吉田みきと ほぼ毎日ブログ

「死して不朽の見込みあらばいつでも死ぬべし。 生きて大業の見込みあらばいつでも生くべし。」 吉田松陰・高杉晋作語録   「金もいらぬ、名誉もいらぬ、命もいらぬ人は始末に困るが、そのような人でなければ天下の偉業は成し遂げられない。」 西郷隆盛・山岡鉄舟語録

2013年08月

ヤバい経済学 流行りの経営手法は、だいたいが役に立っていない

「色もの」のような、本の名前に惹かれて購入しました。著者はいままで聞いたことがない人ですが、ロンドンビジネススクール(LBS)の人気若手教授だそうです。著者が調べた、世界各地で発生している、間違っている経営戦略や謝っている判断を、実例を挙げながら、経営学の基本理論を使って痛快に解き明かしていきます。訳者のスタイルもあって、口語体で軽薄な印象を与える文体ですが、内容はアカデミックでの知見と豊富な企業の調査やコンサルティングの経験に裏打ちされた内容です。紹介するトピックは、M&A、リストラ、成果主義、イノベーション、経営戦略、組織改革などです。いずれも経営学の王道とも言えるトピックだけに、経営学をかじっている読者にとっては、新たな視点を持つことができること請け合いです。
 
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著者が選りすぐった100以上の研究が、小話としてまとめていて、「経営書」というより「ビジネスエンターテイメント本」、経営よもやま話の集積といってもよいかもしれません。経営学者やコンサルが提唱する高尚な経営手法が、実際にはほとんど役に立っていないという事実を笑って楽しむ本です。例えば、アニュアルレポートの経営戦略などは、年度末にあわてて昨年のモノを取り出して来て、適当に新しい言葉で飾り立てて今年版とするなどが、まさにそれにあたります。そして無事に発表できたら、そのまま引き出しの中にしまい込まれて、もう誰も気にしない。そのままとはいいませんが、それに近い状態である会社も相当数あると思います。

『流行りの経営手法』は、だいたいが役に立っていない、と断言しています。しかも役に立っていないのに、その手法が世の中からなくなっていない。シックスシグマやBPR、そしてISO・・・いままで流行った経営手法は、「死に絶える前に広がるので、なくならない」という点でウィルスに似ているとのこと。例としてISOの功罪として、物事を進める最適な方法を定義するということがあります。それにより、最適からの逸脱が少なくなる、という一方、大きな逸脱がないため、同じようなものが出来上がるということになります。「ポストイット」などの革新的なイノベーションの多くは、「失敗」から生み出されており、ISOを忠実に行う限り、ポストイットはこの世に出る可能性がない、ということになります。

他にも、
・ほとんどのM&Aは失敗する
・穏やかなペースで着実に成長をした方が、爆発的に成長するよりも結果的に儲かる
・人員削減は利益を増やすどころか減らしてしまう
・不況のときはコストより売上に目を向けるべき
・経営者の「うぬぼれ病」のかかり方
・「エクセレントカンパニー」は原因と結果を逆に取り違えている
・公正な人事制度がなければ人員削減は失敗する
・ビジネスの変化の速度は実は昔も今も変わらない
・給与格差は部門業績に悪影響を及ぼす
・CSRでは儲からないが、不祥事発覚の際の保険になる

ひとつひとつのトピックはネタが面白いだけではなく、すべて裏にしっかりとした調査、エビデンスがあり、既存の経営本を批判的にみたいという人には、大きくお勧めしたいと思います。 

水素ガム

「知識こそ最大の防御〜今こそ学ぼう、子どもたちのために!」セミナーに参加しました。参加者それぞれが、自分なりの「食」と「生き方」を考えようというものです。

小名浜で歯科医院を経営されている中山孔壹先生のお話が特徴的でした。震災後、福島第一原発の事故は大人が引き起こしたものであるから、大人の責任で片をつけなくてはならない、子ども世代に負の遺産を背負わせてはならないとお考えの先生です。
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理系の方の特徴だと思うのですが、事実(データ)を元にした仮説検証を多数繰り返していらっしゃいます。今回のテーマは以下の3段論法です。誰も科学的に絶対正しいことがわからない現実の下、いろいろご批判はあろうかと思いますが、客観データをベースした筋が通った仮説検証の過程の説明は秀逸だったと思います。

・活性酸素が、発ガンや体の老朽化に悪影響を及ぼしていることは、演繹的に証明されている
・いわきの住民の活性酸素量が、日本人平均に比べて高いということが分った(少数の方の唾液の酸化度をサンプル調査することによって、活性酸素量を間接的に調査済み)
・いわきの方の活性酸素量が多いことが、健康によくない影響があると推察される
・いかにして活性酸素の活動を減らせるかがポイント

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活性酸素の中でも、一番有害なヒドロキシルラジカルは、過酸化水素水H2O2が変化したもので、実は水素(及びミネラルの作用)によって無害化する可能性があることが、証明されつつあります。水素及びミネラルが直接ガンに効くというよりも、年限自ら持っている免疫機能をより効果的に作用させるということのようです。ただそのためには多量のミネラルを摂取する必要があります。

効率的にマイナスイオンを含む水素を摂取するために、考案されたのが「水素ガム」です。これまで水素水等を一とする水素関連商品はありましたが、その効用については???の部分がありました。今回、中山先生の発案により含有成分を決め、大阪の独立系ガム製造会社の協力により、水素ガムのサンプル出荷までこぎ着けることができました。
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水素ガムひと粒の拡大写真です。ベースはキシリトールシュガーレスガムで、マイナス水素イオンが0.27%含まれており、15分間かむことにより、体に水素が定着するそうです。味はなかなかものですし、リラックスするたに消費者市場に送り出すガムとしても極めて自然な感じがしました。

課題は、発生コストです。通常ガムをプライベートで企画し、工場に発注するとなると、一回の製造ロットが1トンだそうです。それは現実的でないので、ご苦労があったようですが、何とか大阪のメーカーに支援を仰ぎ、サンプル出荷までこぎ着けることができました。
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中山先生の思いは、この水素ガムを学校給食に取り入れてもらい、広くいわきの子どもたちに予防医学の観点から支援したいということです。水素ガムはかむことにより、マイナス水素イオンが体内に取り込まれ、特に透過性の強い水素は、口腔内が甲状腺に近いため、甲状腺ガンに対しても効果があるのではないかとも考えているようです。少なくとも活性酸素減少に効果があるのですから、ぜひ普及してほしいと思っています。

マイナス水素イオンが、がんに効果があることは、「がんが消えた」という書籍で紹介されています。
<がんが消えたについては、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/31438583.html 

こども映画学校 いわき・わくわくしごと塾

いわき・わくわくしごと塾「こども映画学校 in 田人一小」が、全校生徒35人の田人小学校で行われました。前田茂司さん(楽映舎代表)をはじめとする、映画製作の業界では著名な方々が講師となり、5班に分かれ、それぞれ短編映画を制作するというものです。1年生から6年生まで全員が参加し、シナリオ作り、配役、ロケハン、編集を3日間かけて行いました。

これまで田人小学校はワークショップ「田人ふるさと塾」を通じてこどもたちに田人の文化・伝統・地域に根付いた産業などを伝えてきたそうです。それをふまえてこのこども映画学校では、郷土を知るをテーマにした映画作りを行うものです。

1日目:ガイダンス・班分け・ストーリー作り・カメラや機材の使い方
2日目:撮影準備・撮影・編集
3日目:編集・仕上げ・発表会

講師役は、東京の第一線で活躍しているプロの映画プロデューサー、映画監督、音楽家等です。メンバーにはウルトラマンガイア・ウルトラマンメビウスの映画監督も含まれています。
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東京から著名な監督チーム、約30人が参加されました。保護者等を含めれば、生徒よりも大人のほうが多いですね。
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映画製作作り開始にあたり、まず田人に何があるか、何を撮るかのアイデア出しを行います。大人はやり方を教えるものの、内容は生徒が決めていきます。
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同時にどんな仕事があるかを考え、役割分担をきめていきます。
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1チーム7-8名で、一人の監督が先生となり、チームの面倒を見ます。約5分の短編を作っていきます。
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田人一小はかつて、炭鉱が栄えた昭和29年前後には生徒数1,200名を超えた時期もある、歴史的な小学校です。現在は生徒数35名と、97%も減少してしまい、限界集落の場所も出てきています。ただ、震災を機に、隣接している田人中学校が閉鎖され、田人一小と合同運用されることが決まっています。すでに教師の合同運用の試みも始まっています。例えば、英語・数学・音楽の教諭は小学校にいないため、たびたび中学校から小学校へ派遣したりしています。幼小中高一貫教育が有用であることが、昨今叫ばれていますが、形式から入るのではなく、まず現場の運用からはじめて、どのような形にするのが効果的なのか試行しながら、一貫教育のあり方を探っていくのが良い方法かもしれません。
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スタ☆ふく いわきツアー

スタ☆ふく いわきツアーに参加しました。これは福島大学の学生が企画しているもので、現地の「声」を聞き、互いに交流することができることを目的としたツアープログラムです。 メインコンテンツは以下の3つですが、特筆すべきは、漁師さんと一緒に漁船に乗船して、シラス漁を体験することができ、漁師さんの生の声を聞けたことです。

▼本物の漁師が操縦する漁船に乗船 /市内の漁港
 ・シラスのモニタリング漁を見学!
 ・漁師が教えるロープワーク体験!

<いわきシラス漁に乗船しましたは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/31157941.html 
 
▼漁師がふるまう海鮮BBQ /よつくら港
 ・漁師と参加者を交えた交流会!
 ・漁師の“声”や”想い”に触れる!
 
▼丸貞蒲鉾工房見学 /平
 ・被災から再建した今までのお話を聞く
 ・おいしいかまぼこが待っている

<スタ☆ふくHPは、コチラ>
 http://goo.gl/2eOk0C

薄磯海岸では、スタ☆ふくの過去の参加者(ファン)が、お手製の旗を製作して待っていてくれました。事前に知らされていなかったので、これには、スタッフ・参加者一同、びっくり。 
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蒲鉾工場が津波で流された後、他の工場を買い取って蒲鉾業の再建を果たした、丸貞蒲鉾の小野社長に、再建までの道のり、苦労された(されている)こと、今後の活動等をお話し頂きました。
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蒲鉾だけでなく、伊達巻き等も生産しているため、工場はだいぶ手狭になってしまったそうです。しかし震災前に働いてくれていた13名の従業員全員が現在の工場に復職し、勤務されているそうです。
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従来の蒲鉾、伊達巻きに加えて、新製品としてのカジキ関連商品も開発済みです。カジキはいわきのブランドとして売出中であり、現在販路拡大に頭を悩ましているところです。左上のカジキのロゴマークは、アクアマリンふくしまの阿部館長にデザインをお願いして作って頂いたものだそうです。

下記で贈答品セットとのことでしたので、ひとつ購入させていただきました。送料込みで2,000円です。普通の蒲鉾よりも魚の風味が強く感じました。小野社長によれば、秘伝のレシピで原料を配合しているとのこと。
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2日目は、漁船体験・漁師さんとの会合・加工製品業者訪問等を踏まえて、半日をかけてワークショップを行いました。漁師さんに加わってもらい、車座及びペアになって、ツアーの振り返り、当初思い描いていた漁師像、実際に感じたこと、自分が変わった点、提案したいこと等を腹蔵なく発表しました。

すぐ結論が出るような類いのものではありませんが、市外の人にも現地の思い・考えを共有してもらう貴重な場になったのではないかと思います。当初は、市外の学生相手に話しにくそうだった漁師さんも、最後はなめらかに思うところを話されていたのが印象的でした。

私個人にもいろいろ宿題が出されましたので、ひとつひとつ勉強しながら、解きほぐしていきたいと思います。
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いわき市長選挙立候補予定者 公開討論会2013

いわき市長選立候補予定者公開討論会が、開催されました。これは9/1公示、9/8投票日の、いわき市市長選挙にあたり、立候補予定者のお考えを広く知って頂くために日本青年会議所が主催したものです。平成25年8月22日(木)18:30~にいわき市文化センター大ホールで行われました。

4名の立候補予定者(遠藤氏は、最終的に立候補を断念したとの報道あり)は、東日本大震災後の復旧・復興について、病院や地域医療の考え方、若い世代が安心して暮らせる街づくりなど市政ビジョンを披露しました。
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公開討論会は、以下の順序で進行されました。
・各候補が、立候補を決めた理由
・市民から事前に寄せられた質問事項に対する、マルバツの一問一答
・テーマ別質問(雇用・経済・産業政策について、町外コミュニティについて)
・自己主張発表

写真の順序は、自己主張発表における登場順です。画像の出典は、YouTubeです。
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<マルバツの質問内容 20問>
1. Twitter・Facebook等のSNSを個人的に活用している
2. 市議会議員の定数削減に取り組むべきであると思う
3. いわき市も公務員数を今より減らすべきと思う
4. いわき市独自の女性の社会参加を促す施策を打ち出すべきである
5. 市内の医療体制立直しに対し、これまで取られてきた施策は成功に至っていると思う
6. いわき市立総合磐城共立病院は、建替えるべきと思う
7. 震災後、市内の医療サービスが低下していると思う
8. 市が市民に対し、満足のいく被ばく調査が出来ていると思う
9. 地域コミュニティを含め、いわき市は安心して子育てができる環境が整っていると思う
10. 第1次産業に対する支援策を拡充すべきである
11. 新エネルギー施策を明確に持っている
12. いわき駅前の中心市街地空洞化の問題を解決する具体的な政策を持っている
13. 「フラガール」はいわきの宝であり、これからも今以上に市内外に浸透させるべきである
14. 津波によって被害を受けた沿岸部被災地域の再建は、進んでいると思う
15. 市内の除染は進んでいると思う
16. 震災後、市内の住宅が不足していると思う
17. 市内の町外コミュニティ整備を推進すべきであると思う
18. 復興後に必ず落ち込むであろう景気に対して、具体的な対策を持っている
19. 市として、国や東電に言うべきことは言うべきであると思う
20. 避難地域の人がいわき市に住居を購入した際は、住民票をいわき市に移すべきと思う

<各候補者のマルバツ回答>
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<動画については、コチラ>
http://www.e-mirasen.jp/koukai_touron/index.html
http://www.gurutto-iwaki.com/detail/index_1134.html

いわき市民の方に広く、各候補者の主義主張を知って欲しいので、上記内容の転載は自由です。またどうぞお知り合いへ、拡散ください。ただし、上記文章を複製・加工したり、コピーしてお使いになることはご遠慮下さい。
 

いわき医療未来会議

いわき医療未来会議では、いわきの医療の現状を、市民目線・医療現場目線・行政目線・市外の目線から話し合っています。今回、集まったのは12名の有志。現役医師・弁護士・公認会計士・議員・僧侶・デザイナー・商店街役員・東京からの支援団体等、メンバーの顔ぶれはさまざまです。

まずはメンバーそれぞれから現状の課題を出し合って、意見集約できるところはしていきます。フリップを活用して、どんどん意見を止めずに出していきます。やはりいくつかの問題点は、多くの有志の思っているところでした。個別に管を巻くのではなく、課題を俎上に乗せて、知見の共有化することが大事だと感じています。

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フリップで書き出すと数ページになりました。まだ問題点を出し切るまでは至っていないと思いますが、いくつかソリューションの提案が出され、メンバーで実行可能なものは実行を模索して、適宜修正していこうということになりました。いわき医療未来会議は今回で終わるのではなく、継続していく予定です。

終了直前には、「フクシマ論」で有名な開沼博氏も参加し、意見を出していただきました。ありがとうございました。
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NHKの取材も入りました。夜明け市場の松本丈さんが、当日のメンバーが話した内容等をとりまとめて話して下さいました。まだまだ活動は始まったばかりですが、有意義なものになりそうな予感がします。
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いわきシラス漁に乗船しました

実際の漁船に乗せて頂いて、いわきのシラス漁に参加しました。これまで、福島県の漁業は、原発事故が市場に与えている影響を考慮して自主的に操業を停止していました。魚に含まれる放射性物質の量を検査するために、週1回程度、ごく少量の検査用の魚をサンプル捕まえる以外に、漁業としての操業を自粛していました。そして復興へ向けて足を一歩先に進めるため、試験操業開始を9/1に予定していました。

しかし福島第一原発からのさらなる放射能汚染水の漏洩報道を受け、福島県地域漁業復興協議会は、9/1に予定していた試験操業開始を県沿岸全域で見送ることを決めました。延期は1ヶ月程度の期間とのことですが、めまぐるしく変わる漁業を取り巻く環境に、現場の漁師さんは困惑しています。

今回は、シラス漁のデモンストレーションという位置づけで、福島大学の学生を中心とした、スタ☆ふくのスタディツアー様が企画・実行しているものです。いわき地区船曳網漁業連絡協議会様のご協力、福島交通観光様のオペレーションにより実現しました。通常であれば、漁船に部外者を乗船させるということは、漁の邪魔かつ危険なのでありえないのですが、震災後の風評被害払拭の一助となればという漁師さんの思いで実現しました。

※試験操業:本格的に漁を始める前段階として、量は少ないものの、取った魚をいままでどおりの魚市場を通じて、一般消費者へ届けることです。
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いわきシラス漁は、四倉沖~勿来沖で8-11月ごろ行われます。漁場は近いところは水深1mくらい、深いところで水深40mくらいです。本日の漁場は港から15分くらいの場所、水深は30mくらいです。網を入れてから引き上げるまで、約20-30分くらいです。漁の具合によっては、一日に15回くらい(8回のときもあれば20回のときもある)網を入れるそうです。今回は、僚船に船曳方式でシラス漁をするデモンストレーションをやってもらい、近くに待機する他の船から見学させて頂くという形をとらせていただきました。江名港から、それぞの漁船に乗船して出港しました。

いわきのシラス漁は、船曳網で行われます。船曳網とは、船を拠点として船上に水底以外の中層または表層を使用する引寄網、または引廻網を引き揚げて漁獲する網具のことです。なおそれに対するものとして、海底の砂浜にいる魚を狙う底引網漁があります。いわきの船曳網の船は、8-11月はシラス漁に用いられますが、その後は漁具を変えて、季節ごとにタコ・サヨリ・コウナゴ等を取ります。
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スタふくのメンバーと、記念撮影。現役の漁師さん(左端)がつきっきりで、僚船が今、何をやっているか、次に何をするかを解説していただいたので、どういう手順でシラスを探して、追い込んでいくのか、知ることができました。僚船とともに魚を探し、網の位置を決めていくわけです。
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どのような漁具を使って、どんな手順で漁をしていくのか、実際の漁をしているところを見せていただきながら解説いただきます。これは漁がはじめてのわれわれにも、とても分りやすかったです。フリップを用意頂いた漁師の娘さんに感謝です。
引網:船と網をつなぐ網
袖網:魚を寄せ集める網。網目が大きい
浮き:網全体を海中に浮かせる役目
どんじり:網の先端に取り付けられる魚が漁獲される袋。網目が最も細かい。
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漁場に近くなると、各種電子機器がフル稼働します。
・魚群探知機:聴音波で、海底までの距離だけでなく、近隣に魚群がいるかどうかをカラーモニターで知らせます。3種類の聴音波を駆使することにより、魚の大きさ、魚種をも、ほぼ特定することができます。
・GPS:地上のGPSと同様、現在位置を示します。海には目標がないので、重宝です。特に、根掛かりしてしまう要注意の岩礁等の位置をGPSにメモリーさせておけば、それを回避することができます。
・レーダー:近隣の水面に他の船がいるかどうか、その大きさ、距離を把握することができます。特に夜や視界が悪いときに威力を発揮します。

驚きは装備品の価格です。上記3つの装備だけで数百万円、FRPの船本体もさらに高額、エンジンはもっと高額だそうで、総額4千万円ということも珍しくないとのこと。潮風にあたり電子機器は更新が必要でしょうし、エンジンは数千時間の運転で定期メンテナンスが必要です。そういう意味で、変動費は低いものの初期投資が非常に大きく、漁場の免許制度もあり、新規参入者にとってハードルが高い業界です。

漁場が近くなると、僚船と自船の魚探情報のやりとりをして、シラスの群れ(この時期は海底近くにいることが多い)がどの位置にいるか特定します。なぜなら魚探は船の真下の情報しか取れないため、あたりを走り回って正確にシラスのいる位置を特定する必要があるからです。もっとも、いくら情報を得て、網をいれても、必ずしも期待した成果がでるかどうかは全く別の話だそうです。
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網を入れる場所を決めたら、後は巻き上げるまで天任せです。このときの漁師さんの表情が、とても良いんです。期待と不安、自信と充実感が混じった感じといえば、いいのでしょうか。

今回は1回を網を入れただけで、3箱分のシラスが獲れました。1箱25-30kg相当とすると、100kg近い漁獲です。1回だけですが、これはなかなかない、大漁といっていいレベルだそうです。ただ同じ漁場では、魚を捕りきってしまうこともあるそうで、次の網は新たに漁場を探し始めなくてはならないこともあります。
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通常であればシラスの加工業者に近い勿来港に水揚げするのですが、今回は市場への流通が目的ではないので最寄りの沼之内港で水揚げです。現在、岸壁の修復中です。屋根がある港は少ないので、助かります。
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漁師さん総出で水揚げをします。今回は網1回分、3箱だけですが、漁師さんの充実した表情が忘れられません。シラスは(時期によりますが)500-700円/kgで取引されるそうです。とすると、1回の網で600円/kg×25kg×3箱=45,000円です。単純計算ですが、15回網を入れれば67万円となります。今日は、休漁期間が長いことや、1回しか網を入れず魚群を探す手間がなかったこと等の好条件ではありますが、船曳漁は基本的に船長と船方の2人で行うことを考えれば、高収入(の可能性がある)といって良いでしょう。なお、ボウズ(まったくお魚がかからない)の日や、時化で漁に出られない日もあるということを付け加えておきます。
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15分前まで泳いでいた、取れたてのシラスです。透明できれいです。潮の香りがして、美味しそう。なお数ヶ月前から、サンプル調査しているシラスの放射線量(ベクレル量)は検出限界値未満を続けています。にもかかわらず、(近隣の茨城産の)シラスを築地市場に持って行きセリにかけたところ、入札者ゼロ。値段がつかなかったそうです。科学的にベクレル検査ができることはやっているだけに、人の頭の中を汚染している風評被害の深さを感じます。
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今回のシラス漁には、NHKの取材が来ていて、全国版のTVニュースに放送されました。
<NHK報道は、コチラ>
私も、27-29秒の約2秒間、画面中央の黒い帽子の男として写っています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130824/k10014004401000.html
 
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陸に上がってからは、現役の漁師さんにロープワークを教えてもらいました。教えてもらったのは、壁結びともやい結び(海軍結び)の2種類です。できあがりは同じなのですが、漁師さんによって持ち方ややり方が違うので、初心者は混乱しましたが、何とか2種類をマスターすることができました。
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難しい方のもやい結びをマスターして、私もついドヤ顔になってしまいました。もやい結びは日常生活のいろいろな場面にも応用できそうです。漁師さんはこのロープワークを10種類以上も使い分けながら(しかも迅速に大量に)、漁をするそうです。
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今回、漁船に乗せていただきシラス漁の現場を見せて頂きました。また水揚げ後のシラスがどのように価格が決まり、その後加工業者に運ばれて、流通していくかもお話いただくことができました。百聞は一見にしかずといいますが、まさにその通りだと思います。このような機会を与えて下さった関係者の皆様方に感謝いたします。

それにしても感じるのは、漁師さんの憤りです。放射線量に関する知識も新たに付け、考えられうるあらゆるベクレル検査をし、ND(検出限界値未満)を継続しているにもかかわらず、セリでは値が付かない。最終的には消費者の理解・自己責任の判断に委ねるしかないと、頭でわかっていても手のうちようがないという現状です。まずは試験操業が開始され、消費者の一定の評価が得られることを衷心から願っています。

東京証券取引所 親子経済教室

東京証券取引所の親子経済教室に参加しました。東証アローズ(昔の立会場、今の証券監視場)の見学と、株式取引の疑似体験をするというプログラムです。夏休み期間中ということもあり、小学校4-6年生のお子さんと保護者(主にお母さん)連れが対象です。会場には50組が参加し、満席でした。

これは東証がCSR(Corporate Socirty Responsibility: 企業の社会的責任)の一貫として、無料で開催しているものです。東証内で行われているだけでなく。出前授業・講師派遣も行っています。
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メインディッシュは、やはり株式売買ゲームです。各テーブル4-5人に対して、東証スタッフがディーラーとして1人ついてくれます。持ち金1万円を、10ターンの株式売買を繰り返し、最終的に持ち金が最大になった人が勝ち、というゲームです。
・当初持ち金は、1万円
・株式売買ターンは、10回
・株式は、エース自動車・ビオンスーパー、シロクロの3種類のみ
・1ターンは、①経済ニュースの発表、②それを踏まえて、株価の上下を予想、③手持ち現金で株を購入&手持ち株を売却、④株価発表、⑤経済ニュースと株価上下の因果関係の解説、この①-⑤を繰り返します。
・4ターンと8ターン目に、人生カードを引き、偶発的な利益、損失を受ける

エース自動車:国内だけでなく米・中などの海外売上が多い自動車メーカ-(おそらく、トヨタ自動車モデル)。
ビオンスーパー:食料を中心に郊外型大型店舗を展開する、スーパー(おそらく、イオンがモデル)
シロクロ:中国で生産し、日本で販売するアパレル(おそらく、ユニクロがモデル)

例えば、こんな例で進みます。
①ニュース:中国での工場労働者の賃金が上昇し、好景気です。
②それぞれが株価への影響を考える
③ディーラーを通して、株式売買
④株価上下の発表:エース自動車UP、ビオンStay、シロクロDown
⑤解説:中国の好景気に伴い、個人所得増となり各種購買層が拡大。自動車購入層も増え、中国に輸出しているエース自動車の販売増。それにともなって株価上昇。中国の工場労働者の賃金上昇は、中国の生産コストアップとなる。中国から衣料を輸入するシロクロにとって、売上原価アップは、利益減につながり、株価が下がる。

秀逸なのは⑤です。実際に、「トヨタ自動車」「ユニクロ」で過去に起きた事象に対する報道(実際の日経新聞)をスクリーンに映し、賃金上昇がどのように業績に影響したかを、東証のスタッフが解説してくれることです。これは、言葉遣いは子ども向けとはいえ、非常に実証的な説明でした。また自分なりに推論をし、因果関係を予想し、その結果(手持ち現金の増減)を自ら受入れるというプロセスは、何よりも良い投資の勉強なのではないでしょうか。

最終的には、持ち金の多寡で優勝を競うのですが、優勝者は持ち金を15倍に増やしていました。優勝者には東証のマグカップが景品として授与されました。とてもアグレッシブな子、保守的な子、深く考え込んでしまう子、投資スタイルにそれぞれの個性が見えて興味深かったです。
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株式売買ゲームで株価の上下の仕組みを学んだ後は、東証の歴史を学びます。昔日の立会場の写真や、大発会・大納会・新規上場の際に鳴らす鐘について、東証スタッフから説明を受け、適宜質疑応答をしました。子どもからの質問は、意外性があっておもしろいです。
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こちらがその鐘。以前は、毎日の取引開始と取引終了の度に鳴らしていたそうですが、現在は上記イベントのみに使われているそうです。
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昔日の東証の売買立会場も見学させていただきました。
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刻々と変化する株価ボードを実際に見て、世界から売り注文・買い注文が来る(一日、数兆円が売買)証券取引所というものを感じることができるのではないでしょうか。
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付随して設置されている資料館では、(現在ほとんど発行されていない)株券の現物や、まだ人が立会いをやっていた時代の、符丁や売買代金決済の資料、会員名簿等の資料が展示されています。
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日本国債、利付き国債の現物です。私は、監査法人に勤務していたときは期末に現金実査として、3/31に会社を訪問し、金庫の中にある現金、株券等の枚数を実際に数えることをしていました。ただ、なかなか国債の現物を見る機会がなかったので、個人的には昔日の国債現物を見ることができ、感激です。
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株券コーナーには、いわきの生んだ偉人の一人である、星一が興した「星製薬株式会社」の株券が保管されていました。業界のインナーサークルや保身を図る官吏と対峙し、消費者利益の拡大に邁進した方です。裸一貫から一代を築きあげた人生は、海賊と呼ばれた男の、出光佐三さんを想起させてくれます。残念ながら、すでに消滅してしまった会社なので、株券現物を拝むことはないんだろうなあと思っていただけに、現物を見ることができ、これまた感激です。

<人民は弱し官吏は強しについては、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/27866180.html
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いわき市公債残高

いわき市の地方債残高は、いったいどのくらいはご存じでしょうか。よく語られるのは、一般会計での地方債残高で約1,200億円です。それは、市の市税収入440億円の2.7倍、一般会計歳入総額1,840億円の0.7倍に相当します。これは、今すぐに破綻もしくは財政再建団体に指定されるような悪い財務内容ではありませんが、楽観視できる借入水準ではありません。

ただ上記は、一般会計ベースだけのものであり、市が行う特別会計等の地方債残高を加えると、2,450億円に達するものとなります。その内訳は、51%が一般会計、29%が下水道会計、13%が水道事業会計となっています。上下水道整備に関する債務だけで1,000億円を越え、市内のインフラ整備が多額の借金で贖われていることがわかります。
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<出典:平成25年度予算書より作成>

一般会計債務に匹敵する、上下水道のインフラ整備のための公債残高の意味するところは、いわき市内に敷設するインフラ投資負担が重いことを意味します。市域が広いことだけをもってその理由とはできません。今後、より効果的なインフラの更新投資に注力することにより、効果的な予算の配分をすることになるでしょう。それはインフラの兵站を伸ばしきることではなく、機関路線を太く安全にし、効果的なサービスにより実現することができます。

健康保険税

いわき市の国民保険料(税)のが高い!という声をよく耳にします。その仕組みがわかりにくいのですが、結論からいうと、それは本当です。いわき市の同税の負担率(例:所得割の料率は14.1%)は、41ある中核市のなかで上位1/4に入っています(計算のベースが異なる4市を除く)。その主な要因は、いわき市民がより多くの医療費支出をしているためです。福島県内13市のなかではもっとも多額の一人当たり医療費を使っているのです。

一人当たり医療費(単位:円/人)
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<出典:平成23年度 医療費比較(県内13市)より作成>

国民健康保険は、相互扶助(助け合い)の精神に基づき創設されたものです。加入対象は自営業や農家等で市内では5万世帯あるといわれています。これらの方々が「共助」の精神で医療費を負担し合うわけです(国が面倒をみる「公助」ではありません)。なお会社員(及びその扶養家族)等は、会社の社会保険に加入しているので、市の健保財政の対象外です。

なお、国保の計算方法は、以下の4つを組み合わせて、その合計で行われます。複雑ですね。
区分内容基礎課税額

後期高齢者

支援金等課税額

介護納付金

課税額

 所得割額

 平成24年分(平成24年1月~12月)

の総所得金額等に対して

 8.7% 2.9% 2.5%
 資産割額

 平成25年度分の土地・家屋の

固定資産税額に対して

 9.0% 3.0% 2.0%
 均等割額

 加入者1人につき
※介護納付金課税額は、40歳

以上65歳未満の方1人につき

 21,400円 7,900円 6,400円
 平等割額 1世帯につき 23,800円 5,800円 6,300円
国民健康保険は地域保険(いわき市全体でひとつのお財布)です。毎年、特別会計という勘定で、市民が支払った保険税と国からの補助金等を収入、医療機関からのレセプトに基づいて支払ったものを支出として決算を行います。それがバランスするように税率等を決めています。したがって市区町村(保険者)ごとに税率や、課税限度額が異なります。また毎年、市民がお医者さんにかかったときの医療費が高ければ、不足分が発生し、必然的に国保税も高くなります。いわき市の国保加入者1人当たりの年間医療費は全国平均よりも高く、県内の他市と比較しても高額になっています。医療費が増加すれば、国保税額も上がり、加入者の負担が大きくなるわけです。

では、どうしていわき市の一人当たり医療費が他市よりも多いのか(たくさん医療費を使うのか)という疑問があります。個人によっては、この数年医者にかかったことがない!という方もおられると思いますが、いわき市民平均では、34万円近い医療費(10割分)がかかっています。それも10年前の約1.5倍に増え続けているんです。

いわき市の一人当たり医療費の推移(単位:円/人)
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 一般的に、医療費が高額となる傾向の要因として、医師にかかりやすい環境にあることといわれています。すなわち町医者が近隣にあること、高度医療が受けられる病院があることです。その意味では、いわき市はよい環境にあるということもできます。ただ、健康保険税の料率負担を減らすには、一人当たり医療費を減らすしか方法はありません。一人一人が「共助」であることを認識し、予防医学によって健康維持に努めることによってしか、健康保険税の料率低減は望めないのです。


<よく聞かれる質問>
Q 双葉郡の避難者がたくさん医療費を使うので、いわき市の健保財政を悪化させているのではないか。
A 他市に住民票がある方は、そちらの医療費勘定から医療機関に支払われるので、いわき市の健保財政には関係ありません。

Q 転勤で他市からいわき市に来たが、健康保険負担が重くなったような気がする。いわき市の料率が他市より高く設定しているからではないか。
A 会社勤務者は会社の健康保険に加入しているため、いわき市の健康保険税の料率は無関係です。

Q いわき市の一人あたり医療費が高いのは、医師が報酬単価の高い医療をしているからではないか。不要不急の医療を続けているからではないのか。
A 医療現場が適切な医療をしているかどうかは、医療の質の問題であり、自治体の健保財政の範囲を超えていると思います。

Q せっかく多額の保険税を払っているのだから、たくさん診療を受け、たくさん薬をもらったほうが得ではないか。
A  扶助に関するモラルの問題だと思います。もし全員が同じ行動をとれば、翌年の保険税料率は間違いなく跳ね上がるでしょう。

藻谷浩介氏からいわきへの提案

デフレの正体で有名な藻谷浩介氏の勉強会に出席してきました。タイトルは「いわきの将来を見据え、中小企業の生き残りを考える」です。氏は、著書で、経済は人口の波、すなわち人口動態統計を基礎として動くことを主張されている方です。伝統的な経済学者から痛烈に批判されている面もありますが、生産人口の減少及び後期高齢者の激増という現状から、国民総所得の減少に因果関係を見いだそうという視点には、市民感覚として納得感があります。辛辣というのでしょうか、率直な物言いの姿勢は、人によってはラディカルなイメージを持たれるかもしれません。
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人口動態という事実、そして国立社会保障・人口問題研究所の確度の高い年齢別人口予測に基づき、過去・現在・将来の消費動向を分析していきます。氏の主張の根幹は、生産年齢人口が付加価値活動の中心であるのとともに、消費を牽引していくのに対し、65才以上は付加価値活動が衰え、消費もあまりしない。75才以上は医療・介護サービスを受ける量が激増する。したがって、老齢化比率が3割とか4割になれば域内総生産は減少する、という(当たり前の)ことをベースとしています。大事なのは、それを踏まえた上で国のあり方、すなわち具体的には注力すべき産業形態や必要発電量、さらには教育政策をを再考しましょう、ということをいっておられる点です。

いわきに関しては、復興バブルといわれ、3年から5年は復興建設需要が旺盛にあることが見込まれますが、これは国の復興予算に裏付けられたものであり、長期的に持続的できるものではありません。またこのような大震災が、他地域(南海トラフ地震・富士山噴火・桜島噴火による津波)で、数年内で発生したら、注力すべきはそちらの復旧復興となり、いわきの復興のことなど忘れ去られてしまうことでしょう。
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藻谷氏のいわき市に対する処方箋は、次の4点です。これらの施策も、今だから有効だが、他都市に先んじなければ、他に持って行かれる可能性が高いともおっしゃっていました。

1. 双葉郡からの避難者を(若者も含めて)全員受入れる
現在、いわき市は双葉郡等から被災者住民の一部を受入れているが、その多くは高齢者である。若者の多くは東京に避難してしまっている。高齢者は労働による付加価値を生まず、消費も若者に比べて少ない、かつ今後医療サービス・介護サービス発生により、市の将来の重い負担となることは必至である。したがって(事実上)高齢者ばかりを受入れている現状施策は最悪の結果を生むであろう。受入れるのであれば、広く若者=生産年齢人口のほうを取り込むべき。冒頭の説明のとおり、域内総生産を増やすためには、生産年齢人口の増加が大きな要因を占める。そのための住宅用地提供等をはじめとする環境整備に、市の政策は注力すべき。

2. 福島第一原発(及び事故関連遺構)を教育観光の拠点にする
良くも悪くも、福島第一原発の名前は日本だけでなく、全世界に行き渡っている。安全性が確保されるのであれば、現物をぜひ見たいという、教育観光ニーズは世界の高所得者層に多い。そのニーズにきちんと応え、いわきの産業の中核のひとつとし、それが他の産業にも好影響となる。

<震災遺構については、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/30148007.html

3. 国営の放射線医療研究所をいわきに作らせる
1Fからの距離を考えれば、放射線医療研究所の建設適地はいわき市であろう。しかし手をこまねいていては、東京から新幹線による日帰り可能で、かつ県庁所在地に近い郡山市か福島市に建設されるであろうことは想像に難くない。いわきに誘致を実現するには政府に対する強力なロビイイング活動と、東京からの鉄道アクセスの向上(上野6:00am発、いわき22:00発のスーパースーパーひたちの便)が必須。

4.自然エネルギー比率を上げ、自然エネルギー先進都市となる
福島県に原発稼働はもはやありえない。水力発電や太陽光発電、風量発電等の自然エネルギー発電の比率を、圧倒的に上げ、自然エネルギー先進都市となる。そのための研究開発を、いわきの産業にしていく。

これらの藻谷氏の提言の多くは、すでに私の「いわき夢プラン」で提案済みです。自分の方向性が合っていることが確認できてよかったのですが、キモはその提案を早く実行に移すこと、そして走りながら修正し、政策目的達成するまで見届けることです。東京から見た素晴らしい分析や施策提案は、これまでにも震災以前からたくさんありました。そしてそれらの多くは、「できたらいいねえ」「それは理想論で、現実には難しいかな」といわれ放置され続けてました。放置される原因は、提案者=実行責任者でなく、いわき在住の担当者が実行のステップにつまずく(可能性があると)責任回避のため、手つかずになってしまうからです。自分は、そのような外部からの提案の趣旨を理解し、いわきにいて逃げずに、仮に実行段階で少々つまずいても、修正を加えながら趣旨が貫徹するまで、見届ける、ということをしていきたい。

<いわき夢プランについては、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/29109446.html

 

人民は弱し官吏は強し 星新一著

星一は、いわきの偉人の一人です。当時、東洋一といわれた製薬会社を興し、ひたすら消費者便益の拡大のため奔走し、官僚や同業他社の陰湿ないじめにめげずに活動した事業家です。その生涯を、実の息子である星新一(ショートショートで有名)が書き綴った著書です。

<あらすじ>
明治末、12年間の米国留学から帰った星一は製薬会社を興した。日本で初めてモルヒネの精製に成功するなど事業は飛躍的に発展したが、星の自由な物の考え方は、保身第一の官僚たちの反感を買った。陰湿な政争に巻きこまれ、官憲の執拗きわまる妨害をうけ、会社はしだいに窮地に追いこまれる……。最後まで屈服することなく腐敗した官僚組織と闘い続けた父の姿を愛情をこめて描く。

<星一 歴史資料館は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/38382203.html
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言うまでも無く星新一はショートショートの第一人者ですが、本書はそれらとは趣を変えた、星の父親を描いた一代記です。星一の事業的は、国家権力に翻弄され、結局破産してしまうのですが、それにいたるまでの、実に陰惨な官憲からの圧力によって窮地に追い込まれたことを知り、衝撃を覚えました。「人民は弱し官吏は強し」というタイトルに、無念さがにじみ出ています。現代に星製薬はなくなってしまいましたが、星一の意思を継いだ星薬科大学が残されています。なお、このような権威を嵩に着たものによる陰湿な行為とほとんど同じ事が、「海賊と呼ばれた男」(出光佐三の伝記)でも書かれています。同類同士のインナーサークルによって物事を決め、多様性を認めず異質なものを排除するのは、日本人のよくない面のひとつです。

<海賊と呼ばれた男については、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/27665170.html

星一と出光佐三との共通点は2つあります。一つ目は、一般消費者のためになる事業を命をかけてやってきたという点です。そして、2つ目はそれが最終的に日本国家のためになるという信念をもっていた点です。そのために、邪魔立てする官憲や利権に群がる小人には目もくれず、あるべき道を突き進みました。現代で、前者を実現している経営者はいるでしょうが、後者の信念を持つ会社・経営者はどれほどあるのでしょうか。明治人・戦前の日本人の芯の強さを再認識した次第です。
 
<参考>
先日、東京証券取引所の資料展示室を訪れた時に、星一が創設した「星製薬株式会社」の株券を発券しました。こんな場所で、星一の足跡を確認することができ、感無量です。
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新公会計制度 東京都

公会計制度について、今、日本で一番先進的なのは東京都です。石原都知事が推進していた公会計制度改革路線を、猪瀬新知事が継承しています。その真意は東京都世界一の都市にしたいという、東京モデルの構築にあります。

東京都は全国に先駆け、本格的な複式簿記・発生主義会計による新公会計制度を平成18年度に導入しました。これにより、正確なストック情報やコスト情報に基づく財務諸表を作成し、事業評価を行い予算編成に活用しています。現在の東京都の新公会計制度は、日本公認会計士協会の協力を得て、日本の自治体初の会計基準となる「東京都会計基準」を策定し、本格的な複式簿記・発生主義会計を導入したものであり、次の点に資するという特徴を有しています。
1. 企業会計に準じた理解しやすい財務諸表の構成
2. 日々仕訳による正確で迅速な財務諸表の作成
3. 固定資産情報の整備による資産管理の正確性の向上
4. 財務会計システムによる複式簿記業務支援
5. 議会への報告、財務運営 

東京都の新公会計制度の導入は、国や全国の自治体に大きな影響を与えました。平成21年度には大阪府の橋下知事が都と連携して新公会計制度の導入を表明し、都も協力して準備を進め、平成24年度から本格運用を始めました。現在、東京都会計基準に準じた会計基準を策定し、都と同様の新公会計制度を採用する自治体は、大阪府の他、新潟県、愛知県、東京都町田市、大阪市、東京都江戸川区、大阪府吹田市の8団体です(平成25年6月現在、採用予定を含む)。さらに財務省も都の事例を参考に、会計処理1件ごとに仕訳を行うシステムを平成23年度から導入しました(民間企業では、当たり前過ぎますが)。

一方、全国自治体の多くは、総務省方式改訂モデルを採用し、決算組替方式※による財務諸表の作成にとどまっています(いわき市もこれに含まれます)。 これは、全国標準となる会計基準がなく、また複式簿記の導入に対する環境整備が整っていないことによります。また財務諸表(らしきもの)を作れ、という要請を受けて、その意図するところも知らされず作っているため、できた財務諸表(らしきもの)が何の役にも立っていない現状があります。本来、この問題は総務省が責任を持ってリードし解決していかなければならないものです。ただ総務省が、デメリットだけが目立つ総務省方式にこだわるなら、その考え方を東京都主導であらためて欲しいと思います。

※現在、自治体が採用している単式簿記・現金大福帳をそのまま使うモデルです。さらに追加の工数をかけて組み替えて、財務諸表らしきものを作るやり方です。現状の仕組みをそのまま使えるという利点があるものの、組み替えが入る分だけ、複式簿記の特徴である取引の追跡性が失われ、 多大かつ不毛な組み替えコストが発生するというデメリットがあります。(ドリルダウンというのですが)特定の勘定の取引を、システム上追跡できないので、(現場を知らない)全くの欠陥システムといって過言ではありません。個人的な意見ですが、そんな重複コストをかけるなら、民間企業で十分に確立されている複式簿記をそのまま導入する方が、はるかに安価かつメリットを享受することができます。

東京都は、そのような総務省の動きを待つことなく、他の先進自治体と連携し、都の新公会計制度の有効性を全国に向けて発信しています。
1. 新公会計制度普及促進連絡会議
都と同様の新公会計制度を採用する自治体とともに、新公会計制度普及促進連絡会議を立ち上げ、全国自治体へ向け、経営ツールとしての新公会計制度を紹介しています。
2. 固定資産台帳整備の指針作成
新公会計制度導入に当たっての実務的な重要論点は、固定資産台帳の整備です。特に、従前から台帳管理されてこなかった道路等のインフラ資産の取得原価が最大の課題で、この調査が自治体の大きな負担です。このため、東京都では都内の区市町村と共同で研究を進め、台帳整備を適切かつ効率的に進めるための指針である「固定資産台帳整備の基本手順」を作成、発表しています。
http://www.kaikeikanri.metro.tokyo.jp/kihontejun.pdf 

この基本手順は、都内自治体向けにインフラ資産等の価格を円滑に推計する手順を示したものですが、都外の自治体で利用する場合の補足も加えており、今後(いわき市を含む)全国の自治体で活用されていくことが期待されます。

公会計制度改革は、2000年前後から始まり、かれこれもう10年以上経ちます。もう学者や官僚の神学論争はこのへんでやめてほしい。政策決定のために役に立つ経営情報を提供するために資するシステムにしていかなければ、途方もない額の血税が、効果の薄い施策に投入されることになりかねません。


<参考>
 1 都におけるこれまでの財務諸表作成の取組とその限界 
 「機能するバランスシート」という名称で、官庁会計方式による決算数値を組み替えて財務諸表を作成
 財務諸表の作成に時間がかかる、個別事業ごとに財務諸表を作成することが困難等の限界


 2 都の新たな公会計制度の導入の取組
 

都の新たな公会計制度とは

 現行の官庁会計に、複式簿記・発生主義会計の考え方を加味   
 システムにより、日々の会計処理の段階から複式簿記の処理を行い、財務諸表を作成

 経緯

  平成14年 5月   石原都知事による複式簿記・発生主義会計導入の表明
  平成17年 8月   東京都会計基準の策定・発表
  平成18年 3月   新財務会計システムの稼働
  平成18年 4月   新公会計制度の導入

 3 都の新たな公会計制度の特徴

 東京都会計基準:行政の特質を考慮した会計基準
 新財務会計システム:複式情報の入力により自動的にデータを蓄積し、財務諸表を作成
 

       
<出典:東京都HPより> 

人間にとって成熟とは何か 曽野綾子著

「もっと尊敬されたい」-この思いが自分も他人も不幸にする-。このサブタイトルを見て、俳優の高倉健の「あなたに褒められたくて」を想起しました。 著者はカトリック教徒で、女流文学賞・正論大賞・日本芸術院恩賜賞・日本放送協会放送文化賞・吉川英治文化賞・読売国際協力賞・文化功労者・菊池寛賞等の数々の文学賞を得ている文筆家です。その一方、1995年-2005年に日本財団会長職、2009年からは日本郵政社外取締役に就任し、社会貢献の分野にも活動範囲を広げている方です。
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「憎む相手からも人は学べる」
(以下、引用です)震災後に改めて絆の大切さがわかったという言葉を、いい年をした大人の口から聞くと、白けた気持ちになる。自分が親だけでなく、友人にも、日本という国家を作り続けてきたまだ会ったこともない社会のどこかで働く他人によっても、育てられ、助けられてきたという自覚がない方がおかしい。大震災があったから、初めて人間は他人と常日頃から深い繋がりを持たねばならない、と自覚したとしたら、あまりに幼いが、功利的だ。
絆の基本は、家族が普段から心を掛け合うこと以外にない。もちろん友人も職場の人間関係も大切だが、親子兄弟の繋がりを断って置いて、今更「絆が大切」もないものだ。

品を保つということは、一人で人生を戦うことなのだろう。自分を失わずに、誰とでも穏やかに心を開いて会話でき、相手と同感するところと、拒否すべき点とを明確に見極め、その中にあって流されないことである。この姿勢を保つには、その人自身が、川の流れの中に立つ杭のようでなければならない。この自立の精神がない人は、つまり自由人ではない。

人生では、老人にとっても若者にとっても、先進国に住む人にとっても途上国の貧しい暮らしをする人でも、安心して暮らせるという情況は決してないのだ。人生は、常に問題が続いて当たり前だし、不足と思うことがあって当然なのだ。むしろそれが人生の重さの実感だとして、深く感謝すべきなのである。

日本人の心情、無難な生き方を求める姿勢の中に、目立たないという条件があることをこの頃、私は感じるようになった。目立たないということは、称賛も受けにくいが、つまり非難される要素だけは取り除くという守りの姿勢である。今の日本人には、この卑怯な姿勢がいたるところに見える。 

著書のベースとなっているのは、キリスト教(カトリック)の、神の前には人間世界の地位や名誉や財産など全く無意味なものだという意識付けと、アフリカ難民支援で培われた不都合な現実、諸行無常感だと思います。このベースを元に、それぞれの個人は諸行無常感を持ちつつも、自分の考えを持ち、他人に流されず行動する、そのために、うわべだけの絆でなく、個人としての品格、能力を備えるべきと主張しているようです。

正直、全章にわたって一貫したテーマで語られているわけでないので、新書にかかわらず、読みにくかったです。この方、文筆家なのに何をいいたいの?と感じてしまうところもありました(私の読解能力が低いのでしょう)。終わってみれば、保守論客と聞いていましたが、なかなか声高に言えることでもない事柄を、キリスト教+独自の視点で、分析されていて納得のいくものでした。

朝小サマースクール

朝日小学生新聞主催の「朝小サマースクール in 昭和女子大学」に参加しました。朝小サマースクールとは、朝日小学生新聞主催の夏休み中に開催されるイベントで、協賛会社が提供するワークショップを中心に、夏休みの自由研究になるよう親子でいろいろな体験をしながら学習できるイベントです。基本的に朝日小学生新聞の愛読者が対象になっているようです。
http://www.asagaku.com/kokoku/summerschool2013/img/summerschool2013.pdf 

・DINO-A-LIVE
全長6mのアロサウルスが、会場を縦横無尽に歩き回り、暴れ、吠え、時に噛みつく!今までどこにもなかった驚異の恐竜ライブ、DINO-A-LIVE in 昭和女子大学です。

<アロサウルスが動く動画は、コチラ>
http://youtu.be/WLCWBjS_mys
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けっこう機敏に動くアロサウルス。飼育員(という設定)を食べようとしています。飼育員も迫真の演技です。子ども達は、キャーキャー大歓声中。
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ついに観客の一人が捕食され、食べられてしまいました(笑)。大迫力で怖いことは怖いのですが、拍手やかけ声に、尾を振って応えてくれるというおちゃめな面もありました。20分のショータイムでしたが、これは大満足です。
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・JTBのブース
JTBでは、「アウトオブキッザニアinすみだ」という事業を手がけていて、その一部紹介を兼ねた、体験型のイベントでした。それは墨田区の町工場を、子ども達が見学し、モノつくりを実体験してもらおうというものです。一般の学習体験型施設と異なるのは、ホンモノであること、すなわち実業としての町工場であり、熟練技術者の声を聞き、教えてもらうことができるという本格的なものです。 
http://tabi-iku.jtbbwt.com/tokushu/kidzania/d1.php
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今回は、浜野製作所という板金加工メーカーの技術者に派遣いただき、リベット打ちを体験することになりました。ステンレス加工された東京スカイツリーの部品(これも浜野製作所で切り出したもの)を、リベッターで組み立てていくものです。ホンモノの機会に子ども達は、たじたじです。

http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1308/12/news015.html
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実際にやってみると、面白い!少しずつ組み立てていくのですが、東京スカイツリーの形になっていくのが分ります。機会あればぜひ現地工場で体験したいと思いました。
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・公認会計士協会のブース
子どもたちの電卓の早打ちコンテストをやっていました。対戦するのは現役の公認会計士!もちろんハンデはあるのですが、意外に電卓を正確に早打ちするのって、難しいんですよ。私もマイ電卓なら、それこそ数百回足し引きしてもミスしない自信はありますが、他人の電卓では10回でも自信がありません。
偶然ですが、教えていたのは監査法人の後輩でした。今は外務省に出向していて、今日はボランティアで参加とのこと。しばし昔語りをして旧交を温めました。
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 ・昭和女子大学の学食
こんな機会でもないと、女子大に入ることなどないでしょう。学食はさすが女子大、きれいなカフェテリアでした。
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エベレストの女性初登頂した登山家の田部井淳子氏がOBだそうで、いくつか写真が掲示されていました。
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・JAXAのブース
宇宙服の展示&着せ替え体験していました。
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・大塚製薬のブース
子どもの成長には「腸育」が大事、ということで毎日通便することの大切さを講義しました。ちなみに東京都のこどもは全国2番目に便通が悪いそうです。繊維を取ることが大切ということで、繊維が多い食べ物の勝ち抜きクイズ大会をやりました。
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身近な野菜を使ってのアート製作。大塚製薬の製品「ファイブミニ」のプレゼントあり。
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・朝小新聞のブース
さすが、本業が新聞だけあって、小学校の学年ごとにマンガや文章問題が用意され、楽しみながら解答させていました。さりげなく「今解き教室」等の朝小新聞から移行してほしい商品が並べられているところが、うまい。
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朝小新聞購読者対象の無料セミナーですが、内容盛りだくさんで、内容の質もとても良かったと思います。人数制限しているせいもあってそれほどの混雑もなく、運営もうまくいっていると思います。7桁では収まらない開催経費がかかっていると思われますが、本当に無料でいいの?申し訳ないと思わせるほどで、毎日の充実した記事に加え、このような読者サービスから、朝小新聞の読者(主に小学生中高学年)の旺盛な知識欲に応えたいという姿勢を強く感じました。
 

マンゴー

マンゴー、好きです。果物の中で、1.2を争うくらい愛しています。10年前にフィリピンのセブ島に行ったときに、マンゴーが安価で、とても美味しいことを知り、それ以来日本でのフィリピン産のペリカンマンゴーを機会あるごとに食べています。マンゴーは本来500以上の品種があり、インド・メキシコ・フィリピン・タイ・オーストラリア・台湾等が主な生産国で、日本で販売されているマンゴーの多くが輸入もので、輸入物の中で最も一般的なのが、フィリピン産のペリカンマンゴーです。外観は黄色く、ペリカンのクチバシに形が似ています。なお、ジェトロによると2009年ベースでの、輸入は11,103トンで、国内収穫量が2,822トンとなっており、国内流通量の約8割が輸入物となっています。「2010年度(平成22年)輸入青果物統計資料」によると、日本は10カ国以上から23品種のマンゴーを輸入しているんです。意外でしたが輸入量第一位がメキシコ産なんですね。
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流通量の2割を占める国内産では沖縄県・宮崎県・鹿児島県等で主に栽培されています。現在の国内生産量3,400トンのうち、半分が沖縄県、さらに宮崎県と鹿児島県を加えると、全国の9割近い生産を占めています。なお、日本での栽培の96%がアップルマンゴーという種類です。日本では露地栽培により果実を実らせることが難しいため、農家ではビニールハウス栽培を採用しているそうです。
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<出典:農林水産省 特産果樹生産出荷実績調査より加工>

国内産は比較的高額ですが、スーパーで(安いときには)1個100円から買えるマンゴーです。とても美味しいマンゴーですが、マンゴーはウルシに似た物質が含まれており、手づかみでほおばると、痒くなってくるのが玉に傷です。それがまた魅力でもあるのですが。

スーパーグローバルハイスクール(SGH)

文部科学省は来年春から、海外でも活躍できるグローバルな人材を育てるため、先進的な高校を「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」に指定して支援することになりました。政府の「教育再生実行会議」の「大学教育などのあり方」に関する提言がベースとなっており、外国語教育に熱心な高校をSGHに指定し、支援を強化するものです。世界で活躍できる人材の輩出を目指してまず2014年度に全国100校が指定され、これらは学習指導要領によらない教育ができる「指定校」の扱いを受けられます。

具体的には、下記要件を満たす高校が指定される見込みのようです。
1. 英語教育を重視したカリキュラムを実施
2. 英語を母国語とする教員を採用
3. 海外留学の実績
1は当然として、2もALT採用等によりクリア可能です。3についても短期留学等も含めれば、多くの学校が対象になるでしょう。

もとより海外に目を向けた教育制度に異論はありません。私は諸手を挙げて賛成するグループに入ります。しかし、施策の実現に向けては個人的には非常に違和感があります。
・これまでの科学重視のスーパーサイエンススクール(SSH)、英語重視のスーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール」(SELHi=セルハイ)事業何が違うのか、それら過去の施策の巧拙の総括を行っているのか
・日本の大学入試制度がペーパー重視だから、高校の学習指導方法や私塾もそれに合わせざるを得ない現状がある。文科省が単に、グローバル高を指定し予算化しただけではグローバル人材が育たない(施策の内容と、目的が合致していない)
・海外大学進学のためには、現在の高校の学習指導要綱、教員資格制度の多くは役に立たない。文科省にそこまで、既存の制度を壊す意図があるとは思えない。
・過去にも指摘されてきたことだが、教える教員側がグローバル視点を持っていないのに、そのような人達が未来ある高校生に対して意識付けができるのか

課題は多くありますが、事実としてSSHには毎年20億円以上の予算が投入されています。現在200校あまりが指定されている(福島県内では、磐城高校を含む3校)ことを考えると、単純に1校あたり1,000万円以上が毎年配分されている計算になります。これにより、学校内のLAN設備やサーバー等が設置できたと聞いています。単に予算の追加配分なので予備的な設備がが柔軟に購入できただけという現場の声も聞こえてきますが、制度は役にたっていることは事実です。 

母校である磐城高校は、海外大学との交流を深め、その視点は既に海外へも進んでいます。私も微力ながら、そのお手伝い、アレンジをさせていただきました。感じるのは既に学生の焦点は「どうやって英語を身に付けるか」ではなく、「身に付けた英語で何を表現するか」に移っているといっても過言ではありません。ぜひSSH指定になっている磐城高校には、今回のSGH制度にも速やかに立候補し、指定されるよう祈念しています。 

<磐城高校生とイエール大学生とのスカイプ英会話については、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/20559115.html
<高校生向けサマープログラムExpress Yourselfについては、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/30124621.html

追伸:SGHという略語からは、私はどうしてもSingapore General Hospital (シンガポール国立病院)を想起してしまいます。 シンガポール有数の大規模公立病院で、シンガポール国立大学医学部出身の優秀なドクターが多数在籍しているところで、私も目の手術を2日間にわたってSGHで受けました。すべて英語環境の手術でしたが、患者に対するオープンな説明、清潔・安心な環境、明快な料金体系等、納得のいく手術が受けられました。略語や呼び方について、海外からどのような語感を持たれるか、文科省の自称グローバル人材の方がどこまで検討しているのでしょうか(過去には自動車のマツダCM、Zoom Zoomが、海外の語感で稚拙なイメージであることが経営本に書かれたことがある)。

コロッケの富松

いわき平の街なかのコロッケ屋といえば、(独断と偏見で)コロッケの富松です。以前は、高校生が乗車するバス停が駅前の30m通り沿いにあったので、若者の買い食い需要が多くあったのですが、バス停が南口ロータリーに移動してからは、売上が激減(?)しているはず(ちなみに、全くの当てずっぽうです)。実は、小学校同級生の実家です。創業は昭和33年で、50年以上続く歴史の深いお店だそうですが同級生は実家を継がず、東京で広告代理店勤務しているので、いずれ代替わりしたときになくなってしまうかもしれません。それはともかく、高校の帰りに、メンチ、コロッケを買い食いした経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

常時販売のコロッケやメンチは、創業からメニューに並び続ける不動の商品。一番美味しく食べる方法は、お持ち帰りで食べるのでははなく、調味料などつけず、そのままそこで食べることでしょう。その他にも、トンカツ・アジフライ・ウズラ玉子・旬の魚等がメニューにあります。
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こちらは、超定番、一番人気のコロッケ100円です。ちなみに2番人気は、メンチ100円です。もちろん美味しいのですが、それ以上に青春を思い出すことができる、特別な味がする一品です。
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NHKスペシャル 調査報告 日本のインフラが危ない

NHKスペシャル 調査報告 日本のインフラが危ない(2013年8月4日午後9時00分~9時49分放送)を視聴しました。日本のインフラ、特に道路、トンネル、橋梁は昭和30-40年代に整備されたところが多く、建設後40-50年を経過し、一斉に更新時期を迎えています。NHKが土木学会「構造物の長寿命化技術に関する検討小委員会」の専門家 高木千太郎氏を現地に派遣し、その実態をサンプル調査するドキュメンタリー番組で、浜松市や富山市が取材先として選定されていました。
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2013/0804/

浜松市では前年にすべての橋梁について、外部委託による外観調査を終えており、その結果はすべて「問題なし」でした。今回のNHK取材で63カ所の橋梁がサンプル調査の対象となり、上記専門家による目視現地調査が行われました。なお、そして63カ所中、問題があるもしくは市の外観調査に誤りがあると指摘されたのが26カ所、緊急対応が必要と指摘されたのが、11カ所ありました。緊急対応が必要な例として、橋梁を支える支柱部分がずれている、そのボルトの腐食が進んで効かなくなっている等です。何より驚くことは、市が行った過去の外観調査の過半に誤りがあることが指摘されたことです。
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NHKはこれを踏まえ、全国の自治体98にアンケートを送付し、自治体の自らの調査方法に課題があるかどうか認識しているかどうかを聞いたところ、8割を超える自治体が、何らかの問題を認識していることが分りました。そのうち4割が、調査結果を判断するにあたり「自治体の技術レベル・専門性がない」ことが課題と認識しているそうです。
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これについて私も気になったので、いわき市の道路管理課の担当者に会って、外部コンサルタント作成の報告書を実際に見せて頂き、担当者のお話を伺ってきました。いわき市は、市が管理している市道橋2,080橋のうち重要な橋868橋を対象として、平成20年度から平成24年度の5年間かけて全件現地調査しています。その方法は、外部コンサルタント(株式会社東コンサルタント)に調査を委託し、調査報告書を市道路管理課に提出させ、それを市の技術職がチェックするというスタイルです。外部コンサルタントは、全件現地調査にあたって、橋ごとに写真10枚程度(全景及び詳細部分)を添付し、専門家として所見を記載した報告書を作成します。結論からいうと、震災の影響で4橋が架け替え必要となった以外は、すべて問題なしとなっています。NHKが調査した浜松市のサンプル調査の例との差異の原因について、いろいろ議論させていただいたのですが(浜松市の当時の調査自体がどのようなものか不明ということもあり)判明に至りませんでした。

またトンネルに関しては、今年2013年の中央高速道路の笹子トンネルの崩落事故が有名ですが、大きなトンネルでなくとも崩落事故が各地で起きていることが明らかになりました。下の写真は、愛知県東栄町でのトンネル内の300トンの土砂崩れです。背面空洞といって、トンネル上部に空洞ができ、そこに地中の圧力が集中し、さらに上部の土砂が崩れたとき、一気にトンネル内に土砂が落ちてくるというものです。

この背面空洞が問題なのは、2点。1.背面空洞は目視点検では発見出来ない。また打音点検でも深い背面空洞は発見出来ない。2.昭和50年代までの工法はコンクリート充填技術がやや未熟で、トンネル上部から生コンを打っていくものの、最上部部分にはコンクリが流しこめず若干の隙間を残してしまうことが多い、そうです。なお昭和50年代より前のトンネルは、全国で4,500カ所、全体の40%だそうです。
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また多くの自治体が抱える問題が、「建築当時の資料がなく、詳細な構造計算を再現することができない」ことです。冗談みたいですが、本当ことです。多くの自治体が、書類の保管基準を最長10年としており、建築後数十年経過した、橋梁・トンネルの詳細設計図や構造計算書類は、ルール通り廃棄処分されています。いわき市において、上記ルールが存在し(最重要書類として永久保存分類していない、もしくは道路台帳のように日々の業務に使用されているものでない限り)、法令遵守により正しく廃棄処分されています。今後、詳細設計図や構造計算書類は、永久保存とするような運用に変えていく必要があります。

また今後は、インフラの新規投資だけでなく、間違いなく更新投資への比重が高まってきます。NHK調査によれば、全国98自治体のうち、公共投資の予算配分を新規投資に積極的に配分すると答えた自治体はなく、現状維持が3割、どちらともいえないが7割だったそうです。

「朽ちるインフラ」によれば、過去に投資したインフラへの総額を考えると、今後50年間の更新投資総額は330兆円と言われています。1年間平均で8.1兆円です。現在の公共投資の規模が20兆円で、そのうち更新投資が1割の2兆円であるとすると、6兆円の更新投資不足が恒常的に発生しているおそれがあります。

<朽ちるインフラについては、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/21911242.html

これまでインフラ投資の是非については、投資金額とその時期のみが議論の対象でした。今後は、投資金額のみならず、耐用年数に渡る機能維持コスト、廃棄コスト(これは原子力発電所の新設も同じ事がいえますね)も入れた、LCC(ライフサイクルコスティング)の考え方で、投資の是非を考えなければなりません。そう考えると新規インフラ建設を抑制し、既存インフラの更新に重点を置く、既存インフラ規模を縮小する、既存インフラ機能の統合を進める等をしていく方向性に異論はないはずです。
 

永遠のゼロ 百田直樹著

2013年本屋大賞を受賞した、「海賊と呼ばれた男」の著者、百田直樹氏のデビュー作です。文庫本で200万部を突破しているロングセラーらしく、2013年12月より、全国東宝系にて映画が公開予定だそうです。「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」。そう言い続けた男は、なぜ自ら特攻隊に志願し命を落としたのか。終戦から60年目の夏、主人公の健太郎は死んだ祖父(祖母の最初の夫)の生涯を調べていきます。パイロットとしては優秀、天才だが、臆病者と呼ばれた男。想像と違う人物像に戸惑いつつも、何故助かるであろう一縷の糸をあえて断ち切ったのか、謎が浮かんできます。

<海賊と呼ばれた男については、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/27665170.html
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絶対に生きて帰ると言い続けた主人公が、なぜか最後は特攻で死んでしまう、ベースはそういう話です。戦後60年過ぎた今、宮部久蔵を知る生き残りの元兵士たちの口を通して、それぞれの人の目に写った通りに語られていきます。じわりじわりと浮き上がってくる人物像。しかし、絶対に生きて帰ると言い続けた主人公が、なぜ特攻で死ぬことになったのか、わかるようでなかなかわからない。最終章になって全容がわかるという、小説らしい小説となっています。

宮部久蔵の直接のモデルはいないらしく、百田氏の創作のようです。零戦のエースパイロット、特に海軍の台南航空隊、ラバウル、ラエ基地で活躍した、岩本徹三・笹井醇一・坂井三郎・西沢広義らについて詳しく調べて書かれており、彼らにも一目置かれる、水兵から操練上がりのパイロットとして描かれています。私も坂井三郎著の大空のサムライシリーズは目を通していますが、それらと記述内容はほぼ一致しています。

家族愛と郷土愛という基本テーマはもちろんですが、興味深かったのは著者が傍論でいくつかの主張をしている点です。
・マスコミへの言及
ペンは剣よりも強し、と豪語しながら、ペンの暴力については不問にし続ける卑怯極まりないジャーナリズムについて警鐘を鳴らしています。これについて武田という特攻要員(特攻隊員ではなく)に語らせています。長くなりますが、引用します。

いわく、「戦争を引き起こしたのは、新聞社である。日露戦争が終わりポーツマス講和会議の講和条件をめぐって、多くの新聞社が怒りを表明した。こんな講和条件が呑めるかと、紙面を使って論陣を張った。国民の多くは新聞社に煽られ、全国各地で政府暴動が起こった。日比谷公会堂が焼き討ちされ、講和条約を結んだ小村寿太郎も国民的な批判を浴びた。反戦を主張したのは徳富蘇峰の国民新聞くらいで、その国民新聞も焼き討ちされた。この一連の事件こそが日本の分水嶺である。

この事件以降、国民の多くが戦争賛美へと進んでいった。そして起こったのが5.15事件、侵略路線を収縮し、軍縮に向いつつある時の政府首脳を、軍部の青年将校達が殺したのだ。話せば分るという首相を問答無用で撃ち殺したのだ。これが軍事クーデターでなくて何だ。ところが多くの新聞社は彼らを英雄と称え、彼らの減刑を主張した。新聞社に煽られて、減刑嘆願運動は国民運動になり、裁判所に7万を超える嘆願書が寄せられた。その世論に引きづられるように、首謀者達には非常に軽い刑が下された。この異常な減刑が後の2.26事件を引き起こしたと言われている。現代においてもまだ2.26事件の首謀者は「心情において美しく、国を思う心に篤い憂国の士」と捉えられている向きがある。

これ以降、軍部の突出に刃向かえる者はいなくなった。政治家もジャーナリストもすべてがだ。この後、日本は軍国主義一色になり、これはいけないと気づいたときには、すでに遅かった。しかし軍部をこのような化け物にしたのは、新聞社であり、それに煽られた国民だったのだ。

戦後多くの新聞が、国民に愛国心を捨てさせるような論陣を張った。まるで国を愛することは罪であるかのように。一見、戦前と逆のことを行っているように見えるが、自らを正義と信じ、愚かな国民に教えてやろうという姿勢は、まったく同じだ。その結果はどうだ。今日、この国ほど、自らの国を軽蔑し、近隣諸国におもねる売国的な政治課や文化人を生み出した国はない。

戦前、新聞は大本営発表をそのまま流し、毎日、戦意高揚記事を書きまくった。戦後、日本をアメリカのGHQが支配すると、今度はGHQの命じるままに、民主主義万歳の記事を書きまくり、戦前の日本がいかに愚かな国であったかを書きまくった。まるで国民全部が無知蒙昧だったという書き方だった。自分こそが正義を信じ、民衆を見下す態度は吐き気がする。」 

新聞社を「夜郎自大」と断じる、元海軍中尉武田貴則の言葉には、一理あると思います。

・失敗の責任をきちんと追及しない、組織内の幹部を守る体質
ノモンハン事件・ガダルカナル等でばかげた作戦を立案した辻政信、インパール作戦で3万人もの兵士を餓死させた牟田口中将、ミッドウェー海戦で大きな判断ミスをした南雲中将、いずれもが組織内部から責任追及されませんでした。また米国への宣戦布告電報の提出遅れについて、駐米大使館の官僚は責任を問われていません。まさに名著「失敗の本質」で語られていることが、著書の中にちりばめられています。

<失敗の本質については、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/20737667.html

戦争に関連する映画はあまり好きではありませんが、上記マスコミ批判に関するシーン、幹部が組織内の幹部を守る体質について語るシーンは、どのように映画で撮影されるのか、見てみたいと思っています。

南相馬市 議会報告会

現在、全国の議会では開かれた議会を目指して、①議会基本条例の制定、②議会報告会の開催を検討している自治体が多いです。これは、これまでの閉ざされた議会、すなわち市民自らが傍聴等に来ない限り、議会という密室で討議がなされている、また市政に対してどのような付加価値を付けているか、市民からまるで理解できない、という指摘に対応するものです。①議会基本条例によって、開かれた議会のルール作りをし、②実際に、議会が閉ざされた議場を出て、市民と開かれた対話するという趣旨なのです。

趣旨自体は良いのですが、「神は細部に宿る」といいます。詳細がきちんとしていなければ、趣旨が達成されないおそれもあります。本当に①②が機能するものなのか、市民にとって有益なものなのか、調べる必要があります。福島県内13市のうち、①を制定済みなのは、会津若松市と伊達市のみ(制定予定:福島市、喜多方市)です。②を実施しているのは、会津若松市・喜多方市・伊達市 のみです。ちょうど、南相馬市が試験的に(議会基本条例の制定に先んじて)議会報告会を、実施するとの情報を頂いたので、議会報告会を視察させていただくこととしました。

<南相馬市については、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/30580688.html
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会場となった、鹿島区にある西部コミュニティセンターです。市役所から車で10分程度ところにあり、応急仮設住宅に囲まれた畑の中にありました。鹿島区は30km外で、特段の居住・移動制限がなかったことから、南相馬市の仮設住宅の多くが、この鹿島区に建設されたそうです。50-80人くらいは収容できる立派な施設です。
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タイトル:市民との意見交換会
運営:市議会議員23名全員が中心となって設営、運営
回数:4日間で12カ所開催(原町地区6カ所、小高地区3カ所、鹿島地区3カ所)
参加人数:各回20-30人程度
周知方法:全戸配布されている議会報と、臨時チラシ
開催時間:夜開催18:30-20:00を中心に、昼開催もあり
根拠法:議会基本条例の制定に先んじて、試験的に実施

表題のタイトルは「市民との意見交換」。議会報告会、すなわち議会で何が議論されているかの説明ではなく、市民の意見に耳を傾けるという点に多くの時間を割かれていました。参加されたのは約20名、議員個人からの参加呼びかけ、いわゆる動員はなく、あくまで自主参加の方ばかりです。当初思い描いていた、議会報告会のイメージとは違いましたが、参加した市民はそれぞれの強い思いで語られていました。8名の方がそれぞれ5分~15分程度の質問をされました。質問は多岐の及びましたが、その多くは東電賠償に関するものでした。いわきの場合、(復旧のステージから進んで)復興にどう向かうかに論点が移っていますが、南相馬市の場合、復旧はどうするか賠償をどうするかのステージからまだ先に進めない状況でした。参考までに抜粋を記載します。
 
<東電賠償に関して>
・進捗が遅い、市長は何をやっているのか
・当初説明と実際の賠償が大きく異なっており、一貫していない
・東電責任者が出てこない
・(小高区・原町区は継続なのに)鹿島区の賠償打切りは納得できない
・市の中に、東電賠償担当部局を設置して、ワンストップサービスしてほしい
<その他>
・畑の除染に関して、天地逆転とゼオライト散布は効果が薄い
・義援金の配分に関して 、胎児に配分がないのは納得できない
・市は、東電を監視しているという姿勢を見せるために1Fを定期的に視察してほしい
・特定避難勧奨区域を見直して欲しい
・ 市に期待しない市民が増えている。できないものはできないといってほしい
・被災地子ども支援法の実質的な効果を出して欲しい
・常磐線・常磐道の早期開通を望む
・当該意見交換会の周知方法にもっと工夫が必要 

以上を踏まえて、私が感じた今回の市民との意見交換会の課題は、以下のとおりです。
<基本的な課題>
・行政執行機関に対する要望に対し、チェック機関たる議会が責任ある回答ができないことがある
・本来、議会として承認された内容のみしか、回答できない
・周知は十分か(議会報が、積極的に読まれていない)
・どの地区で、何回開催するか(現実的な回数)
・どの議員が、どの地区を担当するか(地元に、良い顔をしたい)

<当日の課題>
・長時間とうとうと演説する市民(質問と意見が混在し、座長が制止できない)
・議員個人の考えを述べることはできないとされているが、実際には質問に対して、議員個人が回答するため個人の考えが入らざるを得ない
・東電に対する市民の不満が爆発し、市民代表の議員として同調せざるをえない空気が存在する
 
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1.5時間の中で、質問者は8人でした。東電に対する不満をつらつらと話した市民、10分以上自説をとうとうと述べる市民もいらっしゃり、東電に対する強い思いや、市政に対する厳しい意見もありました。座長として、取り仕切った市議会議員の力量によって、場の進め方や雰囲気が大きく変わると思います。
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これまで、議会と市民の距離は非常に遠いものでした。この市民との意見交換会を拝見しても、その距離は縮まっていないと感じました。いわきにおいても議会からの情報発信を進める方向については論を待たないのですが、市民からの意見を聞く方法については、やればいいというものではなく、実質的に効果がでるよう工夫が必要だと感じました。

※写真掲載については、許可を得ています。
※以上の内容は、南相馬市の公式見解ではなく、すべて私が感じたことです。 

南相馬市 訪問

南相馬市は、いわき市から直線距離で70km程度、国道6号線で久之浜からなら30分程度で市役所に到着できるはず(でした)。現在は、国道6号線が封鎖(通行許可証があれば、通行可能)されているので、49号線-船引三春IC-川俣町-飯舘村-南相馬市という、大回りを強いられたため、片道約3時間、往復6時間の自家用車日帰り強行軍でした(なおこの視察は直前の手配であり、諸手続が煩雑のため、すべて自費)。同僚議員と3名で、いわきへ帰ってきたのは、深夜になってからでした。

まず市役所議会事務局様にお時間をいただき、議会報告会開催に至る背景と経緯、踏んできた手続やイベント等をご説明いただき、当方からの質疑応答とさせて頂きました。当初予定は1時間でしたが、非常に有意義で話しが弾み、重要な論点から、四方山的な小話まで話題が広がり、時間を超過してお話を聞くことができました。
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特に、話題に上ったのは南相馬市が置かれた、極めてユニークな立場です。南相馬市は、いわゆる平成の大合併により、2006年に原町市、小高町、鹿島町の3市町が合併してできた市です。旧市町の区域ごとに地域自治区となっており、各々「原町区」「小高区」「鹿島区」と呼ばれています。

原発事故の影響により、これまで1Fからの距離や空間放射線量によって、さまざまな線引きがなされてきましたが、原発からほぼ10km~40kmの範囲に入る南相馬市は、影響甚大な地域から、ほぼ影響ない地域までが含まれることになり(これまで原発事故関連の地域区分は、過去現在含めて11種類あったそうですが、11種類すべてが同じ市内に含まれるのは、南相馬市だけだそうです)、地域住民間での原発事故に対する温度差、さらには補償の格差を原因とする軋轢は、2年5ヶ月経過しようとしている今でも、一番の問題だそうです。

(詳細は異なりますが)概ね以下の区分となっており、同一市内で全く、居住制限や東電賠償金の取り扱いが異なるため、市長の桜井勝延氏も、なかなかすべての市民を満足させる舵取りは難しいようです。
小高区:1Fから20km圏内。避難指示解除準備区域。立入制限あり
原町区:1Fから30km圏内。旧緊急時避難準備区域
鹿島区:1Fから40km圏内。特段の規制なし。
山あいの地域:帰還困難地域と居住制限区域。立入制限あり

<戦う市長については、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/28432990.html
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市議会議会棟も見せて頂きました。市役所内に設置されており、十分なスペースがあります。3市町合併時には50名以上の議員を収容していましたが、現在は23名が所属しています。
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みきともん

平七夕に、平の街のゆるきゃら、「たいらもん」着ぐるみ登場です。たいらもんは、いわき市のまちを元気にしていくことを任務としており、職業は、平(たいら)を守る忍者という設定です。実は、私が着ぐるみの中に入っているのですが、自撮りが(手が短く、伸ばせない)できないので、知人に写真を撮ってもらいました。

七夕開催中の2日間、いわき駅前の南口タクシープールで、いわき商工会議所青年部の出店、たいらもんアイス最中の販売のお手伝いをしました。曇天とはいえ、着ぐるみの中は想像を絶する湿度と温度でした。参加前と後で、おそらくペットボトル2本分は発汗したと思います。
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ポレポレいわきでコナン君の映画開催中らしく、コナン君とツーショット!コナン君に負けず、子ども達から握手攻めでした。ちょっと嬉しい・・・
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しっぽは、こんな感じです。1時間余りの登場でしたが、みきともんとしては、最後はバテバテでした・・・でも、また機会あったら、着ぐるみやりたいです。
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磯の観測会@三崎公園海岸

三崎公園海岸で、子ども達向けの磯の観察会のお手伝いに行きました。これはいわき地域環境科学会様が主催しているもので、子ども達に磯遊びを通じて海に親しんでもらい、いわきの海の大切さを肌で感じてもらおうというものです。私はこれまでの回を存じ上げませんでしたが、毎年1回開催で、15年にわたって継続してやっているそうです。子ども達がつかまえた生物は、その場で学会メンバーの方が、解説してくれます。
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いわき地域環境科学学会メンバーの出身は多岐で、教育関係者、市役所、水産試験場、地元ボランティア等です。退職直後の年齢層が多いせいか、海や生物、科学に対する知識が豊富で、そのご説明は私が聞いても十分、知的好奇心をかき立てられました。
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浜辺の空間放射線量も、子どもたちが測りました。今回は、子どもたちもいるので厳格に測定しようということで、測定器を地上に直接置いて測定しました(通常は地上高1.5mのポイントで測定)。地表面の方が地上1.5mに比べて、空間放射線量が倍近く高いという感覚なのですが、浜辺地表での測定値は、いずれも0.05μSv/h前後で、住宅地等と比べても明らかに低い値を示しました。その理由は、引き波にあるようで、打ち寄せる波によって、波打ち際の放射性物質は海水に洗い流されるようです。その意味で、磯周辺の空間放射線量は、相対的に低い値となるのです。
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<愛谷町の空間放射線量測定については、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/27170822.html

初めて磯遊びをした子たちは、保護者に連れられておそるおそる磯に入っていきましたが、5分もすると自ら魚を追いかけ始めます。
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潮が一番引いたのが11:00am前後です。その時には広大な磯が出現し、その潮だまりにたくさんの生物が取り残されるため、それをつかまえる訳です。
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一番多く取れた魚は、ハゼの稚魚。その次がカジカでした。ヤドカリやレイシ、ムラサキガイは素手で取ります。
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カニやハゼだけでなく、ヒトデも見つけました。
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海藻も数種類ありました。ワカメ、ウミトラノオ、ホンダワラ、アオサ、アラメ等の現物を見ながら、見分け方を教えて頂きました。もっとも海藻に興味を示していたのは大人の方ばかりでしたが。
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磯から見える地層の解説もしていただきました。さすが地域環境科学会を名乗るだけあって、メンバーの方の知識の幅が広く、かつ深い。パネルも用意していただき、分りやすかったです。
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こどもが磯遊びに興じている横で、引率している大人達の方も、魚取りに興じていました(笑)。
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原発事故の影響、それにともなう高濃度の汚染水漏れ問題等の多い福島県の海です。しかし、いわきの特徴、強みのひとつが海の存在です。できる限りの安全確保をした上で、子どもたちを海に触れさせることは、(内陸県の子ども達ならいざ知らず)いわきのこども達には、有用だと思います。そうでなくては、何のためにいわきで生まれ育つのか。自分の強みを活かして、それをさらに伸ばす、人の成長も、社会での生き方も何か共通部分が多いのかもしれません。 

磐城共立病院の耐震化工事

いわき市立磐城共立病院の耐震化工事が進行中です。来年までに4億9,600万円を投じて、現在の建物に対して耐震化工事が行われます(実際の入札による受注金額と異なります)。一方、同敷地内に、平成28年度を目標に新病院建設計画が進められています。これに伴い、平成29年には現在の建物は役割を終えて取り壊されますので、この5億円は純粋に5年間分だけのための支出です。

もともとこの耐震化工事は、東日本大震災により新耐震基準を満たしていない病棟から全患者を屋外退避させるなど混乱したため、急遽、国の緊急防災事業に指定されたことから実施が決まったものです。一方、新病院の建設計画があるのに、耐震化工事として本当に市民の税金を投入すべきものであったかどうか、私には確証が得られていません。国・県の負担分が大きいからといって、詰まるところ、国民の税金から支出されることには変わりなく、復興・復旧の名のもとに重複投資が行われることに違和感を感じる方も多いのではないでしょうか。
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未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる ちきりん著

月間200万PVを誇る人気ブロガー、ちきりんさんの本です。すでに発刊済の「自分のアタマで考えよう」「社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう!」は読んでいたので、著書の思考方法に共感する部分が多いです。これからの10年を、楽しくワクワク生き抜くためには、私たちに必要なものはいったい何なのか、働き方はどう変化し、私たちはどのように対応すべきなのか、これから起こりうる変化を、著者の独自の視点で、未来の働き方を提案しまています。
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〈序章〉 ”働き方本”ブームが示すモノ
〈第一章〉現状維持の先にある未来
〈第二章〉世界を変える3つの革命的変化
〈第三章〉新しい働き方を模索する若者たち
〈第四章〉「ふたつの人生を生きる」
〈第五章〉求められる発想の転換
〈終章〉 オリジナル人生を設計するために

著書自身の職歴が一般的でないため、多くの人々の視点と異なっており、本質を捉える鋭い視点が魅力なのだと思います。証券会社でキャリアをスタートし、働くということの意味やオカネの価値等に対する考え方を育んできました。その後米国で大学院(MBA)留学し、帰国した後は、外資系投資銀行で勤務し、毎週のように欧州と日本を往復し、世界経済のダイナミズムを感じつつも、自分が楽しくワクワクする人生にするために退職。現在は。自称無職、実際には文筆業として活動されています。

提唱しているのは、人生を精一杯生きて基盤を作り、そして自分の人生を楽しめるように生きましょう!ということ。それには、いくつかのサンプルを示しているけれど、著者の場合は、第1の人生で生活基盤を作り、第2に人生でワクワクする活動をしていくという選択をしました。私自身震災を機に、それまでの自分のスキルと価値を上げるためのキャリア一辺倒の生き方から、何のために自分は生きているかということに優先順位付けすることに考え方を変えたので、その気持ちの代弁とも感じました。

人生は有限です。かのスティーブ・ジョブズ氏も「それに対する答えがノーの日が続くならば、そろそろ何かを変える必要がある」といっています。堀江貴文氏はもし今日が人生最後の日だとしても、今日やることを本当に自分はやりたいだろうかと毎日問い続けてきたそうです。孫正義氏も、小さい頃から死を意識し、もしくは大病をして死を実感しています。同感です。私もお医者さんにいつ「もう長く生きられません」と言われても、一通り取り乱し、泣き叫んだ後には、「でも、私はやりたいことを全部やってきた。後悔することはない」と確信できる生き方がしたいと思っています。

その一方で、誰もがちきりんさんのような働き方、人生の大胆な選択を実践できるわけではない(外部環境・内部環境とも)でしょう。つまるところ、自分の人生は自分のため。人様にご迷惑をかけないならば、どのように生きようとも自由です。ただ昨今のキャリア形成論・自己啓発本が多数発刊されている現状を考えると、自分が生きていく目的ややりたいことを、ダイナミックに(まずは机上で)考え直すことのほうが、大事のような気がしています。

政経懇話会Q&A

7/27の政経懇話会で、参加者から当日にいろいろな質問をいただきました。私の個人的な考えとして、当日回答させていただいた内容を抄録します。

<政経懇話会については、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/30010917.html

Q. 市営の災害公営住宅の建設場所、規模等を教えてください
A. 市施工の整備予定は16か所、約1,500戸です。場所は、久之浜・四倉・豊間・沼ノ内・作町・永崎・小名浜・岩間・勿来・常磐関船・内郷雇用促進住宅等、市内各地です。戸建もありますが、基本は駐車場付の中層マンションになります。入居条件は、被災家屋の全壊等であり、(通常の市営住宅のような)収入基準の上限はありません。なお入居希望アンケートでは、入居倍率が6倍を超えるところもあります。募集時期は一斉ですので、希望の方は申込時期を逸しないようご注意下さい。
 
Q. 緊急雇用創出事業について、その人数等を教えてください
A. 市内で緊急雇用創出事業を活用して、雇用された方は平成24年度で985名です。この緊急雇用創出事業は、平成21年度からの制度で、それぞれ平成21年度246名、22年度399名、23年度636名が雇用されています。基本的には、就労していない方で1年間の有期雇用となります。今年度(平成25年度)も同事業は、厚生労働省が継続していますが、来年度以降はその制度の有無は未定です。
 
Q. 共立病院の建替えにあたって、放射線科を新設しないのでしょうか。
A. 現在、共立病院の放射線治療部門の常勤医は不在で、東北大から出張診療になっています。新病院においても常勤医の招聘活動をしているものの、まだ医師は決まっていません。
 
Q. 医師不足の現状を踏まえ、招聘のルート作りはどうなっているのでしょうか。
A. 市は、これまで東北大や県立医大等に要請してきましたが、必ずしも大きな成果を出している状態ではありません。寄付講座の提案や、既存の奨学金制度は、予定していた効果が上がっていません。私は既存の施策の延長ではなく、東京大学の上昌広教授が指摘しているような、現場が生き生き活動できる魅力ある組織にすることが先で、小手先の施策はその後だと思っています。
 
Q. 国家公務員の給与削減にあわせて、いわき市公務員も給与削減すべきではないでしょうか。
A. 地方自治法では、最小のコストで最大のサービスを提供すべきとうたっており、私も同感です。前者において、コスト=人件費削減はそれに寄与するので、ご指摘のとおりかと思います。個人的には、市民の思いは現在の人件費コストに対して、アウトプットである住民サービスが期待レベルに達していない(と感じている)ことだと思っています。コスト削減も大事ですが、アウトプットをより大きくしていくことも、より大事だと思っています。
 
Q. 数年度に平のイトーヨーカドーが撤退するという噂があるが、それに対してどのように対応するのでしょうか。
A. 平のイトーヨーカドーは、店舗を民間から賃貸借によって入居しています。民間同士の賃貸借契約ですし、進出撤退は、民間の意思決定なので市が直接その決定に関与できません。私の考えとしては、いわき経済全体にとって、イトーヨーカドーが撤退するようなことになれば、大きな損失だと思っています。同時に撤退は市民・消費者にとっても、購入の選択肢が狭まり、買い物が不便になり、民間同士の価格競争が働きにくくなります。したがってイトーヨーカドーが活動しやすくなるような外部環境を整えてあげることも、公の役割のひとつと考えます。具体的には交通アクセスや敷地形状等について、都市計画や道路の変更等を柔軟に検討すべきでしょう。
 
Q. いわき市に医大を誘致できないのでしょうか。
A. 医大は定員枠があり、新増設は容易ではありません。ただ東京大学の上昌広教授が指摘しているように、東北の病院が単独で医大設置を目指しているところもあります。また複数の医大から、(実現性はともかく)いわき進出を検討しているとの話も聞いています。私は、時間はかかっても、いわきの勤務医の状況、インフラの状況、福島第一原発の状況、現在いわきから医学部に進学する人数を考慮すると、避難民受け入れとセットで医大誘致を実現したいと思っています。いわき出身者の優秀な医師を増やすための、とても手厚い奨学金制度も、今すぐ必要でしょう。また医師法を超える医療特区の導入により、非常事態ともいえる医師不足解消のための外国人医師招致を目指したいと考えています。
 
Q. いわき市の国民健康保険税率は、他市に比べて高いのでしょうか。
A. 国民健康保険税は、所得割、資産割、均等割、平等割という4種類の組み合わせで計算されます。それぞれ、8.7%、9.0%、21,400円、 23,800円です。他の中核市と比べて著しく高いわけではありませんが、決して低い(金額が安い)方のグループには入っていません。
なお、国民保険税の対象は、会社員は対象でなく、市内の自営業者等です。いわき市が保険勘定というお財布を設定して収支を管理しています。昨年及び本年度の保険収支が赤字(すなわち保険支出が保険税を上回った場合)のとき、収支を均衡させるために、翌年の税率を上げることになります。

Q. シンガポール等ではオカネや建物を寄付する際に、税金が安くなる制度があるが、いわき市ではできないのでしょうか。
A. ご指摘のとおり、「寄付金控除」といって諸外国では寄付を行った際にその金額分だけ税金が免除される仕組みがあったりします。日本でもその制度はあるのですが、規模が小さく、何といっても国税の制度なので、いわき市ベースではなんともしようがありません。なお、市税レベルでは「ふるさと納税」制度があります。
例えば、夫婦子ども二人の世帯で給与収入が700万円(住民税所得割293,500円、所得税の適用税率10%)の方が、4万円をふるさと納税した場合、36,950円の税額軽減となるそうです。ぜひ市のために、ご活用ください。
 
Q. JRのディスネーションキャンペーンへ、どのような取組みを行っていくべきでしょうか。
A. JRのディスネーションキャンペーンとは、JRと自治体、地元の観光事業者等が協働で実施する大型観光キャンペーンのことです。これによりJRが積極的に、チラシやキャンペーン等をやってくれるので、対象地域に一定の交流人口の増大が見込めます。毎年いくつかの県が選定され、今年は宮城県等が当たっています。福島県の番は2015年、再来年になります。効果を上げるには、吸引力のあるコンテンツが必須です。ありていにいえば、JRが作成してくれるパンフレットに掲載する、「企画」です。単に良い宿やありきたりの観光コースの紹介では、市外の方にとって魅力がありません。大型でなくても、他に見られないコンテンツをわれわれ市民自らが再発見していくことが、第一だと思います。

Q. 低線量被曝について、どのようにお考えでしょうか。
A. 除染作業を最大限努力すると仮定しても、なにがしかの低線量被曝は中期的に継続してしまうと思われます。どのような影響があるか、誰も確定的なことがいえません。ただ時間の経過とともに減衰していることも事実で、福島市などでは、全市的に空間放射線量が高かったため除染作業がほとんどできなかったにも関わらず、2年前から70%も空間放射線量が減少しています(それでも市内の半分以上の地区の空間放射線量が、現在も0.5μSv/時を超えています)。

<福島市の空間放射線量については、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/29105100.html

Q. 東電汚染水の発表がある中、海開きをしてよいのでしょうか。
A. 現在、デブリ(溶け落ちた燃料棒)は直接見ることができず、事故から2年4ヶ月経過した今になっても、どのような状況になっているか直接確認できている人はいません。技術専門家の見立てでは、デブリを取り出すのに、10年はかかるとの意見が多いです。それも現在の技術水準では不可能で、新たな技術開発が成功するのが前提だそうです。デブリが地下水及び土壌と接触している以上、また熱を発している以上、10年にわたって汚染水が増え続けることは自明です。遮水壁等の技術的防御はするものの、人間のすることに完璧はありません。そう考えると、いわき海開きは時期尚早という意見は理解できます。一方、対象となった海水浴場の空間放射線量は0.1μSv/時以下、海水も検出なしということを確認しており、通常の生活をし海開きをしたいという意見もあります。難しいところですが、データを確認しながら徐々に進めるということになったのだと思います。データに異常値の兆候があれば、即時にやめることになると思います。そう考えると保守的に、海水浴に行かない方が多くなってしまうのは仕方のないことかもしれません。

Q. 競輪場内の飲食店の営業を外部に開放しないのでしょうか。
A. 現在の競輪場内の飲食店は、一定の出店契約に基づいて営業しています。出店契約期間が終われば入替えもあるでしょうし、バンク内の屋台に出店するという方法もあります。ただ出店=利益に必ずしもつながらないことはご理解下さい。なぜなら競輪場は年中開催しているわけでなく、本場開催だけですと50日あまりなので、それ以外の日に売上が見込めないのです。

Q. いわきの農業の活性化はどう考えているのでしょうか。
A. 風評被害の払拭には、いろいろな理由から時間がかかると思われます。既存の路地ものの栽培だけでなく、トマトランドのような水耕栽培等の技術開発等が、ひとつのきっかけになるかもしれません。

注)お答えした内容は市の公式見解ではなく、吉田個人の考えです。認識違い等がございましたら、メール mail@officey.biz 等にご連絡頂ければ幸甚です。訂正等、必要な対応をさせていただく所存ですので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

震災遺構・防災教育

東日本大震災(特に、津波)で被災した地域の、復旧・復興活動が進んでいます。特に津波で被災した地域は、被災面積も広く、建物被害状況が視覚的に明瞭なため、今でも被災を経験しなかった方々にとって、圧倒的に震災時の状況を実感・理解する一助になっています。このことから、これらの地域もしくは被災建物、漁船、構築物等を、「震災遺構」として残そうという動きがあります。

いわき市では、まだ大きな活動にはなっていませんが、宮城県では「国の復興推進委員会の中間報告(H24.9.28)」を踏まえ、、災害の記録と伝承」の重要性を理解した上で「震災遺構に対する宮城県の基本的考え方について」を公表しています。ここでは明確に、震災遺構の保存に対する県の基本的考え方が示されていて、とても参考になります。

(1)震災遺構の保存については、所在市町の財政負担が伴うことやまちづくりの視点から、住民の意向が重要であり、市町の責任において十分議論を尽くした上で、保存と活用方法を決定することが前提である。
(2)震災遺構の保存・維持に関して国に支援を要望しているものの、継続的な財政支援の見通しがないことから、市町が将来にわたって維持管理できる施設が保存の対象となる。
(3)現地での保存の目安
①人命を守った構築物
②防災上の反省を後世に伝えるべき構築物
③後世に伝承すべきメッセージ性がある構築物
④活用方針が決定している構築物(防災教育の拠点等)
⑤安全性を確保するため、市町が修繕・補修ができる構築物
⑥市町が将来にわたって維持管理を行うことができる構築物
⑦復興やまちづくりに支障をきたさない構築物
※①から③のいずれかの構築物で、④から⑦のすべてを満たす構築物が保存の目安と
なる。
(4)保存の方法
①完全な形での現地保存
②移築した上での保存
③遺構の一部をメモリアルとして復興祈念公園等で保存
④解体するが記録として保存し、アーカイブで伝える等

いわきでは、薄磯・豊間・久之浜地区等の海岸線沿い一帯が甚大が被害を受け、ほとんどの建物等はガレキになってしまい、その撤去が進んでいます。現在は、基礎部分だけが残り、その当時の住民の思い等から、基礎部分に花の絵を描いたり、ボランティアによるお花を植えるプロジェクト等が行われています。
 
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<ガレキに花を咲かせましょうプロジェクトについては、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/19455624.html
 
その沿岸被災地域の多くが、復旧事業・復興事業で、防災公園等に生まれ変わる予定です。これは国の復興予算をベースとして、土地区画整理事業等の既存の枠組みで、公園・道路等のインフラ整備を行うものです。そこにおいて、震災遺構という発想はなく、このままでは震災の記憶が残らない(もしくは言い訳だけのモニュメントが作られるだけ)ことなりかねません。その結果、のっぺりとした、特徴のない、つまらない、海を感じることができない、海の家の賑わいや、海で暮らす人の生活が感じられない街ができてしまうことを危惧しています。一方、震災の記憶を一刻も忘れたい、ひとかけたりとも思い出したくない地元の方にとっては、きれいにクリーンアップされた安全な(に感じる)街にしてほしいという要望があります。

この震災遺構の保存か撤去かに関しては、全国的な議論がすでになされていて、乙武洋匡さんら公開ディベートも行われています。http://www.asahi.com/shinsai_fukkou/ikou/

<賛成派>
・災害のすさまじさを身をもって体感してもらえる貴重な資料
・未来を向いたモニュメント
・大震災の恐ろしさをまざまざと伝える遺構をどうするか、ということは、はたして地元だけの問題なのでしょうか。
・被災地以外の人間が積極的に関わって、残すべき。防災への意識を高めるという意味では、その価値を一番痛感できるのは外の人間のはず。
・災害記録遺産として残った事により、防災啓発活動として被災地体験を学ぶ人達が多く訪れ学ぶ場所であるって事を踏まえた上で、世界遺産のように観光地と化して行く事が、被災地の復興過程において望ましい
・原爆ドームも遺構だ
・残さないとするなら、あの震災の教訓をどのように後世に伝えていけばいいのか。伝えないのでは犠牲者は浮かばれない

<反対派>
・震災遺構を保存するか解体するかを選ぶ時、現地の住民感情を無視することはできない。無責任に外からとやかくいうべきではない。
・震災ガレキと一緒で、そのままもしくは補修後、使用できないものは、解体するのが通常
・現在、そこに暮らす住む住民にとって、遺構は必要ない。
・維持費に費用はかかるし、老朽化すれば事故のもとになる

巨大な震災遺構のモニュメントの例して、有名な気仙沼市の、解体撤去が決まった大型漁船があります。理由は移動や保存のための措置に、数億円単位の費用がかかることが分かり、解体・撤去となりました。解体を決定した後も、多くの方から「残してほしい」という意見を頂いたそうですが、本業の再建に集中すべき時期に、タンクの保存に巨額の出費ができるはずもなく、所有する民間企業に保存を求めるのには、そもそも無理があります。維持管理の持続性を考えると、基礎自治体(国は、原則やらないといっています)がやれる範囲での震災遺構に限定せざるをえないと思います。

<打ち上げ漁船 保存断念については、コチラ>
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20130805-OYT8T01424.htm

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整備費用はなんとか国の事業として財源の裏付けとするとしても、肝は将来的な維持管理費用です。継続して維持管理コストを、いわき市が負担できるものかどうかがポイントになりそうです。一部の方からは、薄磯で被災した豊間中学校(NHK紅白歌合戦で披露された、被災ピアノで有名)を保存し、資料館にしようとする動きがあるそうです。ロケーション(100人を超える犠牲者を出した地域)、建物の規模(中学校という規模)、被災状況(1階はすべて冠水)、地名度(今でも首都圏から、被災地ツアーバス、自家用車が多数来訪)等を考慮すると、地元の方々の理解を前提として、検討すべきかもしれません。行政は市民それぞれの立場に寄り添うのが原則で、また新しいことに対して賞賛するよりも失敗することを回避する特徴があるので、行政主導で地元の同意をまとめることは事実上できないと思います。可能となるとしたら、地元の発案と政治の決断が同じ方向性を向いたときでしょう。
 
先日、米国イエール大学生がいわきに訪れ、豊間の高校生(被災当時は、豊間中学校在校生)の案内で、薄磯の豊間中学校を視察しました(ハワイアンズにも、アクアマリンにも立ち寄らず)。海外からの視点での吸引力という点で、ハワイアンズやアクアマリンを大きく上回ることの証左です。人間は知らないもの、わからないものに対して敬遠することは、自然行動だと思います。市外の方に、実際に来て見てもらうことにより、福島県の現状を知り、その上で協力してもらうことが復興にとって一番だと思っています。

<旧豊間中学校を訪問したイエール大学生ら>
http://www.mikito.biz/archives/30123299.html

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平七夕初日

いわき平の七夕が始まりました。昨夜は本町通りで笹飾りを上げる竹をあげる作業をしました。われらのグループは、いわき駅南口のタクシープールの一角をお借りして、「たいらもん最中アイス」を1個100円で販売することなり、午前中からその準備です。

販売するものは、このような商品です。アイスはバニラと抹茶味があり、地元企業の木村ミルクプラントさんが総力上げて作り上げたミルクジェラートです。最中は、これまた地元の鷹匠町の最中屋さんから仕入れています。いわき商工会議所青年部のゆるきゃら、「たいらもん」シール付きです。舌の肥えたメンバーの複数の試食会で選ばれたものなので、味はお墨付きです。
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準備作業は東京の日本財団から学生ボランティアが20人くらい参加してくださり、テント設営は思いのほか、順調にいきました。日本財団の佐藤様、ありがとうございました。聞けば学生は、全国各地から集まっており、今回4泊5日でいわきのいろいろなボランティア活動に参加されたとのこと。これが(単なる観光でなく)都市間の相互理解を深めるための交流のひとつなのだと、はっと気づきました。
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テント設営中に、森まさこ少子化担当大臣がサプライズ訪問。学生らを激励してもらいました。
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午後は天気が悪かったにもかかわらず、販売目標の一定割合まで頑張りました。このままでは大赤字なので、明日は相当気合いを入れて販売しなければなりません。
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販売活動が佳境に入ると、いろいろな悪ノリも・・・写真はトリプルの試作品。発想は良いのですが、売価100円では完全に原価割れです・・・
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南白土 じゃんがら

本日は、いわき駅前タクシープールで、「第42回いわき市青年じゃんがら大会」が開催されました。これは多くの方に伝統ある郷土芸能を認識してもらいたい、後世に伝えたいという思いから平七夕まつりの会場で踊りが披露されているものです(本来は、新盆を迎える各ご家庭が、じゃんがら隊を招聘して先祖供養のために踊ってもらうものです)。

いわきには、たくさんのじゃんがら念仏踊りがあり、多くは地元の青年会が運営しています。おもしろいのはその地区によって、踊りやテンポが(基本は同じなのですが)少しずつ違っていることです。本日は、それらが一同に会して技の優劣を競う場で、10チームが駅前タクシープールで踊りました。
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残念ですが開会中に、バケツをひっくり返したような豪雨が襲来。大会継続が危ぶまれましたが、じゃんがら隊のきっての要望で、やることになりました。いずれのチームも素晴らしい演奏でしたが、特筆すべきはゲリラ豪雨中でも演奏をやめなかった、泉崎、菅波、南白土の各じゃんがら隊だと思います。メンバーはそれまでのゲリラ豪雨でびしょ濡れにもかかわらず、自分たちの出番まで数十分ひたすら待ち、出番に備えていました。 気合いというか意地というか、とにかく熱気が伝わってきます。 

今日はうまく動画がとれなかったので、 昨日やって南白土のじゃんがらの様子をアップします。闇の中で艶やかに踊り、叩き、歌う、じゃんがら隊の魅力の一部をご紹介したく。

<南白土じゃんがらの動画は、コチラ>
http://goo.gl/3Su7LZ
本来はこんな地元のお堂の前で披露されます。新盆の前には、各お宅に出張します。

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小川郷駅

あまり知られていませんが、小川郷駅周辺の取組みが素晴らしい。小川地区は、小玉小学校の閉鎖、小川郷駅の無人駅化等、過疎化に直面していますが、地元の暖かい心は、しっかり残っています。本日は、七夕飾りを保育園生が制作したのでその飾り付けとお披露目で、園児が駅前に集まりました。
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小川郷の会(さとのかい、と読みます)という、地元ボランティアの方が、飾り付けを手伝います。小川郷の会の活動は活発で、これに限らず、いろいろな活動を行っています。
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竹竿には、それぞれの願いがかかった短冊を吊り下げられ、駅前に設置されました。
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駅自体は無人駅なのですが、小川郷の会の方々がいろいろな企画展示をされ、賑わいを創出しています。今は使用されていない駅管理室もいずれは、昔日の駅舎の雰囲気を乗降客に味わってもらおうと、改装を企画しているそうです。
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特筆すべきは、図書室です。誰でも貸出手続き不要で、設置されている図書を借りることができます。返す期間も自由。その図書がきちんと整理整頓され、図書数もそれなりに揃っていることに驚きました。地元の方が、管理が荒れないよう、気を配っているのを肌で感じます。

街なかではちょっと考えられない管理形態ですが、小川地区という場所柄がなせる運営方法です。過疎に直面する他にも地区の参考になるのではないかと思います。
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フェイジョア ゆうゆうファーム

フェイジョアという果物をご存じでしょうか。南米原産の果物で、果実はパイナップルとバナナの中間の様な芳香があるといわれています。もともと暖かい地域での植物だけに、いわきが栽培の北限です。その北限での栽培にチャレンジしている、小川地区のゆうゆうファームさんにお邪魔しました。

ちょうど極彩色の花が咲いたところで、収穫は11月とのことでした。花びらも食することができるとのことでしたので、つまんだところ、ほんのりとした上品な甘さがありました。試作のジャムをいただきましたが、どのジャムとも違う上品な甘さです。

フェイジアを使った洋菓子は、平三倉のパティスリーペールノエル様で扱っているとのこと、一度試したいと思います。
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葉っぱは、表は常緑で、どことなくオリーブに似ています。背の高さは3m程度、特徴のあるおしべ、めしべなので受粉させるのが一苦労だそうです。昨年はボランティア数十人にお手伝いいただいて一個一個受粉していったそうです。
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ゆうゆうファーム様では、15品種のフェイジョアを3,000本栽培中とのことで、秋には6万個ものフェイジアを収穫予定です。フェイジアは苗木から収穫するまでに6年を要し、そのハードルの高さから日本では敬遠されてきましたが、希少性もあって徐々に栽培する農家が増えてきているそうです。その他にも、ブルーベリー、ブラックベリー、桃等も栽培しており、代表の丸山様は参考農園になればよいと考えていらっしゃいました。誰も手がけていない果物にチャレンジする姿勢は、いわきが目指す農業のひとつだと確信しました。
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<フェイジアとは:ゆうゆうファームチラシより>
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じゃんがら@鹿島上蔵持

鹿島上蔵持の夏祭りに参加しました。昨年から、親戚つながりで呼んでいただいいます。去年は集会所のみの参加でしたが、今年は大日如来へのじゃんがら奉納からです。
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今日は、この奉納だけのためにじゃんがらが結集したそうです。じゃんがらの本番はあと10日後のお盆です。お盆期間中は、ある意味引っ張りだこ。有無を言わさず、各地でじゃんがらを披露することになります。じゃんがらは青年会単位で活動しているところが多く、市内では菅波地区や南白土地区が有名ですが、それ以外にも歴史があるじゃんがら踊りがたくさんあります。
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平(夏井・高久・豊間)まちづくり懇談会

平(夏井・高久・豊間)まちづくり懇談会が、市立高久小学校で開催されました。近隣の方々が100名以上参加され、6つの項目の質問が出されました。

1. 将来を担う子ども達について
2. 豊間の復旧・復興のまちづくりについて
3. 農業の担い手の育成について
4. 河川環境等の整備
5. サイクリング講演を多目的運動場に
6. 自然環境の保持と住環境の整備
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当初予定は2時間でしたが、質疑応答で40分以上も超過し、中身のある議論だったのではないかと思います。過去に同様の、街づくり懇談会に参加させていただきましたが、このように時間超過はなかったので、夏井・高久・豊間地区の方々の思いが強いことを感じました。

<小名浜街づくり懇談会は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/28981229.html
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会場となった高久小学校のそばには、愛谷江筋が流れています。愛谷江筋とは好間、愛谷地区の夏井川にある取水地から、平沼之内まで、全長18キロに及ぶ農業用水路です。北白土地区、夏井地区、高久地区の水田や畑に水を引くために、江戸時代初期に、磐城平藩主の命令により、「三森冶右衛門」(みもりじんえもん)をはじめ、地域の農民で造り上げました。 

<愛谷江筋については、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/30126853.html
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高校生向けサマープログラムExpress Yourself 開催報告

高校生向けサマープログラムExpress Yourselfが、文化センター大ホールで開催され、高校生25人による英語劇が披露されました。5日間、ニューヨーク私立高校の先生、ニューヨークのプロ演出家の方に、すべて英語にて配役決め、台詞覚え、振り付け指導を頂きました。

<生徒による英語劇、一寸法師の動画はコチラ>
http://youtu.be/pgsYcz84II4

<プログラム>
1. オープニング
2. 磐城高等学校 箱崎温夫様からご挨拶
3. 英語劇Ⅰ 十二匹の動物
4. NPO法人Ashita 代表 植田雅子様からご挨拶
5. 英語劇Ⅱ 一寸法師
6. エンディング
7. 代表生徒の御礼の挨拶
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言語がどうこうではなく、いかに自分の「殻」を破って自己表現をするかという点で、全員が役を演じきりました。
米国からお二人の先生、慶応大から一人の先生をお迎えし、5日間の練習中も、本番当日も25名の生徒たちは全員輝いてました。アレンジいただいた、NPO Ashitaの皆様、また磐城高校演劇部の皆さん、ありがとうございました。

<準備の様子については、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/30124621.html
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フィナーレは全員で壇上に上がって、手振りをしました。ちょっと「うるっと」きました。
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 会場出口での記念撮影です。受験のさなか、3年生も数名お手伝いに来てくれました。来年もいわきでぜひやりたい、また次回はニューヨークでやりたい等の声があがりましたので、実現に向けて活動していきたいと思います。
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 ※なお、写真掲載については、個人の了解を得ております。

いわき平競輪 サマーナイトフェスティバル(GⅡ)

いわき平競輪 サマーナイトフェスティバル(GⅡ)が開催中です。いわゆるナイター開催で、全国44場ある競輪場のうち、ナイター開催しているのは、10場のみです。今回はGⅡグレードという、有名選手が集まる番組でSSクラスの選手が集まります。このSS選手がナイターを走るのは、余程のことがない限りこの機会だけ!いわき平競輪の1年間の営業のなかで、もっとも入場者が集まる番組のひとつです。

私は競輪場の経営上の課題を議会で取り上げたこともあり、この大きなイベントの成功を見守っています。

<競輪事業の一般質問については、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/28809075.html
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バンク内にはフリースペースが設置され、さながらビアガーデンになっています。競輪のバンク内で、ビールが飲めるのは日本で唯一らしく、平競輪の大きな魅力のひとつです。夜風にあたりながら、競輪選手の走る姿を見て、ビールを飲む、全国でもなかなか味わえないことです。

<バクチと自治体については、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/26724151.html 
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櫓上には、フラガールが登場し、タヒチダンスを披露してくれました。フラ以外にもじゃんがら、盆踊り等が披露されるそうです。
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今、テレビで放映中の「獣電戦隊キョウリュウジャー」も登場!子ども達と握手会をやっていました。スゴイ人気です。
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どれだけキョウリュウジャーが人気かというと、画面の奥の集団は全員が、握手待ちのご家族です。いったい握手が終わるまで何分かかるのか、予想もつきません・・・
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これだけのイベントが見れて、入場料金100円は安い。しかも周辺の競輪場の駐車場は無料。いわき市民であれば(そうでなくても)一度は、見て置いて損はないです。
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愛谷江筋

小川江筋については血流記を読んでいたので、ある程度分っていたのですが、いわきの2大疎水である愛谷江筋について、あまり詳しく知りませんでした。

<血流記 小川江筋については、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/30033098.html

愛谷江筋とは好間、愛谷地区の夏井川にある取水地「愛谷頭首工」から分岐して、平沼之内まで、全長18キロに及ぶ農業用水路です。北白土地区、夏井地区、高久地区の水田や畑に水を引くために、江戸時代初期に、磐城平藩主の命令により、「三森冶右衛門」(みもりじんえもん)をはじめ、地域の農民で造り上げました。 
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私の事務所(北白土)周辺の愛谷江筋は、人がおぼれるくらいの豊富な水量がありますが、滑津川にそそぐ終点付近では、小川といってもいいくらい水量が落ちています。これは、高久地区をはじめとする広大な面積の水田に継続して、水を供給している証左です。
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滑津川にそそぐこのポイントが終点です。本当に水量が少ないのが分ります。
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水路開通に尽力した三森冶右衛門さんは、水守神社(平山崎字辰ノロ12の1)に祭られているとのことですので、機会あれば参拝したいと思っています。
 

愛谷町パトロール

地元の愛谷町地区で、役員によるパトロール隊が結成されました。これは、自主的に定期的に夜間、チームでパトロールを行うことで、地域内で見守っているということをアピールし、犯罪の抑止につなげたいという目的です。

愛谷町においては、これまで大きな犯罪の発生もなく、特段治安が悪いわけではありません。ただ、市内各地で凶悪犯罪が発生していることを考慮し、未然に自主活動をしていこうと発案され、有志ではじめたものです。
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私も、反射ベストを着てパトロールに参加しました。パトロールの時間自体はそれほど長いものではありませんが、逆に短いからこそ負担が少ないため、長く継続できるのではないかと思いました。
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7月臨時議会

7月臨時議会が1日だけ開催されました。議案と専決処分等の承認、意見書案・決議案の可決等が行われました。今回も、東京電力の汚染水漏れの公表遅れに対して、市議会の総意を示す必要があるということになりました。これまでも複数回、東京電力に対して抗議の決議をしてきたわけですが、今回、それを踏まえての汚染水漏れの公表遅れだっただけに憤りと同時に、無力感を感じるのも事実です。
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そもそも意見書は、地方自治法第99条に基づく権利を行使し、国に対して意見を述べるものですが、その法的な拘束力はありません。また、決議案は、特別な規程に基づく者ではなく、一般的な市議会規則に則っただけの決議ですから、さらに相手方に対して何ら法的な拘束力を持たない訳です。

<意見書については、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/20688642.html 

それでもあえて、意見書を一民間企業に提出する意味は、市議会という市民代表の機関が統一した意思を公表することにあります。その意味では、決議自体をマスコミ等を巻き込んで広く知ってもらうことが有用と思います。今回においては、東京電力に対してこれまで度重なる、抗議及び改善を求める決議が無に帰した、汚染水公表遅れでした。 そのため今回においては、近隣の7市町村と歩調をとり、共同で東京電力に対して「要望書」を提出する方向性です。

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吉田みきと プロフィール

ふるさとの福島県いわき市で、市議会議員として活動を開始しました! いわき市は、今、複層的な問題が山積しています。公認会計士としてのキャリアを生かし、フレッシュな視点で問題点を洗い出します。



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