吉田みきと ほぼ毎日ブログ

「死して不朽の見込みあらばいつでも死ぬべし。 生きて大業の見込みあらばいつでも生くべし。」 吉田松陰・高杉晋作語録   「金もいらぬ、名誉もいらぬ、命もいらぬ人は始末に困るが、そのような人でなければ天下の偉業は成し遂げられない。」 西郷隆盛・山岡鉄舟語録

2012年11月

ブラック企業 今野晴貴著

来週に迫った市議会一般質問の原稿を鋭意作成中ですが、忙中閑あり、で読書。勉強していて追い込まれるときほど、小説が無性に読みたくなる・・・受験勉強を思い出します(反省)。

タイトルというより「日本を食いつぶす妖怪」というサブタイトルで、店頭衝動買いしました。サブタイトルは、通常著者がつけるのではなく、出版社の担当者が(売れるように)付けます。文春新書の策略にはまってしまいました。私はブラック企業の意味を、暴力団のフロント企業、もしくは小説「ザ・ファーム」のイメージで購入したのですが、全く違いました・・・。日本での今日の、ブラック企業の一般的な意味は、「違法な労働条件で若者を働かせる企業」だそうです。こんな本が複数、書店に平積みになっていることに、最近の世情を感じます。

これまで若年労働問題は、「フリーター」「ニート」の言葉に集約され、若者個人の問題とされてきました。しかし、ブラック企業という言葉が一般化しつつあるということは、企業の側の労務管理が社会問題化しているということです。一部にひどい会社がある、ということにとどまらず、若者の未来を奪い、ひいては日本の社会や経済にさまざまなネガティブインパクトを及ぼすおそれがあると感じました。

しかも中小企業のみならず、複数の大手企業も、ブラック企業として(著者により)認定されています。「若者を殺すのは誰か?城繁之著」よりも、より具体的な例として、新卒直後の若者が、体よく選抜され、振り落とされる過程が詳細に述べられています。その後、若者は退職を余儀なくされ、再起ができなくなってしまいます(いわゆる、使い捨て)。

こんなことが横行していては、日本は衰退していく一方です!
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11月定例議会

本日から、15日間の会期で市議会の11月定例議会が始まりました。本日は、市長と副市長から各議案の提案理由の説明です。週明けから一般質問が始まります。私の登壇予定は、12月5日(水) 14:20~15:20 (60分間)ですので、午後は控室にて質問原稿の推敲作業をしました。

質問に立つ議員は、新人・ベテランにかかわらず、この質問原稿にかかりきりになります。基本的に議場で話す内容になりますし、最終的に議事録に登載され、(永久に)記録に残ることになるからです。
初めての経験ではありますが、無難な質問だけでなく、諸先輩の意見も伺った上で、市に対する要望等も盛り込みたいと思っています。
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質問聞き取り

いわき市議会11月定例会が、11/29~12/13の期間中に開催されます。私は新人議員ですが、一般質問に初登壇します。私ひとりに、まるまる1時間の持ち時間が与えられています。本会議において、市の執行部から的確かつ有意義な回答を入手したいので、私の質問の内容の概要を、執行部に対して事前通告しました。

この事前通告に対する市の執行部からの問い合わせを、「質問聞き取り」といって、実務的にはとても重要な作業になります。今日はその質問聞き取りを行い、複数の担当部局と2時間超の議論をしました。

議場での私の一般質問の登壇時間は、12/5(水)14:20~(60分間)の予定です。議会のHPでライブ視聴できますので、私のつたない初登壇を見てもらえる方は、上記時間に以下HPにアクセス下さい。
http://www.discussvision.net/iwakisi/index.html
 
私の質問は次の3点です。主に1は復興特区制度について、2は平の諸問題について、3はカタールフレンド基金について明らかにしていきたいと思っています。詳しくは当日Webにて。ライブなのでどんなハプニングが起こるかわかりませんよ(笑)。
1. 復興に関する産業支援について
2. 「平まちなか復興まちづくり計画」の提案に関わる施策について
3. 子どもの経済教育にあり方について

衆議院議員選挙 第5選挙区 公開討論会 presented by 日本青年会議所

本日、いわきワシントンホテル椿山荘にて、表記イベントが開催されました。いわき市(第5選挙区)から、来月の衆議院議員選挙に立候補予定者の、吉田泉・吉野正芳・吉田英策・坂本剛二・宇佐見登(順不同・以下、敬称略)の5名全員をお呼びしての公開討論会でした。

あらかじめ決められた5つのテーマについて、各人のお考えを各3分ずつお話いただくというスタイルでした。各候補者とも、政策の違いだけでなく、話し方や姿勢、他の方の話を聞く態度等が、直に現れており、非常にわかりやすい討論会になっていたと思います。

政策○×のアンケートをとっていましたので、参考までに紹介します。
憲法改正 TPPへの参加 中間貯蔵施設
吉田泉
吉野正芳 ×
吉田英策 × ×
坂本剛二
宇佐見登 ×

総じて、それぞの候補者のパーソナリティやお考えの相違が現れており、とても有意義な会だったと思います。マスコミ関係者も多数取材に来られていましたので、新聞やTV等で紹介されると思います。投票の参考材料として最高の機会と思いますので、ぜひご自分の目で見て戴きたいと思います。最後に、今回の企画のセッティングに多大な尽力された青年会議所のメンバーの方に感謝します。
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東北・新市議会議員研究会

本日、東北・新市議会議員研究会世話人会へ出席してきました。開催地は仙台、いわきから日帰り出張です。参加されたのは、東北6県の県庁所在地及び指定都市の新市議会議員の代表(青森、盛岡、秋田、山形、福島、郡山、いわき)です。

地方ブロック単位の新議員で研究会を立ち上げるのは、全国でも始めての試みらしく、まずは設立趣旨・基本フレーム・研修の内容・会則・今後の予定(いずれも案)を、各市の世話人で確認しました。2月上旬を目処に第1回目の研究会開催を予定することとしました。東北共通の複数テーマを、ワールドカフェ方式で議論する方向で進めています。

蛇足:先ほど深夜帰宅しました。仙台まで高速バスで片道3時間かかります。日帰りなので車中に6時間缶詰め状態。仙台への滞在時間よりも長い・・・非常に残念ですが、車中は作業スペースがなく、帰りは暗くて読書もできないので、本当にWaste Timeです。せめてスーパーひたち(新型車両)並みのスペースがあれば、いろいろ作業できるのですが・・・
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磐城高校生とイエール大学生とのスカイプ英会話

今朝(7:15-7:45am)授業前に、磐城高校の視聴覚室にて、第1回目の磐城高校生と米イエール大学生とのスカイプ英会話がなされました。これは、私の知人が運営しているNPOを、磐城高校へ紹介させていただいた縁で実現しました。
 
2チーム4名の高校2年生が参加し、はじめは緊張していましたが、終盤は楽しく会話をしていました。現在、多数の生徒がスカイプ希望しているとのことですので、今後もメンバーを入れ替えながら継続していく予定です。来春にはイエール大学へ、数名のホームステイ派遣も予定しています。

スカイプ会話に立ち会ってみて、真面目な話、彼らの潜在能力はかなり高いと感じました。ただ接触や実体験がないだけなんです。彼らの能力を引き出すためにハードの提供だけでなく、こういったお金のかからないソフトの提供をやっていきたいと思っています。
 
<背景>
私の知人(もとの会社PwCの同僚)が、東日本大震災の被災者の高校生に対して支援をしているNPO法人Hope for Tomorrowの運営をしておりました。今までは主に岩手県の高校生を対象に支援を行ってきましたが、福島の高校生にも目を向けたいということで、当方が磐城高校を紹介いたしました。
校長先生をはじめ、英語の先生らに快く受入れていただき、磐城高校生にイエール大学生とのスカイプ会話について希望を募ったところ、1.2年生から60名もの希望者が集まったそうです。今後、毎週早朝に(現地時間は夕方)英語でのスカイプを使った国際交流が行われる予定です。高校生の英会話能力の向上だけでなく、海外のトップ大学の学生が何を考えているのか、大学生活はどうなのか等を知ることによって、海外への視野が広がり、いわきから海外へ飛び出す学生がどんどん出てくることを期待しています。運営がうまくいけば、高校生にイエール大学を実際に訪問してもらうことも視野に入れています。

<今回の提供内容>
目的:海外交流支援
対象者:被災地の高校生
支援内容:インターネットを介し海外の高校生および大学生との意見交換を通して、外国人や異文化に対する理解を深める機会をつくる
(2011年10月から、米国Yale大学の学生たちがボランティアとして参加)
必要な機材・通信費:Hope for Tomorrow様が負担

<Hope for Tomorrow様ホームページ>
 

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いわき民報(2012.11.27)に、当日の様子が掲載されました。
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僕たちはガンダムのジムである 常美陽平著

ふざけたタイトルです。しかしサブタイトルがイイ。「量産型人材として生き抜いてきた著者によるニュータイプになれない僕たちのための希望のキャリア論」。ちまたによくいわれる、グローバル人材を必ずしも目指す必要はない、という「必要以上にがんばらなくてよい」論者のようです。

ジムは地球連邦軍が開発した量産型モビルスーツ、性能は悪くないのだが、突出してよいわけではないんです。初期型はガンダムが2本持つビームサーベルも1本しかなく、ガンダムが持つ強力なビームライフルでなくビームスプレーガンといういかもに弱そうな武器装備なんです。私も小学校のとき友人と、ガンダムのシミュレーションゲームをしたのですが、ガンダムやシャア専用ザクとの圧倒的な性能差に、1対1では必ず負けると理解していました。

前提として、ほとんどの人がジム、すなわち突出した能力を持つガンダムでないという点から始まります。ガンダムと突出した人材、実生活社会とめぐり会い宇宙の世界、そしてジムと一般人との比喩は、あながち外れていない。
内容は著者の経験に基づくキャリア論だけでなく、外部データやファクトを検証材料として使っており、一定の説得力があります。いわゆる80:20の法則、すなわち2割の人間が8割を養っているという見方についても、逆に8割の一般人が2割のエースを下支えしている、という考えです。

秀逸は、「弱いジムだから戦略が必要だ」という項目でした。すなわち打たれ弱いジム(普通の人間)だから、戦略がなければ生き残れないということです。パイロットのスキルを上げるか(経験値up)、機体の装備を上げるか(ジム・カスタム機)、戦場を選ぶか(シャア専用ズゴックと1対1で闘わない)です。特に最後、自分にとって有利なポジションで戦うことが重要です。それには自分の強み・弱みを分析した上で、自分が戦う環境を選ぶということが必要になります。
また著者は自分の経験として、若いうちにつまらなく見えた仕事が後になって効いてきたことが経験値UPにつながったことや、1ヶ月に20冊の本を読むことが自分の武器となることを、例として紹介しています。

読み終えてみればまっとうな提案ですが、ガンダム、なかんずくジムを主語にした、キャリアプラン論の展開に拍手を送りたいです。
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いわきの銅像 鈴木辰三郎

鈴木辰三郎氏(昭和27年没。以下、敬称略)をご存じでしょうか。恥ずかしながら、私は銅像そのものは知っていたものの、どのような功績の方か存じ上げませんでした。

いわき駅北口広場の左手正面にひっそりと建っている銅像こそが、鈴木辰三郎です。平駅の駅前通り(30m通り)を作った方です。銘板によれば、以下の功績のあった方だそうです。
・戦災前の衆議院議員
・戦災後の平市の初の民選市長
・旧市庁舎の新築
・市財政の供給源としての競輪場の開設 その他多数

聞くところによると、平駅の駅前通り(30m通り)はもととなる道路があったわけではなく、完全なる民有地だったそうです。そこを鈴木辰三郎氏が、平駅の発展に駅前通りが不可欠である旨の主張をされ、幅員50mの駅前通りを強硬に主張したそうです。紆余曲折の上、30mの幅員で開設されました。鈴木氏の先見の明には、頭が下がります。もし幅員50mであったならば、平の街はどんな発展になっていたのか?

旧市庁舎はともかく、競輪場は当時の財政に多大な貢献し、今でも連綿として運営されています。銅像がもうちょっと人通りがある場所に設置されていれば、若者(にかぎらず我々世代にも)への地元歴史教育にも役立つと思うのですが、いかがでしょうか。
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平の四町目「ささや」さんで夕食

先日、平の本町通り沿い、四町目にある「ささや」さんで、先輩と夕食しました。こちらのお店は、放射能の心配のない、美味しく、健康によい食事を心地良い空間で提供することがモットーとのこと。仕入れは、東京築地から直送で、素材に合わせた季節のお料理でメニューを決めるそうです。

個人的に絶品と思ったのでは、エビの素揚げ!豪州産のなんとかエビ(名前を聞いたのですが、忘れました)を、ポテトの細切りと一緒に揚げたものですが、頭から食べられるほど柔らかく、甘いねっとりした身は、いままで食べたエビの中でピカイチでした。店舗のつくりは、木のぬくもりと同時にモダンな雰囲気、ガラス張りの壁等、いろいろな工夫が感じられます。同じく四町目にある丸伊酒屋さん推薦のワインとともに、ゆったりとした時間がゆっくり流れる、非日常のとても贅沢な夜を過ごしました。

大切な日に大切な人と、大切な時間を過ごせる素晴らしい場所です。おすすめ!
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議案説明会 条例改正18件

先日、議案説明会が行われました。これは定例議会開催に先立って、執行部から各議員(実際には会派ごと)に、議案の概要を事前レクチャーするものです。
条例改正で18本。予算関連で19本。災害復興関連で19本の決議事項があります。

なぜ条例の改正が18本もあるかというと、地方分権一括法が要因です。この法律は、地方の自主裁量を高め、逆に国の管理を少なくする目的に作られました。そこでは機関委任事務※が廃止され、代わりに法定受託事務※2と自治事務※3という制度が新しく設けられました。今まではある意味、詳細まで国の指示に従うだけでよかったのですが、自治事務となると、自治体の詳細規定がなければ運用ができない面があるので、詳細規定を新たに条例改正で決めておく必要が出てきたわけです。それが今回の18件となったわけです。
 
※1 機関委任事務とは、特に国の機関が地方の機関に指図して、仕事をさせることをいいます。これまで、地方は機関委任事務をこなすのに追われていました。機関委任事務が全体の仕事量の7割ともいわれていました。
※2 法定受託事務は、国が地方に委託して事務を行わせるものです。これまでの機関委任事務の性格を受け継ぐものですが、量・項目数は大幅に少なくなっています。
※3 自治事務は、自治体が主体となって行う事務です。

<以下、蛇足>
しかしながら、法定受託事務にしても自治事務にしても、自治体が自由裁量で詳細規定を何でも決めて良いというわけではないのです。別途、地方分権改革推進法という法律があり、そこにおける地方分権改革推進計画で、以下のように詳細に定められているのです。ちょっと長いですが、該当部分を以下に抜粋して記載します。

施設・公物設置管理の基準を条例に委任する場合における条例制定に関する国の基準の類型は、第3次勧告に沿って、次のとおりとする。 
① 従うべき基準 
  条例の内容を直接的に拘束する、必ず適合しなければならない基準であり、当該基準に従う範囲内で地域の実情に応じた内容を定める条例は許容されるものの、異なる内容を定めることは許されないもの 
② 標準 
  法令の「標準」を通常よるべき基準としつつ、合理的な理由がある範囲内で、地域の実情に応じた「標準」と異なる内容を定めることが許容されるもの 
③ 参酌すべき基準 
  地方自治体が十分参酌した結果としてであれば、地域の実情に応じて、異なる内容を定めることが許容されるもの

要は、本来自治体が決めるべき詳細規定についても、基本的に国の定める基準・標準に合わせなくてはならないのです。したがって、実務の運用上は、今までと変更ありません。

マックカフェの進化

マクドナルドのサービスが進化しています。今朝、ホットコーヒー100円を注文しました。たった1個のテイクアウトのために、転倒防止のコースターを付けてくれました。以前はこのようなサービスはなかったと思います。

マニュアル至上のファーストフードといわれていますが、その中でもサービスレベルの向上に努力していることに、ちょっと嬉しくなりました。
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NUS Alumni & LKS Alumni Joint Party

シンガポール国立大学(NUS)を卒業した日本人OBで、半年にいっぺんくらいのペースでOB会を開いています。先日、Lee Kuan Yew School of Public Policy (LKS)の日本人OB会との、合同OB会を有楽町で開催しました。

私が卒業した2008年前後は、NUSの日本人在籍者は数名でしたが、現在は1学年に10名を超える在籍者がいるそうです。このペースではOB会の規模が爆発的に増大してしまうかもしれません。LKSのOBは、民間だけでなく政府系機関、官庁出身者が多く、さすが公共政策を研究しているだけあります。そもそもLKSは、シンガポールの功労者であるリー・クアン・ユー氏が全額、私財を寄付することによって設立された大学であり、シンガポールの国家政策・外交の一翼を担っています。その深い目的と比較すると、日本の大学の目指しているところは、平和な世界のことだと感じてしまいます。
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帰りのおみやげには、LKSのジャパントリップ報告書をいただいてきました。シンガポール人からみた被災地レポートは力作でした。
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PwC Alumni ネットワーク発足

PwC Alumniネットワークから、発足記念祝賀会のご招待状をいただいたので、汐留のPwCに行ってきました。おそらく200名を超える出席者だったと思いますが、PW出身、Coopers出身のOBが多いように見受けられました。

以前、お世話になったパートナーがたくさんいらっしゃり、旧交を温めました。会計を専門に、会計・金融業界に巣立っていく方々の中で、市議会議員になった私はかなり異色の存在でした。一方、フェースブックやホームページ等で私の消息を把握している方もいたりして、デジタルで人がつながっていることも感じました。

おいとまする際には、手提げバッグをいただきました。中にはPwCロゴマーク入りのマグカップが入っていました。ありがたく毎日、使わせて戴く予定です。
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帰りの汐留カレッタ・新橋駅前SL広場では、もうクリスマス気分のイルミネーションが光っていました。平日なのに人出が多いなあ。  
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作町教員住宅2

ご近所の作町教員住宅が、その役割を終え、解体作業が始まっています。再来年の春には、市施工の災害公営住宅に生まれ変わる予定です。現段階では、この作町住宅が市内でもっとも市街地に近い事業になります。まちなかの定住人口増加の一助になればと思います。

現時点では中層の鉄筋コンクリート造エレベータ付のマンション2棟が予定されています。地域と融和し、かつ将来世代の優良な住宅ストックとなるような施設になるよう要望しています。
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総務常任委員会 出席

来月の衆議院議員総選挙の執行経費にかかる予算の専決処分のため、総務常任委員会が開催されました。国政選挙であっても、市の選挙管理委員会が負担する経費がありますので、その承認手続です。
本来であれば、来年8月29日の任期満了をもって選挙するはず(すなわち来年度の予算)でしたが、衆議院解散&12月16日の総選挙により、急きょ今年度予算に計上しなければならなくなったわけです。

いわき市の負担額は、ざっくり約1億円(有権者27.6万人で割ると、一人当たり367円)※。これが1,742個ある基礎自治体全部で行われるわけですから、1回の選挙に巨額のコストが必要となります。その主なものは、投票所にかかる人件費・郵送費等です。選挙は、市民の意見を反映させる唯一の機会ですので、今後の日本のかじ取りを決める上で重要です。一方で、選挙活動そのものは経済的な付加価値を生む行為でないことも忘れるべきでないと思います。

よく聞かれる意見として、公職選挙法は古びた法律なので、現在の選挙活動にマッチしておらず、また現在のメディアやインターネットの進化に対応していないので、結果としてグレーな部分が相当多いと言われています。毎回、選挙制度を変えよう!という第三者意見を聞きますが、改正手続にかかる労力に比して、担当した方に対する成果が見合わないということが、具体的に作業が進まない理由だと思っています。

※市の負担額は、投票所にかかる人件費・郵送費等ですが、同額が県の支出金として補てんされます。その元は国税であり県税であって、市民が納める税金であることに変わりありません。また、選挙ポスターや選挙カーの公費負担額等は県の支出とされており、市の予算とは別枠です。
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田人のソースカツ丼屋 ながせ

田人支所視察の際に、名物ソースカツ丼屋さん「ながせ」様にランチで立ち寄らせていただきました。勿来から行くと、田人支所を通り過ぎて5分ほどの道沿いにあるお店です。店構えも立派で、ここを通ったらソースカツ丼を食べないわけにはいかないでしょう!という雰囲気を醸し出しています。

始めて入りましたが、顧客のソースカツ丼率は80%(ソースカツ丼+ラーメンの定食を含む)!かなりボリュームもあり、美味しくいただきました。900円也。
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街なか賑わい拡大会議@夜明け市場

昨日から深夜にかけて、(仮称)街なか賑わい拡大いろいろ会議が、平白銀の夜明け市場で開催されました。参加者は、エンターテインメント業界、ダンサー、建築家、PTA大物、システムエンジニア、雑貨屋さん、大家さん、そして東京からの財団関係者とバラエティに富んだメンバーでした。

始めてお会いしたメンバーばかりでしたが、いわきを良くしていこう!という方向は一緒ですので、熱い話で盛り上がります。熱気がないところに、炎は起こりません!いわきはこれから、を感じさせる会合でした。
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勿来地区地域史1 いわき市勿来地区地域史編さん委員会著

勿来支所訪問の際に、支所の方に薦められて購入しました。1冊1,000円ですが、非常によくできています。
地勢・歴史・風土・伝統・慣習・伝説等が、図と写真を多用してわかりやすく解説されています。編集にあたっての多大な文献調査や執筆作業に、感謝します。いわき全体の書籍は過去にもいくつかありますが、勿来だけに焦点を当てたものはこれまでなかったと思います。非常にニッチなところを、深く掘り下げることができたことは賞賛に値します。これは、勿来出身もしくは勿来フリークの方には、必見の書と思います。

当該「1」は平成24年3月発刊になっており、「2」も準備中とのこと。期待大です。もっとも勿来地区に限らず、他の地区でも同様の取り組みがあるといいですね。郷土史に詳しく、他人にわかりやすく伝える能力、そして出版のモチベーション、がポイントかもしれません。
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登録有形文化財

散歩していたら、「登録有形文化財」のプレートを発見。何の変哲もない民家のようですが、文化庁に登録されているようです。
調べてみると、登録有形文化財とは、文化財保護法に基づいて、文化財登録原簿に登録されたものとのこと。全国で8,981件あるらしい(2012年11月時点)。なお、登録有形文化財については、税制上の優遇措置があります。例えば、固定資産税・都市計画税は1/2に軽減されますし、家屋等の相続・贈与したとき財産評価額の30/100が控除となります。前者は保有コストの軽減になるので、魅力かもしれない。

なお、国宝は1,085件、重要文化財12,867件、史跡名勝天然記念物3,126件、重要有形民俗文化財212件、重要無形民俗文化財278件、重要文化的景観34件、重要伝統的建造物群保存地区98地区、とのこと。世の中には、「文化財」という分類のものが思ったより多いんですね。
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闘う区長 保坂展人著

書店で、タイトルに惹かれて衝動買いしました。新書はamazonで購入することが多い私ですが、書店はいろいろなジャンルを、ざっと見渡せるという大きな利点があります。書店ごとのクセは、ネットにない人間くさいアナログな良さがあると思っています。

さて、著者は、衆議院議員を3期11年務めた後、2009年から落選生活。2012年の世田谷区長選に初当選したという異色の方です。
東電との料金値上げの丁々発止のやりとりは、確かに「闘う区長」なのかもしれませんが、その他はアイデア区長、すぐやる区長ではないでしょうか(悪い意味ではありません)。特にワールドカフェ※のアイデア・実行は、その他の自治体でも十分参考になるのではないかと感じました。
紹介されている取り組みの一例は、以下のとおりです。
・区長へ直接メール
・民間アウトソーシングへの疑問
・世田谷電力
・PPSとの直接契約
・ツイッターやブログ発信
・街中観光のアイデア
・区民参加で20年後の世田谷区構想
まっとうな、しかし先駆的な取り組みを行う、ホンモノの首長さんであることを、再認識しました。

※ワールドカフェ:複数のチームが、テーブルごとに、別のテーマを話し合う。その後、各テーブル別にテーマをずらしていき、テーマが変わると一人を残して、他のメンバーは別のテーブルへ移っていく。残った人はそれまでの議論の経緯を簡単に説明して、より議論を深めていく。これを繰り返して、最後には元のチームに戻って意見をまとめ、チームごとにプレゼンテーションする。
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地域再生の罠 久繁哲之介著

人口流出、街中商店街の空洞化をはじめとする、地方の衰退が著しいです。対策のヒントを探しているそんな中、タイトルに惹かれて書店で購入しました。

<著書の要旨>全国的に、地域再生や地域づくりに名を借りたハコモノ作りへの不満は根強い。こうして作られたハコモノの多くは、当初見込みを大きく下回り、事業として失敗するからだ。経済的な豊かさばかりを追求した結果、本来の目的である地域再生がうまくいっていない。株主利益ばかり追い求めて、社員を蔑ろにする企業が淘汰されるのと似ている。その理由は、顧客視点・住民視点が後まわしになっているからだ。今後は、上からの押しつけの計画でなく、住民からの提案に変わっていくべきだ。

衝撃だったのは、専門家が地域再生の成功事例として称賛する都市の多くが、実は衰退している面があることです。本書では、宇都宮市、松江市、長野市、福島市、岐阜市、富山市の例です。例えば、宇都宮市は餃子の街として全国的に売り出して成功しているように見える一方、その後ろには下記のような死屍累々の失敗もあるとのこと。
・上野百貨店の破綻(2000年)、福田屋百貨店の郊外移転
・西武百貨店の撤退(2002年)
・ロビンソン百貨店の撤退(2003年)
・宇都宮109の撤退(2005年)
・ロフト・アムスの撤退
・フードテーマパーク「宇都宮餃子共和国」は、11か月あまり撤退(2006年)
知名度が高く、人気の109がわずか4年弱で撤退せざるを得なかったのは衝撃。

地域社会の衰退の要因が社会現象(少子高齢化・車社会・商業施設郊外化など)だけであれば、いわゆるコンパクトシティ※、すなわち郊外規制と街中一極集中を同時にすすめることが、処方箋のひとつになるのでしょうが、それだけでは、人気がある百貨店の地方撤退の説明ができません。

大事なのは、顧客視点・住民視点が後まわしになっていないか?ということです。
大型商業施設誘致にしても、空家店舗対策に補助金を出す施策にしても、提供者・供給者側の論理であって、地元の消費者・顧客側からの出てきたニーズ、ボトムアップの事業でないことです。地域づくりの計画や意思決定が、業者や役所の「上から下ろす」現在の仕組みである限り、失敗の構図から抜け出せない。今後、地域づくりの計画は、確かに、消費者が主体となる仕組みに変えていくことが重要なのでしょう。

※コンパクトシティについては、青森市や広島市が成功事例として紹介されることが多いですが、いわき市でフィットするかはどうかと思っています。そもそもコンパクトシティは、人々が集まる強いニーズがあることが前提のはず。高齢者がどうしても徒歩圏で生活のすべてを済ましたいとか、近所の多数の方と緊密におしゃべりしたいというようなニーズが高まってこないと難しいと思っています。いいかえれば現段階では、買い物が車ででき、郊外型の広い住宅に住みたい人々が多ければ、拙速に上から目線で、コンパクトシティを目指す必要性が薄いかもしれません。郊外は不便なので、活気がある街なかに住みたい!という中年層・シルバー層が明示的に増えてきてはじめて、コンパクトシティは議論の俎上にあがるのではないでしょうか。その前提として、街なかに人を引きつける熱気があることと、LRTや循環バス(頻度高く、かつ定時運行)、自走式の大駐車場等の、個人所有車を持つことよりもメリットがある交通インフラを持つことが必須でしょう。
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支所視察

志道会のメンバーとともに、支所(いわき市役所の分室機能)の現状と課題を把握すべく、視察に参りました。支所庁舎の多くは、昭和41年の5市9町村合併時のそれぞれの市役所、町役場を承継して使用しています。本日訪問したのは、小名浜支所、勿来支所、田人支所、遠野支所ですが、田人を除くいずれもが、旧市役所、町役場庁舎です。
4つの支所を訪問して改めて思ったのは、いわき市の市域1,200㎢の広さです。9:30amに本庁舎を出発して、戻ってきたのは16:00過ぎになりました。また、地区ごとの気候やライフスタイルの違いとともに、行政サービスに対する期待等にも地域差を感じました。その下で、職員の方々は真摯に日常業務に取り組んでおられていることが分かりました。また各支所独自で、地域の課題に取り組んでいることが知りました。一方、広域であるがゆえに「いわき市はひとつ」を標榜していくには、相当のエネルギーを持続しなければならないとも感じました。

最初に訪れたのは小名浜支所です。昭和28年築(58年経過!)のRC造2階建 延床面積3,000㎡の建物です。鹿島街道沿い角地の一等地にあります。新築時には天皇陛下も行幸された歴史的建造物ですが、老朽化が著しく、一部建物は今年度中の取り壊しが決定しているそうです。
小名浜地区は、イオンモールを核とする再開発事業と土地区画整理事業が現在進行中ですが、支所のハード機能の更新が、直接それとリンクするかどうかは未定とのこと。現状はエアコン設備もなく、夏場の職務環境はかなり大変さが予想されます。
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2番目に訪れたのは、勿来支所です。本日訪れた中では最も建物規模が大きく、旧勿来市役所の威風を感じる建物です。昭和35年築(52年経過!)のSRC造3階建 延床面積5,000㎡。庁内には旧「勿来市」のレリーフ等が掲げられており、ノスタルジーを感じさせます。一方、「いわき市はひとつ」を標榜しているにもかかわらず、どうしておらが村意識を感じさせるマッチポンプをするのか、やや疑問です。
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3番目は、田人支所です。平成16年新築のRC造平屋建 延床面積3,000㎡の瀟洒な建物です。地元産の木材を多用した庁舎は、管理が行き届いており、周辺の自然環境も相まって、地元出身の市職員にとっては、最も優れた職場環境ではないかと感じました。 太陽光発電やペレットストーブ等の再生可能エネルギーへの取り組みが積極的になされていました。
支所・診療所・公民館・体育館が、「田人ふれあい館」として一体運営されており、特筆すべきはお風呂!体育館で汗を流した後、シャワーを浴びるなんていう使い方もできるようで、うらやましい限りです。
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最後は、遠野支所です。こちらも旧遠野町の役場・議会棟をそのまま使っています。昭和40年築(47年経過)SRC造2階建 延床面積800㎡の建物です。歴代の遠野地区の肖像画が掲げられており、歴史の重みを感じました。
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夜明け市場 KOME BURGER

復興飲食街 夜明け市場様のパンフレットが新しくなりました!いわきが元気になる「起爆剤」として応援しています。先ほど「Shirogane-Table」にお邪魔してきましたが、18:00前にもかかわらずお客さんがぞくぞく入ってきました。個人的には「KINKA」さん、「魚菜亭」さんのお料理が好きです。
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KOME BURGER
地元のお米支援として、オリジナルレシピのKOME BURGERも開発されています。各お店ごとに具が異なるそうなので、無限のバリエーションがあるわけです。
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まざりなセミナー「公認会計士と市議会議員」開催報告

昨日11月13日、いわき文化センターにて、「公認会計士と市議会議員」と題して、セミナー講師を務めました。事前に20数枚のパワーポイントスライドを用意したので、それに沿ってお話ししました。
話した内容は、市議会議員と公認会計士の職業の説明、そしてこれまでの足跡、これからの活動予定等です。
議会棟の場所はご存じでも、その中でどのような活動が日々行われているか、ほとんどの市民がご存じないと思います。そういった部分をできるだけわかりやすくお話しさせていただいたつもりです。
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まず当方から1時間程度講義させていただき、その後の1時間弱は質疑応答になりました。参加者は政治初心者の方が多かったですが非常に詳しい方もおられ、当方の話を踏まえた上での鋭い質問もいくつかありました。まだまだ完全に議員活動を把握しておりませんが、分かる範囲で丁寧にお答えさせていただきました。
終了後は打ち上げ!と行きたいところですが、みなさん車通勤ですので、幹事の方と遅い夕食を囲んでから帰宅いたしました。
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ドニー坂本&純子ペア世界制覇記念講演会

昨日、小島のプリンセス・アイにて、ドニー坂本&純子ペア世界制覇記念講演会がありました。2012年10月9日ロンドンインターナショナル選手権に初優勝(いわき市から世界チャンピオン登場!)し、その報告会でした。

冒頭、ドニーさんと純子さんとのトークショーがあり、ダンスを始めたきっかけやご夫婦のなれそめ、世界一を目指す過程等を、ざっくばらんにお話しいただきました。欧州のボールルームダンス・スポーツと、日本の社交ダンスとでは今では、内容が微妙に違っていて、日本の社交ダンスが独自の歩みをしているという指摘が興味深かったです。

その後、世界一ペアのお披露目のダンスをしていだき、アンコールにも応えていただきました。以下に、一部動画をアップしておきますので、ご覧下さい。
<動画>
http://www.youtube.com/watch?v=-7LqAQzwRwM
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体格や容姿で劣る日本人が、ボールルーム発祥の地、欧州で世界一に選出されることは並大抵のことではないと思います。特にボールルームダンスは、フィギュアスケートのような細かい採点方法をとっていないため、どうしても審査員の好みが反映されてしまうそうです。それをはねのけて、栄冠を勝ち取るには、並大抵の練習ではなかったでしょう。

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ドニーさんが教えている生徒さんから、たくさんの熱いメッセージの旗を持ち込んで大会に望んだそうです。
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世界一になると、それまでよりも視界が圧倒的に広がることを教えてもらいました。実はドニーさんは高校の数歳上(?)先輩にあたります。若々しい肉体は、エネルギーに満ちていました。

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一般会計決算特別決算委員会 承認

本日、4日間にわたって審議してきた平成23年度一般会計決算の承認が行われました。これまで委員会では、歳入・歳出の勘定科目の款・項・目ごとに、審議してきました。審議は、委員から執行部に対して質問という形でなされ、政策の有効性等の疑問点を解消していきます。

議論を尽くしたこと型、最終日の本日、委員長から決算認容についての裁決の提案があり、委員全員の賛成をもって、平成23年度一般会計決算を認容すべきものとされました。今後は、委員長が本会議で当結果を議長に報告し、それを最終的に次回の11月の定例議会で議決することになります。ここまで瑕疵なく合意形成していますので、おそらく議会でも全員賛成となるはずです。

監査委員が適法性意見を付した決算結果を、さらに決算特別委員会が認容し、定例議会で最終承認するという、プロセス重視のステップになっています。

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PwCジャパン社史

私が15年にわたって所属していた会計事務所、PwCの本「PwCジャパン63年の軌跡 1949-2012」が発刊されました。詳細版とエッセンス版の2種類があり、いずれも現役 or OB限定品とのこと。この度エッセンス版1冊手に入れました。
プライスウォーターハウス中心の記載になっていますので、中央監査法人が出身の私としてはちょっと記載に物足りない点もありますが、S.L.プライスさん、E.ウォーターハウスさんの写真が見れただけでも価値がありました。
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 本編版は、5250円で有償頒布とのこと。当初は、現役パートナーと功績のあったOBだけの限定を予定していたそうですが、一般に開放することになったそうです。先日、三橋パートナーにお会いしたときに、現物を見せていただきましたが、非常に充実した内容になっています(よくも悪くも、社史らしい仕上がり)。私は、エッセンス版で満足しましたが、PwCをこよなく愛するAlumniであれば、購入されても良いのではないでしょうか。

昭和シェル石油の監査契約が、青山監査法人から中央監査法人に移動した背景が明らかになったので、長年胸につかえていた疑問が晴れました。一方、トヨタのNY上場の苦労の記載はあったものの、ソニーや京セラについての記載がないのは、惜しい。
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読書の技法 佐藤優著

単に、外見が怖そう(失礼しました)というだけで、これまで佐藤氏の本は「国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて」しか読んできませんでした。今回はタイトルがおもしろそうでしたので、書店で衝動買いしてしまいました。私は本を読むのは遅い方ではないと思っていますが、月平均で300冊の本を読破するのは、尋常ではありません。その秘密が知りたい。

「何をしないか」「何を読まないか」も大切な技法のひとつといいます。それを仕分けするために、超速読するそうです。なるほど、それで300冊読破が少しは理解できます。難しい本には2種類のカテゴリーがあり、第1は言葉の定義がしっかりしていない、もしくは非常に独創的(悪く言えばでたらめな本)です。これはすぐに読む必要なしに仕分けします。第2が自分の基礎知識がないために理解できない本です。これは、高校レベルの知識を再度身につけることが、速読の早道といいます。佐藤氏のいう基礎知識は、相当高いレベルを指していると思いますが、確かに本に書かれていることの多くは、常識+他で紹介されている内容+αが多い。章立ての論理構成がしっかりしていれば(起承転結が明らかであれば)、読み始めればある程度筋書きが予想できるので、α、すなわち本の重要部分さえ探せれば、著書がいいたいツボを押さえることができるはずです。これも賛同。使える読書法です。

また多読の技法、熟読の技法、速読の技法が紹介されており、佐藤氏の工夫の仕方があります。ただ人それぞれのスタイルがあるので、ひとつのヒントとして捉えれば、有益だと思います。私は、速読の技法として、目的意識を持って読む、本の重要部分を1ページ15秒で読み残りを超速読する、ポストイットを使う、大雑把に把握し頭の中にインデックスを付けるという点は、賛同しました。一方、熟読の方法として、読書ノートを作ることを推奨していますが、私には合わないと感じました。

佐藤氏は、読書の技法ひとつで、個人の生き残りのみならず、ひいては日本国家の生き残りまで変わってくると期待してます。それに応えてやろうじゃないか、と思わせる一冊でした。

なお、佐藤氏のオススメの本として、高校生の参考書「シグマベスト 理解しやすい政治・経済」が挙げられていましたので、早速amazonで注文しました。

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医療戦略の本質 マイケル・ポーター著

経営の神様、、5フォース分析やバリュー・チェーンなど数多くの競争戦略手法を提唱したマイケル・ポーターの医療ビジネス本です。5フォースは好きな分析ツールのひとつですが、ハードカバーで626ページ、手強いです。

第一に「患者にとっての医療の価値を追求すること」を目標として据え、この目標に沿った具体的な戦略、運営プランを提示しています。米国の医療が題材ですが、医療システムを広く論じていますので、本質は日本でも同じだと思いました。

医療を巡る議論は、限られた資源をどのように配分し、誰が負担するかという問題です。医療コスト、アクセス、そして質の三者のバランスをどのようにとるか。戦後の日本は、医療のアクセスと低コストを優先してきました。人口当たりのベッド数は欧米の数倍です。保険制度の下、低い医療費で高度な医療を、長期にわたって受けることができました。一方、1ベッド当たりのマンパワーは欧米の病院の1/3から1/5だそうです。日本の医療は現場の献身的な努力なくしては成り立ちません。このため、救急医療や重症疾患への対応は、不十分になっているといわざるをえません。医療費単価が抑制されているため、医療経営は「ゼロサム競争」に陥っています。

医療提供者、患者、メーカ-、政府等それぞれの立場から取るべき戦略を論じていますが、ざっくりいって、主張されているのは、以下の2点です(私の理解では)。
・ゼロサム競争でなく、診療実績に基づいて医療の価値を向上させる競争をするべき
・医療サイクル全体における医療の評価を上げるべき

至極ごもっとも。「患者にとっての医療の価値を追求すること」をシンプルに追求すればよいのではないか。ポーター教授の提言は、日本でこそ有効に機能するのではないか、そう思わせる本です。

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いわき市役所 見せる課

いわき見える課プロジェクトとして、「見せます!いわき市情報局 見せる課」が始まっています。農政水産課の方が担当になっていますが、役所横断的なプロジェクトです。見せる課バスツアーをはじめ、Facebookも始まるようです。
http://misemasu-iwaki.jp/about/index.html

見える課の活動の動画と、農産物・加工品・水・土壌等の放射性物質の最新の測定データがアップされています。実際に役に立つと思いますし、エンターテインメントとしても楽しめると思います。一度、ご覧ください。 
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7-11のアイスコーヒー

最近、セブンイレブンの無糖アイスコーヒーに、はまっています。これで125円、衝撃です。
今まで朝は缶コーヒーを愛飲してきましたが、こちらに切り替えました。

・ストロー付属
アイスコーヒーは、やはりストローで飲むのが美味しい。缶コーヒーにはない楽しみです。
・新鮮
概ね2週間の賞味期限が設定されています。缶コーヒーにはない作り立てが楽しめます。
・長く香り立つ
密封されているので、ストローを使って飲むと空気に触れる面が限定されるので、しばらく放置しておいても香りが持続します。

市場のメインプレーヤーである缶コーヒーと、自社のチルド製品との差別化がうまくはかれています。
<缶コーヒー>
・ナショナルブランドかつ、大量の自販機のおかげで、多額の広告費投入可能(ブランド維持のために、大量投入が求められてしまう)
・類似品や競合が多く、製品自体の大きな差別化は困難

<7-11チルド製品>
・簡易包装・日配品としての商品で、日持ちがきかない
・缶のにおいがない
・自社配送なので、商品の形やデザインに自由度がきく
・基本的に広告費の投入を想定していない

セブンイレブンの、自社と他社の違いを明確に把握した上での商品開発、絶え間ない消費者Wantsの把握と、メーカーとの共同開発のクオリティの高さには、いつも感心しています。
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財政のしくみがわかる本

岩波ジュニア新書から、出ている本です。知人に薦められて購入しました。平易な文章で書かれていますが、内容はまったく「ジュニア」向けではありません(笑)が、地方財政制度に興味がある向きには、かなりおもしろいと思います。

国が地方財政をコントロールするための仕組みとして、自治義務制度や補助金の交付要綱が紹介されています。国の政令・省令で詳細に指示することによって、地方独自の運用が事実上困難になっているとの指摘です。今、決算承認手続のために、歳入歳出内容を詳細にチェックしている最中ですが、まさにそれを感じます。
また地方への税源移譲については、2002-2005年の「三位一体の改革」((1)国庫補助負担金の廃止・縮減、(2)税財源の移譲、(3)地方交付税の一体的な見直し)によりなされたことになっていますが、単に地方財政で使える総額が小さくなっただけとの批判もあります。確かに国から地方へ3兆円の税源移譲がなされても、地方交付税が5兆円、国庫補助金が4兆円減らされれば、体のいい地方締め付けにも見えます。

明治時代の水道料金が使用量にかかわらず定額制にした理由は、井戸水を使わせないようにするためだったとか、当時メインの水源だった玉川上水の水源は三多摩だが、天皇が飲む水は東京都産でなければいけないという理由で三多摩が神奈川から東京に移管された、とか、いろいろなエピソードも紹介されていて、飽きさせませんでした。

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一般会計決算特別委員会

本日から、11/12(月)までの4日間、いわき市の平成23年度一般会計決算特別委員会が開かれます。平成23年度とは、平成23年4月1日から平成24年3月31日までの会計期間です(正確には、歳入については5月まで取り込みます)。3.11の震災後の1年間ということもあり、震災関連予算が目白押しです。

改めて思うのは、市独自の予算は非常に限定的であり、復興予算の多くが、東日本大震災復興交付金118億円を筆頭とする、国庫補助金・県補助金等を原資としていることです。結果、平成22年度対比で1.4倍の予算規模になっています。巷で地方財政はよく「3割自治」といわれますが、平成23年度に関していえば、それを下回ります。

さて、当委員会では、すでに執行済み(支出済み)の予算について、各項目(款・項・目)ごと及び事業ごとにその有用性・効果等を審議することになります。いわき市の公会計は単式簿記ですが、制度の仕組みはかなり複雑です。ひとつひとつ解きほぐしていきたいと思います。
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尾身幸次氏 中村天風セミナー

本日、元財務大臣の尾身幸次氏による、中村天風セミナーがありました。中村天風氏が書いた「運命を拓く」を予習したのですが、30%も理解できませんでしたので、やや不安を抱えての参加でした。

語り口は非常にソフトでしたが、80歳を超える年齢を感じさせない姿勢の良さでした。一橋大学から通産省へ入省し、順風満帆な人生だったが、26歳で結核と診断され、中村天風の門下生になった。それ以来、ずっとその教えを守り、26年にわたる衆議院議員生活を終え、現在も多忙ながら健康を維持しているそうです。

その教えのさわり部分を紹介いただきました。
・天命は決まっているかもしれないが、運命は自ら変えることができる。
・勇気は勝利を導き、恐怖は敗北を導く
・「心」の態度を終始一貫、積極的に保つ
・布団の中で、楽しい想像力を働かせて眠りにつく
・How to Control Mindが大事だ
・Natural Healing PowerやReserved Powerを引き出す

お話いただいたことは、あたりまえのようなことかもしれませんが、それが継続すると運命をも変えることができるということだと理解しました。
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セミナー修了後の懇親会では、最近の活動等についてお話ししました。週のほとんどが経済関連の講演会活動で、国内・海外を飛び回っているそうです。 
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福島の米 放射能全量検査

新米が手に入りました!福島県では、今年県内で生産される全ての米を対象に、米の放射性物質検査を行っています。検査を受けた米には「検査済みラベル」が貼付され、確認できるようになっています。現物の30kg入り新米2袋を親戚からいただいたので、ラベルの見方を、ご紹介します。

米袋(いったい、にたいと数えます)ごとに、上記の検査済みラベルが2種類貼ってあります。なお、こちらの袋には「福島県 あ、おいしい。福島の米」とありますが、袋自体は他県のものも容易に手に入りますので、袋のキャッチコピーだけでは、産地を判断できません。
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ひとつめは、生産者が検査機に持ち込む前に貼り付けしておくシールものです。これにより、生産者名が特定できます。生産者ごとに識別番号を振られているので、いわゆるトレーサビリティが確保できるわけです。
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ふたつめが、肝心の「放射性物質検査済」シールです。 25Bq/kgまで測定できる精度の機械で、100Bq/kgを出荷できるか否かの基準値として測定します。100Bq/kg未満であれば、ルール上、問題なく出荷できることになります。
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このQRバーコードを、携帯のカメラで撮影し、読み取ると以下のような画面が現れます。このお米は「測定下限値未満」(不検出)という検査結果です。基準値の1/4である25Bq/kgにも達しない安全な米ですよ、ということが分ります。
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心配がひとつあります。消費者が米を購入する際に、このQRコードを確認してから購入するのではないか。理論上は、99Bq/kgでも市場流通ができますから、少しでもBqが少ない米を求める過敏な消費者は、検出下限値である25Bq/kg未満のものだけ、購入するのではないか。そして、25-99Bq/kgの米が大量に売れ残るのではないかということです。杞憂に終わればよいのですが。 

いわき市立幼稚園協会PTA連合会大会

いわき市文化センターで、いわき市私立幼稚園協会PTA連合会の第26回大会がありました。
幼保一元化(幼保一体化)に向け、認定こども園制度が作られましたが、その具体的な運用について、私立幼稚園側からの要望が決議されました。

具体的には、以下の4点です。
・私立幼稚園と公立幼稚園に通う教育費負担の格差是正
・幼児の継続的な健康調査の実施
・私立幼稚園への助成の拡充
・就学前幼児に関する業務担当窓口の一本化

「子どもは国の宝」といいますが、少子高齢化と出生率1.39では、本当に貴重な日本の人的資源です。ここに力を入れずして、どこに力を入れるのか。 幼保一元化も、省庁間の縄張りは置いておいて、何が子どもの成長と親の負担軽減に寄与するかの視点を持って進めて欲しいです。
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幼稚園関係者様とPTA関係者様で、会場はほぼ満席。若い女性層の参加が多かったことが特徴的でした。
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猪瀬直樹氏 おすすめ著書3冊

先日、10/30にいわきワシントンホテル椿山荘で開催された、猪瀬直樹氏のセミナーで紹介された著書をamazonで注文しておきました。週末に届きましたので、早速、3冊まとめて読破しました。

・昭和16年夏の敗戦
 太平洋戦争の実際の敗戦は、昭和20年です。昭和16年の敗戦とはどういうことかというと、総力戦研究所という政府機関に、各省庁や民間企業から30台の優秀な人達(Best&Brightest)が30人ほど集められて模擬内閣を作りました。総理大臣を含めて、大蔵大臣も決めて、海軍大臣や陸軍大臣も決めてという具合に役割分担して、昭和16年の夏、つまり真珠湾攻撃で太平洋戦争がはじまる数ヶ月前の時期に、今後に想定される米国との戦争のシミュレーションをしたのです。
 1年ごとに命題を作って、仮説を立てて検証していく。その結果、最初は勝つけれども、3年か4年経ったら日本は負ける。制海権と制空権を失い、本土が大空襲を受け、ソビエトが参戦して終わり、というところまで予測し、その報告書を提出しました。そして現実の太平洋戦争は、原子力爆弾の登場以外は、ほとんど彼らのシミュレーション通りに推移しました。
 だから、本当は日本は昭和16年に時点で負けるとわかっていました。それでも戦争に突入しました。模擬内閣では陸軍も海軍もみんな手持ちのデータ(それぞれの出身母体からこっそり)を出し合って、真剣に議論しました。実際の近衛文麿内閣は、昭和16年の夏に模擬内閣の出した結論を知りつつも、秋になっても結論を出せませんでした。
あの戦争は、勝利という結論を見据えて米国と開戦したのではなく、結論を出せず、外部環境・内部環境に追い詰められてはじめてしまった戦争です。

この流れは、今の日本に置き換えることもできると思います。TPP加盟・賦課方式の年金・消費税・中間貯蔵施設・議員の定数是正等、結論を出せず、ますます不利になるとしても、(外部環境・内部環境に)追い詰められるまで時間を先延ばししているように見えるのは、私だけでしょうか。

・言葉の力
作家という立場もあるのでしょうが、言葉の力を、猪瀬氏はとても重要視しています。10/30のセミナーでもそうでしたが、平板で空疎な言葉を使わない、結論から入るというスタイルを貫いています。

・決断する力
12個のツイッター名言集が収録されていますが、秀逸です。セミナーで話されていたネタの多くがこちらの著作からのものでした。

3冊も一気に読むと、著者に洗脳された気分です。歴史から学び、言葉の力を大事にし、決断する力を持つ副知事がいる県民(都民)は、恵まれていると感じました。
 
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ガントリークレーン 40TEU/時に能力向上

小名浜港の大剣埠頭に設置中のガントリークレーンは、以前のに比べて作業能力が大きく向上するようです。
・11列6段積みのコンテナ船に対応(以前は、9列4段)
・単位時間当たり取扱可能個数が、震災前の1.5倍
・ 3段クリアー型のストラドルキャリア※が、クレーンの下で作業可能(以前は、2段クリアー型まで)

これにより、以前の実績20-30TEU/時だった作業能力が、40TEU/時まで向上可能。次のステップは、定期航路便数を確保することと、コンテナの荷主(入・出とも)を見つけてくることです。いわゆる、ポートセールス活動ですが、単発の活動は効果がありません。継続的に小名浜港の利用至便性を向上させる努力が必要で、同時にそれを外部に継続的に売り込んでいく必要があります。

※ストラドルキャリア:コンテナターミナル等の積み替え拠点で、コンテナを移動させたり積み上げたりするために用いられる特殊自動車。貨物の積み替え場所のみで使われることを想定した特殊車両。

<小名浜港の鳥瞰図>
漁港区から2号埠頭までと、3号埠頭から大剣埠頭までの航路では、まったく航路の広さが違うのがわかります。もし大型客船が寄港することになると、現在の形では商業の交流拠点ゾーンに近い1号.2号埠頭につけることは難しい。
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六大学OBソフトボール大会

平市民運動場(平消防署隣りのグラウンド)で、第21回いわき東京六大学OBソフトボール大会が開催されました。各チームとも、揃いのユニフォーム持参でカッコよいです。
風はやや強いですが、天気は快晴。心地いい野球びよりです。 私は初参加ながら、8番セカンドで、2試合に出場させていただきました。
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強い円、強い日本経済 佐藤ゆかり著

以前からエコノミスト・政治家として非常に興味がある方でしたが、先日お目にかかる機会がありました。2010年に発行された本でしたが、一気に読み切りました。
さまざまなデータとツールを使ったクリアな分析には、おおむね80%くらい共感できました。ゴーストライターを使っては表現できない、自らの言葉で分析しているのも非常に好感が持てます。佐藤氏のような経済参謀がついたリーダーは、心強いと思います。

2010年当時の現状把握として、日米の産業構造・貿易構造の違い・金融政策の流動性の罠・デフレの国内的な原因・産業の国際分業・比較優位性・輸出特化係数・均衡為替レート・コンプライアンス不況等を取り上げています。見方が難しい論点を、経済学ツールを使って自らの主張をわかりやすく、説明しています。自分が完全に理解し自信をもっていないと、ここまで書けないと思います。

ただ佐藤氏は、日銀の為替介入に関して「アナウンス効果」の有効性を認めておらず、投機筋の空売り機会をなくすために、小口かつ複数の支店経由等を例に挙げて、覆面介入を提案しています。この主張には疑問を感じます。なぜなら佐藤氏が認めるように、巨大な為替マーケットに比べれば、日銀の数兆円程度の為替介入は量的なインパクトが小さいからです。2003年1月から2004年3月かけて行った、32兆円の大規模為替介入の失敗(介入開始前と開始後で、さらに10%円高が進行してしまった)だけをもって、日銀のオーソドックスな為替介入を否定できないと思いました。

佐藤氏は、「合成の誤謬」という経済学の用語を用いて日本経済を分析しています。ミクロ経済の世界で個人が安定志向の経済生活を送ることは、個人として適切かつ合理的な行為です(例:決まった給与の中、デフレ下で耐久財や消費財を安く買い、賢く生きる)。一方、社会全体が安定志向で消費を増やさないなら、人口減少とともに日本のマクロ経済縮小均衡に陥ります。すなわち、収入の源泉である、現在の経済のパイの大きさそのものを維持することができなくなります(これが個人の合理的行動の結果としての、合成の誤謬。簡単に言えば失敗)。
そういう現状の中では、まずはパイの縮小を食い止める成長戦略が最優先であり、縮小を食い止めた上でパイの中身を再分配するのが順序です。この立場には大賛成です。
現金給付等の「分配政策」は、縮小するパイの分かち合いで、いわば沈没しつつある船の中で分け前を取り合うような近視眼的な政策ともいえます。重要なのは、パイをいくらとりあっても船が沈没したらおしまいであるという現実を直視して、政策路線を大転換することです。

エピローグに興味がある文章があったので、一部転載します。
「私が長年住んだ欧米社会のように、企業経営者でも政治家でも、変えなければならない時は決断して変えるという、そういうひと握りのリーダーたちが地域地域に現れたならば、日本はもっとダイナミックな活力ある社会になっているだろうと感じるからです。日本にはいかすべき素晴らしいポテンシャルが沢山あります。それらを活かすも殺すもリーダーの資質次第です。有能な人材にしても、産業の技術力にしてもきめ細やかなサービス精神や想像力にしても、日本の素晴らしいポテンシャルを適切に評価でき、それをうまく活用してより高いものに仕上げていく、そういう国創りができるリーダーシップを私たち日本国民は心から望んでいるのだと思います。」
これは、昨日から読み始めた猪瀬直樹氏の著作にも共通のものを感じます。こちらも早く読み切りたい。

自らの考えをしっかりお持ちの佐藤氏は全国区選出の参議院議員ですが、自由民主党は人材の層が厚いと思います。この後、どのように活動されていくか、佐藤氏に今後も注目していきたい。

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10/27に開催された参議院議員 森まさ子国政報告会に、応援弁士としていらっしゃっていたので、ご挨拶できました。実際にお会いできたのは、読者として単純に嬉しかったです。
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稲森和夫の実学

京セラの稲森会長といえば、「アメーバ経営」。会社のバイブルみたいなものですから、会計監査にお邪魔する直前には、暗記できるくらい必死で予習したものです。当時の私の理解では、アメーバ経営のポイントは、ざっくりいって以下のとおりでした。
・経営単位をできるだけ小さくし、チーム内で、経営情報を透明にする
・利益概念に人件費は入れず、カイゼン活動はチームの自主性に任せる

しかしながらあらためて、この「実学」を読んで理解の浅薄さを認識しました。平易な文章で書かれていますが、内容は、経理規定、会計監査マニュアル、内部統制マニュアル等の統合版といっていいかもしれない。技術系出身の創業者が、株式上場、米国上場までし、日の丸航空の経営までする、その経営に対する考え方は、非常にシンプルです。しかしながらあまりに経営の真を突いていて、疑問を持たずに前例や慣行を踏襲することが、いかに愚かであるかを感じました。
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戦没者追悼式

本日、戦没者追悼式がいわき芸術文化交流館アリオスにて開催されました。遺族に加えて、関連団体・市長・議員等が参列し、それぞれ献花しました。
いわき市出身の戦没者は7,500名とのことでした。哀悼の意を表します。 
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吉田みきと プロフィール

ふるさとの福島県いわき市で、市議会議員として活動しています。いわき市は、震災後、複層的な問題が山積しています。公認会計士・一般社団法人日本アンガーマネジメント協会 認定 アンガーマネジメントファリシテーターとしてのキャリアを生かし、フレッシュな視点で問題点を洗い出し、解決策を提案していきます。

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