page.asp

結論は、以下の4点です。
1. 2040 年の総人口は、すべての都道府県で 2010 年を下回る 
2. 65 歳以上人口・75 歳以上人口は、大都市圏と沖縄県で大幅に増加 
3. 2040 年の総人口は、約7割の自治体で 2010 年に比べ、2割以上減少 
4. 2040 年には、65 歳以上人口が 40%以上を占める自治体が半数近くに なる

そこで興味深かったのは、「生存率」です。すなわち、ヒトが5年後に何パーセントの確率で生きているか?をデータで示していることです。数式で表せば、生残率〔S(t→t+5, s, x~x+4→x+5~x+9)〕:t年の男女 s、年齢 x~x+4歳の人口が、5年後の t+5年に x+5~x+9歳として生き残っている率。 

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出典:日本の地域別将来推計人口から、各世代が生き延びる確率を計算・グラフ作成。単位:%

例えば、福島県の40才男性が、5年後にそれぞれ生き残っている確率は、以下の通りです。
5年後  98.9%
10年後 98.5%
15年後 97.7%
20年後 96.6%
25年後 95.0%
30年後 93.0%
これらをすべて乗じると、40才男性が70才になれる確率は、81.2%と求められます。

では後期高齢者(75才)ではどうか?
 5年後  76.1%
10年後 63.3%
15年後 41.0%
これらをそれぞれ乗じると、75才男性が85才になれる確率は49.7%、90才になれる確率は、20.3%と求められます。日本人の平均寿命だけではみえて来ない、それぞれの地域のそれぞれの世代の余命が、数値で把握できるので、ライフプラン・将来設計の目安として役立つのではないでしょうか。

いわき市のご当地アイドル Baby Tiara(ベイビー ティアラ)

いわき市内の女子高校生6人が歌やダンスの公演を行うチャリティーユニットBaby Tiara「ベイビーティアラ」を初めて見ました。東日本大震災による孤児らの支援のために活動を展開するそうです。ファンに育てていただく 「ファン育成型チャリティーユニット」を目指し、ライブなどの公演を行い、収益の一部を義援金や寄付にあてることを目的のひとつにしているとのこと。

今回、とある会合に来てもらったのだけれど、しっかり出席者からご寄付をいただき(前列左の子が持っているのが募金箱です)、かなりの額が入りました。この金額は全額、四倉にできた震災遺児・孤児施設「ふくまる」に寄付されます。

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新ユニットのメンバーは武田珠璃華(たけだ・じゅりか)さん(17)、日向心愛(ひなた・のあ)さん(17)、楠木華瑠(くすのき・はる)さん(17)、篠原未桃(しのはら・みも)さん(17)、水無月流架(みなづき・るか)さん(17)、湊柚希(みなと・ゆずき)さん(16)。なんだか6人とも「キラキラネーム」です・・・リーダーはおらず、全員がフラット。しかも5人が今年受験を迎えるため、このメンバーは今年限り。来年にはがらっとメンバーが変るかもしれません。

よく見ると日向心愛さんは、ラトブの歌「らぶらぶ、らとぶ~♪」の諸橋沙夏さんではありませんか。この3月までヤマハミュージックパブリッシングマネジメントグループにタレントとして所属し活動されてきましたが、契約を円満解消し、さらにいわきを元気にするために、この活動を始めたそうです。うーん、よく決断したなあ。

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いわきのご当地アイドルとしては、クラブソニックの「アイくるガールズ」が一歩先を行っています。こちらの運営は、バークイーンがやっており、違うチームです。自戒を込めて、間違えないように。

<アイくるガールズは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/35481534.html

成功のための未来予報 10年後の君は何をしているか 神田昌典著

日本最大のダイレクト・マーケティングを実践する経営者組織「顧客獲得実践会」を主宰し、総合ビジネス誌で「日本一のマーケター」と評される著者が、栃木県宇都宮市白楊高等学校の全校生徒900名の前で語った講演をまとめたものです。まず、未来を担う高校生たちに、7つの未来予報をしています。

第1の未来予報 「お金」がなくなる
第2の未来予報 「会社」がなくなる
第3の未来予報 「病気」がなくなる
第4の未来予報 「国境」がなくなる
第5の未来予報 「学校」がなくなる
第6の未来予報 「貧困」がなくなる
第7の未来予報 「生活」がなくなる

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頭の中で想像しているよりも、現実はもっと早く動いています。すわなち、今の子供達や若者たちが通る道と、我々中高年が通って来た道は全く違います。我々の過去(もしくは現在)の経験に基づいたアドバイスは、別の道を通っている若者達にはあまり意味がない可能性が高い。もし江戸時代に幕藩体制のもとで出世しようと思った子供は、一生懸命剣術を学んだかもしれない。しかしその数年後に、帯刀を禁じられることになりました。大日本帝国のもとで出世しようと思った子供は、陸軍大将になりたいと思ったかもしれない。しかしその数年後には、東京裁判で戦犯扱いになってしまいました。このような例は歴史を振り返れば枚挙にいとまがありません。だから、我々大人が若者に対して心がけるべきことは、彼らの選択の邪魔をしないことです。

では、若者はどのようなキャリアプランを自分で考えるか?公明党のポスターではありませんが、生きていく上で「安定」は必要です。しかし安定は、いまいるところに座り続け、変化しないことによって得られるものではありません。世の中が、この瞬間にも変化し続けているのですから、自分たちも、この瞬間に変化し続けることでようやく安定が得られるわけです。それはサーフィンと同じで、波が押し寄せるなら、波と一緒に変化していくことで、楽しくなれる。例えばマレーシアでは、将来に必要なのは記憶できる人間ではなく、またより正しく理解し、言われたとおりにやる人間でもないそうです。すなわち自分で考える力をもって、そして創造できる人間を育てていくということを始めているそうです。

仕事の内容や働き方は、現在と30年後ではおそらく大きく変っています。今ある仕事の多くが、なくなっているかもしれない。そこで残っている仕事は、変化を乗り越えて、そして未来においても価値がある仕事でしょう。自分がどんな未来を描くか、その描いた未来こそが実現できる、ということを著者はいっています。


 

スパリゾートハワイアンズは、震災前よりも誘客できている!

平成25年(1月~12月)のいわき市を市外から訪れた人の数(交流人口といいます)は、7,888千人で、前年度から550千人の増加となりました。一方、この水準は震災前の約7割の水準です(震災前は、10百万人程度だった)。

観光交流人口が増加した主な地点等とその理由は、
・スパリゾートハワイアンズ首都圏への積極的なPRや営業活動により217千人の増
・道の駅よつくら港リニューアルオープン(平成24年8月)や四倉海水浴場が再開したことなどにより260千人の増
の2点です。
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出典:商工観光部 観光交流課 企画係、
左軸:市内観光交流人口 単位:人
右軸:アクアマリンパーク、スパリゾートハワイアンズ 単位:人

市内全体では、平成23年3月の東日本大震災での影響で、平成23年に平常時の3割程度に落ち込みましたが、翌平成24年、さらに平成25年には約7割の水準まで回復しつつあります。一方、よーくみると、スパリゾートハワイアンズは、市内でも珍しく「震災前よりも誘客出来ている!」ことがわかります。これには、常磐興産株式会社の震災時の危機管理やその後の(無料の)全国フラガールキャラバン、さらには(園内の大修繕のため)長期休業時にホテル従業員を全国のホテルに武者修行に研修に出したこと、首都圏への無料バス等の施策等等の効果が、しっかりと数字についてきたということなのだと思います。経営者の本質的な経営姿勢がにじみ出てくるということでもあります。
 

いわきロボット研究会 日本のGDPへ貢献したい

いわきロボット研究会に参加しました。現在、経済産業省から850億円の研究開発委託を受けて、日本原子力研究開発機構(Japan Atomic Energy Agency, JAEA) 福島廃炉技術安全研究所が、今年度に楢葉町でモックアップ試験施設と、放射性物質の分析・研究施設を建設予定です。なお、JAEAは、原子力に関する研究と技術開発を行う独立行政法人で、日本原子力研究所と核燃料サイクル開発機構(旧動力炉・核燃料開発事業団)が統合再編された組織です。

楢葉町のモックアップ試験施設は、3つの目的で作られます。
1. 廃炉措置に必要な研究開発の実証試験
まずは格納容器下記の漏洩箇所の補修技術に係る実証実験、そして将来的には燃料デブリ取り出し工法や原子炉解体の技術
2. 遠隔装置機器等の屋内機能試験
実際の原子炉内に設置されている階段・水槽・ガレキを再現し、その環境下でロボットが遠隔操作できるかを実験(これらは安全性が確認できたら、研究者や学生にも公開するそうです)
3. 作業者の訓練
3面の壁に映像を投影する「没入型バーチャルリアリティシステム」を作り、作業員の佐合手順や操作の訓練を行う

すでに楢葉町の楢葉南工業団地に土地は手当て済みで、モックアップについては、今年度(平成26年度)に建設を行い、来年度(平成27年度)に運用開始見込みだそうです。巨大な体育館(高さ60m!)のような研究棟と試験管理棟の2つの建物からなり、破損した状態の福島第一原子力発電所の実機を再現し(一部は、1/8スケールで再現)、廃炉技術の研究を行います。高放射線量下での廃炉作業は、世界発であり、まだ確立されていないこのような技術は未知の領域でありチャレンジングであるという一方、その技術の蓄積の暁には間違いなく、世界に冠たる技術センターとなることができます。

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JAEA 福島廃炉技術安全研究所 副所長の有井祥夫様から、モックアップ試験施設の概要をお伺いするとともに、ふくしま発の廃炉ロボット、「(仮称)がんばっぺ号」についての夢を聞きました。正直、まだ未知の技術開発に対して、いわきの技術系企業がどこまで開発過程に参画できるかどうかと思っていました。しかし開発当初のいわきの企業の技術寄与率が低くても、バージョン2,バージョン3を経るごとに、蓄積し寄与度が大きくなれると思います。

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ふくしま、そしていわき発の廃炉ロボット、「がんばっぺ号」をぜひ開発にこぎ着けたい。そしてその技術を広く展開し、廃炉だけでなく広く一般の屋外作業・電気工事作業・清掃作業全般にロボット技術を転用することにより、新規産業を起こし、日本のGDPへ貢献したい。その際には、ふくしま・いわき発を冠したい。さらには、日本だけでなく世界のロボット技術のデファクトスタンダードをとることにより、ロボットの性能評価を保証してあげる認証機関や、ロボット熟練者の免許付与機関を日本・ふくしま・いわきで、創設したい。

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ウィーン会議を例に出すまでもなく、「会議は踊る、されど進まず」の合議体が多いのではないかと感じる今日この頃です。「事件は会議室で起きてるんじゃない。現場で起きてるんだ」。政治家の会議体は、全体の方向性だけ示して、先端技術の開発やその管理は現場に大きく権限委譲し、任せるべきです。
 

英語多読法 古川昭夫著

SEG(エスイージー)の主催者、古川昭夫氏の著書ということで興味をもちました。SEG(Scientific Education Group)は、理数系科目を中心とした中学生・高校生対象とし少数グループ形式の学習塾です。SEGの特徴は、何と言っても都内の優秀な生徒を魅了し、実際に支持され集められていること。ここから毎年100名以上の東大合格者を出しています。某国立高校の東大合格者数が多いのは、SEGへの通塾率が高いから、という噂もあります。

古川昭夫氏自身は、数学者。しかし英語での数学の教育方法を研究している過程で、使える英語の必要性に気づき、自身の多読を始めて英語力を伸ばしてきた経験、さらには多読学会をはじめとした学識を基に、英語学習法としての「多読」の理念、方法、効果などについて、説明しています。高校1年生でTOEIC850点を得た生徒もおり、また800点前後にまで伸ばす生徒はたくさんいるそうです。

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実は、日本近代文学を代表する小説を生み出した文豪、夏目漱石も「現代読書法」という著書で、多読の有用性を説いているそうです。「英語を修むる青年はある程度まで治めたら辞書を引かないで無茶苦茶に英書をたくさん読むが良い。少し分らない節があってそこは飛ばして読んでいってもドシドシと読書していくと終いには分るようになる、また前後の関係でも了解せられる、それでも分らないのは滅多に出ない文字である。要するに英語を学ぶものは日本人がちょうど国語を学ぶような状態に自然的に習慣によってやるがよい。すなわち幾遍となく繰り返し繰り返しするがよい。ちと極端な話のようだが、これも自然の方法であるから手当たり次第読んでいくがよかろう」。

実は多読を英語学習法として強く推奨しながらも、「多読さえやっていれば、英語の全ての分野が上達するわけではない」と明示し、文法や単語帳での学習、辞書を引くことの効用も認めています。そして、多読に対する批判も紹介しています。
・ネイティブスピーカーの子供が読む英語の本であれば、多読が出来るのはわかるけれど、やさしい英文ばかり読んでいては、いつまでたっても英語力は伸びないのでは?
・辞書を引かなければ、わからない単語は永遠にわからないままでは?
・文法や語彙を勉強しないで、多読だけで英語は本当に身に付くのだろうか?
・英語を身につけるには、どのくらいたくさん読んだらいいのか?

語彙教育の権威によれば、多読を通じて新しい語彙を身につけるためには、未知語が全体の5%以下の本でなければならないそうです。つまり未知語が全体の5%以下であれば、辞書を引かなくても前後関係から、あるていどそのその言葉の意味を高い確率で類推できるそうです。これが人それぞれが異なる、読むべき本のレベルの決定係数になります。

非常に興味深かったのは、実証データから、英語力の伸びの公式をオリジナルで編み出していることです(さすが、数学者!)。それは、
英語の伸び=(読書量)×(理解度)の4乗 だそうです。
そしてこの公式を実際に自らのSEG生徒の学力の推移をサンプル調査し、概ね実証できたそうです。しかし限られた時間で読書量を増やせば、理解度は落ちるという相反する関係にあります。この公式によって、限られた勉強時間を費消しつつ、英語力を伸ばすためには、以下の結論が導き出されます。
①読書語数を増やす(一定時間内の読書速度を上げる)
②理解度を上げる(最低でも70%の理解で読む)
すなわち、理解度100%にこだわらず、未知語が20語中1語程度の本を使って、読書スピードを維持しつつ、70%の理解をキープしながら、できるだけ多くの語数を読むようにするということが、最適の戦略ということになります。

SEG「多読の3原則」は、含蓄が深く、我慢して苦行に耐えるのが学習ではないということです。同時に学習記録帳をつけ、300万語を目標に記録を続けるのはユニークです。これにより自分が英語学習のどの地点にだいたいいるのかが把握でき、そのやり方があっているかどうかも修正できるからです。
①辞書を引かずに楽しめる本を読む
②わかるところをつなげて読む
③自分が面白いと思う本を選んで読む

しかし、実際に多読を取り入れても自発的に読む生徒は非常に少ない。生徒に多読をさせるには、教師にちょっと変った能力が必要です。すなわち、英語の本を読む習慣のない生徒一人一人に適切なレベル・内容の本を紹介し、励ましながら自発的に読むところまで持って行くことが「多読指導」だそうです。それには時間がかかるし、そこまで生徒のモチベーションを下げずに多読を続けさせることが教師の腕の見せ所だそうです。それを実践している(本当は数学・理科がメインのはずの)SEG。こんな英語教育ができる教育人材が増えれば日本の若者にとっても、産業界にとってもプラスになるのではと思わせるものがありました。

機能しなくなった前例や掟を変えられなければ、組織は滅ぶ

19世紀に中国大陸を支配していた清朝政府は、科挙と呼ばれる過酷な選抜試験を通じて、国中から非常に優秀な人材を集めて、国を動かしていました。しかし、世界の中での優れた大局観を持っていなかったことから、衰退し続けて滅びました。科挙で選抜された人々は、いわゆるBest and Brightestでしたが、前例や掟を超えた動きをすることが難しく、欧米列強が迫り来る中で、内向きにもがくことしかできませんでした。

ローマ歴史家の塩野七生氏は著書で、ギリシャがスパルタに滅ばされた理由として「衆愚政とは、人材の不足からくる結果ではなく、制度が内包する構造上の欠陥が表面に現れた現象に思えてならない」といっています。日本の明治維新においても、ルールを守り幕藩体制を維持しようとし優秀な幕臣達が運営する徳川幕府が、結果的に滅びました。

これらの歴史から何を読み取るか。歴史の転換点において求められるのが、偏差値等の優秀性でなく、前例や常識、横並び至上主義を越えていく力だということだ思います。その力は、他人がやっていることを恐る恐る横目に見ながらチャレンジらしきすることではなく、これまでの常識を打ち破る形で何かを「やり過ぎる力」です。

アップルのスティーブ・ジョブは、「今日一日が人生最後の日でも悔いがないように生き」てきたそうです。この死生観は、日本の「武士道とは死ぬことと見つけたり」の武士道精神と相通じるところがあると思います。吉田松陰は、高杉晋作に対して、「死して不朽の見込みあらばいつでも死ぬべし。生きて大業の見込みあらばいつでも行くべし」との名言を残しています。命を捨てることで後世に朽ちることがない業績を残せるのであれば、そこを死地として心得て死ねといい、同時に、生き抜くことで後世に大業を残す見込みがあるなら、とことん生き抜けというものです。

前例やルール遵守は守備範囲が短い。もっと守備範囲を広く、後世に何が残せるかという視点で行動すれば、思い切ったアクションがとれるのではないか。

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もしケインズがいわき市の経済政策を担当したら

イギリス生まれの経済学者の代表的存在であるジョン・メイナード・ケインズ。雇用の安定を図るために、政府は金融政策と財政政策を用いて、有効需要を創出したり調整したりしなければならないとの主張は、現在の経済理論の基礎となっています。特に大不況下では、金融政策ではなく財政支出政策が最も効果があると主張した「ケインズ理論」は有名です。

ケインズ経済学の根幹を成しているのは、有効需要の原理です。簡単にいえば「供給量が需要量によって制約される」というもの。この原理から有効需要の政策的なコントロールによって、総需要管理政策(ケインズ政策)が生まれました。これはケインズ革命ともいわれています。もし、このケインズがいわき市の経済政策を担当したら、どうするでしょう。

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現在、いわき市の経済は、業界によってまだら模様です。平ハローワークによれば、全体の求人倍率は2倍程度と、1人の求職者に対して2つの企業がいる、いわゆる買い手市場に見えます。ただしこれには、求職者には、ハローワークに訪れない人(長期避難者や、精神賠償を受給中の方の一部が、さまざまな理由で求職活動を行っていないといわれています)が求職者にカウントされないという点を見過ごせません。事務系だけの求人をみれば、求人倍率は0.5倍程度と、震災前とあまり変わっていない、というかオフィスワークを求める層に対する需要は、非常に弱いといわざるを得ません。

一方、建設業界の求人倍率は5倍程度と、尋常ではない倍率となっています。これは市内の災害公営住宅1,500戸、県の公営住宅1,700戸の建設とともに、市内外の膨大な除染作業、福島第一原発の作業等、建設関連の需要が史上最大規模で発生しており、これは単年度で終わるものでなく、少なくとも数年分の需要は途切れなく継続していくことが予想できるからです。

現代のケインズ理論によれば、政府支出を増やすことによる景気対策の効果はあまりないということになっています。なぜなら政府支出の増加で増えた人々の所得は、低い利子率のもとではすべて貨幣のまま持たれてしまうので、消費需要の増加として広がっていくことはないからです。これは、まさにいわき市の状況にあてはまっています。史上最大のいわき市の一般会計予算額に加えて、原発の精神賠償受給対象者が市内に多数いらっしゃいます。現在のところ、(多少は飲食で費消しますが)多くの貨幣は金融機関への預金という形で退蔵されています(だから県内の金融機関の預金残高は、震災以降、激増しています)。

この現状でケインズ理論に従うなら、これ以上の需要喚起政策(少なくとも建設関連は)は、完全雇用・GDPの増大を目指す経済政策として正しくないことになります。雑駁に言えば、新規のハコモノ建設をこれ以上進めるのは誤った経済政策ということです。ケインズ経済によれば好況期に過大な投資がなされれば、やがて投資が落ち込み、資本のストック調整(要は不況)が行われます。政府がハコモノを建設するなら、建設好況の現時点でなく、経済の波がボトムとなる時期に、需要を喚起する目的で行うべきなのです。

では、もしジョン・メイナード・ケインズがいわき市の経済政策を担当したら、何をするでしょうか。過去を踏まえて、将来世代に役に立つものを準備していくことでしょう。例を挙げれば、人的資本を増大させることや、これまで整備してきた老朽インフラを集約していくこと、新規インフラ整備をなるたけ先送りにすることだと思います。大震災を経験し、政治家は将来世代に何を残せるか、何を残さないかを長期的・大局的視点で考え、行動しなくてはならないと思います。

私はコーヒーで世界を変えることにした。 川島良彰著

18歳で単身、中米エルサルバドルに渡り、国立コーヒー研究所に入所。エルサルバドルの内戦で多くの知人を失ったり、グアテマラでは大地震、ジャマイカではハリケーンに巻き込まれながらも世界各地でコーヒー栽培に携わり、コーヒーのためにできることはすべてやる、コーヒー界のインディジョーンズ、「コーヒーハンター」と称賛される方の新著です。

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座右の銘は、「何人かが、当然それを為すべき筈である。それなら、自分が何ゆえ為さずに済むものか」だそうです。すごい生産者がいる、すごいコーヒーがあると聞けば、どこへでも飛んでいく。たとえ、それが中南米の密林の奥地であろうと、アフリカの高地であろうと、アラブの荒野であろうと……。おいしいコーヒーがあるところを目指して、ただひたすら突き進む。一方、発展途上国での農園開発は、日本の本社の社員が想像するような花の海外駐在生活とは程遠い、生死をかけた真剣勝負です。それでも子どものころからやりたかったことが、一生の仕事になったそうです。

本当にここまで「突き抜ける」人は滅多にいないでしょう。自分のやりたいことを一生の仕事にできる。このことがどれだけ幸せなことか、著者の仕事に打ち込む姿は生き生きとしており美しい。表紙に著者のとてもいい顔の写真がでかでかと載せられています。仕事に充実し、人生に充実した人の顔はこんなにもいい顔をしているんですね。
 
それにつけても、読むにつれ引き込まれていく著者のすさまじい海外体験。テロや天災といった非日常の世界と常に隣合わせで生きてきた足跡は活字の上からもその凄さが伝わってきます。一日で読み切ってしまいました。それをくぐり抜けてきた著者の生き方を「ストリートスマート Street Smaet」と紹介しています。どんな状況下でも生き抜く智恵や経験、そして体力と判断力の4つが必要だということ。これは「どんなときでも何とかなる」「どんな状況でも何とかする」「常に楽しくおもしろく生きる」という生きるための心構えであり、生き抜くために覚えておくべき究極のポジティブ思考です。それは自分自身のためだけでなく、自分を必要としているすべての人のために、自分ができることはすべてする、という生き方でもあります。

その川島氏が、木の選別、果実の選別、精選方法、最終精選、運搬方法、コーヒーセラー、加圧舗装の7つにこだわって作り上げた「グラン・クリュ・カフェ」。一度は飲んでみたいものです。

 略歴
1956年 静岡県静岡市に珈琲焙煎卸業の長男として誕生
1975年 エル・サルバドル ホセ・シメオン・カニャス大学入学、その後国立コーヒー研究所に入所 コーヒー栽培・精選を習得
1981年 UCC上島珈琲株式会社入社。UCC Blue Mountain Coffee Company設立と農園開発に携わる(現地子会社の社長にもかかわらず、本社では平社員だった)
1989年 Ueshima Coffee(UCC Hawaii) Corp.設立と農園開発に携わる
1992年 開発した農園が、アメリカ連邦政府農務局よりハワイ島西地区最優秀農園に選ばれる
1995年 インドネシア スマトラ島にUCC Lingtong Mandhelong Coffee Company設立と農園開発に携わる
1999年 マダガスカルで絶滅危惧種マスカロコフェア種の発見・保全に成功。フランス海外県レユニオン島で絶滅種ブルボン・ポワントゥを発見し(これがコーヒーハンター、コーヒー界のインディジョーンズの由来)、産業復活プロジェクトを立ち上げる。マダガスカルで低カフェインコーヒープロジェクトを手掛ける(これがフェアトレードのきっかけ)
2003年 帰国後、UCC上島珈琲株式会社本社勤務。後に執行役員農事調査室長就任
2006年 東京大学で研究会「コーヒーサロン」を開始
2007年 UCC上島珈琲株式会社退社、日本サステイナブルコーヒー協会設立
2008年 株式会社ミカフェート設立 代表取締役就任
2011年 JAL日本航空コーヒーディレクター就任
2013年 JICA 独立行政法人国際協力機構 客員専門員就任

福島県こども救急電話相談 #8000

小児救急医療電話相談事業(#8000、シャープはっせん、と読みます)は、小さなお子さんをお持ちの保護者の方が、休日・夜間の急な子どもの病気にどう対処したらよいのか、病院の診療を受けたほうがいいのかなど判断に迷った時に、小児科医師・看護師への電話による相談ができるものです。その特徴は全国どこからでも短縮番号#8000をプッシュすることにより、住居地の都道府県の相談窓口に自動転送され、小児科医師・看護師からお子さんの症状に応じた適切な対処の仕方や受診する病院等のアドバイスを受けられるというものです。 
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福島県では、県庁の保健福祉部地域医療課が担当しており、対応時間は19:00~翌朝8:00の間です。この時間帯に#8000に電話すると、自動的に県の相談窓口に自動転送され、小児科医師・看護師からお子さんの症状に応じた適切な対処の仕方や受診する病院等のアドバイスを受けられます。実際には複数の都道府県から委託を受けた民間の事業者に所属する看護師、保健師及び医師が対応しているそうです。
 
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近年、家族構成が多様化する中で、子育て経験者である祖父母などが同居していない、親と子どものみの家庭が増加しています。このような状況の下で、夜間急に子どもの身体の具体が悪くなった時、身近に保護者が相談できる人がいないために、あわてて119番通報する、そうでなくても深夜に自家用車で直接、医療機関へ乗り込んで受診を希望する事案が多くなってきています。

しかしながら、必ずしも急いで受診する必要がある場合ばかりとは限りません。深夜帯は専門医がいるケースのほうがまれですし、検査技師もいない場合も多く、見立てが日中の診療時間帯と同じレベルではありません。また、深夜帯は当直の医師数も非常に限定されますので、待ち時間も長くなりがちで、快適でない病院内での待機は、子ども自身や保護者の負担になる場合もあります。

こども救急電話相談の平成24年度実績報告によると、相談実績件数は福島県全体で年間7,400件で、うちいわき市からが1,800件です。23時までが全体の6割ですが、23時~翌朝8時までも全体の4割を占めています。また、相談者の6割が幼児、3割が乳児であり、電話相談する方の8割が相談者のお母さんであることを合わせると、深夜帯に小さいお子さんの容態がおかしくなり、相談できる同居の両親がおらず、#8000にすがる思いで電話している姿が目に浮かびます。
 
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注目すべきは相談結果です。電話してやはり医療機関への受診が必要となったのは、15%に満たない。裏を返せば、全体の85%が電話相談で「家の経過観察」「一般的な指導」で済んでしまったいうことです。これは、不要不急の受診を、8割以上も回避でしたということであり、この事業の有用性が裏付けられたということです。限られた医療資源(特に深夜帯の救命救急)を効果的に利用するためにも、ぜひこの福島県こども救急電話相談#8000を、周知・普及させていきたいと思います。
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注意:この電話相談では病気の診断をしません。相談員からのアドバイス等を参考にして、家庭での対処のみとするか、医療機関を受診するかは最終的に保護者の方に判断いただくものです。

日本人として生きる 山口秀範・廣木寧 監修

総論にはじまり、歴史上の偉人24名の生き方と言葉に触れた本格的な本です。平成23年度より、福岡市東区の博多高等学校で採用され、教科書として導入されているそうです。

明治の教科書にあって、現在の教科書にないもの、それは偉人の生き様紹介です。今でも、歴史もしくは総合学習の時間に年間で1-2時間ほど、郷土の偉人紹介がなされていますが、それは「生き様」の紹介とはいえません。「過去をより遠くまで振り返ることが出来れば、未来をより遠くまで見渡せるだろう。」とは、チャーチル(イギリス元首相)の名言ですが、過去すなわち歴史を正しく知り、咀嚼し自分のものとし、それを生かせなければ将来を考えることはできません。その意味で、明治の教科書は、偉人の紹介をきっかけにその生き様の可否を子供に考えさせ、そうなりたいか(そうなりたくないか)を考えるきっかけになったのだと思います。そんな思想が、この寺子屋モデルからダイレクトに感じることができます。

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タックスヘイヴン TAX HAVEN 橘玲著

もっとも感性の合う作家のひとりである橘玲さんの新著です。「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」や「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」が有名ですが、私は、10年前くらいに書かれた金融小説、「マネーロンダリング」 の大ファンです。先端的な金融知識はあまり公開されていなかった当時、金融知識・技術を惜しみなく駆使して、制度の不備や盲点を突いたこの小説は、あっと言わせたものでした。橘玲さんは、マスコミに一切登場しないことでも有名で、その点も私が好きなところです。

<日本の国家破産に備える資産防衛マニュアルは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/27577041.html

<あらすじ>
シンガポールでもっとも成功した日本人金融コンサルタント北川がホテルから墜落死した。死んだ北川の妻・紫帆は現地に、高校の同級生・牧島とシンガポールへ赴く。紫帆はそこで北川の現地妻と息子の存在を知る。北川は1000億円を扱うファンドマネージャーだったが、政治家や会社社長など、数々の顧客のプライベートバンクの口座に10億円、50億円規模で穴を開けていた。背後に見え隠れする、日本の首領が仕組んだブラジルへの原子力発電施設輸出計画とそれを見込んだファンドとその失敗。紫帆と大物政治家の過去。大物フィクサーの影と蠢く謎の仕手グループ。そして起こった大物政治家秘書の暗殺。北川の死は自殺か、それとも殺人か。口座から消えた巨額の資金は、どこへ送られたのか。マネーロンダリング、ODAマネー、原発輸出計画、北朝鮮の核開発、仕手株集団、暗躍する政治家とヤクザ、名門銀行の秘密、と現実世界の話題がちりばめられています。
 
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主な舞台は、シンガポール。ラッフルズシティの由来や国の成り立ち、そして現在の街なかに著書はとても詳しい。3年間働いた自分よりも詳しいと思います。ストリート名やホテルも実在し、臨場感があります。それにしても著者の国際金融と税金の最新の知識の習得には、いつも驚かされます。主人公の古波蔵佑は、かつて国際金融で大稼ぎし若くして引退し、シニカルに世の中を見ながら、その知識を武器を世をわたっていく、そんな姿は、著者そのものの生き方なのではないかと感じました。
 

3.11塾のツアーコンダクターをしました

 一般社団法人3.11震災孤児遺児文化・スポーツ支援機構(3.11塾)の方を、久之浜、四倉へご案内しました。この団体の会長は作曲家の三枝成彰氏、会長代行は作家の林真理子氏で、2011年3月11日の東日本大震災の孤児、遺児の成長を手助けする活動をされています。具体的には、
・スカイプによる英語の家庭教師
・家庭教師の派遣
・ピアノの提供、ピアノレッスンの手配
・毎日子ども新聞の無料配布
・バレーボールの元プロ選手の派遣
・乗馬教室の経費の補助 等をやっているそうです。
そして、こどもの将来の夢、例えば音楽家やプロスポーツ選手、デザイナーになりたい、医学部にすすみたい、海外で勉強したい、手に職をつけたい等に応じて、それぞれの分野のプロがアドバイスや財政的支援を提供するそうです。

文化系を中心に東京でご活躍されている40名あまりの方々が、いわきの直接来て見て話を聞かれていきました。私の役割は、バス移動中の添乗員さんです。いわき駅から久之浜までの約30分間、いわきの復興の現状や課題等をお話しさせて頂きました。

<ウェブベルマーク様のブログで紹介されました>
http://ameblo.jp/webbellmark/entry-11824786379.html
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もはや復興視察ツアーの定番ともなっている久之浜の浜風商店街へ。こちらは小学校校庭の一部に建てられた仮設店舗ですが、震災後に被災地で最初に建設された商店街ということもあり、今でも全国から視察者が訪れます。本日も、われわれのほかに長野からバスで議員団が視察に来られていました。

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震災の語り部として石川弘子さんが、震災の難を逃れた秋葉神社を案内して下さり、当時の説明をしていただきました。

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防災公園の建設現場で、防災公園や防潮堤について説明を受けました。

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よつくら道の駅そばに4/26にオープン予定の「チャイルドハウスふくまる」にも立寄りました。この施設は吉川晃司氏と元BOØWYのギタリスト・布袋寅泰氏のCOMPLEXが震災支援のためにチャリティコンサートを開いたその収益の一部をいわき市に寄付し、その基金をもとにNPO法人よつくらぶが、建設したものです。震災孤児・遺児および福島の子ども達の交流の場、心のケアの場としての役割を果たすそうです。運営は、NPO法人ふくしま震災孤児・遺児をみまもる会が行い、曽我理事長にご説明いただきました。

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最後には、いわき市役所市長室に移動し、三枝成彰会長、林真理子会長代行、ぴあの矢内会長と、清水市長とで意見交換していただきました。 いわきにお越しに成られて、何か心に刺さるものがひとつでもあればと思います。またいわき市にとっては、訪問者がそれぞれの地元に戻って、現状がどんなだったかを話して下さるのが一番ありがたいので、それをお願いしました。

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マチカフェ MACHI café ローソン

「あなたの目の前で、一杯一杯、丁寧に、挽きたて淹れたてのコーヒーをお出しします。」このキャッチフレーズに惹かれて購入してみました。ホットコーヒー150円。セブンカフェより50円高いです。従来からセブンイレブンの経営方針や、店舗運営のファンなので、ローソンに入店することはほとんどありませんでした。

<セブンカフェは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/32096076.html

セブンイレブンではカップを購入してセルフサービスで、コーヒーを淹れて蓋をして持ち帰りますが、ローソンのマチカフェは、店員さんがフルサービスでこれをやってくれます。ちょっとだけリッチな気分を味わえ、これだけで50円分の価値はあるかも、です。

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デザインもあったかみがあって、良いです。でもセブンカフェのシンプルな容器も好きなので、やっぱり毎日のコーヒーはセブンカフェで買ってしまいます。

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退屈のすすめ 楽しくなくては生きていけない。退屈がなければ生きていく価値がない。五木寛之著

本と遊ぶ。アートと遊ぶ。車と遊ぶ。体と遊ぶ。この本は、ふだん忙しい生活のなかで頭と心がコチコチに固まりきっているのを、どうすればまともな状態に戻すことができるかという遊びの実験だそうです。著者は、身近な例をあげながら、アタマとココロに心地よい刺戟を与える新しい緊張感のある休日を提案してくれています。好奇心と知的な娯しみに支えられた、本当の意味でリフレッシュされた休日をつくりだすためのマニュアルという位置づけです。

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五木寛之氏は、直木賞・吉川英治文学賞・菊池寛賞等のたくさんの賞を受賞しているの小説家、エッセイスト、評論家としての重鎮です。1932年生まれですから、当年81才。そんな著者が、巨大な美術館や、オペラ鑑賞、など休日の過ごし方について、色々な著者オリジナなのアイデアを紹介しています。全然、アカデミックな内容ではなく、 「現代版徒然草」といった内容です。小説家の重鎮の休日はもっと変わっているのだろうと思っていましたが、意外に普通でチカラが抜けました。

要は、休日にどんな過ごし方ができるか、ということを考察した本です。人間はどんなことでも知的に遊ぶことができますよ、ということ。著者のようにどんなことにも楽しみを見つけて遊ぼうとする姿勢、これが人生を豊かに生きていく術なのでしょう。

お金の掛からない遊び方がいくつ紹介されており、膝を打つところもいくつかありました。面白かったのは「アートと遊ぶ」のくだりです。「美術館に行ったら、自分が泥棒になったつもりで絵を見よう。どれを盗むか考えながら見ると楽しい」、とのこと。これは面白そうです。次に美術館に行く機会には、そんな気持ちを持って見てこようと思います。

空前絶後のいわき市の予算・決算額

いわき市の過去20年間の一般会計の当初予算額と決算額を、統計書から取り出してみました。例年の予算・決算額は、平成9年度以降から概ね1,200億円前後で推移しています。つまり通常、市が提供すべきとされるサービスに1,200億円のコストがかかる、もしくはそのための財源が1,200億円である、ということを示しています。

それが東日本大震災を機に大きく変容します。大震災は平成23年3月11日発災ですので、4月開始の年度でいうと平成22年度の末にあたります。グラフでもわかるとおり、平成22年度の予算・決算額は、通常年度とほとんど変わっていません。これは、3/11発災から3/31の年度末までには、震災対応予算決算は対応できず、平成23年度以降の予算で対応してきたことを意味します。

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<出典:いわき市統計書から加工、単位:百万円>

では、平成23年度予算はどうかというと、当初予算が1,234億円と通常年度とほぼ変わっていません。これは予算の策定・承認が震災前に行われており、震災対応が含まれていないためです。そして震災後の平成23年度(平成23年4月~平成24年3月)決算額は、いわき市史上最大の1,813億円となります。これは当初予算に対して47%増という空前絶後の決算額の増加となりました。

翌平成24年度の当初予算は、平成23年度決算額1,813億円を踏まえて、1,718億円と見込みました。その後政府の追加施策に伴い、決算額は2,238億円にまで膨らみました。これは通常のいわき市の予算の2倍近い金額です。

平成23年度決算額1,813億円、平成24年度決算額は2,238億円です。通常予算が1,200億円前後ということを考えれば、雑駁に言ってそれぞれその差額約600億円、1,000億円が復興予算といっていいでしょう。空前絶後の規模です。その多くは必要な除染費用という形で費消され、復興予算が将来に役立つ投資といえるかどうかは意見の分かれるところです。

政府は復興事業は震災後5年をめどとするとしており、すでに3年が経過しました。あと残された期間は2年間です。その間に本当の意味で「世界に誇れる復興のモデル都市」となれるかどうか、それとも枕詞・掛け声で終わるのかが、試されています。国民の税金を大量に投入してまで(将来世代が負担する国債を発行してまで)、将来世代に対してわれわれが何ができるのか何を残せるのか、を真剣に考えたいと思っています。

 

いわき市 コピー用紙使用量

ペーパーレスが叫ばれて久しいですが、いわき市のコピー用紙の使用量の多さに愕然としました。平成24年度ベースで約320トンが消費されています。震災以降(平成23.24年度)は、広報パンフレット配布や各種申請書用紙の準備、国や県へ提出するための資料準備等での増加は理解するものの、尋常ではない量です。

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いわき市の発行する紙というと、「広報いわき」「ふるさとだより」「アリオスペーパー」等が考えられますが、これらは外注等、別予算なので、上記300トンには含まれていません。庁内で使用するコピー用紙や、各種申請書、稟議書、内部資料等が対象です。

いわき市職員(消防職や医療職含む)の職員数で、単純割り算すると一人当たり年間88kg!も印刷していることになります。普通紙のコピー用紙は一般的には、4g程度ですから、枚数換算すると約2万枚!途方もない枚数です。
 
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議会でも、年4回の定例議会の会期前・会期中・会期後に配布される、議事録や資料等は、A4の紙で積み上げると、数十センチになります。これだけの資料にすべて目を通すことは不可能なので、ポイントを絞って精査いかざるをえません。本当に印刷すべきものに絞っていくべきです。民間企業では、事務連絡にはe-mailを使い、また資料配付はPDFファイルを用いることで、また会議資料はスクリーンにPPTを写すことで、紙の使用量を減らす取組みが当たり前のようになされています。 いわき市役所でも本腰を入れて取り組まなければ、経費節減のかけ声は、むなしいものになってしまいがちです。

医療崩壊 「立ち去り型サボタージュ」とは何か 小松秀樹著

医療崩壊 「立ち去り型サボタージュ」とは何か、の著者 小松秀樹先生にお話を伺いました。広い知見と自ら経験に基づく現在の医療制度の課題や解決案等の考え方には、圧倒されました!現在でも臨床現場に携わる傍ら、提言活動や社会貢献活動もされ、僭越ながら「カッコイイ生き方」だなあと、感じ入りました。

小松秀樹先生は東京大学医学部出身で、虎ノ門病院で長く泌尿器科部長として執刀を続け、現在は亀田総合病院の副院長をされています。「リスクのない治療はない」「死は確実であり、医療の結果は常に不確実」という事実をベースに、医療の現場を崩壊させる際限のない社会の「安心・安全」要求、科学を理解しない刑事司法のレトリック、コストとクオリティを無視した建前ばかりの行政制度など、さまざまな課題・矛盾点を、具体例とともに幅広い知見を引用して提言されています。

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福島県立大野病院事件をはじめとした医療現場にも警察が立入るようになり、結果次第で犯罪を問われるようになっています。また患者の権利意識は肥大化し、理不尽な要求も、社会の後押しもあって、たしなめることが許されない局面もあります。こうした中、勤務医が厳しい労働条件の中で、じっと我慢して頑張ることを放棄し始めました。そもそも大病院の勤務医の報酬は、(それまでに積み上げてきた知識・経験に対して)多いものではありません。自らの知識や技量に対する自負心と、患者に奉仕することで得られる満足感のために働いているといってもいいでしょう。しかしハイリスクな患者からの理不尽な要求や攻撃を受けながら、だまって奉仕せざるを得ない状況が続けば、人間の誇りと士気は大きく損なわれてしまいます。実はこれはイギリスの医療崩壊の状況と酷似しているそうです。日本全国で、勤務医が楽で安全で収入が多い(といわれている)開業医にシフトしはじめています。日本全国の病院で医師が不足し、特に救急や産科診療の崩壊が進行しています。勤務医が絶望して病院を去ってしまうこの現象を、著者は「立ち去り型サボタージュ」と名付け、社会からの攻撃に対する医師の消極的対抗手段と位置づけています。

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著者の以下の問題点の提起や提言は、直接的な表現もありますが、都心の大病院の臨床現場の部長として長年執刀をされて来られた方だけに、直接お話しを伺って、目のウロコが2.3枚はがれた思いでした。

・マスコミの問題点
記者が責任の明らか出ない言説を反復しているうちに、マスコミ通念が形成される。これが「世論」として金科玉条になる。ここでマスコミ通念に反することは報道されない。記者は詳しく調査することも、反対意見を吟味することもなく、同じような報道を繰り返す。一定の条件を持つ言説を報道システムに投入すると、自動反復現象が発生する。

・警察の問題点
現行法に則って、できるだけ犯罪を立証しようとするのが警察の役目であるなら、医療事故発生の際に業務上過失致死傷の構成要件を満たすのは、比較的容易である。その場合たいていの医師を犯罪者にすることができ、警察が警察の論理だけにしたがって医療従事者を犯罪者にすべく行動すると、医療は崩壊する。例えば、手術には技量の差があり、どこまで技量の差が許されるかの標準はない。結果が悪かったときの手術ビデオからは、技術上の瑕疵は必ず指摘できる。こうした技術畳の瑕疵について、必ず刑事責任を問うとすれば、医師は手術をためらわざるをえなくなる。

・事故責任の取り方の問題点
刑法は個人の責任を問うものであり、システムや個人の能力を扱うものではない。いくら犯人捜しをして医師個人に刑事責任を追及しても、その後の世界は何も変わらない。必要なのは処罰よりも、システムの改善、医師の再教育、免許の停止・制限などである。

・開業医の問題点
勤務医から開業医へのシフトが進み、病院で必要な医師数が確保できていない。一部の開業医では、複雑で高度になった病院の医療を代替できないし、また一部の開業医が責任を負うことを敬遠し、自分たちに十分担える医療まで病院に押しつける傾向があり、国民の病院への依存度が必要以上に大きくなっている。

・大学院制度の問題点
1.大学院に進学すると、外科医のトレーニングのもっとも重要な時期を基礎研究に費やすことになり、臨床医としての技量が低くなる。2.薄給の大学院生はアルバイトで生活費を稼ぐが、アルバイトでの診療はどうしてもその場しのぎになり、臨床医としての責任感が希薄になる。3.大学医局では大学院卒業して学位を得た医師を人事上、優遇する。そこで行われた基礎研究は臨床現場に直接役立つものではなく、優遇されなかった医師の勤労意欲を奪う。

・大学病院医局による医師引き上げの仮想例
A市立病院では、B大学に医師派遣を任せる形で病院を運営していた。B大学医局から派遣されていた医師は数年のローテーションでいずれ地域を去ってしまうため、診療に必要な医師数を確保できず、常勤医がいない科が常態化し、経営がいきづまっていた。そこで他の病院経営を立て直した医師を三顧の礼を尽くして、新院長に迎えた。新院長は特定の大学でなく、複数の大学から広く人材を集めて、病院を運営することを提案した。しかしB大学は院長人事に反発して、医師を引き上げた。医師招聘は、短期間で実現できるものではない。市長は医師が集められないことを理由に、三顧の礼を尽くして招聘した院長を着任後数ヶ月で解雇する動きに出た。市と新院長との紛争は訴訟に発展した。最終的に一年後、院長は辞任し、市は全く別の大学から新しい院長を迎えた。医師も大幅に入れ替わった。勤務医の病院経営に対する信用は落ち込み、病院経営はさらに容易でないものになってしまった。医局は地方病院への医師の供給源だが、医局外の広い範囲からの医師の供給を阻害している。

・厚生労働省の問題点
薬害エイズ事件では、極めて優秀でかつ、当時世界の情報を迅速に集めて分析し、許す範囲で最大限に対応した厚生労働省の担当者が、事件ではメディアから徹底的に叩かれた。省内ではどんなに真面目に対応したとしても、被害者が出ると犯罪者になりかねないというの共通認識が形成された。メディアが攻撃を始めると誰もこれを止めることができず、官僚が自らの責任を回避するためには、ルールを際限なく厳しくするしかない。現在、あらゆる基準、規則が非現実的レベルにもまで厳しくなっている。このため、新薬の臨床試験に想像を絶する手間がかかるようになり、薬品メーカーは日本で新薬を発売する意欲を低下させた。社会の活力が低下したのである。厚生労働省は、メディアの攻撃をきっかけに、自分の判断とイニシアチブを放棄し、責任回避に走ってしまった。官僚が責任回避した後を埋める主体がどこにもいない。

・医療崩壊の先例としてのイギリスの立ち去り型サボタージュから何を学ぶか
地方の病院で医師不足が目立っているが、これは地方だけでなく都会でも同じ事がいえ、大病院であっても医師集めに苦労している。立ち去り型サボタージュのために医師不足になっているのであり、その原因は勤務医が絶望していることにある。そこに残りたくなるような魅力ある研修や技術を磨くための機会を提供する努力をすべきである。ロールモデルとなるような実力ある医師を招聘して、深い思索と水準の高い医療で医学生を魅了すべきである。地方の病院は今までのように医局べったり依存せずに、病院を魅力あるものにする自助努力が必要である。地方の小規模な自治体病院は運営のための自治体負担が重いし、結果的に医療の水準を下げてしまうことから、医療危機のなりゆきによっては、積極的に民営化していくか統合していくべきである。

なぜ聖路加に人が集まるのか 福井次矢著

聖路加国際病院は、東京都中央区築地にある、病床数520床の大規模総合病院です。約320名の医師と、約700名の看護師が在籍し、1ベッド当たりの医師数、看護師数を全国平均値と比較すると、医師は約4倍、看護師は約2倍の人数が勤務していることになります(なお、いわきの共立病院はベッド数700床に対し、医師数115名)。充実したスタッフで、手厚い医療・看護が提供されています。

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<聖路加国際病院HPより転載>

いわゆる「病院ランキング」などでは、しばしば上位に評価されるほか、研修医の初期臨床研修施設としても知られ、虎の門病院など並んで日本で最も医学生の人気の高い研修先のひとつだそうです。入院診療では、病床の過半が差額ベッドで、一泊3万円~ですが、顧客満足度調査を毎年実施しており、毎年90%以上の方が「満足」と回答しています。
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一般人に知られているのは、聖路加タワーという建物で、47階建てと38階建ての高低差がある特徴的なデザインのツインタワーは、東京湾岸の代表的な建築物の一つです。上部はオフィスフロアとして賃貸されていますが、最上部には展望レストラン「Luke」(結婚式のパーティで使ったことがありますが、眺めが素晴らしい!)があり、38階建ての棟は、下から約4分の3は医療介護付き居住施設の「聖路加レジデンス」となっているそうです。

Quality Indicator(医療の質)にこだわり、QIとは、医療の質を評価する目安となる指標です。提供している医療が本当に質の高いものであるかどうか、課題があればそれが改善されているかどうかなどを数値として示すことで、より質の高い(エビデンスに則した)医療の提供ができます。現在、QIの測定・公表を行う病院が急速に増加中だそうで、その第一義的目的は、施設間の比較ではなく、各施設が診療の質を時系列で改善することです。聖路加はQIの公開に非常に積極的です。
http://www.luke.or.jp/about/graph/index.html

事業主体は、一般財団法人聖路加国際メディカルセンタ-で、いわゆる「民間」です。高い医療サービスとは裏腹に、手厚い医療スタッフを支える人件費が経営を圧迫し、楽ではありません。さまざまな収入を上げる手段を考え(差額ベッドもそのひとつ)、コスト削減をし、聖路加タワーの不動産賃貸収入等の副収入も入れて、なんとか経営が保たれているそうです。

そんな聖路加国際病院に、なぜ人(医師・看護師・患者)が集まるのか?を、病院長が解説したのが、著書です。「最高の医療」を実現するために聖路加がしてきたことが明らかになり、そしてこれからするべきこととは何なのかのヒントをいただきました。
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刑務所わず。 堀江貴文著

ベストセラー『ゼロ』の原点とともいえる、堀江貴文の著書です。刑期を満了し、検閲なしで刑務所生活のすべて、見て感じたことを書いています。著者前書きによると、「いま、ゼロから新しい人生をスタートさせている。1年9ヶ月にわたった刑務所生活は、私にとってまさに人生ゼロ地点。いや、ゼロにリセットされるための、いわば「マイナスの世界」だ。そんな私の逆境サバイバル術が、シャバの皆さんの参考になれば幸いである。」

世間的には強者、金の亡者という、マスコミが作り上げた彼のイメージがありますが、実際に刑務所生活を経験した著者だからこそ語れる、社会・国・制度・刑務所改革への有益な提言や解決策が書かれています。また受刑者の社会復帰に対する視点、すなわち刑務所は現実として社会更生に本当に役立っているのか?(いや、いない)という視点に考えさせられました。

<ゼロは、コチラ> 
http://www.mikito.biz/archives/33930327.html
 
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 上場企業の社長から、2006年に証券取引法違反の疑いで東京地検特捜部に逮捕。2013年に仮釈放されるまで、1年9か月を長野刑務所にて服役しました。刑務所内から、有料メルマガ等で、堀の外にいる誰よりも、頭を回転させていたのが良くわかります。過去、刑務所にいながら、実況中継さながらに情報発信し、事業化させた人は空前絶後、存在しません。刑務所という閉塞空間に置かれても、自分のみで考え、ここまで形に出できる。束縛のない自由な空間にいる人ならどこまでできるか?、といわれているようで、背中を押されました。

刑務所内の名珍場面を通じて、極めて明るい雰囲気で刑務所の内情がわかります。表面的には、「刑務所ってこんなとこ」「刑務官ってこんな態度」の暴露本のようにも見えます。また「刑務所グルメ」や「エロ本差し入れ」など奇をてらった内容も散見されます。しかし、著者が見聞した、服役者たちが屈託なく語る、犯した犯罪の動機と性向には、絶句してしまいました。まったく反省や後悔がない。こんなことが絵空事でなく、数年後には出所した彼らが隣人として共に生きていくという恐ろしい現実を再認識させられました。
 
それにしても情報が、所内での新聞等、極めて限定されているにもかかわらず、世間一般に報道されている政治経済等に事象に対して、極めて明快に論説できるのには脱帽。塀の中で愚痴も悲観もそこにはなく、ひたすら前にだけ向こうという意志の強さを感じました。この本のカバーイラストには、太っていた以前の体から、脱皮したような姿をイメージさせているのだと思いますが、まさに一皮むけた著者を感じました。

ALT 平第三小学校

知人の紹介で、平第三小学校のALT(Assistant Language Teacher 外国語指導助手)のトレバー・クレアランスさんを訪問しました。トレバーさんは、訪日4年目のアメリカ人で、漢字の読み書きができるという親日家です。

「基幹校」といって、平三小に籍はあるものの、年間計画で平日は毎日、市内の各小学校に出かけて、英語の授業をしており、長期休み以外は、朝平三小に出勤し、タクシーで各校を回り、夕方に平三小に帰ってくるという、けっこう忙しい平日です。
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<磐城高校のALTは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/26356358.html
 
どんな教材を使って、どんな授業をしているか教えてもらいました。いわき市ではALT制度が始まる前から、独自の英語教材を制作しており、それが毎年バージョンアップしているそうです。見せて頂きましたが、非常に細かい点まで、よくできているように見えました。

もっとも日本に来てから数年経っているトレバーさんにとっては、もっと改善すべき点があるとして、いろいろ同僚とアレンジを考えながら授業をし、それを同僚にフィードバックして教材改善に役立てているそうです。

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そのトレバーさんも、この夏で契約満了にともない、次は日本の大学院で再生可能エネルギー関連の研究すべく準備中とのことでした。ALTというチャンスをステップに次の場で活躍して欲しいと思います。そしていわきでの経験を、次の地で話してほしいと思っています。それがいわきシンパを増やし、いわきのネットワークが広がり、文化交流やビジネスの発展につながる種だと思うのです。

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聖路加病院訪問看護科―11人のナースたち 上原善広著

聖路加国際病院は、高水準の医療サービスで有名です。gooリサーチと読売ウイークリーの「行きたい憧れの病院」調査によると、東京23区では、聖路加国際がランキング1位。また通院してみて「満足だった」というアンケートでも、第2位だったそうです。

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サービス向上のためベテラン看護師を患者サービス患者サービス統括マネージャーとしておき、またベッド数520床に対し、看護師数は821人。1ベッド当たりの看護師数は約1.58人です。これは全国平均0.67人の2倍以上とのこと。人件費をかけてでもより質の高い看護を実践しているのがわかります。また医師数は、372人。1ベッド当たりの医師数は0.7人となっており、これは全国平均 0.15人の4倍とのことです。ちなみに磐城共立病院は、ベッド数約800床に対し、医師110名、看護師700名ですから、聖路加病院いかに医師・看護師を手厚く配置しているかが分ります。また、急性期病院として直近では年間9,041件の救急車を受入れています。救命救急センターの指定を受け、一次救急~三次救急まで、すべての患者さんを受け入れています。

32の診療科に、聖路加看護大学とチャペルも併設している、日本を代表する総合病院です。この聖路加病院には、各科にそれぞれ常勤医師がいますが、聖路加で唯一「医師のいない科」があり、それが、在宅医療を専門に扱う、「訪問看護科」です。

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たった一人で患者宅を訪れ、医療行為から生活面のケアまで全てをこなす「訪問看護師」。在宅介護や在宅死が大きな注目を集め需要が高まっています。そうした数ある訪問看護ステーションの中でも最先端を走るのが聖路加病院だそうです。11人のナースたちが昼夜を問わず、都内を電車・自転車・徒歩で往診して回ります。終末期医療から難病の小児まで、いろいろなライフスタイルの患者に正面から向き合う彼女たちの等身大の姿が描かれています。

特に主に描かれている、押川真喜子ナースマネージャーの役割、すなわち経営者であり、スタッフの一部でもあり、家族とのコミュニケーションのウィンドウであったりする多能工的な期待は大変だなあというのが正直な感想です。彼女によれば訪問看護師に必要な要素は心のセンスだそうで、ベテラン看護師なら基本的に誰でも訪問看護に適しているというわけでないということが分りました。

磐城共立高等看護学院 進路先

先日、磐城共立高等看護学院への訪問について書きました。今回は、生徒の進学先について書きたいと思います。卒業生は、看護師国家試験を受験し、晴れて看護師となり、就職していきます。高看の過去10年間の看護師試験合格率は96.4%と、全国平均の90.2%を大きく上回っています。

実習では、等身大の人形を使って勉強します。1体のコストはけっこうな金額なので、更新の予算がとれないので腕が取れてしまった人形も、補修して使い回しているとのこと。

<磐城共立高等看護学院は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/36469006.html
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就職先の一番は、やはり「磐城共立病院」です。逆にいえば、高看は磐城共立病院の組織の一部であるにもかかわらず、必ずしも共立病院に就職できるわけではありません。一定の選抜がなされて、いわき市職員採用(看護職)となるわけです。その他の市内病院としては、福島労災病院・かしま病院の採用が多いです。県内病院としては、南東北病院です。

県外就職も3割おり、看護職の人材供給源としての役割があります。また、ほとんどの学生が「クリニック」でなく、「病院」を就職先としていることに注目です。准看護師の就職先が、クリニックや老人介護施設も対象であったことと大きく異なっています。給与面での待遇の違い等もあるのだろうと推察します。
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では入学者はどこから来ているかというと、ほとんどがいわき市内の学生で、高校卒業と同時に入学してくるそうです。その中でも「磐城桜が丘高校」と「湯本高校」でほぼ半数を占めます。男子も少ないですが,一定程度います。3学年120名のうち、15名、約1割弱が男子生徒です。

入学時の競争倍率(応募者÷入学者)は、過去5年間で2.6-4.4倍と、けっこう狭き門です。平成25年度でも2.7倍だったそうです。

現在、いわき市では看護職が不足しており、ハローワーク調べでは医療・介護職の求人倍率は2倍を超えているそうです。定員増は、学校の規模や講師確保の点で、容易ではないことは理解していますが、中長期的な視点を持って取り組まなければならない大きな課題です。
 
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勤務医の就労実態と意識に関する調査結果 独立行政法人労働政策研究・研修機構

医療従事者(勤務医等)は、長時間労働をはじめとした厳しい勤務環境に置かれているといわれています。持続的な医療提供体制を構築・維持していくために、医療従事者の労働条件の改善が喫緊の課題となっています。2011年12月に独立行政法人労働政策研究・研修機構が、全国の20床以上の病院に勤めている24歳以上の11,145人の勤務医を対象にアンケート調査を実施しています(有効回収率31.0%)。

・労働時間
1 週間当たりの全労働時間の平均は53.2 時間で、「60 時間以上」(「60~70時間未満」「70~80 時間未満」「80 時間以上」の合計)の割合は、40.0%。10人のうち4人が、病院内で1日12時間以上も働いていることになります。これは一般の労働者・サラリーマンとくらべても、「長い」といえるでしょう。

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・有給休暇
昨年1 年間に実際に取得した年次有給休暇の取得日数は、約半数(47.2%)が「3 日以下」(「0 日」「1~3 日」の合計)となっています。これは一般の労働者・サラリーマンとくらべても、「少ない」といえるでしょう。
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勤務医の勤務環境改善の障害事由も調査しています。その要因は、「地域・診療科による医師数の偏在」が53.8%ともっとも多く、次いで「医療行為以外の業務量の多さ」、「絶対的な医師不足」、「時間外診療、救急診療の増加」などとなっています。

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上記を踏まえて、勤務医の勤務環境を改善するための方策についても調査しています。「医師数の増加(非常勤・研修医を含む)」が55.4%ともっとも多く、次いで「当直明けの休み・休憩時間の確保」、「他職種(看護師、薬剤師等)との役割分担の促進」、「診療以外の業務の負担軽減」などとなっています。

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勤務医の労働時間が長いこと、有給休暇の取得率が低いこと。それらは、勤務医の労務環境が良くないことを示しています。それらが起因した原因についても、明らかになりました。そして改善するための方策も見えてきました。ここまで明らかになったのなら、あとはその解決のための具体策を(前例を恐れず)立案し、愚直に実行するだけです。

いわきヘアメイクアカデミー

平谷川瀬にある、iwakiヘアメイクアカデミーに伺いました。こちらは理容師・美容師になるための、厚生労働大臣指定の理容師・美容師養成施設です。学校で2年間を学び、国家試験を受験し、実技・筆記両方合格すると、晴れて理容師免許、美容師免許が取得ができます。

入学者の多くは、市内の高校を卒業したての18-20才が多く、必ずしも床屋やパーマ屋さんの跡取り娘・息子というわけではないそうです。就職先としては市内の理容・美容店が多く、卒業後の市外流出はそれほど多くないとのこと。

※国家試験は在学中の2年次2月に実技試験、3月に筆記試験があります。ちょうど先日、今年度の合格発表があり、いわきヘアメイクアカデミー様では、理容部門で100%、美容部門で95%の合格率だったそうです。
 
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理容と美容の違いは、根拠となる法律(理容師法・美容師法)の違いです。理容師になるには、理容科に入学し、理容師国家資格を取得し、理容師の勤務地は理容店(いわゆる、床屋さん)だけです。美容師になるには、美容科に入学し、美容師国家資格を取得し、美容師の勤務地は美容店(いわゆる、パーマ屋さん・カットハウス等)だけです。入学希望者は、入学時点でどちらかを選択することになりますが、昨今は美容科の割合が圧倒的で、理容科は人気薄とのこと。「おじさんが経営している、古くさい床屋」のイメージが敬遠されているようです。つきつめると理容と美容の施術内容の大きな違いは、理容の顔そりと、美容のメイクだけともいえます。
 
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理容は頭髪の刈り込み、顔そり等の方法により容姿を整えるもので、男性が中心。美容は結髪、化粧等の方法により容姿を美しくするもので、女性が中心。といわれています。ただ、女性のエステシェービングや、男性のネイル、エステ等、性別を超えたニーズがありますから、業際はきわめて低いと思います。
 
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学生のネイルアード作品が展示されていました。ネイルアートに国家資格があるわけではなく(ネイリストやジェルネイル等の民間資格はありますが)、誰でも参入可能な市場ですが、一定の技術を学んだほうに一日の長があることは否めません。プロとして新しい美の創造や、顧客の幅広いニーズに対応するために、普遍的な技術とともに、幅広い技術・ 知識が習得できることは利点なのではないかと思います。

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日本政治のウラのウラ 森喜朗・田原総一朗著

永田町激震 圧巻の回顧録、というサブタイトルにひかれて購入してしまいました。同じ早稲田大学出身で、数才年上である「朝まで生テレビ」の盟友・田原総一朗氏とハダカで銭湯に入っているカバー写真。こんな型破りの首相ははじめてではないでしょうか。政治とは、交渉とは、派閥とは等を腹を割って語った歴史的記録でしょう。

森喜朗元首相が,ジャーナリストの田原総一朗の「誘導尋問」に答える形で政界のまさに裏の裏を率直に語っています。派閥政治全盛時代、角福戦争、三木おろし、四十日抗争、加藤の乱と自民党の内部の政治力学で何が起こっていたかの一面がわかります。森元首相は、2013年に日経出版社から「私の履歴書」という自叙伝を上梓されておりあちらが表本とするなら、こちらは舞台裏での活動を締めくくる裏本です。
 
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森氏自身も、「おわりに」に書いていますが、田原氏の実に巧妙な誘導尋問によって、つい本音を話してしまったという感想だそうです。もちろん活字になった原稿をみて、大手直しをし、結果的に「いいもの」になったと語っています。それにしても、あまりに森首相からに見た現役国会議員それぞれに対する見立てが率直に書かれていて、なるほどと思いました。

個人的に非常にわかりやすいと思ったのは「汗をかく」の意味です。政治の世界では、いかに「汗をかく」ことが重要かとまことしやかにいわれています。その最大の例は、土曜日や日曜日に自分の選挙区に帰らないで、他人(若手)の選挙区の催し物に出かけることだそうです。現在は小選挙区制になって、土日に選挙区に帰らないと、次回の選挙時に、まず落選します。したがって現行小選挙区制の下で、一定の役職をやろうとするなら、野党との付き合いや若手の世話等のことを考えると、当選3回までに(地元に帰らなくてもいいくらい)選挙区の地盤を強くしなければならないとのこと。先日、塩尾七生さんの「ローマから日本が見える」を読みましたが塩尾さんの求めるリーダーの条件と、現実は派閥の領袖としてまた首相を務められてきた森首相との実話との間の大きな乖離に、けっこうなショックを受けました。 
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吉田みきと プロフィール

ふるさとの福島県いわき市で、市議会議員として活動を開始しました! いわき市は、今、複層的な問題が山積しています。公認会計士としてのキャリアを生かし、フレッシュな視点で問題点を洗い出します。



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