ユニクロのファウンダー、柳井さんの新刊「現実を視よ」を、上野のエキュートで買いスーパーひたち車内で読みました。
前回の「一勝九敗」でも明確にしていましたが、常にチャレンジしていくこと、そして地位に安住しないことが、著者の原点だということを再認識しました。その根本は、著書の生まれが山口県宇部市であること。宇部興産を筆頭とするセメント産業が衰退し斜陽となっていく街、人口減少の残酷さを目の当たりにして、成長を立ち止まる ことのリスクを原体験として持っているからです。

ユニクロは本当に、失敗が多い会社だと思います。一方、成功も(1:9ではありませんが)少なからずある。
失敗:ロンドンへの進出タイミング、中国へのブランド戦略、シンガポールへの進出形態
成功:フリースとヒートテックの爆発売上、高品質&ベーシックデザインのマーケット浸透、商業中心地への旗艦店出店戦略

 その柳井さんから見ると、今の日本は停滞でなく、相対的に後退しているといいます。そしてStanding Stillが最大のリスクといいます。またコーヒー一杯の値段に汲々とし、将来に備え貯蓄する日本のサラリーマンと、全く日常のコーヒー代など眼中にない、アジアのサラリーマンとどちらが、生き生きしているかと。

似たタイプ上司の下で数年間働きましたが、今考えると非常に密度の濃い、たくさんの経験ができた貴重な時間だったと思います。
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