吉田みきと ほぼ毎日ブログ

「死して不朽の見込みあらばいつでも死ぬべし。 生きて大業の見込みあらばいつでも生くべし。」 吉田松陰・高杉晋作語録   「金もいらぬ、名誉もいらぬ、命もいらぬ人は始末に困るが、そのような人でなければ天下の偉業は成し遂げられない。」 西郷隆盛・山岡鉄舟語録

2013年06月

土俵があるちゃんこ鍋屋

両国の江戸東京博物館に行くついでに、近くのちゃんこ鍋屋さんでランチしました。駅前にあるお店「相撲茶屋 花の舞」といって、何かいわき駅前の海鮮居酒屋っぽい名前です。 何となく入店したのですが、これが凄かった!
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何がスゴイって、店内に土俵があるんです!冗談かと思いましたが、本物と同じサイズで、実際に取組みもできるそうです。外人さんが土俵で記念撮影していました。流石に国技館の土俵に上がれる人は、そうそういないので、かなり顧客のウォンツを捉えているなあ、と感心しました。
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土俵だけでなく、店内は江戸情緒満載。歌舞伎の舞台を模したものから、江戸の町屋を模したもの、店員さんの服装まで、よくぞこのコンセプトでまとめたなあ、と再度感心してしまいました。
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ちゃんこは、鳥つくねちゃんこ鍋で1人前980円。それに雑炊セット300円です。6人で訪れましたが4000円かからず、残さずに全部食べきることができました。雰囲気だけでなく味も、店員さんの接客も満足度高いです。こういったお店に来ると、お店の戦略にズボッとはまって、こちらも嬉しくなってしまいます。
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小名浜まちづくり懇談会

6/28(金)に開催された、小名浜まちづくり懇談会に参加しました。市長をはじめ、執行部の各部長(行政経営、総務、市民協働、生活環境、保健福祉、農林水産、商工観光、土木、都市建設、教育)が出席し、さながら市役所主要メンバー勢揃いの陣立てです。会場のららみゅう2階の会議室は、傍聴者でほぼ満席になり、それだけ小名浜地区のまちづくりに関するテーマが広いこと、また重要であることに証左だと思います。
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当懇談会のテーマは、以下の4つです。
1.小名浜まちなか賑わいづくりについて(小名浜まちづくり市民会議 会長 佐藤毅様)
2.小名浜の玄関口、「泉」の資源利用による魅力向上について(泉地区地域振興協議会 事務局長 高橋克己様)
3.医療と福祉・雇用について(ネーブルシティかしま 会長 庄司秀夫様)
4.スマートフォンの利用・活用について(小名浜方部連合PTA会長 松崎俊之様)

執行部回答を、参考までにざっくりまとめてみました。
1.について
(質問)
平成28年春に開業予定のイオンモールは800万人/年を集客を見込み交通渋滞が見込まれるが、その対応は。
(回答)
・小名浜道路を、平成24年度中に都市計画決定、おおむね10年間を目処に路線長8kmの高規格道路として整備を目指す
・バスターミナル・タクシープール、新規バス路線(泉行き、平行き)の新設、レンタサイクルを整備予定
・駐車場についても必要台数を集計中、駐車場案内の交通システムを検討
・イオンモールとリスポをつなぐ、竹町(たけちょう)通りを回遊性ある通りとして整備
・イオンモール開業(小名浜まちびらき、という)の平成28年春に併せて、建物の高度化を民間活力やまちづくりコーディネーター制度を利用して、行いたい

(質問)
小名浜港に水揚げされる回遊魚種類(Ex.カツオ)の価格が下落している。また沿岸漁業の操業は再開されていないが、平成25年9月に試験操業を目指している。その対応は。
(回答)
・平成26年度上期に、魚市場を1号埠頭に供用開始予定
・魚市場開業により、交通車両の増大も見込まれるが、商業施設との利用時間帯が異なることから、交通量のピークは重ならない

2.について
(質問)南部清掃センターから排出される余熱を利用して、温水・入浴・健康施設を建設するのはどうか。また特産物を販売するセンターを設けてはどうか
(回答)
・南部清掃センターから排出されるエネルギーは、センター内での電気をまかなうほか、余りは平成23年10月から売電を開始している。 
・ 温水・入浴・健康施設については、平成17年2月のまちづくり懇談会でも議論されたところであり、民間の温水プール施設が近隣にあることから、公が建設する必要性が薄い。継続してもえぎ台運動施設の利活用について協議していきたい
・ 特産物を販売するセンター設置については、コストの問題から採算性に難ありと考えている

3.について
(質問)進行する高齢化対策について
(回答)
・平成25年4月1日現在、いわき全体で高齢者は87千人、高齢化率は26.0%である。小名浜地区では、高齢者18千人、高齢化率は23.8%。
・2020-2030年には、ベビーブーム世代が高齢者ゾーンに入り、ピークを迎える
・平成24年3月に策定した、保健福祉計画では、市民参加型のシルバーリハビリ体操を推進している。現在13団体、1,600人が参加している。その他高齢者見守り隊、認知症サポーター制度がある
・昭和57年から、かしま福祉祭りを開催している

(質問)医商連携の取組みはどうか。
(回答)地域商業再生事業として、 地域通貨の研究を含めてニーズ調査をし、具体化に向けて検討していきたい
 
(質問)鹿島地区の市街化調整区域の見直しについて
(回答)
・ 市街化調整区域の見直しは都市計画を定められ、原則として県が見直しを行う
・5年ごとに基礎調査をするので、直近の平成23年で見直しをしたかったが、結局現状通り、見直さないこととなった。理由は、いわきの全市的に遊休地・未利用地が多いこと
・今後、県と協議していきたい

(質問)車を持たない交通弱者への対策について
(回答)
・いわき交通ビジョンの中で、「地域の足は地域で」確保することとなっている
・地域の特性に合った対応が必要と考え、具体的には低床バス導入、コミュニティバス、デマンド型(乗り合いタクシー)等を検討中

4.について 
(質問)スマホの使い方等の教育の必要性をどのように考えているか
(回答)
・小学校の低中学年の学級の時間や道徳の時間で、情報モラルについて教えている 
・インターネットは、社会や総合の調べ学習に大きな影響
・教諭教育機関としての総合教育センターの機能重視している
・市内の小中学校83カ所と公民館60カ所に公衆無線LAN設置 

その他の追加質問
(質問) 江名港に保管されている船具・漁具を貴重な文化資源として取り扱うことについて
(回答)平成19年3月の江名地区まちづくり構想に基づいて、まち未来創造支援事業として、幅広く検討していきたい

(質問)平・鹿島・小名浜地区の共存共栄について
(回答)平・鹿島・小名浜地区は、第2次総合計画において、平・小名浜のシビック軸を作ることになっており、その間の鹿島地区も対象である

(質問)小名浜支所の重要性を再認識し、小名浜支所長にも、市議会で席を与えて欲しい
(回答)回答なし

最後は、地域の方の協力があってはじめてまちづくりができ、まさに協働作業である、という締めで終了しました。質問及び回答の内容も濃いものであったと思います。これにより、市役所と市民との間に期待ギャップが少しでも埋まったのかなという印象を受けました。

ただ少しだけ難をいえば、質問者からの質問内容は、執行部に事前通告されており、市側からの回答はそつのないものであったのですが、その回答内容が質問者側に知らされていないため、当日その場での口頭回答を得ても、それに対する質問者からの再質問がしにくい環境にあったことです。質問者と市側とでは、もともと情報格差があり、さらに当日完璧な回答案を持つ市側と、それに対して準備がない質問者側とでは、議論にならないともいえるわけです。スムーズに懇談会を進めたい意向もあり、不毛な議論が活発化すればいいというものでもありません。ただ、結果としていわゆる「しゃんしゃん総会」になってしまった感は否めません。

注)上記内容は、当方の感じたメモから起こしたものであり、会議のイメージを持ってもらうため暫定的に記載したものであり、内容が不正確の可能性があります。正確な内容については、執行部への確認をお願いします。 

敬神生活の綱領

いわき市神社総代会第3方部会総会に出席しました。平地区の神社の総代様と氏子様を構成員とする会で、第49回を数える歴史的な会です。今年は、伊勢神宮で20年ごとに行われる式年遷宮の年にあたり、伊勢神宮全体の建物が全部建替えされます。いわきからも200名規模の参宮団を、来年2月に送り出すとのこと。

敬神生活の綱領が、冒頭に唱和されました。以下、紹介いたします。

神道は天地悠久(てんちゆうきゅう)の大道(たいどう)であって、崇高(すうこう)なる精神を培(つちか)ひ、太平を開くの基(もとい)である。神慮(しんりょ)を畏み(かしこみ)祖訓(そくん)をつぎ、いよいよ 道の精華(せいか)を発揮し、人類の福祉を増進するは、使命を達成する所以(ゆえん)である。ここにこの綱領をかかげて向ふところを明らかにし、実践につとめて以て大道を宣揚(せんよう)することを期する。

一  神の恵みと祖先の恩とに感謝し、明き清きまことを以て祭祀(さいし)にいそしむこと
一  世のため人のために奉仕し、神のみこともちとして世をつくり固め成すこと
一  大御心(おおみこころ)をいただきてむつび和(やわ)らぎ、国の隆昌(りゅうしょう)と世界の共存共栄とを祈ること
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こういう内容っ、日本人として普遍的なものだと思いますが、私自身敬神生活の綱領そのものを学校で習ったことはありません。欧米人(の多く)は宗教に心の拠り所を求めますが、日本人(の多)くは敬神生活の綱領のような、漠としたスタイルに心の拠り所があるかもしれないなあ、と思います。

辻立ち @いわき駅前

今朝も7:30-8:30amの間、曇天の下のいわき駅前で辻立ちしました。今日話したのは、市内金融機関の預金残高が、積み上がっていて(退蔵されている)、市内のオカネが環流していないということ。個人消費の力に頼るだけでなく、企業が設備投資したくなるような環境作りをすべきです。
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ビジネスのタネは、いわきにたくさんあります。それらを何もしないで、天から降ってくる雨のように待つのでなく、こちらからターゲットを絞って獲得していくべきです。タネとしては、今年から始まる福島県沖の洋上風力発電の実証実験事業(ウィンドファーム)だけでなく、2兆円産業といわれる廃炉関連産業、それにつながるロボット産業、世界で最先端の火力発電研究、風評被害対策の解決方のひとつである水耕野菜工場等があります。それらが有機的に結合し、いわきは面白いね!いいね!と外部から評価してもらえるようになりたいです。その先は、視察者を積極的に受入れ、先端の取組みを外部に紹介し、福島・いわきの現状を実際に来て、見てもらうことにより、いわきの産業正常化とともにいわきで安心して暮らすことが実現するのではないでしょうか。

追伸:どなたかが物珍しそうに、スマホで私を撮影していました。まだまだ風景に溶け込んでないですね・・・

6月議会 最終日

本日6/27で、会期15日間の6月議会が終了しました。今日各種の議決を行いました。(正確に書くと読みづらいので、誤解をおそれずに)簡単に記述します。

1. 常任委員会委員長の報告
まず、執行部から出された各種の原案を、5つの常任委員会内で審議を行います(今週頭にやりました)。その常任委員会内での審議の内容と、原案を可決すべきかどうかの意見を、常任委員長が議場で報告します。なお、常任委員会には、総務常任委員会・市民福祉常任委員会・文教経済常任委員会・建設水道常任委員会があります。なお、私は総務常任委員会(主に予算関連を担当)に所属しています。

2. 討論
上記の報告を受けて、議員から賛成の立場と反対の立場で討論が行われます。議員個人が、なぜこの議案等に賛成(反対)するのか、登壇して理由・根拠を述べます。この常任委員会報告と討論を聞いた上で、各議員は賛成・反対の立場を決めます。

3. 一括採決
議案ごとに議員37名の起立採決(賛成の場合に起立、反対の場合に着席)し、多数決で決します。結論が見えているときは一括採決として、数10本の議案をまとめて採決することもあります。今回は執行部提出のすべての議案・補正予算案が原案通り可決されました。

4. 意見書案の提案・採決
地方自治法第99条の規程により、地方自治体は国等に対し、政策に関する意見書を提出することができます。今回は、以下の内容の意見書を可決しました
>空き家・廃屋対策の法整備を求める
>原発の損害賠償請求権の3年消滅時効の時効中断を求める
>温泉街の耐震化について、財政的支援を求める
>原発事故子ども・被災者法の具体的施策を求める
>ブラッドパッチ療法という脳脊髄液の病気の保険適用を求める

5. 決議案の提案・採決
東京電力に対して、福島第一原発の発生事故の早期情報公開を求める決議案も可決しました。

以上で6月議会の予定を全て終了です。100人以上が収容できる議事室も、しばらく無人になります。 
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辻立ち@いわき駅前

今朝は、いわき駅前で辻立ちしました。梅雨の中日のようで、前日の夜と打って変わって朝から快晴でした!空気が澄んで、吹き抜ける風が心地よいです。7:30-8:30amの1時間、お話をさせていただきました。
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今日話したのは、いわきの10年後の夢プランについて。われわれがここいわきで、持続的に住み働くには、雇用の場が必要です。現在のいわき市の置かれている外部環境と、市内の内部環境を踏まえて、どのような産業に注力していくか、そしてその将来の姿を若者やこれから社会に出てくる高校生らに、どのように見せる(魅せる)ことができるかだと思っています。

知人らの声掛けが、やる気にさせてくれます。ありがたいです。
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県庁おもてなし課

同名の映画が公開されていたので、「おもてなし課」がどのように活躍するのかぜひ見たいと思っていたのですが、多忙にかまけて鑑賞するきっかけを失っていました。原作であれば空いた時間に読むことができるので、購入してみました。

高知県庁に生まれた新部署「おもてなし課」。若手職員の掛水史貴は、地方振興企画の手始めに地元出身の人気作家・吉門に観光特使を依頼する。が、吉門からは矢継ぎ早に駄目出しの嵐―どうすれば「お役所仕事」から抜け出して、地元に観光客を呼べるんだ!?悩みながらもふるさとに元気を取り戻すべく奮闘する掛水とおもてなし課の、苦しくも輝かしい日々が始まった。地方と恋をカラフルに描く観光エンタテインメント、です。

どうも「くまモン」の熊本県と重なる部分が多く、地方自治体が手がける観光交流の課題の本質は類似しているということだと思います。
<くまモンの秘密については、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/26050794.html
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公が制作する観光パンフについて、おもしろい視点がありました。すわなち無料観光パンフのライバルは市販の有料ガイドブックであり、客は欲しいものにはオカネを支払っても手に入れる。一方、無料の観光パンフが、いくら設置場所を増やしても捌けないのは、顧客の視点が欠けているというのです。

「紹介する店舗の公平性に配慮し、いくら整った情報を詰め込んだとしても、客はそのパンフレットを見る義務はない。また手に取る義務もない。客はタダだったら何でも持って行ってくれるわけじゃない。自分の興味のあるものしか受け取ってくれない。役に立たないものは単なるゴミだ。いくらタダだからってゴミをもらってくれる人はいないだろ。」というのです。なるほど、これは他の公共印刷物に当てはまる点もあるかもしれません。

公務員の行動様式について、(プラスの意味で)非常に印象に残ったページがあったので、引用しておきます。
・・・非効率であることを義務づけられていると言っても過言ではない、全ての業務にマニュアルがあり、即応性を求められる事柄も手続き論で停滞する。それは手続きで縛らねば信用できないとい前提を背負わされているからだ。
つまり、役所のシステムにはそこで働く者の堕落が折り込まれている。おまえ達は堕落する者だと最初から決め打ちされたシステムの中で、能力を発揮できる人間がどれだけいるだろうか。ましてやマニュアルにない新しいことを始めることなど。
頭が固い、融通が利かない、だからお役所は。だが、そのような行政であることを彼らは義務づけられてきたのだ。求められたのは創造性や柔軟性よりも硬直性だ。
「萎縮せざるを得んがよな、あの人らは」
手続き論を突破せねばできないことがある。しかし成果を出したとしても、彼らは手続き論を突破した責任を追及される。
「萎縮させゆうがは、俺らや」
行政の硬直性を批判しながら、一方で責める意見がある。前例がない施策は全て逸脱になり得るのだから、自己規制に走るのは当然の話しだ。結果として誰の幸せにもならない空疎な正論だけがまかり通り、地方は動脈硬化を起こす。
「まあ、自治体というもんは効率よりも、公に言い訳が立つことを優先せなあ、いかん組織よ」。
 

クレハいわき事業所見学

錦にある、クレハいわき事業所の工場見学してきました。これはいわきフラオンパクのプログラムのひとつ、「クレバよくわかるツアー」です。工場内は基本的に撮影禁止だそうですが、撮影許可をいただきましたので、アップします。まず、工場入口で厳重な受付をすませ(事前に来訪者登録が必要)、工場概要のレクチャーを受けました。

敷地面積112万㎡、これは縦1,000m×横1,200mとのこと、端まで行くのに徒歩15分はかかりそうです。東京ドーム86個分だそうです。クレハの事業所の国内では、このいわき事業所が主力工場で、基礎化学品・合成樹脂・機能素材・炭素繊維・炭素材料・医薬品等のさまざまな製品・中間製品を研究開発・製造しているとのこと。
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おなじみのクレラップだけでなく、市内の水道・プールに使用する次亜塩素酸もこの工場から納入しているとのこと。なおクレラップの主原料が、海水を蒸発させた海外からの工業塩であることをはじめて知りました・・・・
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工場内は広大で、無数の工場・研究棟・自家発電所(45,000kw)等の建物・構築物があり、時代のニーズに合わせてスクラップ&ビルドしていくそうです。古びた設備もあれば、真新しい建物もあり、大工場のスケールに圧倒されました。

会計士として、工場視察はかなり体験している方だと思います。印象に残っているのは四日市の石油精製プラントや、シンガポールの特殊プラスチック製造工場です。素材が壮大なスケールで加工され、一定の製品になっていく姿には経済のダイナミクスを感じます。それらに比べてもクレハ工場の規模感はかなりのものです。

工場内の研修センターでは、工場内での手の洗い方や、粉末爆発の危険性、油火災の対応等の体験をしました。特に小麦粉を使った粉末爆発実験を間近で見せてもらい、あまりに簡単に爆発することに拍子抜けしました。工場内の安全管理を口酸っぱく励行することに、著しい納得感があります。
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工場内の社食でランチをご馳走になりました。あまりに広大な敷地なので、工場勤務(クレハ本体で900名、関係会社等約500名)の方のほとんどが工場外に出ず、社員食堂で昼食をいただくそうです。メニューも定食だけでなく季節限定のものも含めて、5-7種類くらいあり、美味しかったです。
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工場前で参加者で集合写真を撮りました。右にいるのはクレハのキャラクター「キチント」ちゃんです。主力商品クレラップは、毎年必ずマイナーチェンジ・改善をするため、「ニュー」クレラップと呼ぶそうです。クレハの常に進化し続ける姿勢は素晴らしいと思います。
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東日本大震災復興特別委員会

東日本大震災復興特別委員会が開催されました。今回も報道機関公開での委員会です。議題は、以下のとおりです。
1. いわき市復旧計画の進捗状況について
2. いわき市除染実施計画(第2版)について
3. 町外コミュニティについて
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1. 現在の復旧計画では平成25年度(2014年3月末)まで「復旧」を完了させる予定です。復旧予算は総額で658億円。2013年3月までの進捗度は84%です。現在の落札率が非常に高い要因として、人件費や資材費の増加に加えて、発注数に対する受注業者数が限定されているため、平常時に比して競争原理が働きにくい環境にある旨の分析・説明がありました。

2. 現在の除染計画(第2版)では、いわき市の市域全体を対象として、大字単位で除染対象区域が定められました。①文科省測定で面積の50%超が基準値以上、②いわき市測定で地域平均が基準値以上、③いわき市測定で学校・公園等が基準値以上の3つです。なお、基準値は0.23μSv/hです。これによれば市域の大部分が除染対象となります。除染対象区域に対して、①保育施設・教育施設・公園、②住宅・宅地・農地等、③商業施設・事業所の優先順位を除染作業が始まります。今後は、実際作業する際に必要となる、仮置き場をそれぞれの地区でどのよう確保していくかが最大の課題となると考えられます。

3. 現在双葉8町村からのいわき市への避難者は、23,755人。そのうち仮設住宅住まいが3,076世帯、借上住宅住まいが7,173世帯だそうです、現在、町外コミュニティの形について、国・県・いわき市・富岡町・大熊町・双葉町・浪江町の8者で個別協議を行っていますが、結論は出ていません。避難者の住民意向調査によれば、これからも4,500世帯もの方々が、いわき市へ移住を希望しているそうです。

私見ですが、制度設計の課題はあっても、まずいわき市が双葉郡の町外コミュニティを快く受入れることを対外的に発表すべきです。その上で、事実として多大な避難民を受け入れをし、県民、国民全体のために役に立っているいわき市に対する堂々の国・県の財政的・非財政的支援を求めるべきです。これによりいわき市民が、避難民をテコにして、市内経済の回復・成長の道筋をつけることができます。逆に言えば、このタイミングで、受入にあたっての条件闘争をしようものなら、避難民の何割かが他市居住を選択し、いわき市が全国一の復興モデル都市になることなど夢に終わってしまうおそれがあります。
 

一般質問 執行部回答4(いわき市潮学生寮)

6/19に行われた当方の一般質問(いわき市潮学生寮)に対する執行部からの回答を文字化してみました。これは当日傍聴にきてくださった方のメモを中心に、テープ(ビデオ)起こしにより文字化したもので、確定された会議録ではありません。したがって聞き取りミス等があるかもしれないことをご了承ください(正式な会議録が、議会事務局により後日制作されますので、そちらでご確認ください)。

黒字部分が吉田の質問赤字部分がそれに対する執行部回答となっております。かなり長いですが、こんなやりとりを議会内で、議員と執行部がしているんだということを知ってもらう一助になれば幸いです。

 いわき市潮学生寮について

潮学生寮は、神奈川県川崎市多摩区生田にあり、昭和34年に建設された鉄筋コンクリート造3階建の建物と、昭和53年に増築された同じく鉄筋コンクリート造3階建の建物 計2棟の学生寮で定員は63名となっています。現在は、首都圏の大学等に通学するいわき出身の学生の金銭的負担を軽減するために、運営する財団法人を通して、いわき市が毎年約10百万円の運営補助しております。

   入寮率の低下の原因は、21部屋の相部屋であること、集団生活の制約があること、都心から若干離れて位置していること等であります。実はこれは過去20年前にも議会で答弁(平成59月議会)されており、それらの状況は現在に至っても基本的に全く変わっておりません。それらを踏まえて、入寮率を上げる善後策を伺います。

回答(教育部長):新入寮生の募集につきましては、広報いわき、市公式ホームページ、地元新聞紙への掲載、市内の高等学校や公共施設へのポスター掲示による周知をはじめ、高校や予備校、寮への通学圏内の大学などに募集要項を配布しているところであります。今後の新入寮生の募集にあたりましては、舎監や寮母が常駐していることや寮生の保護者会による寮訪問など、保護者、入寮生の双方にとって安心感のある施設であること、さらには、寮内での自主的な生活など、潮学生寮の特徴についても、より強くアピールし、入寮生の確保に努めてまいりたいと考えております。

(2) 2点目は、設備改修投資の効果についてです。

   当初の建物は建築後54年を経過しており、鉄筋コンクリート躯体の一般的な耐用年数である50年をはるかに超過しております。また当然ながら耐震化工事はなされておりません。先日5/23に舎監様、寮母様のご案内で現地をこの目で見て参りました。ひとことで申し上げると、基本性能が低い建物にいくら表面上のお化粧をしても限界があると感じました。例えば、晴天にもかかわらず建物の内側の壁がしっとりしており、建物内部の壁面に汗をかくのが常態化しています。また居室の天井高が低く、相当の圧迫感があります。また共同浴場の浴槽に大きな水漏れ箇所があり、部分的な補修では完全復旧にほど遠いと思われます。トイレも配水管のつまりが頻発しており、給排水管全体の更新も視野に入れる必要があります。15年前に135百万円をかけて大規模修繕をされたとのことですが、もはやその修繕効果を感じることができなくなっております。

市として、現在の建物及び設備の老朽化状況をどのように捉えているのかご所見を伺います。

回答(教育部長):当該施設の状況につきましては、13年に行った大規模改修工事後も、毎年の営繕調査により把握しており、修繕を要する部分については、優先順位を見極めながら実施しているところであります。

(3) 3点目は、入寮生に対する援助のあり方の再考についてです。

   過年度の改修投資135百万円に加えて、毎年市からの運営補助が約10百万円支出されております。設備の老朽化を考えれば、入寮生に対して、安かろう悪かろうの寮を延命して提供するだけでなく、将来的に建替えを行い、機能的でかつ清潔、快適な環境の下で勉学に励ませ、将来のいわき市を担う人材に育てることも検討すべきと考えます。そこで民間の建築専門家による建物診断を実施し、そのエンジニアリングレポートを参考に、建替えの検討を含めた長期計画を策定すべきと考えますが、そのご所見を伺います。

回答(教育部長):当該施設の適切な維持管理に、一層努めていくことに加えまして、中長期的な視点を踏まえた施設のあり方について、今後、検討してまいりたいと考えております。

子ども達の成長はすべて親の願いであり、ユニークで優秀な人材の育成こそ今、求められています。先日、あるNPO様の支援で、磐城高校生をイエール大学とNYの私立高校に訪問させ、それに同行する機会がございました。目的は高校生の英会話習得そのものではなく、全く新しい分野に触れることにより生徒の視野を広げることです。わずか1週間のホームステイでしたが、2日目から生徒の目がいきいきと輝き、何でも吸収してやろうという意気込みを感じることができました。100%英語環境下での授業に放り込まれ、それに適応する磐城高校生の潜在能力もさることながら、機会さえ与えれば、想像以上にやる気に火を付けることができることを再認識しました。

これには続きがございまして、この縁で訪問したNYの私立高校の先生とNYで活躍中のプロの演出家とによって、今年の8月に磐城高校で高校生向けのサマープログラムが開催され、8/3(土)には文化センター大ホールで発表会を行なう予定です。今回訪問したイエール大学生数名も参加します。このような本物に触れる機会を高校生にシャワーのように与えることにより、広い視点と柔軟な発想を持たせることができ、そのような環境を与えてくれる郷土に感謝するのです。

まちづくりは、人づくりといわれています。また鮭が大海に出て修行し、ふるさとの綺麗な川に戻ってくるといいます。意欲あるいわきの若者が東京で密度の濃い修行ができるきっかけの一つとして、素晴らしい環境の潮寮を整備していただくことをお願い致しまして、これで私の質問を終了いたします。

 

ご静聴、誠にありがとうございました。 

一般質問 執行部回答3(いわき平競輪場)

6/19に行われた当方の一般質問(いわき平競輪場)に対する執行部からの回答を文字化してみました。これは当日傍聴にきてくださった方のメモを中心に、テープ(ビデオ)起こしにより文字化したもので、確定された会議録ではありません。したがって聞き取りミス等があるかもしれないことをご了承ください(正式な会議録が、議会事務局により後日制作されますので、そちらでご確認ください)。

黒字部分が吉田の質問赤字部分がそれに対する執行部回答となっております。かなり長いですが、こんなやりとりを議会内で、議員と執行部がしているんだということを知ってもらう一助になれば幸いです。

 いわき平競輪事業について

いわき平競輪は、戦後の復興事業費を稼ぐため開催が認められたもので、現在はいわき市自体が開催者となり、施設も市が普通財産として所有しております。収入から支出を差し引いた残余の利益は、スタンド等の設備改修等に充てられ、さらに残った金額は市の一般会計に繰入れられております。これまで一般会計へ貢献した額は840億円以上であり、当時の貨幣価値を思えば、現在の2000億円にも匹敵する額で、これは市税収入の数倍の規模であります。配付資料4ページをご覧下さい。現在全国で44場ある競輪場のうち3/4がなんらかの赤字経営でありますが、いわき平競輪は全国でも有数の良好な経営状態にあることが示されております。

(1) 1点目は、競輪事業の売上高についてです。

   配付資料3ページをご覧下さい。全国的に公営競技と呼ばれる、中央競馬・競艇・競輪・地方競馬・オートレースいずれも売上は下落を続けております。まず、全国的な車券売上推移について市の認識を伺います。

回答(商工観光部長):競輪界全体の車券売上額は、競輪事業が始まった昭和23年度から増加傾向にありましたが、平成3年度の約19,553億円をピークに減少傾向に転じ、平成23年度の車券売上高は約6,229億円とピーク時の約32%まで減少しております。

   いわき平競輪の売上も下落傾向にあると理解しています。いわき平競輪場の車券売上推移について伺います。

回答(商工観光部長):いわき平競輪の車券売上額は、特別競輪の開催の有無によ増減はありますが、競輪場を開設した昭和25年度から概ね増加傾向にありました。しかしながら、オールスター競輪を開催した平成6年度の約722億円をピークに減少傾向に転じ平成23年度の車券売上額は、東日本大震災による開催中止の影響もあり、ピーク時の約21%となる約150億円まで減少したところであります。

   いわき平競輪場の収支状況について伺います。

回答(商工観光部長):いわき平競輪の収支状況は、開設以来、リニューアル期間中の平成16年度を除き、黒字を継続しているところであり、平成23年度の決算ベースで申し上げますと、車券売上額1499,485万円に対し、収益額63,315万円となっており、収益率は4.22%となっております。この収益額は、全国で競輪事業を実施している47施行者中4番目に高い額であり、収益率についても、3番目に高い率となっており、車券売上の減少傾向が続く競輪界において、比較的良好であると考えております。

(2) 2点目は、今後の競輪事業への取り組み姿勢についてです。

   競輪ビジネスを取り巻く外部環境は非常に厳しく、全国的な売上高は凋落傾向にあり、公が行なう事業としてはハイリスクなビジネスです。売上高は単価×数量ですが、いわき平競輪においてここ数年はどちらの要素も下落傾向を示しています。現在は黒字経営を維持しておりますが、将来的な赤字経営に転落するおそれも十分にありえます。他場の先例では、赤字経営が継続すると廃止の選択肢が見えてきますが、その場合は地元の雇用継続や膨大な除却コスト等のさらなる問題が発生いたします。そこで収益確保に向けた施策について、競輪事業においては、開催経費をより効果的に使用するなど、効率的な経営が必要と考えますが、いわき平競輪場ではどのように取り組んでいるのか伺います。

回答(商工観光部長):いわき平競輪では、施設改修を契機に車券売上の増加が期待できるナイター競輪に取り組むとともに、臨時場外車券売場の拡大を図っているところであります。また、開催経費の削減策といたしまして、入場者の減少傾向を踏まえ、平日における販売窓口等の縮減による人件費の削減、警備及び清掃等の業務委託における実施体制の精査を行うなど、効率的な施設運営と、それに伴う運営経費の削減に取り組んできたところであります。さらには、本場開催におけるCS放送用番組の自主制作や場外開催に係る契約事務の簡素化などの事務改善にも積極的に取り組んでいるところであり、今後におきましても、効率的な施設運営や事務改善に努めてまいりたいと考えております。

   競輪事業の収支を考えれば、収益率が最も高い本場売上を伸ばすことが最善の手段です。また場外売上を伸ばすためにも、実は本場で魅力ある開催を行ない、同じ日程で他場開催があっても平競輪に投票してもらえるよう、魅力的な番組作りや他場へ中継される画面での本場での賑わい創出の仕掛けが必要です。いわき平競輪場では、本場開催の魅力を競輪ファンや潜在的な顧客へ訴求するため、どのような施策を実施しているのか伺います。

回答(商工観光部長):いわき平競輪では、ファンの皆様に楽しんでいただけるよう、地元選手や有力選手が参戦する迫力ある競輪の開催に努めるとともに、特別観覧席等の利用者へのポイントカード導入や本場開催時の車券購入券プレゼント等の来場者サービスを実施しているところであります。また、競輪ファンの固定化や減少傾向を踏まえ、女性や若年層などの新規ファン獲得が課題となっていることから、全国で唯一バンク内側からの観戦が可能な施設等を活用し、ナイター競輪実施期間中のバンク内ビアガーデン、出会いの場を提供する「リンコン」、女性の視点で競輪を楽しむ「ケイリン女子会」、親子で競輪を楽しむ「親子ではじめてのケイリン」等を実施しているところであります。さらには、去る66日から3日間開催された「第2F1ナイター」において、本市初開催となる「ガールズケイリン」を実施し、好評を得たところであり、今後におきましても、既存ファンへのさらなるサービス向上はもとより、新規ファン獲得に向け、積極的に取り組んでまいりたいと考えております。

   本場売上を劇的に伸ばす方法として、すなわちG1G2グレードの特別競輪を平競輪で開催するという方法があります。添付資料5をご覧下さい。特別競輪開催には、開催コストがかかるという反面、売上増加に対する明確な即効性があることがわかります。特別競輪招致には、番組編成団体である()日本自転車競技会への招致活動や他場との協力体制構築等が必要と考えます。市は特別競輪開催について、どのように取り組んでいるのか伺います。

回答(商工観光部長):特別競輪の開催については、車券売上増加による収益確保はもとより、交流人口の拡大や地域経済の活性化などに寄与することから、厳しい招致競争を勝ち抜き、これまでも、オールスター競輪を5回、全日本選抜競輪を2回、日本選手権競輪を1回、東王座戦を1回、計9回の特別競輪を開催しております。本年度につきましても、ナイター競輪における唯一の特別競輪であるサマーナイトフェスティバルを招致し、来る82日、3日に開催することとしております。今後におきましても、特別競輪の招致に積極的に取り組み、収益の確保はもとより、復興に向けた本市の元気を全国的に発信してまいりたいと考えております。

競輪事業は、全国的に売上が凋落傾向であり、また全国どこからでも車券が買えるため全国の競輪場が競合他社という、極めて経営の舵取りが容易でない環境にあります。この経営には、ある意味民間企業よりも厳しい販売力や企画営業力等、通常の公務員総合職の枠から飛び出たスキルセットが必要と思われます。現在は商工観光部公営競技事務所所属の職員が創意工夫し、運営されておられますが、今後、経営をより力強いものとするため、一定の権限委譲等を含め、競輪開催事業がより機動的でより効果的に運用できるような支援体制の構築を要望申し上げて次の質問に移ります。

 

(3) 3点目は、施設の利活用についてです。

   平競輪場は市が保有する公共の財産です。震災発生時に支援物資の受入拠点として大活躍したことは市民全員の記憶に新しいところです。競輪場を、開催日以外の地域開放型施設として高校生への大会、パブリックビューイング、市民へのバンク開放等をしていると伺っております。そこで、競輪以外の利活用について伺います。

回答(商工観光部長):現在のいわき平競輪場は、「地域との共生」をコンセプトの一つとして、地域の集会や会議などに利用可能な「サイクルハウス」、「サイクルシアター」「オープンスペース」などの地域開放型施設を整備したところであります。また、バンク内の「カーニバルプラザ」及び「サイクルコロシアム」についても広く市民等に貸出を行っており、さらには、バンクについても福島県高校総合体育大会における自転車競技会場及び地元高校生の練習会場等に開放しているところであります。今年度につきましても、来る722日には、本市で初めて開催されるプロ野球オールスターゲーム第3戦の「パブリックビューイング」が実施されることとなっており、今後におきましても、市民から広く親しまれる施設として、利活用促進に取り組んでまいりたいと考えております。


いわき平競輪場は、平成
18年に大規模スタンド改修を行なっているため、全国でもっとも新しい設備を有しています。この改修費約160億円も競輪事業単独で生んだ余剰金の継続的な積み立てで実施されたものであります。このように、競輪事業の経営状態が良好なうちに、競輪場のあるべき中長期的なその利活用方法につい考えておくべきと考えます。その計画策定を要望させて頂き、次の質問へ移ります。

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一般質問 執行部回答2(いわき駅北口周辺の整備)

6/19に行われた当方の一般質問(いわき駅北口周辺の整備)に対する執行部からの回答を文字化してみました。これは当日傍聴にきてくださった方のメモを中心に、テープ(ビデオ)起こしにより文字化したもので、確定された会議録ではありません。したがって聞き取りミス等があるかもしれないことをご了承ください(正式な会議録が、議会事務局により後日制作されますので、そちらでご確認ください)。

黒字部分が吉田の質問赤字部分がそれに対する執行部回答となっております。かなり長いですが、こんなやりとりを議会内で、議員と執行部がしているんだということを知ってもらう一助になれば幸いです。

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いわき駅北口周辺の整備について) 

いわき駅北口はこれまで南口のような広場がなく、バス便やタクシーも限られ非常に不便な状態に置かれてきました。ここにきていわき駅北口にロータリーが整備予定と伺っております。これが完全に完成すれば、近隣の鉄北住民にとって便利になるだけでなく、石森や平窪、好間工業団地へのアクセスにも多大な経済的好影響があると考えます。

(1) 1点目は、北口交通広場整備工事の進捗状況・完成見込みについてです。

   まず平成244月に暫定供用を開始した一期工事の内容について伺います。

回答(都市建設部長):いわき駅北口交通広場の一期工事につきましては、南北自由通路の供用開始後、駅北口の利用者が、狭隘で老朽化した旧平安橋を迂回路として通行する状況を早期に解消し、安全性の確保はもとより、早期に投資効果を発現させる観点から、南北自由通路と都市計画道路才槌小路鯨岡線を早急に接続することとし、交通広場全体約4,600㎡のうちバス・タクシーなどの交通ターミナル部分を除く、広場西側の歩道部、約1,800㎡の整備を行ったものであります。

   二期工事の進捗状況について伺います。

回答(都市建設部長):二期工事の進捗状況につきましては、平成24年度から3か年の継続工事として、交通広場の築造工事に着手し、平成24年度は、立体広場の基礎となる場所打杭全30本を施工したところであります。今年度は引き続き、柱及び床版等の躯体の築造を進めることとしており、現在までに、全30本の柱の内、JR常磐線沿いの柱5本と一期工事に隣接している柱10本の計15本が完成したところであります。なお、平成24年度末の二期工事の進捗率は、事業費ベースで約16%となっております。

   二期工事の完成見込みの時期について伺います。

回答(都市建設部長):二期工事につきましては、残る柱及び床版等の躯体の築造を順次進め、平成26年度には、舗装、照明設備及び修景施設などの仕上げ工事を行い、北口交通広場の供用を図って参りたいと考えております。

   北口交通広場整備工事の完了により、どのような効果が見込まれるのか伺います。

回答(都市建設部長):二期工事が完了し、北口交通広場全体の供用が開始されますと、平北部地区のバス・タクシー・自家用車などの各種交通機関と鉄道との乗り換えが円滑かつ効率的に行われ、北口利用者の利便性向上や、安全性の確保、さらには、南口駅前広場周辺の朝夕の送迎等に伴う交通渋滞の緩和が図られること、また憩いと潤いのある交流空間が確保され、都市魅力や快適性が向上するなどの効果があるものと考えております。

 

(2) 2点目は、都市計画道路掻槌小路鯨岡線についてです。

   この通りはいわき駅北口交通広場の進入路であります。まず、当該都市計画道路整備の目的を伺います。

回答(土木部長):都市計画道路才槌小路鯨岡線につきましては、一般国道399号の交差点から北口交通広場を経由し、都市計画道路正内町北目線の交差点に至る延長約980mの区間において、歩道付き2車線の整備を計画するものであり、現道は、幅員が狭隘で歩道が未整備であるため、朝夕の通勤、通学時において、渋滞が発生するなどの状況にあります。このようなことから、交通結節点としての機能を高めるため、整備が進められている北口交通広場へのアクセス強化を図ると共に、歩行者の安全性の確保及び自動車交通の円滑化を図ることを整備の目的としております。

   北口交通広場整備工事と都市計画道路掻槌小路鯨岡線の整備のタイミングの相違について伺います。

回答(土木部長):都市計画道路才槌小路鯨岡線につきましては、アクセス強化による北口交通広場の整備効果を高める観点からも、一体的な整備が必要であるとの認識に立ち、平成23年度から測量・設計など、事業認可に向けた取り組みを進める予定でありました。しかしながら、東日本大震災の影響を受け、本市といたしましては、早期復旧・復興に資する事業を最優先として取り組むこととしたことから、未着手でありました当該路線の整備につきましては、事業化を先送りしたところであります。

   今後の整備見込み時期を伺います。

回答(土木部長):今後の整備見込み時期につきましては、市といたしましても、当該路線の整備の必要性・重要性については、強く認識しているところでありますので、復旧・復興事業の進捗状況を見極めながら、しかるべき時期に事業に着手できるよう、取り組で参りたいと考えております。

いわき駅北口周辺の整備は、都市計画道路掻槌小路鯨岡線の整備によって、より効果的な利用が可能となるものです。この道路拡幅がなくてはバス便やタクシー・自家用車等の交通量の増大に対して渋滞が発生するおそれがあり、また交通量の増大は通学中の高校生をはじめとする歩行者を危険にさらすことになります。また逆にアクセス道路が使いにくいことにより、タクシー利用者等が思ったより伸びず、またバス定期路線の新規開設のネックとなるおそれもあります。ぜひいわき駅北口周辺の整備のタイミングに合わせ、可及的速やかに掻槌小路鯨岡線を整備することを要望して、次の質問へ移ります。

 

(3) 3点目は、北口交通広場の下部空間について

   下部空間の今後の利活用について、どのような考えなのか伺います。

回答(都市建設部長):北口交通広場の下部空間につきましては、立体構造となる特性を生かし、計画段階から、駐車場としての利活用が図られるよう、柱の配置や、はり等の構造を決定し、整備を進めてきたところでありますが、今後は、北口交通広場周辺の利用状況等を踏まえて、下部空間の整備方針について、決定して参りたいと考えております。


いわき駅北口周辺の整備は、下部空間の駐車場整備と一体となって初めてその整備効果が完全に発揮されるものであり、片手を縛られた状態では、これまで多額に費やした工事経費がムダになってしまう恐れがあります。また二期工事完了後、広大な下部空間が放置され、閉鎖されたままの状況は異常であり、どうにか利活用すべきとの市民の声があがることは必定であります。またいわき駅はいわき市の中心であり、ビジネスで電車で東京へ向う方の玄関口です。駅の利便性向上により、復興関連事業のスピードをより加速させるためにも、一刻も早く、下部空間の駐車場等に対する予算措置及び整備を要望させて頂き、次の質問へ移ります。

 

公債の繰上償還

今回は、資金調達に関するちょっと小難しい話をします。市の財政収入のひとつとして、地方債の発行があります。いわき市の場合、国内資金だけで借入していますが、一般的には下記の種類があります。
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現在、主要な調達先として、財政投融資資金・簡保資金・旧公営企業金融公庫資金の3公的資金に加えて、民間銀行からの借り入れがあります。前三者は、長期資金であり、比較的低利で調達できるというメリット、国の関与が大きく機動的でないというデメリットもあります。具体的には、任意の繰上償還が認められず、現在の低金利下では、かえって過去の公的資金の借入利率が、新規の民間の借入利率を上回ってしまっているということがあります。現在、新規の民間の(最優遇)借入利率は約1.0%前後ですから、当時7%や8%で借り入れた長期資金がそのまま残っている状態は、相当不利となります。

通常の経済行動としては、既存の公債を償還(早く返済)し、足りない分は新規公債発行(再度低利で借り直す)することとなります。ここで立ちはだかるのが、国と地方公共団体の関係性です。既存の借入先である、財投や簡保等は国直轄の金融機関であり、また長期で財政計画を立てているため、各公共団体が自由に借入れや償還をすることは想定されておらず、(事実上)償還を求めることはできなくなっています。これ自体変なことであることに気づき始め、国も少しずつですが、平成19年から一部の繰上償還を認めはじめ、いわき市においては借入利率5%以上の公債は償還済みです(逆にいえば、それ以外の既存公債は残ったままともいえます。市の余剰資金を、さらなる低金利の定期預金等で運用している現状は、まさに「逆ざや」の状態です)。

この度総務省が、東日本大震災の特定被災地方公共団体における復旧・復興を支援するため、平成25年度限りの措置として、年利4%以上の旧公営企業金融公庫資金について補償金免除繰上償還を認める旨、公表されました。いわき市においても、当該繰上げ償還を順次していく予定です。これにより高金利の公債費が、少しでも軽減されることになります。非常に細かい点ですが、震災をきっかけにいろいろな制度が、あるべき姿に近づいていっています。 

辻立ち @いわき駅前

今朝は、いわき駅前で辻立ち。常磐線の列車が到着する度に、多くの通勤客・通学学生が通り過ぎていきます。人の波の変化が大きいです。知人の顔も、ちらほら見られました。明日もやるぞ!
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今朝の天気予報は曇りでしたが、駅前に到着してみると晴れ!朝日がまぶしい季節になってきましたね。
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一般質問 執行部回答1(ペットのフン害)

6/19に行われた当方の一般質問(ペットのフン害)に対する執行部からの回答を文字化してみました。これは当日傍聴にきてくださった方のメモを中心に、テープ(ビデオ)起こしにより文字化したもので、確定された会議録ではありません。したがって聞き取りミス等があるかもしれないことをご了承ください(正式な会議録が、議会事務局により後日制作されますので、そちらでご確認ください)。

黒字部分が吉田の質問赤字部分がそれに対する執行部回答となっております。かなり長いですが、こんなやりとりを議会内で、議員と執行部がしているんだということを知ってもらう一助になれば幸いです。

3番 いわき市議会 志道会の吉田実貴人です。今年2013年は今後のいわき市の10年間の方向性を決定づけるであろう大切な年になると思います。先日ですが、「海賊と呼ばれた男」という今年の本屋大賞を受賞した本を読みました。安倍総理も愛読している、出光興産創業者の出光佐三のノンフィクション小説です。その言葉のひとつに「日本人に帰れ。」があります。これは、自分たちの利益ばかりを追求するのではなく、世のため人のためにことを成すことの意味で、出光はいまも、そうした日本人らしさを心に活動しているそうです。昨今は賠償金の多寡を遠因とするねたみ・そねみが蔓延する世の中になってきておりますが、日本人としての矜持を持って、わが市が全国のどの街とも違う、ユニークな復興の先進モデル都市となることを祈念し、以下通告順に従い、質問いたします。

 

1.   まず、大きな1番目は、ペットに関する美化施策についてです。

市内には市民の憩いのために460か所の各種公園が存在しております。またそれ以外に歩道や川縁、海辺等が市民の散策等に利用されております。しかしながら、そこかしこにペットのフン放置が散見され、公衆衛生上問題があります。散歩中やジョギング中にフンを踏んづけて憤慨した経験、また草刈り機での雑草刈取り中に、フンを巻き込んで飛び散らせてしまった経験をお持ちの方も多数、いらっしゃるのではないでしょうか。フン放置が景観上よろしくないだけでなく、健康で清潔な市民生活を送るためには、公共空間でのペットのフン放置は許容できるものではありません。

(1) 1点目の質問は、ペットのフン害対策として過去に実施した施策についてお伺いします。

   まずフン害防止看板の配布枚数を伺います。

回答(保健福祉部長):散歩中の犬のフンが放置されることを防ぐため、フン害防止看板を作成し、保健所及び支所において希望者へ配布しておりますが、過去6年間の配布枚数について年度ごとに申し上げますと、平成19年度が655枚、平成20年度が627枚、平成21年度が779枚、平成22年度が658枚、平成23年度が569枚、平成24年度が558枚であります。

   フン害防止チラシの配布枚数を伺います。

回答(保健福祉部長):狂犬病予防法に基づく飼い犬の登録時や、各地区において集合注射を実施する際などに、飼い主のマナーを啓発するためのフン害防止チラシを配布しておりますが、過去6年間の配布枚数について年度ごとに申し上げますと、平成19年度から平成21年度までが、それぞれ2,000枚、平成22年度が10,000枚、平成23年度が5,000枚、平成24年度が10,000枚であります。

   犬のしつけ方教室開催の状況を伺います。

回答(保健福祉部長):過去6年間の飼い犬のしつけ方教室の開催状況を年度ごとに申し上げますと、平成19年度から平成23年度まではそれぞれ6回、平成24年度は10回であります。なお、今年度につきましては、昨年度同様、10回の開催を予定しているところであります。

   広報車による巡回広報の状況を伺います。

回答(保健福祉部長):広報車による巡回広報につきましては、フンの持ち帰りの徹底などをその地区の住民に広く啓発するため実施するものでありますが、その回数につきましては、平成22年度が38回、平成23年度及び平成24年度がともに35回となっております。

   施策の効果をどのように認識しているか伺います。

回答(保健福祉部長):保健所では、ペットのフン害対策を含め各種施策を実施してきたところですが、近年の犬に関する苦情の処理件数のうち、迷い犬や放浪犬に対する苦情や、犬の抑留頭数が減少傾向にあることから、動物愛護の機運が醸成されてきており、一定の効果が現れているものと認識しております。

 

過去の施策によってフン通報が大きく減っているわけではないこと、及びフン問題が本質的な解決に至っていないことが分りました。

(2) 2点目は、愛谷町の現状です。

平愛谷町は、平成21年からいわき市動物愛護推進モデル事業として指定されており、動物愛護推進協力員が活動しております。具体的には月に1回第3日曜日に、ボランティアのパトロール隊が啓発・フン放置抑止のため、町内巡回を行なっています。抑止が本来の目的ですが、あまりに多数のフンが放置されているため、フン回収も副次的に行なっています。その度に回収されるフンの量は、毎回約6-7kgと大量であります。パトロール隊は自虐的に、自分達のパトロール活動をウンコ拾いと呼んでおり、どうして自分たちが文字通り、他人の尻ぬぐいをしなければならないのかという疑問を持ち続けています。このような状態でありますので、愛谷町に続く他地区からのモデル地区申請件数がゼロと伺っております。

   まず、モデル地区指定の経緯を伺います。

回答(保健福祉部長):平成21年度に、平地区の愛谷町区内会より、「地区内の歩道や公園等に犬等のフン放置や犬の放し飼いの状況があったことから、町内の美化活動に併せて、飼い主のマナー向上に取り組むため、市と連携して対応したい」との相談が寄せられたところであります。市としましては、愛谷町を本市の動物愛護推進モデル地区に指定し、同区内の自主的な活動を支援することとしたものであります。

   ペットパトロール隊・腕章・看板等の現状を伺います。

回答(保健福祉部長):ペットの飼い主に対し、適正飼養やマナーの向上について助言等を行う、「ペットマナーアップサポーター」につきましては、平成21121日に、愛谷町区内会役員や、子ども会役員などの住民約50名により結成したところであります。市としましては、その活動を支援するため腕章、配布チラシ及びフン害防止看板等を提供したところであります。この結果、同地区においては、サポーターを中心にこの地区を散歩する犬の飼い主にフンの持ち帰りを呼びかけたり、チラシを配布するなどの啓発活動を実施し、また、毎月定期的に犬のフン拾い活動などを行い、環境の美化活動に取り組んで居るところであります。

   愛谷町の活動を踏まえて、過去2回実施したアンケート結果を、その後の施策にどのように活用したか伺います。

回答(保健福祉部長): 犬や猫に対する市民の意識を把握し、今後の動物愛護行政の参考とするため、アンケート調査を実施したところ、飼い主のマナー向上への取組みを継続して進める必要があることなど、飼い主と地域住民との共通理解が図られたところであります。さらに、動物愛護思想の普及拠点施設の必要性も挙げられましたが、これらについては本年1月の「動物愛護行政のあり方検討懇談会」の提言の際にも反映されたところであります。今後につきましても、新たなモデル地区の取組みを実施していくなど、更なる動物愛護行政を推進していくために、活用して参りたいと考えております。

   前述とおり、実施してきた施策は必ずしも大きな効果を上げているという状況ではありません。改善がない放置フンの状況についての市の認識を伺います。

回答(保健福祉部長):愛谷町において平成226月に実施しました2回目のアンケート調査結果によりますと、ペットマナーの啓発活動を地域全体で取り組んできたことから、愛玩動物の飼養等に関する住民意識が変わってきたという意見や犬のフン放置や放し飼い等が減少したという意見が寄せられており、愛谷町の自主的な取組みは着実に進んでいるものと認識しております。

効果があがらない理由として、町外の方が自動車でペットを連れてきて、町内の公園で短時間、禁止されているノーリードで犬を自由に遊ばせ、フン放置も含めて注意される前に、ペットとともに去って行くということが目撃されています。また直接本人に注意をしても、全くへのかっぱの人もいると聞いています。

 

(3) 3点目は、21世紀の森公園の現状です

今年7/22にプロ野球オールスターが21世紀の森公園グリーンスタジアムで開催されます。ここも広い駐車場があることから、車でペットを連れてきて、散歩をさせる人も多いと聞いています。フンの量も多数発見されており、私が4月にボランティアの清掃活動させていただいた際も、放置フンを見つけることができました。配付資料の1ページをご覧下さい。今年1月におけるフン放置の状況です。いろいろな場所にフンが散見されるのがわかると思います。オールスターは他市からの入込み客が中心であり、21世紀の森公園が不潔なようでは、いわきのイメージが悪くなってしまうおそれがあります。

   まず、指定管理者である財団法人いわき市公園緑地観光公社への管理委託の内容を伺います。

回答(保健福祉部長):21世紀の森公園につきましては、民間のノウハウ等を活用し、施設の効果的な管理・運営に加え、利用促進を図ることを目的に、一般財団法人いわき市公園緑地観光公社を指定管理者に指定し、管理・運営業務を委託しているところであります。業務内容といたしましては、園路・広場・野球場などの施設の日常清掃、巡視点検、修繕に加え、芝生や樹木などの植物管理となっております。

   ペットのフン害対策としてどのような対応をしているのか伺います。

回答(保健福祉部長):21世紀の森公園は、ペット連れで散歩する利用者も多く、マナーを守らない一部利用者によるペットのフン害が見受けられることから、指定管理者である公園緑地観光公社において、日常清掃の中で常時対応しているほか、利用マナーの向上を促す看板の設置、さらには、フン害があった場所への警告カードの掲示等を行ってきたところであります。そのような中、本年3月より、毎月第2日曜日に公園利用者である愛犬家により「犬の落とし物拾いのボランティア活動」が実施されてきたところであります。公園緑地観光公社におきましても、ボランティア活動への参加を呼びかけるとともに、ゴミ袋等の資材の提供、フンの処分など、積極的に活動を支援してきたところであります。

   多数の愛犬家によるチームでのフン放置撲滅ボランティア活動がなされていると伺っております。ボランティア活動の効果について伺います。

回答(保健福祉部長):「犬の落とし物拾いのボランティア活動」の効果につきましては、多くの方々に参加いただいた結果、以前と比較してフン害が少しずつ改善されてきており、活動の効果が現れておりますことから、今後におきましても、引き続き、ボランティア活動の積極的な参加を呼びかけるとともに、活動内容等につきましてもホームページなどを通じて広く周知し、公園利用者のマナーの向上を図って参りたいと考えております。

完全ではないにしろ、一定の成果となっているのは、以下の要因です。第1にいわき市公園緑地観光公社による自主清掃活動の頻度が上がっていること、第2に同公社による、パトロール隊へのフンをつかむトングや手袋、フン処理袋等の道具の提供、回収したフンの現場処分等の有形無形の支援があることです。第3に愛犬家自身による大人数のパトロール隊が組め、目立つ活動となっていることです。第4に大きな立看板でボランティア活動参加呼びかけやフン放置禁止を周知していることです。

 

(4) 4点目は、今後の施策についてです。

これまでの経験を踏まえ、フン放置抑止のマナー向上の施策について伺います。

   まず、抑止効果を高める方策のひとつとして、つくば市等が実施している、いわゆるイエローカード作戦というものがあります。これは、フン放置場所のすぐそばに、警告カードを置いていくことにより、地域ぐるみでフン放置を監視していることを飼い主に認識させ、違反者の良心の呵責に訴えようとするものです。このイエローカード作戦を全市的に広げる考えについて伺います。

回答(保健福祉部長):イエローカード作戦につきましては、先進的な取組みをしている他の自治体において、ペットのフンの処理についてのマナー向上を働きかける取組みとして実施しており、本市においては、一部、21世紀の森公園で実施しているところであります。市といたしましては、本市が広域であることや、人員確保の面から、この取組みを全市的に行うことは現段階においては困難であると考えておりますが、今後、先進的に取り組んでいく団体等に対しまして活動に必要な物資を提供するなどの支援を行うこととし、事業実施後において、その効果を検証し、必要な対応を図って参りたいと考えております。

   大きな立看板は、21世紀の森公園での例がありますが、これを参考に全市的にフン害防止の立看板を設置する考えについて伺います。

回答(保健福祉部長):フン害防止看板につきましては、大きさが縦40cm、横30cmのものであり、保健所及び支所を通じて希望者に配布しております。目立つようデザインも工夫を凝らしており一定の効果はあると認識しておりますことから、当面現在のものを使用してまいりたいと考えております。

   別件ですがいわき市では不法ゴミ投棄問題について、これを抑止するため、この6月から不法投棄監視サポーター制度が導入されております。これはボランティアの監視員の方に無償で黄色いベストが提供され、不法ゴミ投棄者に心理的なプレッシャーを与えようというものです。こちらになります。ベスト・キャップ・証明書の3点セットで支給されます。市役所8階の生活環境部廃棄物対策課で随時受付しております。不法ゴミと同様、放置フンを抑止するため、パトロールを希望されるボランティアの方に目立つベストや腕章、フン回収のトングやフン回収袋等を、全市的に提供する考えについて伺います。

回答(保健福祉部長):ペットの飼い主に対し適正なマナーを普及啓発し、これを効果的に進めていくためには、地域ぐるみの取組みとして広げていく必要があると認識しており、モデル地区として指定しております愛谷町区内会のような先進的に取り組む団体等を段階的に増やし、その中で必要な支援をして参りたいと考えております。

   愛谷町の経験でわかったとおり、局地的な対策では、他の地域から持ち込まれるペットのフン放置対策として限界があります。全市的にフン放置がいけないことであることを周知させるため、子どもでもわかるレベルでの広報誌、啓発キャンペーン、標語コンクール、フラじろう等のキャラクターによる呼びかけ、フン放置禁止を印刷した路面シート設置等を、同時に全市展開を行う考えについて伺います。

回答(保健福祉部長):ご提案いただきました各種取組みにつきましては、動物愛護行政を推進する観点から、意義あるものと受け止めております。今後、動物愛護行政のあり方検討懇談会からの提言等を踏まえ、「動物の愛護と管理に関する基本的な方針」を策定することとしており、その中で検討して参りたいと考えております。

(5) 4点目は、フン美化条例の制定提案です。

いままではペット飼育者のマナー向上に訴える施策について伺って参りました。しかしマナー違反について全く意に介さない、注意してもへのかっぱの飼育者が一定数いることも事実であります。

   これらの飼育者に対し、過去の議会においてペットの適正飼育について啓発に努めて参りたい旨の答弁を頂いておりますが、マナー向上の施策だけでは、はっきりいって手詰まり状態にあります。飼い主のモラル向上だけに頼るのは効果が薄いと思われますが、ご所見を伺います。

回答(保健福祉部長):市としましては、様々な機会を捉え、ペットマナーの向上に取り組んでおるところであり、以前の状況と比較いたしますと、犬の散歩時にフン取り用の道具を携帯する飼い主が数多く見受けられることから、徐々に効果は現れているものと考えております。今後とも、ペットマナーの向上を図るため、広報活動や飼い犬のしつけ方教室をはじめとする各種施策に積極的に取り組んで行くことが重要であると考えております。

   他市においてペットフン対策を焦点に据えた条例を制定し、大きな抑止効果を出している例が複数ございます。例えば千葉県市川市では、市民マナー条例、正式には「市川市市民等の健康と安全で清潔な生活環境の保持に関する条例」を制定し、合わせて各種のマナー向上キャンペーンを全市同時展開することにより、フン放置は罪であるという意識を市民全体運動にしております。配付資料2ページをご覧下さい。制度施行直後は多かった過料徴収件数が、制度の定着とともに減少していっているのが読み取れます。また大阪府泉佐野市等も、この7月から犬のフン放置について過料1000円を実際に徴収することを発表しています。倉敷市など、過料を最高1万円と高額に設定している自治体もあります。イエローカード作戦で態度を改めない違反者に対して、次は罰金というレッドカードを出すことによって、より大きくフン放置の抑止効果が期待できます。フン放置は罪であるという意識を持たせ、フン放置抑止をより効果的に行うために罰則・過料等を含むペットフン対策条例を制定すべきと考えますが、ご所見を伺います。

回答(保健福祉部長):ペットのフン放置については、飼い主のマナー向上が図られなければ改善は望めないと認識しております。動物愛護行政の観点から申し上げれば、今後も飼い主のマナー向上を図るための取組みを粘り強く推進して参りたいと考えております。

フンを気にせず、親がこどもを安心して公園で遊ばせられるよう、また散歩中の方がフンを踏んづけないように地面を凝視しながら歩かなくてもすむような環境つくりを期待して、次の質問に移ります。 

電卓 諸行無常

16年間使い続けた電卓の液晶がついに故障してしまいました・・・会計士試験では、簿記の計算をする際には連結決算といって100回以上も足し引き計算をし回答を求めたり、原価計算といってそれにかけ算、割り算をやった挙げ句に、原価という回答を求める問題が出題されます。1回でも計算ミスすると、答えは必ず間違った値になるので、100回くらいの足し引きは、100%完璧にだせるようでなければ、合格におぼつかないわけです。

私は左手で電卓を計算するのですが、この電卓シャープCompet-CS2128Hは自分の指の一部になっているので、その故障はとても悲しいです。機種はすでに廃盤になっているので、同じモノを購入することはもはやできなくなっています。キーの配置が似ている別の機種を探さなくてはなりませんが、時代の流れでコンパクト電卓が主流になってきつつある現代、なかなかぴったりのが見つけられず、困っています。
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会計士試験は、合格ライン付近に達する目安勉強時間として年間2,000時間、合格するには年間2,500時間の勉強をしなければらないないといわれていました。年間は52週間ありますので、1週間に48時間勉強することになります。土日は計算に入れないと、平日に1日10時間勉強すればよいことになります。

受験勉強を開始した当時は社会人でしたので、退社後に急いでTACという専門学校に通っていました。受験生の主な層は商学部に在籍する3.4年生の大学生なので、当時のスーツ姿がかなり目立つ存在だったそうです。最終的には退職して、1年間勉強に没頭しました。上記の2,500時間を参考に、それより1割増の2,750時間を目標に年間計画、月次計画を立てて、朝5:00am起床、6:00amに専門学校到着、7:00-8:00amに計算問題の朝練会、それから夕方まで授業+自習、21:00に帰宅するという規則的な毎日を1年間続けました。ほとんどの受験生は、1日の食費を数百円で暮らしていますので、ぜいたくしない(できない)会計士が多いのは、この辺りに原因があるのかもしれません。

当時の合格率は7%(約10,000人が受験して、700人が合格)と言われていましたが、同じ生活を続けた仲間5人はそろって合格できました。適切な表現かどうかはわかりませんが、かっこつけやプライド、年齢差も捨てて、ぎりぎりまで勉強した仲間は今でも戦友みたいなものだと思っています。彼らは、会計士業界に残っている人もいるけれど、金融業界や、メーカーで原価管理や海外子会社管理等に進んでいます。

そんないろいろな思いが詰まった電卓です。思えば15年以上愛用してきたことになります。諸行無常とはいえ、本当にご苦労様でした。
 

辻立ち@御台境

今朝は、国道6号線御台境の交差点で、辻立ちしました。好間在住の友人が自転車で、通勤するのを見ながら、1時間のお話です。終了次第、議会へ移動、総務常任委員会に出席です。
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一般質問 新聞記事

いわき市議会6月定例議会での登壇が、新聞記事に掲載されました。ペットフン問題を第一に取り上げたのですが、3誌ともいわき平競輪の経営状況の行方のほうが、興味を引いたようです。

ペットのフン害対策、いわき駅北口広場の整備、平競輪場の利活用、老朽化している潮学生寮、いずれも力を入れて質問したつもりですが、立場によって受け止め方が違うことを改めて認識しました。

いわき民報(2013.6.20)
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福島民友(2013.6.20)
20130621090533-0001

福島民報(2013.6.21)
 
20130621090632-0001

お立ち台

今朝は、内郷御台境の交差点で1時間、辻立ちしました。しばしば聞かれる質問に、「あの青いお立ち台は、ただのビールケースなの?」があります。

ただのビールケースではないんです。滑らないように底にゴムを貼り、また体重で真ん中が陥没しないように補強板を入れています。まあ、これも辻立ちを続けているうちに、父が考えて加工してくれたのですが・・・
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一般質問に登壇

6月の定例議会で一般質問に立ちました。執行部に事前通告した質問は、以下の4点です。
1.ペットのフン害対策
2.いわき駅北口広場の整備
3.平競輪場の利活用
4.老朽化している潮学生寮
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すでに登壇を経験しているので、全体の流れを把握しているつもりですが、まだまだです。持ち時間の1時間を1秒も残さずに使い切ったのは良かったのですが、準備していたもう少し突っ込んだ内容の質問まで切り込めなかったのが心残りです。とにかく終わってしまったことは仕方ありません。次回につなげたいと思います。
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辻立ち@谷川瀬

平谷川瀬のシダックス・柏屋さん前で、辻立ちしました。今朝は小雨でしたが、小1時間、市政についてお話をさせていただきました。知人がアイコンタクトを送って下さり、勇気づけられました!
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1時間で撤収し、その足で議会棟へ出勤。明日は、一般質問で登壇しますので、原稿準備やデータ収集等、いろいろ準備が大変です。

ふくしまにかえる ふくしまに移り住む ふくしまにかよう

「ふくしまにかえる ふくしまに移り住む ふくしまにかよう」という雑誌に掲載されました。ふくしまふるさと暮らし情報センター様が編集されたもので、震災後に福島に住む人の生き様を、30人あまりの方々を参考例として紹介されています。

実はこれの取材、原稿依頼があったのは今年はじめであったため、すっかり原稿を書いたことを忘れていました。手に取ったリーフレットに自分が掲載されていることにびっくり(笑)。
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いわき市からは9人が紹介され、私もその一人です。写真は①選挙活動の際の辻立ち(2012年8月)、②議会での初登壇(2012年12月)で発言を求めているところ、③いわきサンシャインマラソン(2013年2月)のゴール直後です。

この半年いろいろがことがありましたが、あっという間でした。当初やろうと思っていたことの半分もできていない状態です。まだまだ完全燃焼していませんので、これからの活動スピードを加速していきたいと思います。
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古文書入門講座@勿来の関 吹風殿

勿来の関 吹風殿で、古文書入門講座を受講しました。講師を務めたのは、勿来の関歴史文学館の副館長で学芸員の脇坂様です。古文書現物を6通を題材に、漢文、かなまじり文を併用して、どういう手法、視点で分析していくかレクチャーを受けました。名探偵コナンのように、サインの位置や文字の崩し方から文書の真の意図を読み解く!面白い^_^

磐城平藩にも内藤家文書が大量に保存されており、いつか郷土の歴史勉強のために読みたいと思っています。
<内藤家文書目録については、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/27501562.html
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古文書を読む上での大きなハードルの一つが、崩し文字の存在です。漢文ならそれなりに読めるのに、文字が崩されて草書体で書かれているため、現代人には漢字そのものが認識できないのです。そもそも、当時であっても関東の祐筆が大胆に崩した文字を、関西の読み手が本当に完全に理解できたのか、曲解や誤解はなかったのでしょうか。

そこでなぜ崩し文字が使われるかについて解説してもらいました。第一はスピードです。当時は祐筆が大量の文書を筆でひとつひとつ書いていたため、大量の業務を処理するためには丁寧に楷書で書いている時間が惜しかったそうです。したがってより早く書ける草書体、そして崩し文字になっていったそうです。第二の理由は、権威付けです。公文書は上意下達であり、自分がより上位であることを強調するために、あえて乱暴に文字を書いたというのです。これで、やってと合点がいきました。

崩し文字の解読には歴史学者でも苦戦されているようで、脇坂様が研究で使う崩し字専門の字典(辞典ではありません)だけでもいくつも出版されています。祐筆ごとの文字の崩し方の特徴等が、研究されています。なお、江戸時代以降は、幕府が崩し方のルールを全国的に統一し、京都の青蓮院流という書道形式を、幕府の御家流として統一したため、混乱が収斂していったそうです。
・かな字典 二玄社
・近世古文書解読字典 柏書房
・古文書解読字典 柏書房
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また宛先の名前の位置や、「殿」の書き方で、差出人に対して宛先がランクとして上位か下位に位置する人物なのかが判明するというもの興味深かったです。これって現代文にも応用可能かも。

他にいろいろ学んだこと
・古文書の定義(差出人、宛先、日付が必要。絵地図は古文書だが、日記や検地帳は含まれない)
・なぜ、漢文で文書が作られたか(当初は、東南アジアでの普及度)
・いつまでの文書が古文書か(慶応まで。明治以降の文書は古文書と呼ばない)
・書類の保存先や保管状態から、当該命令文書が実際に役に立った(執行された)かどうかがわかる
・文書に向って、上を天、下を地、左を奥、右を袖と呼ぶ
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出席された方々と少しお話ししましたが、勿来の方だけでなく、平や小名浜、北茨城の方も参加されていました。それぞれに古文書に興味あるとのこと。
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勿来の関の吹風殿は、平安時代の寝殿造で建築されており、非常に風流なので一見の価値があります。本日の講義はこの建物の室内で行なわれました。
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参加されている方から、古文書の手ほどきの初級者のための「古文書はじめの一歩」という本を紹介していただきました。ラトブの中央図書館で見つけましたので、時間があるときに勉強したいと思います。 
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森まさこ大臣 独演会

森まさこ大臣が、いわきニュータウンにやってきました。「ふるさとの復興と子どもたちのために」と題した独演会です。通常の講演会ですと、大臣の話す時間は2-3分であって挨拶の域をでない話がほとんどですが、今回は違います!冒頭の紹介もそこそこに、残り60分間はすべて森まさこ大臣のしゃべりっぱなし!閣議や諮問委員会等に実際に使われた資料を参加者に配付しての、非常に密度の濃い内容でした。
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きれいごとだけでなく、政策の目的や背景等、率直な思いを話してもらえました。このような政策立案能力の高い国会議員といわき市が綿密に共同歩調をとり、タッグを組んで新規事業をやっていけば、スゴイことができる!と確信しました。ひょっとすると、森さんの考えていることを理解して、それをいわきが着実にとりくんでいけば、いわきが日本再興のモデルになれる可能性があります。理性に訴える話をかなり平易に話されましたが、どこまで一般人である応援団の心をゆすぶることができるか。

一般的に政策立案能力の高い方は、得てして選挙が下手だといわれています。選挙は人の心をいかにつかむかがポイントなので、政策を考える力や的確な判断力よりも、政治家としての情熱や誠意の見せ方が重視されるのです。これまではそれでも良かったのですが、震災から2年経過し、未だに非常時であるいわきでそれで本当によいのか。(肩書きはともかく)これから何をやってくれるのかという視点で考えれば、自ずと答えが見えてくるのではないでしょうか。
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私は、会場でスタッフおそろいのたいらもんポロシャツを着て活動しました。「たいらもん」も応援しています^_^
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いわきゴスペルフェスティバル

いわきゴスペルフェスティバル2013 @アリオスに参加し、壇上で歌いました。サブタイトルは、「あなたと一緒に歌いたい」です。12チームがアリオス中劇場の壇上で、練習の成果を披露しました。昨年が初開催で今年が2回目の試みです。東日本大震災で大きな精神的被害を受けたいわきに住む人達に、ゴスペルを歌うことで少しも元気を!励ましを!希望を!届けることができるようお祈り(歌い)するものです。

<練習風景については、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/27825625.html
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基本的にアマチュア(というか、ほとんどがいわゆる一般人)なのですが、チームによっては、衣装等を揃えて、かっこよかったです。こんなにゴスペルが日本に根付いていることに驚かされます。
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「演歌フレンズ」というチームは、神を祝福する歌詞及びリズムを全て演歌調に変えるパフォーマンスを見せてくれました。ゴスペルという型にはまらない、楽しみ方もあるのだと感心しました。
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アリオス中劇場は約600人の収容人員があるのですが、3階席まで入場があり、大盛況でした。いわきだけでなく、東北を中心に全国からチームが参加されているだけあります。
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当初は観客も手拍子や合の手の応援でしたが、最後になってくるに連れ盛り上がってき、最後の曲は全員総立ち&大合唱でした。壇上から見たのですが壮観で、背筋がぞくぞくしました。
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私もいわきワークショップクワイアの一員として壇上にあがり、「May The Lord God Bless You Real Good」「上を向いて歩こう」「あなたと歌いたい」の3曲をメンバーと一緒に歌いました。練習の成果は?ですが、何とか調子をとって歌いきりました!チームメンバー及び観客と一体となって、できる限り大きな声で同じ曲を歌うことによって、一体感を感じることができ不思議な感じです。つかの間の多幸感を味わうことができました。宗教色がない家庭に生まれ育った私ですが、キリスト教の仲間意識の一端に触れることができた気がします。

(見も知らぬ)隣のご婦人や少年と手をつなぎ、単純に歌を歌うという行為が、人を勇気づけるということを何となく体感できた一日でした。小中高と音楽の授業で並み以上の成績をとったことがない、というかオンチの部類に入る私ですが、まさか人前で歌を歌うことになろうとは思ってもいませんでした(笑)。
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森まさこ大臣室訪問

いわき商工会議所青年部のメンバーと一緒に、霞ヶ関の合同庁舎内にある、森まさこ少子化担当・消費担当大臣の大臣室を、日帰り訪問しました。経済成長戦略の具体的な成果を急ぐ安倍総理の強い指示のもと、毎週9:00amからの閣議が行なわれているそうです。今月は、いわゆる「白書」の発刊作業の大詰めの月だそうで、その内容のチェック、閣議への報告等で、午前中いっぱいを使うそうです。本日も閣議資料の概要を膝づめでお話いただき、少子化問題を成長戦略へどう位置づけていくか、ぎりぎりの政治的判断がなされているかの一部を垣間見ることができました。
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通常、閣議は1時間のスロットを使い、全閣僚が集まって議論をするといわれていますが、実際には議論の草稿は事前に準備され、各担当大臣がそれを踏まえて発言するそうです。その発言は会議録に記録され、またそれが各省庁の今後の行動を方向付ける(縛る)ことになるため、その草稿作りは、省庁ごとに夜を徹して行なわれます。本番の会議に備えて、打合せ、過去の資料調べ、根拠・データ集め、草稿作り、そのチェック作業と、大臣付けの政務官は、大きなやり甲斐とともに激務であることが想像に難くありません。
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震災前は、いわきでWendyという子育てを応援活動をして、震災後は避難先の広島県で同じく活動を続けていらっしゃる、三浦綾様から森大臣に対して、広島という避難先で避難を続けている家庭にどんな課題があるか、それに対して行政が支援するサービスの現状がどのようなものであるか等、報告がありました。東北の今!を広島の方へ伝える活動等をされており、私も知らない課題がたくさんあることを再認識できました。外部から見た福島、いわきという視点は、どうしてもいわき内だけでは抜け落ちてしまう可能性は否めません。こういった外部の方々の見立てをより強く取り入れていくことも大事だと思います。

<Wendy ひろしまについては、コチラ>
http://www.to-ho-net.co.jp/wendy/sugervine/sugervine.html
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最後に合同庁舎5Fの少子化担当大臣室で、集合写真を撮りました。なお、森大臣は消費者担当大臣でもありますので、別の省庁に消費者担当大臣室があり、そこには別の政務官、秘書官がつめているそうです。うらやましいというより、森大臣の体はひとつしかないのに、業務は2倍という、八面六臂の活動されていることに敬服するとともに、健康を害さないようお祈りするばかりです。
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<森まさこ、あきらめずまっすぐに、はコチラ> 
http://www.mikito.biz/archives/26738814.html 

んだっぺ王国

大国魂神社宮司、いわき地域学会相談役 山名隆弘氏による【ふるさと発見・ディスカバリーいわき】を聴講しました。いわきの歴史と、日本全体の歴史とのかかわり等を詳しく教えていただきました。

・元文の百姓一揆はなぜ起きたか(大飢饉が遠因で、農民に重税を課したため)
・内藤藩はなぜ平藩から延岡へ転封になったか(磐城平の治世に難があったため)
・内藤藩は、延岡でなぜ貧乏だったか(山がちの延岡の地勢に慣れなかった)
・小名浜天領はどうして生まれたか(内藤氏の転封に合わせ、平藩が分割された)
・「人が悪いは、磐城の平」の格言?はどうして生まれたか(延岡に転封になった藩士の逆恨み)
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われわれ浜通りに住む民は、基本的に「だっぺ」言葉を使います。氏によれば、それら浜言葉を使う人を「んだっぺ族」と呼んでいます。んだっぺ王国の歴史は、現在まで、脈々と流れている(^^)
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持続可能な福祉社会 広井良典著

年金財政・高齢者医療・介護保険の破綻の可能性が指摘されて久しいです。いわき市においても、国民健康保険や介護保険は市が運営していますので、対岸の火事ではありません、私はどんな制度も、持続可能でなければ、どんな高邁な理念や理想も、将来に禍根を残すと思っています。上記三点についても同様です。その解決策のアイデアを見いだすべく、本書を読みました。

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結論からいうと、完全無欠の解決方法はないということがわかります。その根源は、年金・健康保険・介護保険とも、Cashの入りと出を管理するいわゆるお財布が「どんぶり勘定」であることです。どんぶり勘定のまま、非常に大きなお財布が、コントロールできない状況になっていると思います。複雑化した結果、そこからの支出についてきびしいチェックが容易でないのも要因です。

ひとつの例ですが、シンガポールは年金について、ドル・セント単位で個人別に残高を随時管理しており、毎年その残高を国民に通知しています(私も、シンガポールに年金を積み立ていたので、いまでも残高を持っています)。したがってそれらを合計したものが、年金のお財布であり、その入りと出は非常に明瞭です。支出のチェックも容易ですし、本当の意味でもプロフェッショナル集団が運用益を追求するので、ファンド詐欺に引っかかるようなことはありません。

日本の 年金・健康保険・介護保険制度は、例外メニューの追加を重ね、屋上屋を積み上げていった結果、手をつけれられない状態に近くなっていると思います。近い将来のどこかの時点で仕切り直しが必要になるでしょう。でなければ現在の制度設計を破綻するギリギリまで引っ張って、一律給付削減等の荒療治が不可避になってしまうであろうことを、この本から感じました。

放射線量スクリーニング検査

放射線量スクリーニング検査を受けました。スクリーニング検査とは、表面汚染検査とも呼ばれ、衣服や靴等に付着した放射線量を測定し、基準値以上であれば、何らかの処置をするものです。本来は緊急時や、福島第一原子力発電所近くで作業する方向けのものですが、たまたま保健所に所要があって立ち寄った際に、担当の方のお勧めもあって、生まれてはじめてスクリーニング体験をさせていただきました。検査しているところを許可を得て、撮影していただきました。
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保健所のスクリーニング担当者によると、衣類や靴等の表面からどれだけの放射線が出ているかを調べるもので、単位はkcpm(カウント・パー・ミニッツ)だそうです。基準値が13,000cpmで、それ以下ならば問題なく、それ以上ならば、拭き取りや衣類を破棄するなどの対応をするようです。
 
私の計測結果は、身体から放射されている放射線量は50cpmでした。つまり、50cpmのベータ線を発している放射性物質が衣類や身体に付着していることになります。50cpmは基準値に対して0.4%で、全く問題はないとのことです。靴の裏もしっかりと機器をあててもらいましたが、数値は動きませんでした。
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検査終了すると、スクリーニング測定結果として問題がなかった旨の証明書を発行して頂けます。全部の時間をあわせても約1-2分で結果が出ます。警戒区域に行くようなことがあり、心配だったら検査を受けることをお勧めします。平日の10:00-17:00が受付時間で、内郷の総合保健福祉センターでやっています。
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復興スピードアップフォーラム

復興スピードアップフォーラムに出席しました。自由民主党と公明党のジョイントイベントです。次回の選挙を控えた森まさこ参議院議員、復活を期する若松かねしげ氏の講演会でした。岩城参議院議員、吉野正芳衆議院議員、渡辺たかおいわき市長も参加し、参加者は(想定)500名をゆうに超え、大盛況でした。

それはさておき、目を引いたのが、吉村作治氏(考古学者、工学博士、早稲田大学名誉教授)の登壇でした。何故エジプト考古学者の吉村氏がここに?という疑問に対して、本人が自ら「そのような疑問はもっともだ」というボケをかまして、会場中を湧かせてくれました。
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今日は朝から辻立ちをして、午前中は6月議会の質問内容について担当市部局とのすりあわせ、昼は事前の質問通告書の作成・提出、午後は質問聞き取りの時間調整、夕方は森事務所での打合せ、夜は、上記フォーラム参加、夜食は知人と自宅そばで、という充実した一日でした。では、ここで筆を置きます。お休みなさいませ。


福島再興政治塾 学生政策プレゼン選手権

福島再興政治塾 学生政策プレゼン選手権に参加しました。福島再興政治塾とは、自由民主党福島県連が開催しているもので、主に大学生を対象として、福島の再興のために何をすべきかをともに考えようとするもので、一般部門には40名、学生部門には11名、計51名の方が入塾されたそうです。スケジュールとしては、一般部門の方は、計6回の講義、グループワークを行ない発表し、10月に担当大臣へ直接提言をする予定とのことです。

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本日は、その学生部門の学生政策プレゼン選手権が行なわれ、福島県内の大学等の学生3人1組がエントリーし、6組が壇上で堂々と発表を行ないました。福島高専、福島大学、会津大学等からの学生です。特に、目を惹いたのが福島高専の発表内容で、福島第一原発の廃炉を復興産業として位置づけ、積極的に広野町・いわき市に取り込んでいこうという提案でした。

・福島復興には、雇用を生む産業が必要
・福島第一原発の廃炉を、廃炉と好機と捉え、廃炉を復興産業として位置づける
・ 廃炉研究の拠点として、モック(廃炉研究施設)を楢葉町におく
・廃炉研究の拠点ビルを、広野町駅前の再開発地区におく
・民間投資と国からの補助金で研究施設建物を整備
・モックは、廃炉研究・廃炉作業訓練だけでなく、域外からの見学・観光拠点とする
・将来的には、世界の英知を結集して廃炉研究を行なったモックの世界遺産登録を目指す(広島原爆ドームを見据えて)
・ いわき市は、モックでの研究員、作業員の住居、休暇、日用品の買い回り等でバックアップ
・廃炉ビジネスの根幹は、作業ロボットの新規開発
・作業ロボットの研究開発や、医療や農業にも転用可能
・東京から、技術者の移住、技術そのものの移転等必要
・東京から、特急でダイレクトアクセスできるのは、いわき・広野だけ

(いろいろ突っ込むところはありますが)ここまで学生が現状認識をし、有意義な提案をしてくれたことに賞賛を送りたいと思います。一方、いわき市もぼやぼやしていると、福島第一原発の廃炉作業の最前線基地としての地位、及び50年にも及ぶ廃炉研究の潜在的な開発拠点としての地位を、他市に奪われてしまうのではないかという危機感を再認識することができました。
 
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最優秀賞は、本物の投票箱を使って、会場出席者の厳正なる投票で行なわれました。その結果、優勝したのは会津大学のチームで、内容はICTを用いた選挙改革でした。現行制度下での選挙の問題点、それを解消するためのInformation and Communication Technology(今までのアナログに加える形で)を導入しようと提言するモノです。確かによく調べており、かつ簡潔に論点を絞り込んだところが高評価でした。また3人チームでのプレゼンの息がぴったりあっており、相当練習したことがうかがわれました。
 
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カエルの卵 ふ化

先日、田植えの際に採取してきた、カエルの卵のふ化の過程を子どもと一緒に観察しました。
http://www.mikito.biz/archives/26476970.html

1日目:田んぼで見つけたカエルの卵(泥の中で固まっています)
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3日目:卵をバケツに移し替えました。卵の黒い玉の部分に、尾っぽらしきものが生えてきました。
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4日目:卵から、オタマジャクシ?らしき黒いものが出てきました。孵化したようです。
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5日目:半分近くがふ化しました。まだ積極的には泳ぎませんが、ときおりちいさな尾っぽを振って動きます。
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6日目:大きく育つよう、エサをあげるようにしました。本来はコケ等を食べて大きくなるようですが、雑食性とのことなので、ご飯粒とおかずの残りを少し、あげてみました。
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7日目:エサとして上げているご飯粒を食べる様子がようのですが、気づかないうちにつついているようです。ご飯粒の減りが心なしか早くなってきたような気がします。
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8日目:ほとんどの卵がふ化し、オタマジャクシに変体しました。
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9日目:
おたまの部分がグッと大きく、丸くなってきました。一方、尾の部分は相対的に細くなりました。
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12日目:
あたまの部分はかなり丸くなりました。エサのせい?か水が濁ってきました。

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14日目:
ベランダに置いたバケツで飼育していたのですが、日当たりが良すぎたのか、全滅してしまいました。かわいそうでしたが、成仏してほしいです。今回はカエルにかえるまで、飼育しきれませんでしたが、来年こそは育てきりたいと思いました。 
 

体験交流型ツーリズムの手法

現在の国内の旅行は、マーケットが団体型から個人型に完全にシフトしています。著者の提唱する体験交流型ツーリズムは、個人型を取り込むべく、エコ、グリーン、長期滞在、産業観光等をキーワードに地域資源を活かし、地域で取り組んでいこうとするものです。この体験型商品は地域資源活用型ともいわれ、地域づくりとともに、全国各地で取り組みが行われています。しかし商品としての成功事例は非常に少ないのです。そのプログラムづくりの秘訣、地域に求められる人材、組織づくりの考え方を、豊富な事例・実績で紹介しています。

これまでの旅行代理店が提供してきた旅行パッケージ商品と、地域主導で生み出される着地型の体験交流型ツーリズムとが、旅をする人にとって、また、何よりも地域にとって、全く異なるジャンルのものです。すなわち、前者が旅行者を 「お客様扱い」するのに対し、後者は「遠くから来た知人扱い」するのです。
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確かに著者のいう着地型観光のいわんとすることは理解できるし、とても有意義な取組みであることもわかります。ただ釈然としないのは、それがマーケットに浸透しないのは、商品化という足りない部分、すなわちこれだけでは持続的に成長するのに十分な利益を確保することが難しいからではないでしょうか。理念やよし、だけでは資本主義の現実社会では生きていけません。それとの折り合いをどう付けていくかが課題なのではないかと感じます。

一人当たりの市民総所得

安倍総理大臣は6/5の講演にて、経済の成長戦略について、1人当たりの国民総所得を10年後に現在の水準から150万円増やすことを目指す考えを公表しました。国民総所得は、国のすべての経済政策の巧拙の結果ですので、それを最終目標にすることは、賛成です(これに対して、福祉等の施策は国民総所得にプラスの影響を与えないので、福祉がおろそかになるという反論もありますが、福祉の充実があってこそ安心して働けるため、長期的には福祉政策もGDPに貢献すると考えます)。なお、シンガポールはGDP重視を明確に打ち出しており、公務員のボーナスはGDP連動となっており、だからこそ公務員は、規制緩和や企業誘致、魅力ある都市づくりへ一丸となって邁進できるという面があります。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130605/k10015090051000.html

現在の日本の一人当たり国民総所得は約376万円。ピークだった1996年の407万円から、約8%の減少となっています。それを10年かけて150万円増やそうということなので、一人あたまGNP526万円を目指すことになります。私も複利計算で検証してみたのですが、年率にするとほぼ3%成長すれば達成可能ということになります。

確かに1980年代の一人当たりGNPの増加率は4.8%でしたが、1992年以降20年間、年率+2.0%を超えた年はありません。達成するにはこの20年間と同様の取組みではダメ、ということです。そのための首相は、以下の施策を上げています。
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<出典:IMF - World Economic Outlook Databasesから作成>

安倍総理大臣は、成長戦略について、民間の創造的な活動を鼓舞し、国籍を超えた技術革新を日本で起こすことと述べています。具体的には、民間活力の爆発、企業活動の障害を徹底的に取り除くことです。著書「新しい国へ」の考え方とほぼ一致しています。
・老朽化が進む道路や空港などのインフラの安全性の向上
・大胆な規制改革を行う「国家戦略特区」を創設
・「混合診療」「先進医療」の範囲を拡大 
・インターネットを使った市販薬の販売 

<「新しい国へ」のレビューは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/22453266.html

翻っていわき市の状況ですが、日本全体の一人当たり国民総所得が(2011年ベース) 368万円なのに対し、いわき市の一人当たり所得は253万円と、3割以上下回っています。上記のアベノミクスがうまく奏功すれば、いわき市民の所得にも恩恵があると思いますが、直接的に影響されるわけではありません(富裕層がより豊かになれば、その下の層もその効果を享受することを経済学的には、「トリクルダウン効果」といいますが、それほど大きい効果でないことが実証されています)。
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<出典:いわき市統計から作成>
注)GNI,GNP,GDPの定義は、海外稼得所得等の扱いに相違がありますが、差は大きくないものとしてあえて同様に取り扱っています。

ましてや日本全体の状況と、いわき市が置かれている状況は大きく異なることから、経済政策の結果であるGDPを目標とする点は一致するものの、いわき市自身の個別政策は異なってくるはずです。個別政策について、私見で強く思うところがあります。

<次回に続く> 

平七夕まつりの開催意義

平七夕まつり(たいらたなばたまつり、と読みます)は、平の商店街で、毎年8月6日から8日にかけて行われるお祭りです。その歴史は古く、1919年に七十七銀行が、平に支店を出し七夕飾りをしたのをきっかけに、周辺の商店街でも七夕飾りをし始めたそうです。いったんは消えかかったものの、1930年前後に商店街が仙台を参考にした飾り付けが盛り上がり、継続して行うようになったそうです。なお開催日は8/6-8/8は、日にち固定のため3日間が平日であろうと土日であろうと関係なく行なわれます。本来別のイベントであった「いわきおどり」も最終日の夜に同時開催されています。

その由来から、風俗・歴史的なものではなく、商店街が行なう、日頃のご愛顧に感謝しての賑わい創出のための感謝イベントだったはずです。その性格は引き継がれているものの、現在の祭りは、飾りのマンネリ化、全国どこにでもある屋台、通行人と商店街のお店のご商売と間に直接関係性がない等、ただ人が集まるだけの大衆イベントではないかとの指摘もあります。そのイベントを商店街の献身的な運営だけで支えていくのは無理があるとの声も聞かれます。情緒的な面は大切ですが、経済的に見合わなければ持続的でないと思うので、まつりのオカネの流れを考えてみます。

まず主催について。実は平七夕まつりの主催者は平の商店街の単独事業です。参考までにいわきおどりは、いわきおどり実行委員会、小名浜のいわき花火大会も実行委員会方式です。商店街の構成員が、(経済的にとても見合わないので)祭りをやらない!とギブアップ宣言すれば開催しないことも可能なのです。

開催に要する経費ですが、総経費は約5百万円のうち会場設営費と安全対策費だけで過半を占めます。もっとも七夕のイベント自体が、吹き流し等の飾り付けがメインであることを考えれば当然のことかもしれません。ただ商店街独自のイベント興業にかけられる予算が5%もなく、賑わいはそれぞれの露天商や商店街のお店にまかされているのが実情です(平成24年度平七夕まつり決算書による)。

それにしても、観光入込み客数が36万人ともいわれるイベントが、たった5百万で運営されているとは驚きです。商店街の方々の裏方での活動に頭が下がります。
http://www.mikito.biz/archives/27961271.html
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収入の面を見ると、露天商を中心とする出店負担金、すなわちお店を出すための場所代、次に地元企業からの協賛金が主になっています。同時にいわき市からの補助金1.9百万円も大きな割合を占めています。この補助金がなかりせば、祭りの開催自体があやぶまれるといっても過言ではないでしょう。参考までにいわき市の、いわき踊りへの補助金は13百万円、小名浜の花火大会への補助金は10百万円であり、それらに比べると数分の一の補助となっています。
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課題は、36万人ともいわれる入込客数に対し、開催・運営に対する商店街の負担が大きいことです。当該入込み客が、直接のご商売の売上に貢献してくれれば問題ないのですが、多くの通行人は、商店街を練り歩き、七夕飾りを見て楽しみ、露店でジャンクフードを食べ、子どもが露店商での遊戯に興じ、(人によっては浴衣などを着て)お祭りの情緒を楽しむという過ごし方をします。飾り付け等のセットアップは商店街及びお手伝いが行なうのですが、残念ながら商店街の既存店舗への売上貢献は、非常に限定的なのです。

冒頭の開催趣旨に立ち戻れば、「日頃のご愛顧に感謝」なので問題ないのですが、商店数の減少・商店主の高齢化・商店街の経済的余裕のなさ等が相まって、何のために七夕をやるの?という疑問はつきません。日程も七夕にちなんで8/6-8/8の三日間固定となっていますが、イベントとしては土日を絡めないという選択は非常に不利です。開催日程に土日を絡める、露店のありかたを再考する、運営自体を軽くする、実行委員会方式をとり幅広くメンバーを募る、他のイベントと合併する等、いろいろなアイデアがありますが、今年の開催結果次第で何かが変わっていくかもしれません。

町屋跡の発掘調査2 @巣鴨

前回の続きです。発掘調査が進んでいます。
http://www.mikito.biz/archives/26598524.html

前回よりも、より深く掘り進めていっています。調査が終了した部分はブルーシートで覆っているようです。基本的には浅い地層は新しい時代、深い地層ほど古い時代へと遡っていきます。そして関東ローム層までいくと(それ以上前には人類が存在しないので)調査終了となるようです。
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発掘の様子や、発掘された土器のお知らせ・解説看板が新たに設置されていました。通りがかりの方が興味しんしんに読んでいます(私もですが)。ここに井戸があったことや、建物の柱の位置等の解説があり、分りやすいです。豊島区教育委員会・豊島区発掘調査会の、発掘結果をどうにか市民に知って欲しいというスタンス・姿勢を感じます。地域のルーツを、市民に知ってもらうこということは、地域愛につながりますし、非常に良い取組みだと思います。
R0018685

そうこうして2週間見ないでいたら、すでに発掘作業は終了していました。すでに建物の新築工事のフェーズに入っているようで、発掘部分は埋め立てられ、建物の基礎部分になっていました。遺跡から発掘された土器等は、豊島区に収蔵され、遺跡にあった建物の構造等は記録され、土器と同様に収蔵されたと思われます。資本主義・自由主義経済に基づく現代社会と文化的・歴史的遺構の保存の共存は、絶対的な正解がありませんが、こういった形で市民に理解されながら折り合いをつけていくのがひとつの解なのではないかと思います。
R0019164

 

平浄水場

平浄水場を、水道局北部浄水場管理室の鈴木室長の案内で視察しました。この浄水場は、昭和49年にいわき市北部地区及び郷ヶ丘、いわきニュータウン等の新興団地へ給水することを目的として新設されました。平成9年に増設し、施設能力は6.2万立方メートル/日で、いわき市でも最も能力の大きな浄水場です。通常時、いわき市全体の給水量12万立方メートル/日のうち、3.6万立方メートル、約30%を給水しています。
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夏井川の表流水を小川江筋などから取水し、平市街地の東部地区を中心に、北は久之浜地区、西は小川地区、南はいわきニュータウンまで、かなり広い給水エリアを担当しています。下の写真は小川江筋沿いの取水口です。平窪地区という、かなり市街地に近い部分で取水しているので、取水口近辺での濁度は6程度だそうです(正直、あまり透明度が高いものではありません)。
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平窪にある広い敷地内には高速凝集沈でん池 4池、急速ろ過池 32池があり、2,000トンと4,000トンの容量がある浄水池にいったん貯水した上で、鎌田山の配水池へポンプ圧送しています。
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取水された原水は、いったん土や砂、木の葉等を取り除き、効率よく小さなごみを取り除くために、「パック」という薬品を投入した上で、ごみを重さで沈殿させます(このごみを「フロック」といいます)。そして上澄みを次の工程へ送ります。なお浄水は2系統あるため、片方を清掃やメンテナンスのために止めても、もう1系統で浄水を続行できるので問題ないとのこと。
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上澄みの水は沈殿池に貯められます。水底には細かな砂と砂利が敷き詰められており。水の重みで浸透しろ過されます。ろ過された浄水は、次亜塩素酸ナトリウムという薬品で消毒されます。
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ここからの浄水は完全に地下タンクで管理・保存されるため、直接見ることはできません。大きなポンプで鎌田山にある配水池へポンプ圧送します。
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圧力計器に注目です。右側が鎌田山配水池への圧送能力4.4kg/cm、すわなち44mの高さまで水を持ち上げることができる強い圧力がかかっています。左側が地下浄水池からの汲出し能力0.2kg/cm、すなわち2mの下から汲み上げる圧力がかかっています。
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中央管理センターでは、敷地内の監視モニターが並び、また浄水場及び各配水池のポンプの稼働状況、各地点の水の流量を常時チェックしています。日中は、水道局の職員が6名、水ing(スイング、とよみます)という管理委託先から6名程度、計12名程度が常駐しています(夜間は機械警備+水ingのスタッフ2名)。
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ちょうど、平四小の四年生が社会科見学に来ており、水道局の職員の方がハンドマイク片手に丁寧な説明をされていました。自分たちが普段、蛇口をひねればすぐに出てくるお水が、どのような過程で作られているかを知ることはとても大事なことだと思います。
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現在、設備の稼働に伴う汚泥が含む放射性物質は2,000bq/kg未満のため、通常の産業廃棄物として、適切にクリンピーの森で埋め立て処分がなされています。ただし昨年まで、上記基準を超える汚泥であったため、当該汚泥を詰め込んだフレコンバッグが敷地内に、640トン保管されていました。これ以上増えることはないものの、中間貯蔵施設がない以上、敷地内保管を継続するしかないとのこと。
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平七夕まつり 入込客数13.5万人と推計

国際交流・観光(いわき市統計書平成24年版)によれば、毎年、いわき平の本町通りで開催される「平七夕まつり」の参加者(統計的には、入込(いりこみ)客数といいます)は、昨年36万人とのこと。平成22年度をピークに減少傾向です。

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一方、この発表に対して、いわき市の人口32万人よりも多くの入込が本町通りに流れてこんでいるとは思えないという、至極まっとうな疑問が呈されています。もちろん発表の36万人は、3日間の日中に一度でも来た方の積み上げ合計のため、一度に36万人が瞬間風速的にその場にいたわけではありません。またどの範囲、エリアまでをカウントしているか明確でないため、なんとも判断のしようがありません。それにしても、自ら検証したいという、複数の声をいただきましたので、まつりの主催者関係者とのヒアリングを重ねて、推計してみることにしました。

会場である本町通りに瞬間的にどの程度の入込み客が出ているかを推計し、客の回転数等を乗じて、総計を求める方法をとります。会場である本町通りの長さを東西600m、実質幅員を10mとします。次に人の密度として、非常に混雑しているのが5人/㎡といわれていますので、七夕の人出は夕方がピークになるのですが日中の平均をとり、3人/㎡と仮定します。さらに1日で入込み客は、3回転程度すると仮定します。以上の係数に3日間の会期で計算すると、3日間の入込み客数の合計は13.5万人と求められました。

一般的に大本営発表の数値というものは、関係者の意図等を組んだものとなりがちで、また前回発表数値にとらわれてしまうという面があります。しかしながら、施策の効果やこれからの計画を考えていく上で、事実を正しく捉えておくということは重要だと思います。機会あれば、七夕まつりがいわき経済にどのような影響を及ぼしているか検証したいと思っています。

注)試算値の13.5万人は公表数値の36万人との間には大きな乖離がありますが、原因は以下の複数のファクターが考えられ、いちがいに公表数値の正誤を質すものではありません。
・今回試算は会場である本町通りに限定しているのに対し、公表数値は平全体の人出を集計していると思われる
・今回試算は野鳥の会方式(人出の人口密度)で試算しているため、ある程度の誤差がある
・今回試算は主催者関係者とのヒアリング等による仮定を置いた計算であり、これだけは最低でも人出があるはずという、ある意味、固めの数値となっている

<平七夕まつりの開催意義は、コチラ>
 http://www.mikito.biz/archives/28089450.html

野犬抑留所

いわき市保健所 生活衛生課動物愛護係 赤津係長の案内で、赤井にある野犬抑留所(いわき市平赤井字浅口66-2)を視察しました。6月議会でペット関連の一般質問を予定しており、その事前準備の一環です。抑留所の建物は昭和43年に福島県により建築され、平成11年のいわき市の中核市の移行に伴い、市に譲渡されたものです。
土地面積846.29㎡、建物面積89.26㎡の非木造平屋建て(いわき市公有財産調書による)の施設です。
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犬保護用の大きなゲージが6部屋あり、それぞれ複数頭を収容可能です。法的には最低3日以上抑留し、その後は殺処分可能であるものの、実際には最低7日以上保護を継続し、ホームページで飼い主(元もしくは新しい飼い主)を募集しているそうです。飼い主は、市のホームページで特徴を見て、抑留所に足を運んで、引き取ることになります。
http://www.city.iwaki.fukushima.jp/13501/10392/011465.html
なお、当日見せて頂いた犬の1頭(プードル)は、1月から継続して保護されており、この施設に5ヶ月近くいることになります。
R0019113

最大30頭が収容できる施設に、現在は7頭の犬が保護されていました。多くは近隣からの野良犬の通報により、職員が捕獲し収容している犬です。本来であれば動物愛護法により、すべての飼い犬は登録され、飼い主がわかるよう金属製の鑑札プレートが首輪に付けられているはずです。しかし現実には1年間に保護される犬300頭に対し10頭程度しか鑑札が付けられておらず、ほとんどの犬が無主物の状態で保護されます(鑑札ありの10頭の飼い主に対しては、すぐに保護している旨を連絡)。

引き取る手順は、以下の通りです。最低でも6,300円の手数料がかかります。
1 保健所に連絡し、特徴に合う犬が抑留所にいるかを確認
2 犬抑留所にて、実際に犬を見て確認
3 保健所にて、返還手続き
 (1)犬の登録が確認できるもの
 (2)狂犬病予防注射済票
 (3)返還手数料5,700円
 (4)飼養管理費 1日につき600円
4 犬抑留所にて犬を返還します。
 
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保護された犬は特徴が記載され、ゲージ内で管理・飼育されます。獣医師の資格を持ったスタッフ1名により、平日は常駐(土日はえさやりだけ)で飼育されます。
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年間では約300頭の犬が収容され、1/3は元の飼い主に戻され、1/3は新しい飼い主の元に行き、病気や老衰、しつけができない等、その他の事情で引き取り手がない残りの1/3が殺処分されるとのこと。炭酸ガスを用いて、睡眠させた上で、窒息死の手順をとります。
R0019120

死亡を確認した上で、そばに据え付けれた焼却場で火葬されます。担当するスタッフにとっても、それまで保護・飼育を続けてきた犬を殺処分・焼却させる手続きに、葛藤が発生することは想像に難くありません。特に死体を焼却炉に投入する作業のは、人手によらざるをえないため、相当なストレスかと思います。
R0019126

外には卒塔婆が立てられ、焼却のたびにお線香を上げるそうです。また半年に一度、読経してもらうとのこと。
R0019122

今回の視察は、同僚の西山議員、木村議員にも同行してもらいました。野犬抑留所は赤井の山奥の道路の突き当たりにあり、非常にわかりにくい場所にあります。うがった見方をすれば、迷惑施設なので人目につきにくい場所に設置したのではないかとも思えます。しかしながら、年間300頭の犬が保護され、そのうち100頭が引き取り手がなく、殺処分されているのは事実です。嫌なことに目をそらすことなく、向き合っていくことが必要です。
R0019130

ペットを飼うことの効用については、個人によって意見が異なります。愛好家からは、ペットの愛情や生と死を身近に感じることにより、精神の安定や子どもの情操教育に大きく役立つとの意見も聞かれます。

<提案>
・野犬300頭が発生
・鑑札を付けていない犬がいる
・ペットを捨てている飼い主がいる
→上記の問題については、飼い主のモラルの問題と考えます。同時に動物愛護法による罰則規定を周知し、ペットを飼う以上、社会に対して一定の責任・義務を負うことを認知することが必要でしょう。

・新飼い主のマッチングが完全でない
・殺処分に対するスタッフの精神的ストレス
→上記の問題については、抑留所の機能を、旧飼い主への返還・新飼い主マッチングの機能と、殺処分の機能とに分けるべきかと考えています。前者についてアクセスのよい場所で、市民に開かれた環境の清潔な状態で行なう。後者については、哀悼の意を持ちつつも、人の手を直接介さずに(ある意味、機械化して)清潔な状態で処分していくことが必要かと思います。
 

伝え方が9割

この本は、著者であるコピーライターの佐々木氏が、ご自分の経験から帰納的に導き出した、伝え方の方法論の紹介です。いうなれば料理のレシピのように、誰でもコトバをつくれるよう体系化しようと試みるものです。著者自身も、広告業界に前知識無しに入社し、配属時にコピーライターとなることを命じられたことから、始まります。さまざまな回り道をしながら、ある方法論に行き着きました。伝え方は「技術」であるという主張に基づいて書かれているため、内容が具体的であり、魅力的なコトバを最短で作るノウハウが結集しています。
R0019036

おもしろかったのは巻頭に骨子をまとめた折り込みがついていて、本の要旨、エッセンスがまとめられていたことです。もちろん本を通読しなければその意図するところは伝わらないのですが、一回本を読めば、そのエッセンスを思い出すことができる便利モノです。今後の新刊にはこういった取組みが増えてくると思います。

そのエッセンスは以下の通り。非常に具体的でわかりやすい。なるほど!と膝を数回打ちました。

1 「イエス」に変える3つのステップ
・自分の頭の中をそのままコトバにしない
・相手の頭の中を想像する
・相手のメリットと一致するお願いを作る

2 「イエス」に変える7つの切り口
・相手の好きなこと:「デートしてください」→「驚くほど旨いパスタどう?」
・嫌いなこと回避:「芝生に入らないで」→「芝生に入ると、農薬のにおいがつきます」
・選択の自由:「デートしてください」→「驚くほど旨いパスタの店と、石釡フォッカチャの店どちらがいい?」
・認められたい意欲:「残業お願いできる?」→「きみの企画書が刺さるんだよ、お願いできない?」
・あなた限定:「自治会のミーティングに来て」→「他の人が来なくても、斉藤さんだけは来てほしいんです」
・チームワーク化:「勉強しなさい」→「一緒に勉強しよう」
・感謝:「領収書をおとしてください」→「いつもありがとうございます。領収書お願いできますか」

3 「強いコトバ」をつくる5つの技術
・サプライズ法:「そうだ 京都、行こう。」
・ギャップ法:「これは私の勝利ではない。あなたの勝利だ」
・赤裸裸法:「くちびるが震えてる。あなたが好き。」
・リピート法:「今日は暑い、暑い」
・クライマックス法:「ここだけの話ですが、私はカレーが好きです」

いわきゴスペルフェスティバル ワークショップ

知人に誘われて、いわきゴスペルフェスティバル ワークショップに参加しました。ゴスペルでは歌い手のチームをクワイア(聖歌隊)と呼び、その見習い参加です。場所はアリオス6Fにある、大練習室。初めてこの練習室に来ましたが、キレイに清掃が行き届き、またラトブまで見える眺望は、とても快適でした。

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ゴスペルソングとは、もともとキリスト教プロテスタント系の宗教音楽です。ゴスペル自体の直接の意味は英語で福音および福音書の意だそうです。ルーツは、奴隷としてアメリカ大陸に連行され、独自の言語・宗教などをいっさい剥奪されたアフリカ人です。その苦しい状況下で、救いを与えるゴスペル(福音)と出会い、キリスト教への改心を経て、神に彼ら独自の賛美をささげるようになり、現在のゴスペルの基調となる音楽が生まれたそうです。
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ゴスペルがなんたるかの予備知識を全く持たずに参加しましたが、思っていよりカジュアルで、(いい意味で)拍子抜けしました。リーダーや周りに合わせてみんなで気負わず大声を出し、それが合唱となることの気持ちの良さが、ちょっとだけ分ったような気がします。本番にもぜひ行きたいです。

練習終了後には集合写真を撮って、なんとなく仲間の端っこに入れたような気になりました。
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本番は、東日本大震災復興支援コンサート いわきゴスペルフェスティバル2013 あなたと一緒に歌いたい!です。
【日 時】 2013年6月15日(土)開場13:00〜 開演14:00〜
【会 場】 いわきアリオス 中劇場  
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workshop_Schedule
workshop_txt
info_parts_tel

http://jgcf.info/IWAKI/
 

海賊と呼ばれた男 本屋大賞

今年の本屋大賞2013を受賞した話題作だったので、買ってしまいました。本屋大賞は、新刊を扱う書店の書店員の投票のみによってノミネート作品および受賞作が決定される賞で、全国書店員が選んだ、いちばん売りたい本、といわわれています。いまだ戦争の痛手から立ち直れないでいた昭和28年、「七人の魔女」と呼ばれる強大な力を持つ国際石油メジャーと大英帝国を敵に回して、堂々と渡り合い、世界をあっと言わせた「日章丸」というタンカーがありました。その日章丸こそが、主人公である出光興産の創業者・出光佐三の船です。
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出光興産の創業者・出光佐三をモデルとした、ノンフィクション小説です。脚色はあるものの、大筋では歴史的事実に基づいているようです。北九州の異端の石油会社「国岡商店」を率いる国岡鐵造は、モーレツに働く社員によって支えられ、業界慣習にとらわれず、こちらから顧客へ瀬戸内を船で駆けつけ軽油の小売を行なったため、「海賊」と呼ばれました。しかし戦争で何もかもを失い、戦後に残ったのは借金のみでした。さらに大手卸石油会社から排斥され、売る商品もない状態が何年も続きました。しかし国岡は社員ひとりたりとも解雇せず、旧海軍の残油浚いなどで糊口をしのぎながら、理不尽なルールや権威に対し、日本を愛し何をやるべきかを考え、実行していきます。20世紀の全ての産業の根幹であり、大戦の火種となった巨大エネルギーである石油を武器に、世界のセブンシスターズと闘った男の物語です。

出光佐三の経営の根幹である、タイムカードなし、クビなし、定年なしという大家族主義(従業員は家族同然)の個人商店は、2006年まで非上場を貫き通しました。石油の小売という、まず仕入れの支払いが顧客への販売に先立ち、かつタンク等の巨額の設備投資が必要である業種特性のため、巨額の運転資金が必要になります。それを克服するために、通常は財閥系となるか、株式上場を行ない、自己資本を厚くするというのが経営の常套手段です。にもかからわず、大家族主義からいずれも行なわず(資本金10億円の過少資本)、従業員への投資、教育に経営のすべてを注いできました。その目標は、中間搾取を行なわず、大量に小売販売を展開することで、消費者の利益(経済学で言う消費者余剰)を最大化し、もっと国に貢献することです。出光佐三にいわせれば、それを自己や属する業界のために妨害するのは、「日本人でない」ということになります。

しかも、民族系石油会社として日本人による日本人のための会社として、西欧の巨大石油会社セブンシスターズからの役員、銀行からの役員すら受け入れないという、徹底したプロパー社員で構成されたプロ集団を作り上げていく道筋は感動的ですらあります。日本人としての誇りを改めて感じ入りました。

「海賊とよばれた男」が百倍面白くなる登場人物(実名対照)相関図
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【実録】忘れられていた「日章丸事件」の衝撃
―敗戦からわずか8年後、日本の小さな会社がイギリス海軍相手に戦った―
小説のクライマックス「日章丸事件」は、60年前の4月10日、日本の小さな石油会社のタンカーがイギリス海軍の海上封鎖を突破してイランに入港、世界を驚かせた大事件でした。
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『海賊とよばれた男』の主人公・国岡鐵造のモデル、出光佐三(出光興産創業者)の生涯
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吉田みきと プロフィール

ふるさとの福島県いわき市で、市議会議員として活動を開始しました! いわき市は、今、複層的な問題が山積しています。公認会計士としてのキャリアを生かし、フレッシュな視点で問題点を洗い出します。



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