いわき市が、サンシャイン観光推進特区を国(復興庁)に対して申請しました。
http://www.minpo.jp/news/detail/201210304539

特筆すべきは、観光関係の特区申請は非常にめずらしいこと。そして対象業種の受け皿が広いことです。認定されれば、全国初です。
観光関連業種として認められる業種が、小売業・物品賃貸業・専門技術サービス業、宿泊業、飲食サービス業、生活関連サービス業、娯楽業、教育学習支援業、医療・福祉と、多岐にわたるため、非常に広範囲の事業所が対象になると思われます。

また減税の選択メニューが豊富なのも、うれしい限りです。
法人税に関しては、特別償却や税額控除(文面上はダブル適用の可能性もあり)、事業税・不動産取得税・固定資産税に関しては、課税免除。

黒字企業もしくは新・増設企業が対象という限定はあるものの(すなわち、継続して赤字で今後も投資の予定がない企業は今回の減税対象となりません)、全体としてかなり大判振る舞いの特区制度設計になっています。今後の詳細設計及び運用如何では、適用が厳格になるおそれもありますが、現段階では非常に魅力的な制度になりそうです。具体的な適用検討をされるときは、ぜひ税理士さんに相談ください(私も公認会計士・税理士の端くれですが)!

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