吉田みきと ほぼ毎日ブログ

「死して不朽の見込みあらばいつでも死ぬべし。 生きて大業の見込みあらばいつでも生くべし。」 吉田松陰・高杉晋作語録   「金もいらぬ、名誉もいらぬ、命もいらぬ人は始末に困るが、そのような人でなければ天下の偉業は成し遂げられない。」 西郷隆盛・山岡鉄舟語録

2013年02月

スタンフォードの自分を変える教室

前々から気になっていた本です。「ハーバード白熱教室」のパクリ本かと思いましたが、意外に!ものすごく実践的な心理学・脳科学・経済学を組み合わせた、内容の濃い本でした。

著者の専門は、健康心理学。スタンフォード大学の新進気鋭の心理学者です。心理学、神経科学、医学の最新の研究を応用し、個人の健康や幸せ、成功及び人間関係の工場に役立つ実践的な戦略を、実際の10週の講義で行い、「人生を変える授業」として絶大な人気だそうです。これまで抽象的な概念として見られていた「意志力」について深く、実践的な研究を行い、「意志力」とは何か、コントロールする術はあるのかをわかりやすく説明してくれます。最終的に、受講者の行動を変化させるという臨床まで行う、面倒見の良い先生です(いいっぱなしの学者と、一線を画しています)。各受講生は、なりたい自分になるための身近な目標を設定し、その目標を達成するために、授業で学んだ戦略を次の授業までの1週間、実生活において試すという実験を行うそうです。その結果、自分にとってどの戦略が効果的だったかについて、受講生たちは教室の仲間の前でフィードバックを行う、そして試行錯誤を繰り返しながら、目標を達成し、なりたい自分に一歩近づいていくそうです。

意志力というと、とかく精神論に傾きがちですが、意志力強化と精神論とは無縁であることを、科学的にはっきり示してくれたことが、著書の最大の肝です。意志力を強くするために必要なのは、失敗に対する罪悪感や自己批判でなく、自分に対する思いやりと、自分の心と体の反応を科学者の目で客観的に観察することだと説いています。そして、思考や感情を抑えつけたり、欲求を頭から否定せず、行動をコントロールする、そのために正しいエクササイズをすることを推奨しています。

端的に言えば、心身のバランスをとること。その意味でエクササイズとしてのヨガや瞑想の効用も認めています。自らヨガのセラピーも務め、意志力を鍛える方法のひとつとして、実践されています。机上の研究でなく、自らが行動で示す、という点でファンになりました。
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訳本ですが、最新のジョーク(クリントンやオバマも引き合いに出されています)がちりばめられ、平易な言い回し、親しみやすい例示(ひんぱんにマックや、ジュース、ケーキの誘惑が出てきます)が、どんどん読者を引き込んでいきます。それにしても、あまりに美しい容姿!こんな先生なら、さぞかし勉学に身が入るかも(逆かも?)。スタンフォード大学の学生がうらやましい・・・
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本人の実際の授業のビデオ(本に書いてあることと全く同じ内容を話しています!)↓↓↓
http://goo.gl/tMY4v

ホールボディカウンター

ホールボディカウンターとは、内部被曝線量を調べるために、人間の体内に摂取され沈着した放射性物質の量を体外から測定する装置です。まさに全身チェックする装置です。体内に存在する微量の放射能によって、身体から漏出するガンマ線(セシウム134,137から出る)を計測します。ちなみに、甲状腺の検査とはまったく別モノです。

計測の手順は以下のとおり。
1. 体内から漏れ出す放射線の数を測る(ホールボディカウンター)
2. 放射性物質の種類とベクレル量に換算する(マルチチャンネルアナライザー)
3. 内部被ばくのシーベルト線量を計算する(放医研が開発したソフト)

手順1だけでは意味がなく、3までやってはじめて意味のある「預託実効線量」が得られます(即日で結果は出ない)。その値が1ミリシーベルト未満であれば問題ないそうです。ちなみに2012.6.27~2012.12.31までに、福島県内で106,096人を検査した結果、預託実効線量1ミリシーベルト未満が99.975%、1.0ミリシーベルト<1.5ミリシーベルトが14人、0.013%、1.5ミリシーベルト<2.5ミリシーベルトが10人、0.009%、2.5ミリシーベルト<3.5ミリシーベルトが2人、0.002%だったそうです。

もっとも1の結果は、2.3が終了しないと通知されず、ブラックボックス化している感は否めません。特に3の計算の前提条件が、成人なら50年間、子どもなら70歳までに受けることになる線量を推計計算していることです。私見では、たった数分で図った結果を50年分に引き伸ばして推計することの精度がどれほどのものなのだろうか、と思っています。

現在、福島県内に存在するホールボディカウンターは38台。いわき市独自でも2台所有、運用しています。民間では常磐病院が保有し、検査を始めています。市では、平成23年11月から久之浜・大久地区、小川地区、川前地区、四倉地区の子ども等を中心に先行調査を実施しています。平成 25 年1月の検査結果について、検査者3,564 人全ての方の預託実効線量が、1mSv を下回っているとのことです。これから他地区についても遅ればせながら検査が始まっていきますので、自身のこころを落ち着かせるという意味で、機会あれば検査を受けられてはいかがでしょうか。 
内部被ばく検査実施予定時期

地区
固定式車載式JAEA
(総合保健福祉センター)
(総合磐城共立病院)
(学校巡回)(JAEA東海研究開発センター)
平地区平成24年5月28日~10月平成24年6月11日~10月 
三和地区平成24年10月 平成24年6月
好間地区平成24年11月 平成24年6月
内郷地区平成24年11月 平成24年6月、9月
常磐地区平成24年11月~12月 平成24年9月
遠野地区

平成24年12月

平成24年12月平成24年9月
小名浜地区平成24年12月~平成25年2月平成25年1月~2月平成24年11月
田人地区 平成24年12月 
勿来地区平成25年2月~3月平成25年2月~3月平成25年1月






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出展:福島民友(2013.2.25朝刊):図・写真・説明がとてもわかりやすい説明でしたので添付しました。
 

南相馬ソーラー・アグリパーク グリーンアカデミー

南相馬ソーラー・アグリパーク グリーンアカデミーが、2013年4月に開講予定です。昨日2/26にいわき経済同友会のアレンジで、主催の半谷栄寿(はんがいえいじゅ)氏から、その概要をお話しいただきました。この取組みは南相馬市でのものですが、小中学生の学び、そして高校生、大学生への波及という点で、いわき市にとっても共通の点が多いと感じました。

半谷氏は南相馬小高出身、震災後の3ヶ月は東京から合計6回、2トントラックを運転して相馬市の病院等へ直接支援物資を届けたそうです。なお当該支援物資は、半谷氏の人的ネットワークを駆使して大企業(アシックス、ワールド等)から立派な新品でした。その後、ふるさと再生のためには住民の帰還、特に将来を担うこどもたちへの支援が必要と考えて、当該事業発起に至ったそうです。
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氏は実はJヴィレッジを作り上げた方でもあります。東京大学法学部卒業後、東京電力株式会社に入社しました。2010年に早期退職し、キッザニア東京にパビリオンを出しているこどもたち教育支援のNPOの運営に専念されていたときに震災があったとのこと。これまでの企業ネットワークと教育運営ノウハウをすべて組み合わせて、今回の事業に至りました。

ここに至るまで平坦な道のりでなかったことは容易に想像ができます。運営資金集めや、キッザニアとの協力、農業者の募集、南相馬市との連携、農地転用や開発行為等の許認可、等等考えたら切りがないです。しかしながら2年を待たずにそれらをクリアして、完工にこぎ着けたことは驚嘆の一言です。ふるさとに対する熱く、真摯な思いが通じたとしか思えません。


私も、何のために東京の会計士から市会議員に身を投じたのか、改めて考え直すことができました。それはふるさとのために、自分がこれまでやってきたことをぶつけることです。つい日常の議員活動に流されがちな毎日に、カツが入りました。
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ハード施設としては、平成25年3月を目処に、南相馬市原町区の市有地2.4haに太陽光発電所と植物工場を建設します。その真の目的は、小中学生への体験学習を通して、地元の子供たちの成長を支援し、全国の人々との交流を行う復興拠点となることです。前進する南相馬のシンボルとして、風評被害を克服し、農業・工業・観光業の復活、雇用の創出、ひいては南相馬・福島全体の復興に貢献することを目的としています。

・太陽光発電所(500kw):
福島復興ソーラー(株)が自己資金と農林水産省の補助金で建設。植物工場へ地産地消の電気を送り、余剰分は固定買取制度として売電。


・植物工場(2棟):
南相馬市が農業再生のモデル事業として復興交付金を活用し最先端の植物工場を建設、地元の農業法人泉ニューワールドが運営。ここで生産されたレタス等はヨークベニマルが全量を仕入れ。

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風呂敷 いわき祝布

議会で頂く大量の書類の運搬用に、日本人の知恵「風呂敷」を活用することにしました!せっかくなので、地元産品のいわき祝布(いわいぬの、と読みます)です。木綿製の風呂敷は丈夫、かついわきらしい、大漁旗のイメージの絵柄があしらわれています。90cm×90cmの大きさ、2,100円です。
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呉服根本様の店主の根本紀太郎様は、3代目当主。100年近く平大町(たいら おおまち)でご商売を続けていらっしゃるそうです。風呂敷の包み方、結び方について30分ほどレクチャーをいただきましたが、その深い経験と知識に驚かされました。機会あれば、ぜひいろいろな包み方にチャレンジしたいと思います。
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市内高校等地元企業説明会

本日2/25、いわき市平体育館で、市内高校等の1.2年生を対象に、地元企業説明会が開催されました。午前の部は市内外12の高校から、午後の部は平工業高校から、それぞれ500名の高校生が参加しました。参加企業はそれぞれ24社ずつです。目的は、就職を前に市内の企業を少しでも知ってもらうため、ひいては高校生の市内就職率(現在は60%強)を高めることです。
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私は午後の部に参加・傍聴させていただいたのですが、企業としてもできるだけ優秀な人材を採用したいという思惑から、説明にも力が入っていました。企業によっては、プレゼンさながらの説明をされているところもありました。写真は、社長みずから説明に来られた北関東空調様の様子です。
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高校生は20-40人程度のグループごとに、4社、各20分間の説明を受けます。事前に説明を受けたい企業の希望を取った上でのグループ分けだそうです。平工生だけに、技術系企業が人気かと思いきや、地元金融機関様、地元スーパー様のブースにもたくさんの生徒が集まっておりました。
質疑も活発に行われ、企業と接する機会を増やすという点では、うまくいっているのではないかと思います。
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 実はこのイベントは、昨年平工業高校が、昨年市内企業30社あまりを招聘して校内で実施した合同企業説明会の拡張版です。前回が非常に、生徒及び保護者から好評だったため、今年から、ハローワークと福島県、いわき市の3者の合同開催になりました。会場が体育館ということもあり、時期的に非常に足冷えしましたが、生徒の就職に対する熱気を感じました。ぜひ市内企業をじっくり見ていただき、マッチする会社が見つかるといいですね。

2日後の福島民報でも記事掲載されました。
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朝日小学生新聞

貿易収支が赤字に転落したという、2/25の朝日小学生新聞の一面が珠玉でした。1.事実を正確に伝えた上で、2. それに至る原因分析をきちんと行なっています。簡単なようで、大手新聞が見落とている点だと思います。このスタンスが続く限り、朝小新聞を応援したいと思います。

1について、大人向けの新聞・雑誌は、事実をセンセーショナルに伝えようという余り、曲解を招きかねない表現が見られます(というかセンセーショナルにするために、あえてコメント全文から都合の良い部分だけを切り取ったりします)。新聞の役割は、取材した事実を正確に読者に伝えるとう目的が、忘れられていると思います。その点で、朝小新聞は及第点です。

2について、大人向けの新聞・雑誌は、短絡なまた時局的な事柄を、難しい言葉を並べて読者を煙に巻き、分析・説明した気になっているものが見られます。また小さな正論を、ごもっともに開陳しているのも見かけます。特に経済に関しては、記者が経済専門でないこと、過去の経緯や論文等を読んでいないことから、取材先の学者の分析や意見を検証せずにそのまま掲載しています。よく読むと論理の飛躍があるものが多いです。朝小新聞は、分析の範囲内から導き出される結論のみなので、及第点です。

また大手新聞・雑誌の構造的な欠点として、事実報道と自説を混在して記事にしていることがあります。例えば今回の記事(貿易収支が赤字になったこと)から、短絡的に「円安にして、輸出産業を応援すべきだ」「省エネを推進しよう」「知的財産で食っていこう」などという自説をさも、こうあるべきだとして記事にすることです。書き手の立ち位置をはっきりさせた上で、根拠をきちんと示して論じるならよいのですが、短絡的な分析だけで、まるで新聞様の見立ては絶対で間違うことなどありえないまでの書きようだと、鼻白んでしまいます。
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(参考)朝小新聞の記事抜粋です。

Q.過去最大の貿易赤字の原因は、どんなことが考えられますか?
A.輸出がふるわなかったことと、輸入の増加の両方が原因です。輸出は商品を売る相手である中国、アメリカ、ヨーロッパの国々など、外国の景気が悪かったことや急激な円高が続いたことが響きました。輸出額は前の年に比べて2.7%減って、約64兆円。2年連続で減っています。
 一方、輸入は大きく増えました。東日本大震災のときに起きた東京電力福島第一原子力発電所の事故後、火力発電所をたくさん動かすようになり、燃料の液化天然ガスを外国から大量に買う必要が出てきたからです。
Q.どのくらい増えたのですか?
去年の液化天然ガスの輸入額は、前年に比べて25.4%増えて約6兆円です。カタール、マレーシア、オーストラリア、ロシアなどから輸入しています。
Q. 貿易赤字が続くとわたしたちの生活にはどんな影響が出ますか?
A.今のところはすぐに国民の生活に大きな影響が出ることはありません。国の収入は貿易だけでなく、外国に作った会社などから得られる利益があるからです。
 しかし、貿易赤字がずっと続けば円の価値が下がって円安になり、外国から商品を買うときに高い値段で買わなくてはならなくなります。それが家計を圧迫するかたちで悪い影響が出るおそれがあります。
Q.輸出はなぜふるわなくなったのですか?
A.最近では2008年にアメリカの大手証券会社の経営が行き詰まり世界の経済に影響を与えたリーマン・ショックが輸出相手国の経済が悪くなって商品が売れなくなったことが一つ。また、東日本大震災の影響で多くの工場が被災し、商品が作れなくなったことも主な原因とみられます。
 中国などの新興国が、日本より安い値段で多くの商品を作るなど、競争相手が増えたこともあると思います。
Q.過去にも貿易赤字が大きなニュースになったことがありますか?
A.1980年が一つの例です。このときは石油が大幅に値上がりしました。
Q.日本の輸出国と輸入国の上位はどんな国ですか?
A.2012年の輸出国と輸入国を2000年と比べると、輸出・輸入ともに中国が増えています。輸出はアジアの国々、輸入はオーストラリアや中東など資源を持っている国が相手です。
 日本は自動車などの機械製品の輸出が多いですが、食料や石油などの資源を輸入しています。
Q.今後の見通しは?
A.日本の輸出は、外国の経済が回復すれば、また増えていくかもしれません。しかし、借金をかかえるヨーロッパの国々の経済が悪い状態が続いているので安心はできません。
 また、日本は少子高齢化が進むので働く人が減り、輸出が大幅に増えることは期待しにくいと思います。そのため、日本は技術力などを生かした魅力ある商品を作ることが重要になっています。
Q.こどもたちに考えて欲しいことは?
A.貿易のしくみを知ることは世界へ目を向けるきっかけになると思うので関心をもってほしいです。

アスベスト(石綿)飛散防止対策 3

前回2回にわたって、作町教員住宅の解体工事に伴う、アスベスト除去作業の考察を行なってきました。ついに作町教員住宅の解体作業が完了しました。
http://www.mikito.biz/archives/21447249.html
http://www.mikito.biz/archives/21054667.html

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思えば昭和40年代に建てられた教員住宅は、鉄筋コンクリート造の当時最先端の白亜のマンションだったことでしょう。40年あまりでその役割を終えて、災害公営住宅に生まれ変わります。

さて、アスベストですが、当時の建築図面が保存されており、そこからアスベスト使用部位は、ベランダの防火板のみだったそうです。板状のものですので、解体にあたって事前に取り外した上で重機での解体を行なったため、今回の解体工事ではアスベスト飛散のおそれはほとんどなかったそうです。

解体にあたってアスベスト飛散が問題になるのは、吹きつけアスベストが中心になるようです。吹き付けアスベストは、主に鉄骨造の建物に一定の耐火性を持たせるため(鉄骨そのものは火災に弱いので)に、鉄骨に吹き付ける形で、昭和40-50年台に施工されました。当時のルールでは使用規制がなかったため、アスベストは耐火性・耐久性に優れ、夢の部材として多用されていたと思います。今回はそうではなかったので問題になりませんでしたが、とても勉強になりました。

小玉ダム

自転車の鉄人、刃斐波ロバートさんと小川の小玉ダムまでヒルクライムをご一緒させていただきました。ロバートさんは、私より一回り年齢が上にも関わらず、平地での巡航速度が10km/hくらい、普通の人より早い方です。数々の大会にエントリーされ、受賞されているそうです。その圧倒的な脚力を、標高約200mの登りで見せていただきました!
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なんていうか、くっ付いて行けたのは小川諏訪神社のちょっと先まででした。ぐいぐい登坂を昇っていく秘訣を聞くと・・・毎日の練習だそうです。毎日ちょっとずつ練習すれば、上り坂が平地に、平地が下り坂に感じられるようになるそうです。うーん、先は遠いかも。

経済の自虐主義を排す 三橋貴明著

これまで筆者、三橋氏の著書を複数読んできましたが、これほどのご自分の感情を吐露しているのは初めて見ました。日本経済悲観論者に対して嘲笑を通り越して呆れた!という三橋氏のスタンスです。

私自身は、著者とお会いしたことがありませんし、主義主張に直接シンパシーを感じることはありませんが、これまでの著作の根底に流れる著者の基本的ポリシー、すなわち情報の第一次ソースを入手し、自分でそれを分析・判断するという姿勢は、ぜひ積極的に真似たいです。

逆をいえば、新聞記事や雑誌の経済分析記事をさも知識人のふりをして読み、さも自分の知識のように振る舞う、またそれをあたかも自分の意見として文章にする、という浅い「自称エコノミスト」になることが恥ずかしいということです。しかしこの分類に属する方が非常に多い。この分類の方を、切り捨てたのがこの本です。切り捨てられた方は、実名で、野田佳彦、藤井裕久、河野龍太郎、竹中平蔵、白方方明、藻谷浩介、米倉弘昌、丹呉泰健、辛坊治郎、小黒一正、藤巻健史、浅井隆の方々です。
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データに基づく判断というと、すぐ「データに現れないものがある」「人の心を無視した冷たい判断になってしまう」「データの加工次第で、如何様にも数字は作れる」等の反論をよく耳にします。よく考えてみたらそうおっしゃる方の全てが、ご自分で経済統計を含む第一次データを見たことがない、もしくはデータ分析・加工をご自分自身の手で行なったことがない、経済学の本を読んだことがない方だ、ということに最近気が付きました。数字を見て、分析し、自分の腹に落ちるまで(納得するまで)、なぜかを自分の頭で考える、そういうスタイルはぜひ模倣したいと思います。

三橋氏の主張するデフレ対策すなわち、デフレギャップを埋めるために需要喚起を促す政策が、安倍首相の推進するアベノミクスと、たまたまぴったり一致しました。というか、デフレ対策の処方箋は、経済学の観点からは限られているので至極当然、という著者の意見です。結果的に安倍首相の政策を、理論的に強力に応援する内容になっています。
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なおデフレギャップとは、国内の総需要が潜在的な供給能力を上回っている状態です。なぜ1億数千万人が暮らし、一定の消費需要がある日本全体の総需要が低いのか?それはひとえに、消費の主体、家計の所得が下がり、使えるオカネが減っているからに他ありません。他にも原因はありますが、グローバル化という美名のもと、工場の海外移転を進めた結果、産業の空洞化だけでなく、労働市場も給与水準の裁定が行なわれたしまいました。その結果、日本国内の給与水準が下落し、使えるオカネも減少した結果、デフレになっている、というのが著者の主張です。

おもしろいと思ったのは、日本国は、今のいわき市と正反対の状態、すなわちいわき市はインフレギャップにあるということです。 デフレギャップは、総需要<潜在供給能力ですが、インフレギャップは、総需要>潜在供給能力です。建設需要及び消費財の需要は、市内での供給を明らかに上回っています(建設作業員のニーズは、完全に市内労働者の数を上回っていますよね)。だから日本国はアベノミクスで、財政出動+金融緩和を行なっていますが、いわき市だけを見れば、インフレギャップを埋めるために真逆の政策をとるべきかもしれません。すなわち、潜在供給能力の向上、例えば労働生産性の向上、産業のためのインフラ整備、産業を規制してる各種ルールの撤廃等です。

市の平成25年度予算は、国土強靱化計画を反映して、財政出動中心の政策となっています。それ自体は国の経済立直しのために、ポジティブに考えていますが、いわき市は今後3年間は需要過多の状態が続くと予想されますので、労働生産性等を高め積極的に生産物の付加価値を高めていくこと、老朽インフラの更新を早め産業に貢献するインフラ投資をしていくこと、産業規制ルール等の撤廃をすべきなんです。

磐城平城 不明門 消失

磐城平城の門のひとつ、不明門が移築され現存しているという話を知人に聞いたので、早速確認してきました。結論からいうと、残念ながら震災による損壊のため取り壊され、更地になってしまっていました。戊辰戦争で平城が落城後、城の建造物の多くは民間に払い下げられました。3つだけ移築を確認できておりますが、他はちりぢりになってしまったようです。

名称   タイプ   所在     現在
1. 不明門  四脚門  平沼ノ内  賢沼寺の山門として使用されていたが、震災損壊で撤去
2. 掻槌門  高麗門  平藤間   個人宅の門として使用  
3. 長橋門  不明   新川町  個人宅の倉として使用されていたが、経年劣化により取り壊し。現在、市の倉庫に部材を保管中 

この裏門も同様に個人間で譲り受けられ、いわき市平藤間の賢沼弁財天の敷地内に移設されていました。
<ありし日の不明門の姿(下記リンクの写真からいただきました)>
http://blogs.yahoo.co.jp/tauberaccess/3619315.html
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弁財天を管理されている方にお話を伺ったところ、震災の損傷で修理できる状況になかったそうで、取り壊した後の部材等も残っていないそうです。残念ながら、もうこの立派だった裏門の姿を見ることはできません。郷土の歴史を残そうとしているわれわれにとって、大きな損失です。

賢沼の弁財天の建物も、2013年2月現在、地震による損壊からまだ復旧できていません。沼にせり出した建物から、沼をのぞき込んで、鯉や大ウナギ(天然記念物!)にエサをあげるのが好きでした。大震災により、本当にいろいろなものを失っていると実感します。
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平成25年度予算

いわき市の25年度予算と、2月定例議会の議案が発表されました。一般会計予算は1,841億円で、過去最大だった平成24年度よりも、さらに7.1%増加です。通常年の予算規模が1,000-1,200億円であることを考えると、2倍近い予算規模になります。雑駁にいえば、これらの金額は役所を通じての職員の給料や外注業者への支払、委託料等です。役所発で市内へ出回るオカネが倍近く増えるので、国でいうところの積極的な財政政策(財政発動)にあたり、市内経済の浮揚効果(景気がよくなる、過熱する)が期待できます。
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一般会計予算が増えた要因は、復興事業費が中心です(流入人口増に伴うものも、若干ありますが)。これらは原則、国からの震災復興特別交付税、及び県からの支出金(もとをただせば、国です)が原資です。これらはいずれも復興事業が終了すればなくなってしまいますので、市内企業は景気が良い今後3年間に浮かれず、地力をつけなければなりません。

いわき市は幸か不幸か、被災地かつ事故原発の近隣自治体でありながら、人口増に直面している都市でもあります。これをピンチでなくチャンスと捉え、当該期間にできるだけ有効に、将来を見据えた役に立つ資産・投資をしていかねばなりません。

予算と議案の書類は、A4の大きさで10分冊、積み上げると高さ約9cm近くになります。読み込むのに数日、かかりそうです。
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2月定例議会は、以下の日程の予定となっています。
 
2月28日(木) 本会議
3月4日(月) 本会議(代表質問)
3月5日(火) 本会議(代表質問)
3月6日(水) 本会議(一般質問)
3月7日(木) 本会議(一般質問)
3月8日(金) 本会議(一般質問)
3月11日(月) 本会議(一般質問)
3月12日(火) 常任委員会
3月14日(木) 常任委員会
3月15日(金) 常任委員会
3月18日(月) 常任委員会
3月19日(火) 特別委員会
3月21日(木) 本会議

愛谷町

私、生まれも育ちも、いわき市平愛谷町(あいやまち)です。最近町内で、電柱看板に愛宕町(あたごまち)と間違った表記を見つけました。長い間、堂々と掲示されていると思うのですが、毎日たくさんの方が通りがかっても、結構気づかないものなんですね。

ちなみに、愛谷町は「あいやまち」、と読みます(区長様に確認済み。ゼンリン住宅地図での表記でもあります)。タクシー等で毎回、「あいやちょう」と呼ばれるのはちょっと残念だなあ、と思っています。
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磐城平城と小名浜代官所の模型

以前、暮らしの伝承郷に展示されていた磐城平城の模型が、移設されたと伺いましたので、現物を見て参りました。現在は、個人宅にて修復・保存されており、お邪魔して所有者の方にお話を伺いました。驚いたことに、私財を投じ、5年の歳月を使って、自ら製作されたモノだそうです。その模型は非常に精巧で、当時の様子がよくわかります。個人宅に秘蔵されているのでは勿体ない、どこか市民・特に中高生の目に触れる場所にきちんと展示して欲しいと思います。

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模型自体はケースに収納され、そのまま展示できる状態にあります。ケースを含めた大きさは、巾2m×奥行2m×高さ1mくらい、重さは100kgはありそうです。城の門、櫓等の主要ポイントには、赤いLEDが埋め込まれており、位置を確認することができます。

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門や櫓の場所のボタンを押すと、LEDが光るように工夫されています。

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なお、いくつかの複数の古地図を参考に考証しているので、ピンポイントで特定の年のものではなく、江戸時代全般でのだいたいの配置図ということです。古地図自体、詳細に測量されたものでない以上、(歴史学としてはいまいちなのでしょうが)仕方ないことだと思います。

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製作の際には、実際に旧城跡現地を訪れて確認しながら製作したそうです。当時の写真がたくさん残っていました。2000年前後の白蛇堀の写真もありましたが、当時は堀らしく水が張られていましたが、現在は水が涸れその姿はありません。刻々と面影が廃れていっているのを感じます。可及的すみやかに、保存すべきものは保存すべく手を打たなければなりません。

<磐城平城 本丸跡地を市民開放したいは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/42425422.html
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その後、小名浜の代官所の模型も存在しているということを聞きましたので、小名浜まちづくりステーションの小名浜市民会議で見せていただきました。ご対応いただいたのは、高橋克巳事務局長様です。こちらもガラスケースに入っており、大きさは巾1m×奥行50cm×高さ1mくらいです。LED表示はありませんでしたが、簡単な建物名等の表記がありました。

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09代官所は戊辰戦争時に焼失し、その跡地は民家になってしまっており、当時の面影を偲ぶものは残っていないそうです(陣屋跡の石碑のみ)。




いわきには他にも笠間藩(平第六小学校)や泉藩(泉小学校)、湯長谷藩(磐崎中学校)等がありました。しかし現存しているのは石碑もしくは絵図、古文書のみなので、当時の姿を想像するのが難しいです。


いわき民報(2013.8.3)に、同模型が東邦銀行平支店に展示されている旨の記事が掲載されました。
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暮らしの伝承郷

暮らしの伝承郷
前回の議会で私が質問した、中高生に郷土愛を持ってもらうべく、町名の由来等を記した「道標プロジェクト」についてご理解を得るため、暮らしの伝承郷を訪問し、小野佳秀館長とお話ししました。小野館長は長らく、いわき地域学會に携わっておられる方で、郷土史に詳しいと聞いておりました。ただ昨年受けた手術により、現在声を出すことができないため、筆談での会話となりました。

磐城平城の模型が存在していることも教えて頂きました。どのようなものか、展示に耐えうるものがどうか知りたいです。近いうちに、模型の実地確認をしてこようと思っています。 

ちょうど映画ポスター展をやっていました。放浪記・植木等の無責任シリーズ、キングギドラが登場する「地上最大の決戦」など、懐かしいポスターが展示されていました。

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いわき市指定有形文化財の5軒の民家が修復・保存されています。ちょうど管理者の方が、薪割りをやっておられました。散歩がてら訪れてみるもの良いのではないでしょうか。

森まさこ大臣の講演会

昨日2/17に、森まさこ大臣の講演会に参加いたしました。
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 少子化・消費者担当大臣であるが、閣僚全員が復興大臣のつもりで、政務にあたるように安倍首相から指示されたそうです。




消費者担当大臣の守備範囲に、食品の風評被害の対策も含まれるとのこと、力強いご講演をいただきました。






組閣時の裏話等もご披露いただき、聴衆を全く飽きさせない盛会でした。今日も東京から日帰りでいわき入りとのこと、多忙の中、ありがとうございました。

ペニシリンはクシャミが生んだ大発見 百島祐貴著

著者は慶応大学病院の現役の放射線専門医です。この本もインスパイアの成毛真さんの著書「面白い本」に紹介されていたので購入しました。18世紀以前の医学は、患者に症状を尋ねる問診、体の様子を外から観察する視診がメインだったそうです。なぜなら300年前は診断機械どころか、体温計・聴診器もなかったので、医者の主観による見立てが行なわれていたわけです。当然、医者本来の目的である病気を治すという点だけに着目すると、ほとんどの病気を治すことはできませんでした。

聴診器ができてから、2013年までたった300年です。その間にさまざな器械・技術の発明・発見がなされました。本書はそのような器械・技術が医学にもたらした数々の恩恵を25のエピソードを交えて紹介しています。聴診器もなかった時代からたった300年の間に、よくぞ研究したそれぞれの研究者の執念を感じます。

体温計・血圧計・聴診器・輸血・全身麻酔・注射器等、いずれも研究者の執念及び体を張った実験によって発明されています。今の医療は先人達のたゆまない実験(多数の失敗も含む)によって支えられているんですね。また天然痘のジェンナー、カテーテル発明のウェルナー・フォルスマンをはじめとして医学研究者は、(研究や実験に理解のない世間の協力を得られず)自分や親族の命をかけた実験にせざるをえないことが多かったようです。

ハイテク器械としてMRIやCTスキャンが取りざたされますが、CTだって1970年の発明、たった40年の歴史です。当初は1枚の輪切り写真の撮影に数十分要したそうですが、1980年代には1分30秒、今では瞬間だそうです。最先端のCTマシンは0.5秒で320枚撮影でき、頭のてっぺんからつま先まで、わずか数秒で多数の輪切り写真が取れ、瞬時に画像表示できるそうです。本当に技術の日進月歩を感じます。
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・何でも測らないと気が済まない男(体温測定)
・秘めた恋を脈で判断(脈拍測定)
・初めて測ったのは牧師(血圧測定)
・電話ごっこを見てひらめいた(聴診器)
・若旦那の趣味が昂じて(顕微鏡)
・細菌学の巨人の大失策(ツベルクリン反応)
・人類初体験の透視する見えない光(X線)
・見えない色を求めた仁医(色覚検査)
・深夜の極秘人体実験(心臓カテーテル検査)
・二重らせんのダーク・レディ(DNA)
・大道芸がヒント(胃カメラ・内視鏡)
・ビートルズが支えた最新技術(CT)
・ノーベル賞をめぐる大波乱(MRI)
・毒殺事件を呼ぶ先端治療(輸血)
・農夫に教わった予防法(種痘)
・狂気を呼んだ4人に争い(全身麻酔)
・失われた処方を求めて(麻酔薬)
・物理学を超えた町工場のオヤジさん(注射器)
・次々に産婦が死んでいく謎の病棟(消毒法)
・風邪ひきイタチに助けられ(インフルエンザ・ワクチン)
・クシャミが生んだ大発見(ペニシリン)
・亡き患者への想いを胸に(人工心肺)
・靴墨の缶で作った命の機械(心臓ペースメーカー)
・一万回のセックスを観察(セックス・カウンセリング)
・病原菌を飲んで自説を証明(ピロリ菌の発見)

いわき新舞子ハイツ 震災ガレキ

いわき新舞子ハイツ横の震災ガレキの撤去作業が進んでいます。ついこの間まで、人の背よりもうず高く積み上げられていましたが、あと一歩です!これからここは多目的ソフトボール球場に生まれ変わる予定です(^^) 。
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現在の新舞子ハイツのグラウンドと、新規に西側の田んぼを合わせて整備し、ソフトボールの公式試合が同時に4面とれる大きさの多目的グラウンドになります。ナイター設備もあります。サッカー・ラグビーにも転用でき、その場合は同時に2面です。

現在は、休耕の田んぼですが、平成29年には立派な滞在型スポーツ交流促進施設に生まれ変わります。隣の新舞子ハイツを利用して、市外からの合宿誘致も視野に入れています。ここが一大スポーツ拠点になるといいですね!
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なお、事業費は11億4000万円。1面あたり約3億円、50年使うとして、1日あたり1万6千円です。完成したら積極的に利用してほしいです。

大和舞面と能面習作集 草野明彦著

草野明彦氏は、大國魂神社へ能面を13面奉納したきっかけに、神谷立鉾神社、赤井諏訪神社へ次々と面を納めている方です。実は75歳から能面の作成(面(おもて)を打つ、というらしいです)を始められたそうです。もともと大國魂神社の能面は、江戸時代に内藤家の依頼で制作されたもので、大和舞として神前に奉納されていました。内藤政栄(露怗)公の和歌にも詠まれているそうです。その面の経年による傷みがひどかったことから、その複製を草野氏が依頼されたそうです。
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その複製は正確そのもので、当時の雰囲気をそのまま現代に持ち込んだ感じがします。
ヒビが入っていたり、欠けたりしている面もそれなりに、わびさびを感じるところではありますが、やはり立派な風格ある面のほうが、能舞台が映えるのではないでしょうか。
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みろく沢炭鉱資料館 写真集・資料集

渡辺館長曰く、みろく沢炭鉱資料館が発行した書籍があるとのこと。ただし絶版。さっそくラトブの総合図書館の書籍検索システムで調べました。あっさり該当にヒットしたので、開架図書棚番号を探し当て、ついに見つけることができました!

よくぞここまで、当時の写真を集めた、という感想です。散逸していたものを渡辺館長の尽力で収集されたのだと思います。いわきの近代史を語る上で、いや東日本の近代史を語る上で無視できない常磐炭鉱の歴史が、いまここに。
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近くには常磐炭田の歴史を綴った書籍がいくつかありました。つい40年前のいわきの姿がそこにありました。
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学校給食 開始

震災で止まっていた四倉給調が2013/4/15から稼働します。これにより基本的に、いわき市すべての小中学校(小学校71校、中学校41校)へ給食配給が可能になります。平成25年度の年間給食実施日数は市内の全小中学校統一とし、177日です。
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これまでは、供給能力不足により各学校単位で給食回数が制限もしくは、問題の多かったスクールランチでの対応でしたが、やっとこれが解消されます。

現在(2013/2/16)、内外装の復旧工事中でした。3月末までに工事を完成させ、2週間の試運転を経て4/15から、各学校へ暖かい給食が配達されます!
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ブッシュ妄言録1&2

成毛真さんの著書「面白い本」で紹介されていた、第43代アメリカ合衆国大統領、ジョージ・W・ブッシュの失言集です。ネット上でも「ブッシズム」として、一時期盛り上がったそうですが、エンターテイメント本として楽しめました。
 
世界で最もおバカな大統領、の評判が定着してしまった感がありますが、個人的にはそんなことはないだろうと思っていました。が、この失言・発言のおかしさは尋常ではない!本当に、モノを考えずに公式のスピーチをしているではないかと思わせます。幼稚・乱暴・勉強不足・知識不足・・・

ブッシュ大統領とアメリカに対する皮肉を交え、それらを笑い飛ばし楽しめる本です。これが世界の警察官、アメリカの大統領か・・・いや、この方を一年にも及ぶ選挙戦で選出するアメリカ国民とは、選挙システムとははどんなもんだ、と考えさせられます。

<失言例>
すべてひっくるめて、素晴らしい一年だったよ。(同時多発テロ後の発言)
アメリカと日本は150年もの間、素晴らしい同盟関係を結んでいます。(訪日の際のスピーチで。太平洋戦争はどこへいった?)
白いよ。(イギリスからきた子供にホワイトハウスはどんなところかと質問されて。それくらい、こどもでもわかるよ)
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そして、続編の2。テーマは「ジョージとジョンイル、どっちがバカ?」。恐ろしいくらい両者は似ている。1と2に共通して、本を面白くさせているのは訳者(というか事実上の著者)、村井理子さんのシニカルなコメント・解説です。自称、世界で一番ブッシュを理解しているとのこと。確かにブッシュの生い立ちや側近の生い立ち、発言等をすべて目を通し、英語と日本語のいい回しの間違いを指摘する等、実はハイレベルな分析をされていらっしゃいます。ブッシュ本がメインの訳書のようですが、その他の本も機会あれば読んでみたいと思いました。
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うだつがあがらない

「うだつ」ってご存じでしょうか?先日、知人からうだつについて教えてもらいました。

漢字では「梲(もしくは卯建・宇立)」。日本家屋の屋根に取り付けられる小柱、防火壁、装飾のことを指すのだそうです。本来、町屋が隣り合い連続して建てられている場合に隣家からの火事が燃え移るのを防ぐための防火壁として造られたものが、自己の財力を誇示するための手段になったそう。

小名浜の旧街道に4軒だけ「うだつ」のある民家があるそうです。写真はそのひとつです。実はホンモノを始めて見ました(^^)。
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うだつを作るためにはそれなりの出費が必要だったことから、これがある家は比較的裕福な家に限られていたため、「生活や地位が向上しない」「状態が今ひとつ良くない」「見栄えがしない」という意味の慣用句「うだつが上がらない」という言葉になったそうです。

うだつさえ出せない家は甲斐性なしだそうですが、うちには、ありません・・・ 

東日本大震災復興特別委員会 東京電力を招聘

本日、市役所8階の大会議質で東日本大震災復興特別委員会が開催され、東京電力から役員の方を招聘して、現状を説明いただき、質疑を行ないました。福島民報、福島民友の記者、NHKのカメラ、複数の傍聴者が入り、緊張した雰囲気の中での委員会です。

現在、福島第一では1-3号機を応急冷却している循環水が漏れ、建屋地下に滞留しています。そして毎日地下水の混入で400トンずつ増え続けており、その漏水を海に流さないように20万トンものタンク(さらに容量を増強中)に貯蔵しています。しかし陸上でのタンク貯蔵には限界があります。そこで汚染水から62種類の放射性物質を除去し、浄水化するのがALPS(多核種除去設備)で、現在建設・試験運転中です。そのALPSで処理した処理水を海洋放出することを東京電力が検討しているとの新聞報道があったことから、当委員会が開催され聴取が行なわれました。
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東京電力からの出席者は、以下の方々です。まず、小森執行役から概括説明があった後、技術担当の林復興推進室副室長から、作業工程の説明がありました。現状・課題・今後の見通し等を詳細に報告いただきました。焦点となっていたALPS処理水を、関係者の同意なくして海洋放出しない、ことを確約していただきました。
 
常務執行役 原子力・立地本部副本部長兼福島第一安定化センター所長 小森明生氏
福島復興本社 復興推進室長 林孝之氏
福島復興本社 いわき事務所長 助川一重氏
福島復興本社 復興推進室副室長 林幹夫氏

<東電説明資料>
http://goo.gl/smTok
http://goo.gl/O6KJX
<参考:福島第一の現状の東電HP>
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/index-j.html

委員からは、1.廃炉に向けた取組みについて、2.汚染水処理について、3.一律賠償についてについて等の質問がありました。すでに福島第一原発は、「特定原子力施設」になり、「原発」でなくなっています(一方、福島第二原発は、以前として原子力発電所のまま)。完全廃炉に向けて、現時点では40年超を見込んでいます。
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ただ現時点では、デブリ(溶け落ちた燃料及び格納容器)を直接、CCDカメラ等で確認できておらず、デブリの温度も直接計測できていません。またデブリがどの程度の放射能を直接出し続けているかも、直接測定できていません。ロボット等で調査を続けていますが、今後の技術開発を待たなければデブリ取り出しは先になります。

現時点では10年以内に燃料デブリ取り出し、その後さらに20-30年かけて原子炉施設の解体となります。なお、解体後の敷地をどのような形にするか(更地化するかどうか)は未定とのこと。

先日、Jヴィレッジに東電の復興本社が設置されるという報道がありました。しかし賠償に関する決定権は依然として東京本社にあるそうです。何のために「復興本社」なのでしょうか。東電が復興を支援しているという対外アピールのツールとして、復興本社のネーミングを使用したのではないかという疑念を感じました。
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説明会終了後には、報道機関が小森氏からコメントを入手すべくインタビューを行なっていました。


鮫川村仮設焼却施設設置 住民説明会

鮫川村における焼却実証実験事業にかかる住民説明会@田人ふれあい館、に参加しました。200人近い参加者に対して、環境省の計画官、鮫川村の村長さんから説明がありました。福島のキー局のテレビカメラが7台以上、大手新聞社記者の姿も見られました。
田人放射性廃棄物説明会2

まず鮫川村の村長さんから、建設予定区域の地権者すべてからの建設同意を得ており、また環境省の実験等で安全を確認しているので、建設を進めていきたいとの説明がありました。鮫川村青野地区には160戸の畜産農家があり、現在大量の農業系廃棄物が放置されているため、営業再開できないそうです。また環境省の計画官からは、他の実証事例で減容化(焼却)する場合、バグフィルターで飛散を防止できていることを確認しているので、今回も放射性物質の拡散のおそれはないとの説明がありました。

一方、参加者からは以下のような意見・質問が出ていました。当初司会の方からは、いわき市民からの質問に限るとのことでしたが、なし崩し的に鮫川村の方の質問も受け付けて、感覚的には半分くらいが市外の方からの質問だったと思います。
・環境省の説明や実験結果は信用できない
・以前は「実証実験炉」の名称だったが、今回何故「仮設焼却施設」に変わったのか納得できない
・村長や環境省の態度、姿勢が信用できない
・建設が開始されてからの説明会開催タイミングに対する不満
・建築基準法の手続不備の可能性を指摘
・200kgの処理能力を超える廃棄物処理施設は許可が必要であるが、今回の施設の能力は199kgであり、脱法では田人放射性廃棄物説明会2ないか 等

当初の予定時間は18:00開始、20:00終了。40分程度、配付資料に基づいた説明の後、1時間20分の質疑応答が行なわれました。予定時間を超過しても質問の挙手をされる方がいらっしゃったので、さらに時間を40分延長して質問に対する回答が行なわれました。

当日配布資料はこちら(縦書きWordと横書きPPT)↓↓↓↓↓↓
http://goo.gl/bIqN2
http://goo.gl/j673G

村長及び計画官の説明の後には、参加者から質問が相次ぎ、この施設に対する、いわき市民及び鮫川村民の関心の高さを感じました。テレビカメラも長時間録画されていたので、後日ニュース等で流れると思います。

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隣にたまたま田人地区の方が座っていらしたのでお伺いしたところ、田人地区からの参加者は20名程度ではないかということでした。この焼却実証実験に関しては、前回ブログで書きましたが、当事者によってそれぞれとらえ方が違っているようです。
http://www.mikito.biz/archives/21604402.html
それぞれの当事者のメリット・デメリットを考えてみました。

<鮫川村>
メリットとしては、鮫川村で現在、放射性物質を帯びた農業副産物により牧草地が占拠されており、メインの産業である牧畜業が再開できない。それらを減容化し集めて管理することにより、牧畜業等が再開可能になる。また環境省が、仮設焼却施設の建設費用、除却時の撤去費用をすべて負担してくれるので、実質的な負担がない。
デメリットとしては、減容化(燃焼)の過程で、放射性セシウムが空中に拡散する可能性がある(環境省は、各種実証データを示して否定)。また減容化(燃焼及び灰貯蔵)の過程で、放射性セシウムが飲料水系に拡散する可能性がある(環境省は、各種実証データを示して否定)。さらに2年後に施設を撤去するとされているが、施設が恒久化し、また他地域からの放射性物質の減容化に転用されるおそれがある(村長及び環境省は、これを明確に否定し約束)。

<国(環境省)>
メリットとしては、減容化の実証実験をさらに高度化でき、他の被災地域へ展開を見通せる。震災がれきを早期に片付けることによって、地域産業の荒廃を防ぎ、再興の道筋をつけられる。
デメリットとしては、今回のような住民説明会の矢面に立たされる。お膳立てした今回の事業が中止になり、事前調査費用がムダになる可能性がある。ちなみに今回の実証実験の建設コストは7億円で、環境省の負担です。

<いわき市>
メリット:特になし。ただ実証実験の成功が確認されれば、震災がれきの処理を加速でき、生活再建の道も早まる。
デメリット:鮫川村と基本的に同じ。放射性廃棄物の運搬に伴い国道289号線(子どもの通学路)の汚染の恐れがある(環境省は鮫川村内での運搬のみであると説明)。
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会場の雰囲気がわかる質疑応答の一部始終の動画です。
・市内平地区の女性からの質問
http://youtu.be/iJTgqQlhB9c
・鮫川村青野地区の男性からの質問
http://youtu.be/b0pPkUfl0OA

説明会終了後には、報道機関の方が環境省計画官からのコメントを取るべく殺到していました。
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鮫川村住民説明会次第
追伸:田人ふれあい館から、平の自宅まで、行きは高速を使って1時間15分、帰りは一般道で1時間30分でした。一般道にも残雪がたくさん残っており、いわき市の広さを感じました。

PwC様来訪

PwC(プライスウォーターハウスクーパース)から、市議会議会棟に2名の方が来訪されました。東京から日帰り出張でいらっしゃったのは、リスク・アシュアランス部の原誠一パートナーと森洋介マネージャー様です。
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来訪の目的は、PwCとしていわき市(に限らず被災自治体)に対してなんらか業務提供できないかというアイデア出しです。特に除染に関しては不正作業が行われたという新聞報道もあり、どのように作業の質を担保するかが課題のひとつでもあります。PwCは監査法人ですが、広い意味での「保証業務」を手掛けており、一定の作業の質を保証できないかという提案です。

課題は、どこが発注主体になるかという点と、保証ニーズのレベル感です。期待ギャップというのですが、依頼者・ユーザーと成果物とのレベルの差が大きくならないように注意しなければなりません。詳細は省きますが、除染作業の手順書を明確化しないと何を保証するのかが、明確にならなくなってしまいます。

当方から、東京目線では理解できない現状や、現場・役所の行動様式を説明し、どのように進めていくのがよいか相互ディスカッションしました。まだどの自治体も企業も手掛けていないので、実現すればエポックメイキングになるはずです(乗り越えなければならないハードルは多いですが)。それぞれの本業と関連して、新たなサービスを創出する、知的好奇心が掻き立てられます。

大学等の地域の連携したまちづくり推進事業成果報告会

大学等の地域の連携したまちづくり推進事業成果報告会が、2/11にいわき市保健福祉センターで開催されました。これは、いわき市の各部局が特定のテーマについて、大学等に調査研究を委託し、その1年間の成果報告の機会です。委託先の大学等とは、東日本国際大学、いわき明星大学、福島高専、筑波大学です。
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報告があったのは、以下の5つのテーマです。
1. 沿岸部被災自治会における情報伝達・共有にむけたポータルサイトの実証実験及び有効性の検証(行政経営部が委託、いわき明星大学・福島工業専門学校が共同受託)
先進事例として飯舘村や富岡町が、住民にタブレット端末を配布しています。同様にいわき市でも実証実験を薄磯、豊間地区で行っています。

2. 被災児童生徒に対するこころのケアの進め方と支援システムの構築(教育センターが委託、いわき明星大学 心理相談センターが受託)
被災し不登校などの生徒とその親に対して、個別心理相談等を実施しました。

3. 焼却飛灰からの放射性セシウムの除去と回収による除染システムの構築(生活環境部が委託、福島工業専門学校が受託)
福島高専が、飛灰からセシウムを除去する「水熱処理」技術を発見しました。「コンビニの肉まん蒸し器」に飛灰を入れると、セシウムが30-70%が抽出され、さらにそれを吸着剤で回収すると、ぐっと減量化できる技術です。

4. 大型商業施設と共存した地域経済復興に関する研究(都市計画部と商工観光部が委託、東日本国際大学が受託)
小名浜のイオンモール計画と地域経済との結びつきの研究です。類似事例として藤沢市のテラスモール湘南の調査報告がありました。

5. 震災による買い物環境の変化と、将来に向けた買い物利便性の確保と向上について(商工観光部が委託、筑波大学が受託)
市内全域でアンケートを行い、カテゴリーごとに、買い物の満足度や移動距離、車の有無等の関係性の研究です。

詳細については、配布のレジュメをご参考ください(下記サイトにPDFとして置きました)。
http://goo.gl/xJCCA

私見は以下の通り。
1. 情報伝達ツールとして、携帯電話やタブレットを使用する仕組みは良い。そのキモは、高齢者を中心とする情報弱者にその使い方を教える若者をどれだけ各地域で育成できるかと、(そもそも膨大な情報の海の中を整理して)当該個人に役に立つ情報を的確にピンポイントで提供できるかということ。
2. こころに傷を持つ生徒が多数存在することが理解できました。一方、その人数や支援体制をどこまでフォローすべきかは今後も勉強していきたいです。
3. 汚染飛灰を、熱した蒸気を通すことにより、濃度の濃いセシウムを一定割合抽出できる画期的な技術を披露いただいた。これの素晴らしい点は、硫酸や塩酸等の薬品を使わないこと、また抽出したものが異常な高濃度にならないため扱いやすいこと、また、残った飛灰(セシウムをまだ含んでいる)の中のセシウムは、強力に固着しているので水に溶け出さない、すなわち通常の処分場に埋め立て雨水にさらしても大丈夫ということです。まだラボ、実験段階とのことですが、実用化に向けてぜひ支援していきたいです。
4. イオンモールの出店について大枠が決まっているものの、各ステークホルダーの思惑は違うようです。典型的な総論賛成、各論反対です。利用する消費者の視点を忘れないようにしてほしいです。
5. 市内の買い物は、自動車利用が圧倒的ということが浮き彫りになりました。今後、団塊の世代が自家用車を自ら運転できなくなり、買い物弱者となったときにどうするかです。そのときどこまで行政が支援すべきかが今後の検討課題です。
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筑波大学の研究成果は、学内で学生の最優秀論文賞を受賞されたとのこと。指導教授の方も、望外の喜びのようでした。また今回の発表は、筑波大学生にとっても晴れの舞台でもあり、プレゼンの後には、教授を囲んで大学ホームページでの紹介用の記念撮影をされていました。

これはまさにいわき市と大学等とのWIN-WINの関係だと思います。すなわち市としては、重要なテーマについて地元に精通した優秀な研究者と学生によって、最先端科学技術もしくは統計技術等を用いた研究をしてもらい、市政に生かすことができること。大学にとっては、現実に起きているテーマを、委託費をもらって調査・研究することができることにより、研究成果が直接役に立つこと、またそれを論文として学界等に発表できることです。私の目から見ても登壇した発表者の方は、ご自分の成果に自信を持ち、また素晴らしい報告だったと思います。

Social Cafe@木楽館 Ver.25

通常のインターネットツールとしては、ホームページ、ブログ、E-mailの3つですが、直近のソーシャルメディアとしては、以下のようにいろいろあります。今後も新しいサービスが出てくると思います。
・Twitter
・FaceBook
・You Tube
・Instagram
どのようにこれらのツールを利用していくか、(楽しく)勉強していくのがこの会の趣旨です。いろいろな業種の方が集まっていらっしゃるので、そういう意味でもいろいろ勉強になります。
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話があちこち脱線しつつも、また(私が話しについて行っていなかったりするので)よく分らない話もありますが、後で「ああ、そうだったのか・・・」と気がつくこともあります。ネットの進化は絶え間なく続いていますので、一緒に学んでいく仲間がいるというこはとても貴重です。

たたら製鉄3/3

ノロ出しです。ノロとは、鉄分をほとんど含まない塊(鉄滓、溶融スラグ)です。ケイ素が中心です。ノロは鉄より軽いので、溶け出した上部の上澄みを流し出します。
http://youtu.be/UebJ-BadJ7s(動画で聞こえるピーピー音は、一酸化炭素発生警報です)
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最終的なケラを取り出すために、少しずつ炉を壊していきます。
http://youtu.be/XmeXuLVOaVQ
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壊すレンガも1000℃を超えているので、慎重にスコップで運びます。
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ついにケラ出しです!この真っ赤(橙色)に輝く塊がケラ。この中に多くの鉄分が集約されているはずです。
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ケラ自体は数キロあります。かなり重いです。
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1300℃のケラを一気に水で冷やします。
 http://youtu.be/jZnidEUBrsA
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冷やしたケラをハンマーでたたき割り、鉄分が固まっている部分を探し出します。銀色に光っているモノが、「鉄」です!これを集めて、不純物を除くために鍛冶で叩きにたたくと、日本刀ができあがるわけです。
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数キロできたケラのうち、抽出できた鉄分は数十グラム。昔の人はこのような「たたら製鉄」で鉄を集めていたそうですが、途方もない手間と木炭が必要だということが、実体験として分りました。固まった鉄は、子供達の記念品として、それぞれ持ち帰りました。きっとご家庭に帰ってから、戦利品として自慢することでしょう。また宝物としてずっと大切にすると思います。
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最後は完全に炉を壊し、解体します。
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炭等がちらばった敷地内を掃き清めて、終了!お疲れ様でした!
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小学生を対象とした3日間の「たたら製鉄」体験でした。1日目のJFE川崎製鉄所の高炉見学、2日目のたたら製鉄の仕組み講義、3日目の実作業とも、非常に学習体験内容が充実していました。子供達は3日とも目を輝かせていました。参加した小学生のうち何人かは科学に目覚めることは間違いない、と確認しました。

たたら製鉄を長年にわたり研究し、また最新の製鉄技術(電磁式製鉄)の特許もお持ちの永田和宏先生と話す機会がありました。チャンスさえあれば、全国の中高生対象向け同様の実習をしたいとのこと。実際には、トレーニングされた多数のスタッフ、機材一式、安全確保等のハードルはありますが、いわきの子供達にもぜひ見せたい!体験してほしい!科学に目覚めて欲しい!という思いを強くしました。

(終わり)

第4回 いわきサンシャインマラソン 完走しました!

2/10に開催された第4回いわきサンシャインマラソン、無事、規定時間内に完走しました!
新聞報道では、7,864名が出場し、うちフルマラソン参加者は4,865名だったそうです。私にとっては、初挑戦のフルマラソン(というか、ハーフマラソンも10kmマラソンも出たことないけど・・・)でしたが、天気に恵まれ、終わってみれば楽しくゴールすることができました。
小野さんat小名浜マリンパーク
仮装で走ってくれるランナーもたくさん見かけました(ギタリスト、機長、モモクロ戦隊、エヴァンゲリオン、ドラえもん&のびたくん、フラガール、かえるくん、カトちゃん、バズ、ドラゴンボール等々)。よくそんな重たいもの着て走れるなあ、と妙に感心してしまいました。仮装大賞なんか大会設定したら、もっと盛り上がるかも。
やはり、嬉しいのは沿道の応援と、給水所で補給する楽しみです。三崎公園の給水所で頂いた、イチゴはことのほか美味しかった。
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あすか製薬の交差点でチアダンス応援してくれた小学生グループ、クラップスチアリーダーズの皆さん、ありがとう!寂しい小名浜の工場地帯での君たちは、間違いなくキラリと光っていた!私は敗残兵のような状態だったけど、パワーをもらえたよ。

小名浜海星高校の野球部のみなさん、ありがとう!甲子園出場が決まってチーム練習もあるだろうに、チーム全員?で沿道に出てくれて、こっちがびっくりしました!

江名地区のみなさん、ありがとう!大漁旗での応援は迫力があり、心がじーんと熱くなりました。
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どこだったか、「走りに来てくれてありがとう」の旗をお持ちの方がいらっしゃいました。これこそが他県から来られたランナーの心を動かすものかもしれません。市民みんなでおもてなしする、という姿勢はきちんと必ず評価されます。

他にも、たくさんの応援、ボランティアの方々のサポートで成り立っていることが、ランナーの視線でよくわかりました。単発の観光客誘致のイベントとは一線を画する、多くの市民のための大会です。これからもずっと、陰に日向に支援していきたいと思います。

最後:ゴールした後は、主催者提供のミニ カニ汁で暖まりました・・・
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<サンシャインマラソンの参加者属性分析・経済波及効果は分析は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/23495678.html
http://www.mikito.biz/archives/24802043.html
 

ぬくぬくプチ半天

近所の方が、手作りの半天を作られたとのことで、現物を持ってきて下さいました。「いわきっ子・ぬくぬくプチ半天」という名前です。昔は各家庭で、それぞれ着物の端切れ等で、このような半天をつくり「おちょんこさん」と読んでいたそうです。今回は、新品の反物をほどいて、中綿の詰め物をしたとのこと。表面は正絹なので、静電気が起きにくいです。
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センスの良い、きんちゃく袋(入れ物)とセットです。
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浪江から避難してきている高齢の方が、その縫製技術を生かし、昔を思い出しながら作ったそうです。そうはいっても今風にし、軽量かつ、洋服に合うようにアレンジしてありました。着るときは、ランドセルを背負うように着ます(といっても、たった100gちょっとですが)。
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上衣の中に着るのでベストのようですが、背中を暖めるもので、ベストのように「着ている」ことが外から見えないので、スーツを着れば、着ていることがバレません。
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現在は、試作バージョンなので、頒布はしていないとのこと。被災された個人の方が、昔を思い出して製作されたそうですが、同様の境遇の方は多いと思います。そういう方々が集まって一緒に共同作業し、楽しみを見いだしながら、手作り感たっぷりの「おちょんこさん」がたくさんできればいいなと思いました。

たたら製鉄2/3

(前号から続く)

炉の下部に、鉄製の送風口を取り付けます。レンガは交互に積みのが原則ですが、後で炉を順次取り壊す必要があるので送風口の列は一列に積み上げます。
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 炉を上から見ました。送風口が2つ見えます。底には木炭を敷き詰めます。後で使う送風口の鉄パイプは燃焼過程で溶けてしまうので、粘土で覆っておきます(最初の送風口の鉄パイプは常に新鮮な冷えた空気を送り込み続けるので、溶けない)。
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のろ出し口から横に覗くとこんな感じです。黒々とした木炭が敷き詰められています。燃焼材としての役割の他に、溶けた鉄の受け皿の役割もあります。
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木炭は、ナラ等の広葉樹の炭です。ホームセンターの炭は不適とのこと。炭はそのまま燃すには大きいので、鉈で5cm角程度に割ります。石炭かすは邪魔になるので、漉します。
http://youtu.be/E1nyEtMXXKE
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炉本体の上に、コンクリートブロックで煙突部分を載せます。燃焼に伴い、膨張して落ちてくるおそれがあるので、針金で巻いておきます。
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木炭をひたすら敷き詰めます。その上で点火し、炉内の温度が1300℃を超えたら、鉄鉱石(今回は砂鉄)を投入します。上部から砂鉄が熱せられて溶けて、ピュアな鉄が下に落ちていきます。
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 石炭5kgに対して、鉄鉱石2kg程度です。きちんとはかりで計量して、何回にも分けて煙突上部から投入します。
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木炭がよく燃焼するように、炉内に送風口から空気を送り込みます。そのための器具がふいご。シーソーのぎったんばったんの要領で、圧縮空気を送り込みます。これば江戸時代の道具です。
http://youtu.be/pI015-y28xs 
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送風口から覗いた炉内の様子。炉内は1300℃前後で燃焼しており、木炭Cは酸素O2と燃焼、くっつき、二酸化炭素CO2になります。不純物を除けば、燃えかすはほとんどありません。この過程でピュアが鉄が少しずつ溶け出し、集まってきます。
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さあ、ケイ素等の余分な成分とともに、鉄が溶け出して、炉の底に溜まってきました!

(次号に続く)↓↓↓↓↓↓↓
 http://www.mikito.biz/archives/23245607.html

サンシャインマラソン 前夜祭

市文化センターにて、いわきサンシャインマラソン開会式が行なわれました。そこで、いわき市立錦小学校の吹奏楽部Marinesによる応援演奏が行なわれました。
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同クラブは全国大会で銀賞に輝くなど、数々の賞を受賞しているそうです。小学生の幼さが見える容姿と、演奏とパフォーマンスのレベルのギャップに驚きます。ぜひ下記動画2本を一度、見てみて下さい!AKB48をある意味、超えてる!

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://youtu.be/Un9abux3ZEc
http://youtu.be/Xt51mCAG_pA
 
受付や案内には、市役所からのボランティア参加の方が多数。存じ上げている方もたくさんいらっしゃいました。
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オーストラリアからの招待選手、Steve Jonesさんです。明日のフルマラソンで一緒に走ろう、と誘われました。「ええもちろん。スタートから5mくらい、くっついて走らせて下さい」と答えておきました。
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いわきのお宮とお祭り いわき市神社総代会

知人から、いわきのお宮とお祭りというA4サイズの大型本を頂きました。著者は、いわき神社総代会様。神社関係者を対象とした本で、いわき市各地の神社391社の歴史と、お祭りの意義が記されています。

個人の信じる宗教は違えども、市民の生活様式の根底には神道の心があります。我々の祖先は、神は自然と共生するものと考え、その不思議さが癒やしや幸せをもたらしてきました。それを具現化したものが、お社であり鎮守の森です。私たちの祖先は、鎮守の森を中心に神道的な儀礼や祭祀の形態を作り上げ、神への敬意と感謝の心を捧げることによって、地域住民の心の拠り所として共同体の強化と、絆を強める固有の祭りや儀式・芸能を誕生させてきました。

一方、昭和・平成と激動の時代を経て、われわれの現代生活様式も変わりつつあります。伝統文化や、鎮守の森・社の社会的意義、儀礼等がすでに廃れている地域もあります。それらが完全に滅亡してしまう前に、いわき市に点在する歴史的意義を持つ祭事や芸能・お宮の由来・伝説・宗教的行事が収録したものです。
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正直、市内各地に点在する資料を、よくここまで蒐集し、一定のトーンでまとめたなあ、という感想です。読者を神社関係者に絞っているだけで、非常に詳細な記述となっています。よって、一般人がすべてを理解することは不可能な内容ですし、そもそもそれは期待されていないと思います。

ただ付録として「奥州磐城飯野八幡宮之由緒」「飯野八幡宮縁起奥書」「同 行事様式」の原本写真及び解説が紹介されています。中世に記された書物ですが、現物写真を見ると、その時代の磐城も捨てたもんじゃないなと思いました。解説も他の部分と比べると比較的、丁寧になされており、勉強になりました。
 

くまモン

くまモンは、熊本が推進するゆるキャラで、ゆるキャラグランプリ2011王者に輝いています。九州新幹線の大坂までの全線開通を機に、県庁が2010年から、熊本産品を売り込むために「くまもとサプライズ」キャンペーンを行ないました。熊本県庁にお伺いし、この仕掛人である熊本県庁 ブランド推進課の酒瀬川様にお話を伺いました。
http://kumamon-official.jp/
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実はこのキャラが登場できたのは、ひょんな事からでした。上記キャンペーンのためにロゴ作成を依頼したデザイナーが、びっくりマーク「!」ロゴ作成のついでに、同キャラを製作し提案したものだそうです。今では「!」ロゴより、くまモンのほうが知名度があります。
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県がブランド構築に投資している金額は、約2億円/年(2012年ベース)だそうです。半分はくまモンの出張費用、半分はブランド構築のための、媒体費等とのこと。全国へのPR効果試算は10億円を越えるとのことであり、十分な効果を得ています。2013年の今では、たくさんの派生商品が誕生しています。

2010年から始まったキャラクターですが、熊本ではとても人気があり、街のいたるところで見かけます。例を挙げれば、役所、税務署、土産物屋、ラーメン店、居酒屋、レストラン、病院等等です。シンプルなデザインですが、どこかとぼけていて、癒やし系です。
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<当時の現状分析>
・熊本県の県民所得は、九州平均よりも低い(観光入り込み客数低調)
・知名度が、福岡、鹿児島に圧倒的に劣っている。
・九州新幹線の大坂開業(2010年)、大阪・鹿児島間直通のみがとりざたされ、熊本がパッシングされている

<当時の役割分担>
・県出身で、テレビ東京等で活躍中の放送作家、映画「おくりびと」の脚本家である、小山薫堂氏が、全体的な企画立案
・小山氏は、友人で数々のデザイン賞を受賞しているデザイナーの水野学氏に、びっくりマーク「!」ロゴの制作を依頼(水野氏はおまけとして、くまモンを提案した)
・発注元である県は、知事主導のもと、小山氏の企画立案を受入れて実施

<当時のターゲットの絞り込み>
・全国PRは能力・資金的に不足するので、大阪圏にターゲットを絞る
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<具体的なイベント施策>
第1段階 2010年
・くまモンの、大阪まちなか神出鬼没大作戦(ステルスマーケティング)
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・一切のメッセージを持たせず都市伝説化
・口コミの話題化のために、ツイッター、フェイスブック、ブログ等のSNSの利用
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・JR中吊り広告にユニークなキャッチコピー32種類
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・くまモン名刺配布作戦10,000枚
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・くまモン失踪の知事の緊急記者会見

第2段階 2011年
・ゆるキャラグランプリ受賞
・商標権フリーにし、商業利用を基本的に認める(関連商品売り上げ25億円)
・くまモンが正式に県の営業部長に就任
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・大手菓子販売会社(味覚糖のぷっちょ)、飲料メーカー(カゴメの野菜生活デコポンミックス)と提携し、ナショナルブランドの商品にくまモンを使わせるにより、逆にキャラの認知度向上につなげる(メーカにとっては売上増になるので、Win-Winの関係)
・くまモン体操をYouTube配信
http://www.youtube.com/watch?v=sBBZop5j6D0
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・キャラデザイン・利用方法をまとめた利用の手引きという冊子を作成、利用者に義務づけ
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第3段階 2012年
・キャラ許諾件数が8000件を超え、オール熊本県民に愛されるキャラに育つ
・くまモン隊のイベント出動回数が、年間1700-1800回を超える
・商業利用だけでなく、幼稚園、プロスポーツ、サンリオ等にも出かける
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・カゴメと提携により、カゴメCMに出演
・企業コラボ商品の拡大(エースコック、チロルチョコ)
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・くまモン関連出版
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・関西だけなく、全国へ活動拡大
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<成功要因>
くまモンが成功した理由の第1は、熊本出身で、かつ現在、東京で活躍している脚本家を起用し、その人脈を生かしたこと、そして地元のために継続して幅広い良い提案を出してもらったこと、第2は、発注者がその脚本家に自由度を持たせ、提案された奇抜な提案を受入れたことにあると思います。

マーケティングのプロに企画そのものを丸投げし、それを官が実行するという形は、しばしばみられますが、他のキャラとくまモンとの違いは、プロデューサーの出身と、知事・県庁の資質にあると思います。前者ですが、総合プロデューサーの小山氏は、熊本県出身で熊本が発展できないことに対して忸怩たる思いを持つつつ、テレビ東京等で脚本を担当していた売れっ子プロデューサーです。すなわち県庁と向く方向性が同じで、ビジネスベースだけでなくパッションが同期したから、そして県内の実情をよく知り得ていたからこそ、地に足が着いた実のある企画提案が出てきました。
また後者については、小山氏の提案をよく聞き入れ、実行可能なように予算取りや職員配置を行なったことです。簡単なようですが、サプライズ(今回のくまモンのコンセプト)を伴うような支出は、庁内・議会の承認を取り付けることは容易ではありません。またプロの広告を経験したことがない、県職員をSNS担当に貼り付け、またくまモン隊へ同行させることも簡単ではありません(今回説明いただいた際にパワーポイント資料を頂きましたが、県庁職員が作ったとは思えない、ユニークかつデザイン性に優れたものでした!)。またプロデューサーの小山を単発起用でなく、継続してアドバイザーとして今でも関与してもらっていることが、全体のスケジュールやくまモンの世界観の維持に貢献しています。

特筆すべきは、何と言っても知事の英断に尽きます。こういった企画に理解を示し、一流のジョークである、くまモン失踪についての記者会見を大まじめで自らが出演するのは肝が据わっています!23717知事については著書書評に書きましたので、ご覧下さい。
http://www.mikito.biz/archives/23235952.html

なお、忘れてはならないのは、全国で展開されている、いわゆる「ゆるキャラ」2000種類近くあるということです。それぞれ、自治体もしくは地域の愛すべきキャラとして全力で応援されているはずですが、結果、埋没してしまっているものがほとんどです。くまモンはその、死屍累々たる屍の上の頂点に立つキャラのひとつなんです。

いわきでも、「たいらもん」「ジャンガラー」「フラおじさん」等、キャラ乱立の状態にあります。どれも応援される方のの思い入れを感じることができ、個人的に大好きです。しかし経営戦略の視点からあえて苦言を呈すれば、どれもキャラを作る目的、すなわち単にキャラが観光マーケットに認知されればよいのか(くまモンのケースはこれ、結果的に成功したので拡散していった)、キャラが載った商品を売りたいのか、キャラに観光営業部長の役割を担わせて地域の入り込み客数を増やしたいのか、どのセグメントをターゲットにしているのか、が明確に見えてきていません。また(消費者目線として)全体を俯瞰した継続的な取組みを感じることが少ないです。したがって、顧客が受け取るメッセージが希薄になってしまい、目的を達成することが難しくなってしまいます。そうなると残念ながら結果的にキャラの淘汰が進むことになってしまいます。第一に制作目的と、ターゲット層(単に首都圏からの観光客というだけでは広すぎる)を絞りこむ必要があります。

今回の考察を踏まえて練った、福島県の立場での私案です。
・目的:観光入り込み客数増加(市外からのツーリスト人数)
・ターゲット層:首都圏在住で、親40歳前後、小学生の子どもの3人家族、年収600-900万円程度の家族旅行が年1-3回程度できるプチ富裕層
・コンセプト:「震災、津波、原発からの復活」
・官の役割:県トップがコンセプトを理解し、自ら動くこと。フクシマのために身を粉にして知恵を出してくれる、パッションが同期できる総合プロデューサーを探し出すこと。
・総合プロデューサー:ターゲット層の好みを熟知し、かつ目的を実現するための手段、ツールを身につけていること、そしてそのための人的ネットワークを持っていること、そしてフクシマの足下を知っている地元出身者であること。
・事前調査:上記ターゲットに対し、福島県の認知度、イメージ、食・観光に対する意識を事前調査し、その後の施策のベースとする
・県:トップが自ら足を使うこと。新しい提案に対し、過去の経験での先入観を持たず、何が目的達成のために最短なルートか考え、迅速に実行できること。
・予算:(原発のスティグマを考えれば)熊本の倍額は必要。
・他県との差別化:津波、原発事故、風評被害があることは事実として受け止め、そこからの再生(再生エネルギーの取組みを含めて)をダイレクトに露出させることによるサプライズ、他県からの声援・透明化・ネガティブインパクトのすべてを狙う。
・具体的な施策:失敗先例を踏まえた上で、熊本の成功先例を参考に、フクシマ版にアレンジして実施。当初は総合プロデューサーに全般指揮を委任しつつ、県職員担当者がスキルを吸収し、自ら企画できるまで育成していく
・担当者育成:SNSは今後さらに重要性が増すので、複数のプロパーの県職員をSNS及びマーケティング調整総合担当として、漸次養成していく。
・月単位で戦術を見直し、年単位で戦略の総括を行なう。

街中で本当にたくさんの、くまモン看板、くまモングッズ、くまモン商品等を見かけました。県庁一階には、くまモンの銅像がありました。
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熊本県のゆるキャラとして、定番化しています。
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既存のゆるキャラを包含してしまっています。下記は以前の米粉応援キャラクターであった花咲かじいさんを、くまモンが完全に取り込んでしまった例です。
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レストランのおしぼりにも、くまモンが!事前許可は必要なものの、著作権対価フリーなことが普及を強く後押ししています。それはそれで良いのですが、露出がちょっと多すぎると感じます。くまモンが人気となり、露出度が高くなればなるほど、飽きられるペースが速まることも事実です。県としては、末永く県民に愛されるキャラクターに育つことを目指しているとのこと。どのように着地点を持って行くのか注目です。このままいくとブレイクはするのでしょうが、一般化しすぎて、キャラの貴重性がなくなり、いわゆる飽きられるのも早いのではないかと危惧しています(余計な老婆心でしょうか・・・)。

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たたら製鉄1/3

ものづくり体験「たたら製鉄実験」イベントに参加しました。たたら製鉄は、粘土で築いた箱型の低い炉で、原料に砂鉄、燃料に木炭を用い、送風装置に鞴(ふいご)を使用して行う日本古来の製鉄技術です。「たたら製鉄実験」イベントでは、NPO法人 ものづくり教育たたら(理事長 永田和宏 東京藝術大学教授・東京工業大学名誉教授)の指導のもと、レンガを積み重ねてつくる炉づくり、砂鉄と木炭の投入、映画『もののけ姫』にも登場した「ふいご」(送風装置)を活用した送風、そして真っ赤に焼けた「ケラだし」(鋼づくり)までを体験しました。

 まずは永田先生の講義です。火打ち石の実験をしているのですが、子ども達は興味津々です。日本だけでなく、フィンランドの火打ち石も紹介され、興味深いです。
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科学技術館前で、たたら製鉄を100回以上も経験しているチームリーダーの齋藤様(NPOたたら製鉄)から事前説明を受けます。
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いよいよ炉の製作開始です。耐火レンガを積み上げるところから始まります。実際、炉の燃焼中にレンガに触れたとき、熱くないことに驚きました。炉内は1500℃にも関わらず、レンガの外は数十度程度。レンガの断熱効果は抜群です。
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炉の本体部分完成!この上にコンクリートブロック煙突を作ります。
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子供たちの自身の手でレンガつtかみ、重さを感じ取って欲しい。
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(次号に続きます)↓↓↓↓↓↓
http://www.mikito.biz/archives/23245336.html

逆境の中にこそ夢がある 蒲島郁夫著

熊本県のゆるキャラ 「くまモン」をご存じでしょうか。全国にあまたあるゆるキャラの中でも、ゆるキャラグランプリ2011王者に輝いた、熊本県庁が仕掛けたキャラクターです。天草市出身の脚本家・小山薫堂が提案した「くまもとサプライズ」運動の中から出てきたキャラといわれています。
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しかし、その大胆な提案を採用することを決めたのは、頭の固い役所の中でも特に固いといわれる県庁の知事であるところがみそです。私見ですが、くまモンが成功した理由の第1は、熊本出身で、かつ現在、東京で活躍している脚本家を起用し、その人脈を生かしたこと、そして地元のために継続して幅広い良い提案を出してもらったこと、第2は、発注者がその脚本家に自由度を持たせ、提案された奇抜な提案を受入れたことにあると思います。

その知事こそが、著者の蒲島郁夫氏です。農協の職員を皮切りに、農家、米国大学入学、ハーバード大学博士、東京大学教授と転身をし、最終的に熊本県知事に就任された方です。くまモンの調査をしたことをきっかけに、この本を手にとりました(熊本県庁の地下売店で購入しました)。
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実はこの本を出した時点では、まだ東大法学部の教授の職にありました。しかし最終章で、政治家を目指すとして、その理由を述べています。これまで公共事業を含めて、分配型社会であったものが、新自由主義を経て強者と弱者の格差がはっきり現れるようになりました。著者はこの閉塞感を破るのは道州制との考えです。私個人としては、道州制の意義について賛同するに至っていないので、なんともいえませんが信念は感じました。

<著書より抜粋>
 私はその夢を本気で信じていた。もちろん、私のような貧乏人の落ちこぼれにでもできるのだから、誰にでも夢は見られるはずだ。しかし、ほとんどの人が、この夢を夢の間まで終わらせてしまう。では、そのような人たちと私が違うとことは何なのだろうか。一つだけある。私は、そんな夢に対して、一歩だけ前に踏み出すことできた。この一歩を踏み出せるかどうかで、人生は大きく変わる。今の私があるのは、この一歩のおかげなのである。私がどんな人生にも、最低、5度の大きなチャンスが潜んでいると信じている。そこで一歩前に踏み出すかどうか、それが人生を大きく変えるのである。

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著者の思い描いていた夢は3つあるそうです。1.小説家になること、2.政治家になること、3.牧場経営をすることです。いちおう出版し、県知事になった今、残りは牧場経営のみ。波瀾万丈な人生を生きてきた著者だけに、これもいつか達成されることでしょう。

河北新報・朝日新聞に掲載されました

2/4に、仙台市で開催された「東北・新市議研究会」の内容が、河北新報と朝日新聞に掲載されました。特に、河北新報については、私の名前も掲載していただきました。 今まで都市間の共通の政策研究や課題を議論がなされてこなかったこと(各市の課題は市内だけで完結し、情報共有がなかった)から、今回の会が注目されているのだと思います。
<以下、記事から抜粋>
いわき市の吉田実貴人議員は「中心市街地の空洞化やワーキングプアの増加など、共通課題は多い。意見交換は大変勉強になった」と話した。
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朝日新聞はさらに筆をすすめて、仙台市議のコメント「いずれは国政に政策発信できる会にしたい」を紹介しています。今回の議論をきっかけに横のつながりを密にして、一歩一歩進めて行ければと思っています。
大震災を機に、過去の経験だけでは解決策は生まれない、過去の延長線上に最適解はないことが再認識されたと思います。現在の状況から何ができるか最適解か真剣に考えていきたいです。
 
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災害危険区域と集団移転地区

仙台市の津波被災地域を訪れました。唯一、津波で残ったRC造4階建ての荒浜小学校にて、仙台市役所及び若林区の市議の方から説明を受けました。地域一帯が津波で流されたため、周辺は(いわき市における薄磯のように)建物の基礎部分だけ残された平野になっていました。
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500世帯が流出し、30人がなくなられた地区です。現在、災害危険区域と集団移転地区に指定され、建物の新築が禁止され、市による土地買取が提案されています。市としては防災公園として整備していく予定とのことですが、該当地区住民の方の中には、土地買取に反対のも含めていろいろな意見があるとのことです。
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RC造の小学校は3階まで津波浸水したものの、4階・屋上は周辺の避難民の拠点として活躍しました。幸い、躯体に損傷がなかったので、メモリアルパークにおける記念館という位置づけで後生に残すそうです(周辺地域は災害危険区域なので住民がいず、廃校)。一方、体育館は被災の状態が著しく、保存に多額の費用が必要なことから、今年度中の取り壊しが決定しています。これらの判断は、いわき市薄磯地区の豊間小学校にもそのまま当てはまるのではないでしょうか。
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仙台市のがれき発生量は135万トンで、現在70万トンを処理し、処理率は50%を超えています。一方、津波が運んできた土砂堆積物が、それとは別に122万トンあり、今後公共土木工事等に使用していくそうです。木くず、瓦、廃家電、廃タタミ、プラスチック等がそれぞれ分別された状態で積み上げられており、最大限リサイクルしていくという強い意志を感じました。
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仮設の焼却プラントが、がれき集積場に設置されていました。仮設といっても、川崎重工製でリース料は30億円を越え、通常のごみ焼却炉と能力はほとんど同じ、300トン/日の能力があります。いわきと違うのは、放射能の問題がないので、通常の可燃ごみとまったく同じく焼却し、焼却灰を産業廃棄物として、処分場埋め立てできることです。ちなみに焼却灰の放射能は、過去最大で1,380bq/kgなので、埋め立可能な基準値の8,000bq/kgを大きく下回っているとのこと。
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海岸線には津波で亡くなられた方の慰霊碑がありましたので、手を合わせて来ました。
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第1回 東北・新市議会研究会@仙台

第1回東北・新市議会研究会に自主参加しました。これは東北6県の県庁所在地と中核市の新人議員が一同に集まり、東北の都市共通のテーマを議論し、情報共有しようとするものです。東日本大震災の影響が、大なり小なりある都市だけに危機意識が高いです。

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当選1回目の新人議員の対象者70名のうち、51名集まりました。いわきからは8名中7名が参加しました。宮城大学の三浦勇教授による観光政策についての講演の後、開催地・仙台市の復興の現状報告がありました。その後15名の分科会で、でそれぞれの都市の抱える課題等を議論しました。

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私の所属したグループでは主に、地域経済の課題について話しあわれ、いくつか共通の課題・テーマを再認識することができました。さまざまな問題点が出されましたが、共通の課題は以下の通り。
1.商店街の空洞化
市街地再生やショッピングモール誘致等に取り組んでいるが、成功例も失敗例もある
2.地場産業の地位低下
主に第2次産業の地位低下が著しい。これを発端に若年雇用問題が発生。ワーキングプア層が見られるようになっている。
3.原発問題
影響が広範囲に及んでいる。まず直接的に農業。米の全袋検査しても風評被害は収まらない。観光に与える影響も甚大。いまだに通年の7-8割程度の観光入り込み客数である。また、市外避難者が多数おり、将来的な人減少、教育や広範囲への産業の影響が懸念される

最後にそれらを全体発表しました。僭越ながら、壇上から発表役を務めさせていただきました。

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研究会を通じて、各地の新人議員と意見交換できました。仙台市の議長の挨拶の中で、「各都市それぞれの議員が情報を共有し合うことは、各市の当局は良い顔をしないかもしれない。しかし我々がレベルアップすることによってはじめて、いろいろなことができる。限界を自ら決めてはいけない」とおっしゃっていました。非常に簡潔ですが、なるほどと思いました。

みろく沢炭鉱資料館1/2

先日、内郷白水町にあるみろく沢炭鉱資料館を訪問しました。前々から産業遺産を、知識吸収型・滞在型ツーリズムにつなげられないか、また郷土愛を育むために重要ではないかと考えていました。同期の山守議員が内郷出身なので、案内して頂きました。
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館長は、渡邊為雄さん。というより、資料館自体を個人で建設、展示物も個人で収集されたものを、ご自分で展示されておられます。実は、渡邊さん自身が、元炭鉱夫で、近隣の箭内抗で20年にわたって採炭の最前線にいらした方で、歴史の生き証人です。炭鉱の過去を現代人に知ってほしいという願いから、入館料無料で運営を続けていらっしゃいます。展示物はご自分の所有のものだけでなく、個人のつてを頼って、長年にわたってほそぼそと収集されたもので、小さな建物内にところせましと並べられていました。
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資料館は、廃山後、養鶏場になっていたものを改修して作られた粗末なものですが、展示物は目を見張るものがあります。当時使われていたトロッコ等の大型道具だけでなく、坑道地図、採炭の道具、当時の看板、給料明細等、多岐にわたっています。私自身、北海道の夕張市石炭博物館と九州筑豊の田川市石炭・歴史博物館(いわき湯本のほるるを含めて、日本3大石炭博物館)を訪問したことがありますが、敷地・建物規模では遠く及ばないものの、展示資料のクオリティではひけをとりません。
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特筆すべきは、鉱山夫だった渡邊館長自らがそこにいて、ご自分の口で説明してくれることでしょう。どんなに素晴らしい建物や映像も、当時の鉱山夫ご本人の説明に優るものは、どこにもありません。その意味では、上記3大石炭博物館よりも、訪れる価値の高い資料館であることを、断言できます。

経済産業省の近代化産業遺産にも指定されており、銘板と賞状が飾られていました。「産業遺産」「工場萌え」「廃墟ブーム」「知識吸収型ツーリズム」等には、日本の工業化を称えて、それに触れたいという気持ちが底流に流れていると思います。いわき市民の方には、ぜひご自分の目で、現地をご覧になることを強くオススメいたします。
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エキストラバージンの嘘と真実 トム・ミューラー著

オリーブオイルは、中世の時代から健康に良いとされています。ただそういえるのは、エキストラバージンリーブオイルのこと。伝統的な製法で作られた、オリーブの実を絞っただけのオイルで天然果汁です。品種の違いや、作り手や搾油方法、気候や栽培条件など様々な理由により味や香りに大きな違いがあります。絞っただけの天然果汁ですので、色々な香りがあり、化学的に証明されていない成分が含まれ、これが健康に良いとされています。

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健康に対する影響ですが、実は化学的に完全に実証されているわけではありません。化学的に証明されていることは、オリーブオイルが不飽和脂肪酸とオレイン酸の割合が高く、悪玉コレステロール値を下げ、善玉コレステロール値を上げて、動脈硬化を予防したりするだろうということ。また消費量が多いクレタ島の住民の心臓病疾患率が低いので、帰納的に心臓病になりにくいのではないかといわれています。
(年間消費量:アメリカ1L未満、イギリス1L、イタリア・スペイン13L、ギリシャ21L、クレタ島クリツア村50L)

オリーブオイルを使いたいと思っていても、オリーブの実に含まれる油分は15-20%程度。全世界の消費需要を満たすことができません。 また伝統的な製法では、生産コストが、1リットルあたり最低でも5ユーロ程度かかるそうなので、マスマーケットに乗りにくい商品になってしまいます。そこで最初に考えられたのが、ポマースオイルです。 一度搾った後の絞りかすにヘキサンなどの化学的有機溶剤で油分を溶かしだし、後で溶剤を揮発させて油をさらに搾り取ったオイルです。次が精製オイルです。これは落ちたオリーブの実などの適さないものも集め、オイル抽出したものです。悪い臭いがついてしまうのですが、化学的な脱臭装置(精製、純正、ライト、Pure)を通すことにより、文字通りピュアな、無味無臭のオリーブオイルができあがります。この脱臭過程で、オリーブオイル特有の独特の香りや、EVO内に天然に含まれるオレオカンタール(強い抗酸化作用等をもつ有機化合物)も取り除かれます。

これらポマースオイルや精製オイルは、伝統的にはランパンテ(ランプ用油や石けん用油)に分類され、食用ではないとされてきました。しかし、より低価格なオリーブオイルを求めるマスマーケットの需要により、「オリーブオイル」として、出荷されるようになりました。またイタリアブランドが好まれることから、スペイン産やアフリカ産のオイルも何千トン級のタンカーで船積みされ、イタリアで精製加工されれば、イタリア産として出荷・流通することになりました。

問題とされるのは、ポマースオイルや精製オイルに、少量のエキストラバージンオイルをにおい付けのために添加し、「エキストラバージンオイル」としての販売が常態化していることです。検査機関もあるのですが、1.流通する商品のすべてを検査できない、2.本物も微量添加されているので、正確な成分調査が困難、3.巨大なオイルメーカーからの政治的圧力、4.告発する仕組みが整備されていない等の理由により、黙認されているそうです。

実際2004年の覆面調査で、欧州のスーパーマーケットで販売されているエキストラバージンオイル31本を、複数の専門テイスターにチェックしてもらったところ、エキストラVOは1本のみ、9本はその下のファイン、オーディナリー、残りの20本はランパンテだったとのこと。アメリカでも偽装オイルは常態化しているとのことです。

さらに違法性が帯びてくると、さらに生産コストが低いヤシ油や綿花油を、無味無臭に脱臭加工した上で混入させて、香り付けし「エキストラバージンオイル」として販売されている例もあるそうです。

欧州議会でのエキストラバージンオイルの定義は、以下の通り。
1.機械的な方法だけで作られ、化学的処理を行なっていないこと
2.含有するオレイン酸に対する遊離化したオレイン酸の重量割合が1%以下等の化学的要件
3.腐敗臭、カビ臭等の不快な臭いがしないこと

実際には2をクリアすることは当然だし、3についても(専門家としてのテイスターはいますが)主観的なものなので、1が問題となります。
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自宅で使っているオリーブオイルをチェックしたところ、上記基準の「オリーブポマースオイル」でした。原産国は低価格オリーブオイルの生産地スペイン。上記基準によれば、精製オイルやポマースオイルにバージンオイルをブレンドしたものとのこと。精製オリーブオイルは、食用ではないオイルとされていますが、下記写真のとおり、「プロ仕様、揚げ物や炒め物に最適な、和食も美味しく仕上げる油です。毎日のお料理に。」とラベル表記されています。ちなみに、2kg、1.8リットル 2000円程度で購入したものです。

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風味は個人の味覚の問題なので別として、抽出過程で化学的溶剤を介在させているところが、消費者としては心配です。発がん性物質は含まれないのか?本来の性質に化学的な変化は本当にないのか(かつて欧州の健康問題の公的機関が、あるオリーブ・ポマスオイルを検査したところ、法的基準値を超えたPAHs (多環芳香族炭化水素Polycyclic aromatic hydrocarbons)が検出されたそうです。PAHSsは、有機物質が不完全燃焼した際に生成される化学合成物の一種で、発がん性のほか、遺伝子損傷や神経障害を引き起こす可能性が指摘されています)?
本当に心配であれば、「エステート」もの、すなわちブレンドがなく伝統的な手法で作られた単一の生産者だけのエキストラバージンオリーブオイルを購入すればよいということになりますが、1リットル4,000-8,000円程度する、エステートものを日常に使うわけにもいきません。

個人的には、上記分類の「ファイン」や「オーディナリー」に相当するグレードのオリーブオイルを日常で使いたいと思います。しかし商業的には、「エクストラバージン」ブランドでないと利ざやがとれないので、流通していないことも事実。一般消費者が正しい知識を持つこと、そして新しい品質基準を持ち生産国から独立した国際的な機関の新規設立の両方がなければ、現状のオリーブオイルマーケットはしばらく続くと思います。消費者視点で働きかけていきたいなと思います。

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日本でも、エステートものを販売している良心的なお店が、オリオテーカさんです。一度、お店で試飲&購入してくるつもりです。
http://www.olioteca.jp/

RICS英国王立公認資産専門家協会メンバー登録

先日、英国RICS評価基準(Red Book)の勉強会に参加しました。RICS(The Royal Institution of Chartered Surveyors)は、邦訳で英国王立公認資産専門家協会で、会員数は、世界146ヵ国で約15万人。現在、日本でのメンバーは100名程度とのこと。 

先日私もそのメンバーとして認められました。これは前職(PwC)で、国際不動産関連投資の評価・レビュー業務を担当していた関係で申請していたものが、たまたま通ってしまったものです。運営本部はロンドンにあり、世界各地に7ヶ所地域事務所があります(アジアでは香港が、地域事務所)。

欧米の多くの国が、IFRS国際財務報告基準を採用してきている趨勢において、日本においても会計基準を国際会計基準に近づけるべく、いわゆる会計コンバージェンスにより2010年3月期決算から時価を注記することになっています。さらには、国際財務報告基準の強制適用の議論も始まっています。同基準においては、幅広い分野において「時価評価」が求められており、その基準がIFRS内に直接規定されているものもありますが、一般に認められている評価基準(欧州においては、間違いなくこの英国RICS評価基準(Red Book)が該当)で行なうことになります。実際、RICSのRed Bookには、たとえば英国実務規程第1号「財務諸表作成のための評価」など、国際会計基準等に対応する不動産の評価基準が数多く含まれており、評価の世界スタンダードとなる可能性が高いです。
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RICSは、下記Red Bookと呼ばれる評価基準書を遵守して行動するものとされ、そこには行動規定だけでなく、倫理基準、評価手法等が詳細に記載されています。またRed Bookは毎年のように順次改訂されることも特徴のひとつです。この度、この長い歴史ある評価基準書を、JAREC日本不動産カウンセラー協会が、我が国で初めて翻訳出版しました。値段は約一万円とお安くないですが、国際不動産投資の専門家としての能力を維持すべく勉強を続けたいと思います。
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すかいストアー

地産地消の最前線で活動している、平一町目の「すかいストアー」様にお邪魔しました。ここは元は、「さかいストア」というスーパーマーケットだった空き店舗を、名前をもじって新たにいわきこだわりの産品のセレクト&アンテナショップとして再出発したものです。

いわき市発注の委託事業で、いわき産野菜の販路拡大等の企画を依頼していることもあり、以前から松崎社長とお会いしたいと思っておりました。現在、農水省では農業の6次産業化、経産省では農商工連携としてそれぞれ、第1次生産者の川下への販路拡大を後押しする施策を展開中です。じゃあ実際にどうやるの?という取組みのひとつとして、すかいストア様の形態があると理解しています。

松崎社長は以前、平の商店街で平サロンを運営されていたプロデューサーさんとのこと。自らお店に立つこともあるそうですが、原則は店舗オペレーションと店舗企画を分ける考えに共感しました。単に地元野菜を店頭に並べることだけでなく、行政との関わり、ネット販売、オリーブプロジェクト、東京の料理人とのネットワーク等、プロデューサーでなければできないことがたくさんあります。
http://www.sky-store.jp/
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店内には、「いわき産」の野菜がところ狭しと並んでいます。写真ではトマト、青梗菜、春菊だけですが、他にも白菜や大根等、ここだけでひととおり野菜を買いそろえることができるくらいの種類が置かれています。原則として生産者が持ち込み、委託販売の形態を取っているようです。生産者が収穫した野菜を市場を通さずに店舗に直接持ち込むため、ものすごく鮮度が良いです。
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特筆すべきは、これら野菜すべてを自ら放射能測定した後で販売していることです。大事なのは「自ら」ということ。これにより食品の安全に対して自信を持って販売することができます。逆にこうであっても放射能を懸念される方は、すかいストアもしくは測定機器そのものに疑念を持っている方か、根拠なく風評被害を(間接的に)増大する方のいずれかということになります。
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おかずに加工された品目は、原産地とともに製造者が個人名(住所つき)で表記されます。究極のトレーサビリティです。
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全国的に有名なシェフ(鉄人シェフ級)を招聘して、いわき産野菜を使ったレシピの実演等をやっています。こうした取組みを、継続してやっていくことが風評被害を少しずつ改善していくことにつながると思っています。すかいストア様の地道な活動を、影ながら応援していきたいと思います。
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吉田みきと プロフィール

ふるさとの福島県いわき市で、市議会議員として活動を開始しました! いわき市は、今、複層的な問題が山積しています。公認会計士としてのキャリアを生かし、フレッシュな視点で問題点を洗い出します。



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